アーカイブ

週間日記(2024/09/09-09/15)

2024/09/09 Mon.

 「若い頃に興味を持ったことは今からでもやってみた方がいい」といったような旨のツイートを見てさっそく感化され、ずっと行ってみたいと思っていた文学フリマ東京に行くための飛行機を予約してしまった。あわよくば、そこでも良い影響を受けて趣味の創作活動により打ち込めるようになるといいなと目論んでいる。秋は文学フリマ福岡にも行く予定だけど、東京のは出店者数が桁違いに多いらしい。どちらもすごく楽しみ。
 敬老の日のカードを作った。画用紙を切っては貼り、切っては貼り、少しずつ作り上げていくのがとても楽しい。やっぱり物を作るのって好きだなあ。文章、絵、漫画、工作、手芸、お菓子と、表現をしたり作品を作ったりするのは本当に楽しい。他人と比べて落ち込むことも、思うようにできなくてがっかりすることもあるけど、夢中で作業して心から楽しいと思える瞬間があると、やっぱりやめられない。
 先日のLINEスタンプが承認されたので、販売を開始した。さっそく、大好きなとらふくのスタンプを家族の雑談用LINEに送りまくると、両親も欲しいと言ってくれたのでプレゼントした。
 一昨日ジモティーでやりとりした人が残りの植物もまだ欲しいと言うので、アロニア、ヒメザクロ、ユーカリ、レモンバーベナ、レモンバーム、ルバーブ、すみれ、スターチス2鉢を譲った。おかげで、鉢植えがびっしり並んでいた軒下が随分片付いた。適当極まる育て方とは言え自分なりに手をかけて育ててきた植物を手放すのには寂しさを覚えなくもないものの、植物好きの人の手に渡って、多分私より上手に育ててくれるんだろうことを思えば、まあいいかと納得できる。枯らして捨てる手間も省けたし。

Blueskyからコピペ
・私が”私の”一人暮らしに必要な物を見繕ってると高確率で母が口出ししてくるので、その度に「自分で決めるから大丈夫!」とつっぱねるのを繰り返してる 32歳を目前にしてやっと母親に物申せるようになったね
・私は多分こういう「もしかしたら私じゃない誰かが◯◯かもしれない」という妄想を膨らませすぎて人間関係を上手く築いたり維持したりできないし、人と交わって働いたり車の運転をしたりができないんだけど、この生きづらさの原因に「想像力」とか「他者への気遣い」とかいう名前がもし付けられるなら報われるというか救われるというか
・悲しいのはどんなに気を遣っていても「適切な気遣いができている」とは限らない所 でも私みたいなのが自分自身を「私は気が利く人間!」と思い込むようになったらそれこそ終わりなので、気遣えてるかな大丈夫かな〜と心配してるくらいで丁度良いんだと思いたい

2024/09/10 Tue.

 作りかけだった、敬老の日用のポップアップカードを仕上げにかかった。画用紙だけだと物足りなかったので、シールやマスキングテープをべたべた貼り付けてみた所、かえってごちゃごちゃしすぎてしまった。かといって貼ってしまった以上剥がすこともできないので、妥協するしかない。やっぱり例年通り絵を描けば良かったかなあ。

2024/09/11 Wed.

 1時間半ほど庭仕事をした。日差しこそ若干ましになっているものの気温はまだまだ暑くて、着ていたポロシャツを絞れそうなほど汗をかいた。かつて植物が植わっていた植木鉢の中身を土と鉢底石に分けたり、古くなって劣化してきたプラスチックの鉢を燃えるごみの袋に詰めたり、軒下に残っていた鉢植えの植物を引っこ抜いて処分したりと、庭にある自分の趣味の物を片っ端から片付けていった。実家に帰ってきてからの10年近くの間、庭で植物を育てるのは本当に楽しかったので、趣味から手を引くというだけでなく、自分のアイデンティティの一部を失うような寂しさを覚えた。一人暮らしができる喜びで上塗りできれば良いけど。結局今日だけでは作業が終わらなかったので、また後日続きをしなければならない。
 12月に東京へ旅行する時の計画を立てた。ちょっと神経質すぎるような気もするけど、私は事前に段取りや交通手段をしっかり調べて決めておいた方が安心して旅に専念できるタイプなので、修学旅行のしおりかと思うような細かい計画を練った。文学フリマの他にも行ってみたい場所がたくさんあるので、その中から優先順位や行きやすさを考えて絞りに絞り、自分にとって最高の旅行プランができあがってしまった。博物館に美術館、植物園、独立系書店という具合に、私の好きな場所ばかり。色々なものに見て触れて、この世は広くておもしろいものがたくさんあって、これからも生きるに値する場所なのだと確信できるような良い旅をしたい。
 一番大きなペヨーテに、双子のような形で花が2つ咲いた。今年はなんだかペヨーテの花がよく咲く。育てている植物に花が咲くというのは、何度経験してもその都度むしょうに嬉しい。

2024/09/12 Thu.

 使っているヘアシャンプーとトリートメントの残りが少なくなってきたので、次はどれを買おうか悩んでいる。パッケージのかわいさでは+tmrとYOLUで迷うけど、前者はあまり香りが好みではなかった。後者は悪くない香りだけど、いささか強すぎるきらいがある。それに、YOLUくらいの値段を出すなら、一番好きな香りのTHE PUBLIC ORGANICを買った方が良いんじゃないかとも思えてくる。YOLUの方が若干髪の手触りが良くなる気もするけど、香りが良くて入浴のモチベーションになるのは断然THE PUBLIC ORGANICの方だ。もさもさの髪質が劇的に改善する訳でもなし、少しでも入浴のハードルを下げられる方を選んだ方が良いんじゃないだろうか。それとも、理想の髪質に近付けるシャンプーがこの世に存在する可能性を信じて試してみるべきだろうか。自分の容姿について思い悩むことは特に楽しいことではないものの、コンプレックスが強すぎるあまり容姿に気を遣うことすら自身で禁じていたような時期もかつてはあったので、容姿のことを考えることを許せるくらいには自分のことを認められるようになったのだと思えば、悪いことでもない気がする。もちろん、そう思う一方で、ルッキズムは滅びるべきだと思っているけれども。私や誰かが自分自身のことをどんなに醜いと思っていようが、他人から一方的に美醜を評されるようなことはあってはならないし、「自分磨き」だの「垢抜け」だのに励まずとも醜い(と思っている)ままでのびのびと生きていける社会であるべきだ。私はもさもさの髪を恥ずかしくみじめに思う必要は一切ないし、これを「改善」しなければならない必要性もないのだということは頭の片隅に置いておきたい。
 実家に置いていく本を整理して、UpNoteに一覧を作った。いつかこの蔵書を全て手元に置いておけるようなゆとりのある部屋に住めたら良いけど(もちろん一人で)、とりあえず今は一人暮らしの夢が叶うことを喜んでおこう。

2024/09/13 Fri.

 実家でフライヤーが使える間に挑戦しておこうと、一度作ってみたかったアメリカンドッグに挑戦した。ホットケーキミックスで生地を作り、ウインナーやチーズを包んで油で揚げた。形は崩れたり不揃いだったりになったけど、味はなかなかおいしかった。ケチャップをたっぷりかけて食べた。
 古くなったりんごがあったので、りんごと紅茶のパウンドケーキを焼いた。角切りにしたりんごが甘酸っぱく、紅茶とバターの香りが豊かで、これもおいしくできた。
 「猫めくり2025応募写真採用のお知らせ」のメールが届いた。2024年にもとらちゃんの写真を載せてもらった日めくりカレンダー「猫めくり」に、来年はとらふくの写真が載ることになる。今年は市販のカレンダーに写真を採用してもらえたり、公募の文章をWebメディアに掲載してもらえたりと、なんだか自分の表現が世間から認めてもらえたような感覚があってとても嬉しい。

2024/09/14 Sat.

 梅雨や台風シーズンに備えておいた防災用品を整理した。備蓄している食品の賞味期限を確認したり、持ち出し用リュックに入れておいた荷物を在宅避難用の道具入れに詰め直したり。4年前の水害以来、手回し充電ラジオだの懐中電灯だの色々な物を買い込んだ。自分で買った物だから引っ越し先に持っていこうかとも思ったけど、水害のリスクは圧倒的に実家の方が大きいから、全部置いていくことにした。食品関係の物や衛生用品、工具、タオル類などジャンルごとに分け、何がどこに収納されているかひと目で分かるようにExcelでリストを作って印刷したものを入れておいた。これらの準備が役に立つ機会がなければ、もちろんそれに越したことはない。
 身体を動かしてみようかという気になり、YouTubeの動画を参考に30分ほどエクササイズに取り組んだ。身体が温まって、しっかり汗をかいた。達成感。
 猫達の写真や動画は毎日のように撮っているけど、今日は特に動画をたくさん撮った。撮影したものを見返してはにやにやしている。

2024/09/15 Sun.

 日帰りで両親と遠出した。水俣市の湯の児スペイン村福田農場で、窓越しに海を眺めながらおいしいパエリアを食べた。山に囲まれた場所で暮らす人間としては、青々とした海を見るとどうにもテンションが上がってしまう。甘夏のソフトクリームもおいしかった。外のステージではフラメンコ教室の人達が踊っていて、堂々とした動きや表情がかっこよかった。今まで全くそんなことを考えたことがなかったけど、フラメンコを習ってみたいかもしれないとふと思った。スポーツテストは学年最下位、身体を動かすのは大の苦手、社交不安障害ゆえ今や人前に立つこともできないという、ダンスに向いているとはお世辞にも言えないタイプの人間だけど、これでも子どもの頃に10年ほどバレエを習っていた。当時も今も身体はものすごく固いし、しかも現在は太ってしまったのでバレエのレオタードはとてもじゃないが着られない。でも、フラメンコなら、バレエほどの柔軟性は必要なさそうだし、体格が良くてもむしろ迫力が増すのでマイナスには働かない気がする。スペインのかっこいい音楽に合わせて衣装の裾をはためかせて踊るのは楽しそうだし、堂々と自信ありげな立ち居振る舞いが身に着きそうで、むしょうに「なんだかいいなあ」と思えてくるものがある。昨日、リバーダンスのマリア・パヘスのファイアーダンスをYouTubeで観たのもあって、靴のかかとをかつかつと慣らして踊ることへの憧れが募ってくる。来月から住む都会なら、初心者向けの教室もあるだろう。もうちょっとの勇気が出たら、ピアノ・バレエ・英会話以来の習い事をもしかすると始めてみるかもしれない。
 帰りに寄った道の駅で、地元の工房が作っているらしい湯呑みやティーカップが販売されていた。市販の量産品とは違う味わいのある作りで、これまた「なんだかいいなあ」と思うものだった。今まで食器の類は「安くて、少しかわいければそれでいい」と思う程度のこだわりのなさだったのに、こうした手作りの作品に対して急に強い魅力を感じたので驚いた。麦の穂のような絵が描かれた湯呑みに特に惹かれて、思ったより手の出しやすい値段(なんと1000円しなかった)だったので買おうかものすごく迷った。せっかくだから買えば良かったのに、母親からからかわれそうな気がしてためらってしまい、結局買わずじまいだった。惜しいことをした。