2024/09/30 Mon.
ここ数日、とらふくが交代で私のベッドに寝に来ている。温かくてふわふわでかわいい。
就労移行支援事業所から電話がかかってきた。枠が埋まっていて、見学できる日は最短で10月後半に入ってからになるという。他の事業所も勧められたけど、自宅から通いやすい場所だからと当初考えていた場所にこだわって見学予約をお願いした。利用者が多いということは、サービスが充実しているのか、それともさばき切れていないのか、どうなんだろうな。
明日にはここじゃない場所での暮らしを始めている。まだ現実味がない。
2024/10/01 Tue.
引っ越し! 今日から一人暮らし。両親はいつもと変わらない調子で送り出してくれて、もちろん猫達も普段と何ら変わるところはなく、おかげで泣かずに済んだのでありがたかった。福岡へ出かける時によく利用する高速バスと新幹線に乗るけど、今回は帰りの便の予約をしていない。とてもそわそわする。
福岡市内に着き、不動産仲介業者の事務所で鍵や書類を受け取り、いざ初めて赴く新居へ。よその建物の植え込みに、アベリアやシモツケ、ツユクサが咲いているのを見かけた。紫式部も実をつけていて、なぜか季節外れの紫陽花まで咲いていた。地下鉄の最寄駅からは近くもないけど、遠くもない。近くにスパイスカレー屋さんがあって、店の前を通るとスパイスの香りがふわっと漂った。花屋さんがあるのも確認。マンションの敷地に煙草の吸い殻が落ちていて、少し不安になる。慣れないオートロックのカードキーを操作して、部屋に入った。古くて狭くてこぢんまりとしている。思ったより静かで、たまに飛行機が飛ぶ音が聞こえた。清掃はしたと聞いていたけど、所々ごみや汚れが残っている。家賃が安い物件だし、こういうのは値段相応なんだろうか。窓の外には、すぐ近くの建物のベランダや壁が見える。景色は良くない。周りのベランダに人が出ていたら、部屋にいる私と目が合いそうだ。北西向きで日も入らず、ほんのり薄暗い。まずかったかなあ、でも頑張って調べた中から選んだ物件だしなあと少しもやもや。
引っ越し荷物は今から1時間後に届くので、用意していたアースレッドを焚くのは諦めた。多分、外に出ている間中ガス警報器が鳴っていないか心配してしまうと思うので、まあいいか。簡単に床の拭き掃除。その後、荷物以外の物が何もない部屋で、母が持たせてくれた手作りのお弁当を食べた。泣いてなるものかと意地を張っているものの、寂しいのでキャリーに入れてきたぬいぐるみ達を並べて、一緒に弁当箱を囲んだ。本当に私はここに住むのか、生活していけるのかたちまち不安になってきて、ほんのちょっぴり泣いた。
予定していた時間より早く、引っ越し荷物と注文していた収納ボックスが届いた。荷解きをしようにも収納家具がないことにはしまいようがなかったけど、ひとまずこれで作業ができる。まずは段ボールでぐるぐる巻きにされたコーヒーノキの鉢植えと、段ボール箱にぎっしり入った観葉植物の小さい鉢植え達を出した。これらを並べる棚もないので、とりあえず段ボールを敷いた窓際の一画に集める。
荷解きもそこそこに、家電を買い揃えなければいけない。オンライン内見ではあちこちの幅や奥行きを測れなかったので、測ってメモをする。洗濯機を置く防水パンがなぜか正方形ではなく長方形で、やたら奥行きが狭い。このままネットで注文しようと思っていたものの、目当てのサイズの物が置けるか怪しいので、お店に行ってそこで購入することにした。地下鉄を乗り継ぎ、15分ほど歩いて電気屋さんに到着。事情を話すと、「この奥行きは狭すぎる。二層式洗濯機用ではないか」「そこまで古くない建物なのに、二層式用というのもおかしい。測り間違いでは」とのこと。結局、かろうじて取り扱いのあった3kg台の洗濯機を購入して、設置できなければ返品ということになった。店員さんの調べ物などを待っている間に別の店員さんから携帯会社の乗り換えをしないかと営業トークがあり、頑張って断った。せっかくだから他の家電もまとめてここで買おうかと思っていたものの、これ以上お店の人の手を煩わすのも気が引けるので、洗濯機の他は冷蔵庫だけ買った。当初は200Lサイズを買うつもりだったけど、冷蔵庫の上にオーブンレンジを置く必要があることに気付き(オーブンレンジを置けるような台を別に買っても置き場がない)、ひと回り小さいサイズにした。家に帰るまでの間に、同じ電気屋さんのネットストアでオーブンレンジ、炊飯器、掃除機、除湿機を注文した。お金がどんどん消えていく。
帰りに、多分ここが最寄であろうと思われるスーパーに寄ってみた。予想よりとても狭くて小さな、最低限のものしかないような店だった。徒歩10分圏内にスーパーが3店舗あると浮かれていたけど、これは想定外だ。田舎の地元にあるような、郊外型の大きなスーパーに慣れきってしまっていた。肉や野菜の値段がそう高い訳ではなさそうなのがせめてもの救い。さらにドラッグストアにも行ってみたけれど、ここもやっぱり小さい店だった。都会は土地代も高いだろうし、それはそうか…。ハンドソープやボディソープ(ゴッホの星月夜が描かれたビオレのやつ)、ペットボトルの飲み物などを買った。
晩ごはんはスーパーで買ってきた丼を食べた。気休めに野菜ジュースも飲む。何もかも予定通りで順調、とはいかない初日だったけど、何はともあれ念願の一人暮らしの始まりを祝って、ノンアルコールのレモンサワーで乾杯した。
2024/10/02 Wed.
なんとか場所を確保した寝床で、ぐっすり10時間も寝た。新しく買ったマットレスはふかふかで、予想以上に寝心地が良かった。朝ごはんは、昨日スーパーで買ったパンを食べた。しょっぱいやつと甘いやつ。コーヒーを淹れたかったけど、鍋もフライパンも買っていないのでまだお湯を沸かせない。荷物を詰めている段ボール箱に猫の爪研ぎ跡があるのを見つけて寂しくなった。服や鞄に猫の抜け毛が付いていた時、ビニール紐を扱っていてもじゃれついてくる生き物がいない時、ヘアゴムやヘアピンをしまわず出しっぱなしにしていいのだと気付く時、足に擦り寄ってくるふわふわがいない時に寂しさを感じる。
冷蔵庫と洗濯機、ベッドが届いた。3.3kgサイズの小さな洗濯機は、狭い防災パンにぴったり収まった。ひと安心! 冷蔵庫も良い大きさ。荷物だらけの狭い部屋で、ベッドの組み立てに取り掛かった。これがなかなか大変な作業で、何が大変かというと作業スペースの確保が大変だった。本来一人で組み立てるようなものではないんだろうなとは思いつつ、どうしようもないので意地で組み立てた。思ったよりしっかり高さがあるけれど、おかげで昨日届いた衣装ケースがベッド下にすっぽり収まる。かなり良い収納スペースだ。
とりあえず収納用のこまごましたアイテムや生活用品を買おうと思い、地下鉄に乗って出かける。途中コンビニに寄って、実家で作っておいたマンション周辺の地図をA3用紙にプリントした。おいおいこれに色々書き込んでいきたい。お昼ごはんにサンマルクでサンドイッチもチョコクロを食べた。一食に1000円近く使ってしまったので、早い所自炊を始めないとお金がいくらあっても足りないと焦りを覚えた。せっかく来たからと天神地下街のブルーブルーエを覗いた。地下鉄代210円で好きな雑貨屋さんに来られてしまうのはまずい。通ってしまう。かわいい雑貨がたくさんで癒されたけど、猫モチーフのグッズばかりつい目で追ってしまう。
ラシックのスタンダードプロダクトとダイソーで色々買い込んだ。初めて行く百均で目当ての物を探すのは難しい。鍋やフライパンも買わないとと思い、無印良品に向かう。洗濯かごやら浴室用の収納メダルラックやらを押し込んだ百均の大きなレジ袋を提げた状態で、大丸のハイブランドがひしめくフロアを通過するのはいたたまれなかった。結局無印には目ぼしいものがなかったので、ソラリアステージのインキューブへ行き、とてもかわいい赤と黄色の小鍋とフライパン、半額になっていた包丁、実家で使って気に入っていたハリオの水出し緑茶ボトルなどを買った。初期投資がかさみにかさむ。おかげで今後は出費を抑えられるはずだからと言い訳する。ソラリアステージのエスカレーターから見た大丸の外壁に、くまモンの大きなタペストリーが掛かっていた。やはりあいつはどこにでもいる。
重くてかさばる荷物を持ち帰って整理していると、インターホンが鳴って「マンションの設備管理の者です」という作業着姿の人がモニターに映った。会社名を名乗らない所に若干違和感を覚えつつも、マンションの設備管理の人ならとオートロックを解除した。玄関先で話してみると、ネット回線を契約しないかという営業だった。先ほどの違和感はばっちり当たっていた。しかも名刺も資料も渡されなければ、会社名すら分からない。食い下がる相手にしどろもどろで言い訳しながらなんとか断ると、断った途端に「もう用はない」とばかりに表情と態度を変えてさっさと帰っていった。その場で作業なんかするはずもなかろうに、わざわざ作業着を着て管理会社を装って営業周りをしているとは、都会には色々なやり口があるなあ。先日のライフライン手続き代行といい、たった今のできごとといい、なんだか自分の中の性善説を信じられなくなりそうな気がして少しへこむ。そういう手段を取らないと仕事にならない、利益が出ないという資本主義的な現実は頭では理解しているつもりだけど、日々そうやって働いている人の気持ちが荒まないか心配になる(もちろん大きなお世話ではある)。
そろそろ野菜を摂っておかないとまずいだろうと焦り、晩ごはんはコンビニで野菜サラダとサラダパスタを買ってきて食べた。
食事の話の直後でなんだけど、浴室に黒光りする素早い虫が出た! 入居してまだたった2日なのにもう奴に遭遇するとは、これから先が思いやられる。手頃な武器をまだ用意していなかったので、咄嗟に浴室用のスリッパで叩き、ボディソープの泡をたっぷりかけて息の根を止めた。かわいいパッケージに入ったラベンダーの香りのボディソープなのに、こんな使い方をする羽目になるとは…。何枚も重ねたティッシュ越しに掴み取り、ビニール袋に入れて捨て、念入りに手を洗って闘いは終わった。
気分を上げようと、ふくちに似た猫のイラストが描かれたグラスを荷物から取り出して、ミネラルウォーターを注いで飲んだ。ペットボトルで飲むよりも、食器を使った方がおいしく感じるのはなぜなんだろう。
一人暮らしってこんな感じだっけ、という心細さがある。大学生の時もこうだったっけ。固い床の上に座るのに早くも飽きたので、ラグを注文した。
2024/10/03 Thu.
昨夜も10時間寝た。疲れたんだろうな。夕べ作っておいた水出し緑茶と、コンビニおにぎりで朝ごはん。
一昨日行ったのとは別のドラッグストアに行き、洗濯用の洗剤、食器用洗剤、ハエ叩き、殺虫スプレー、ティッシュぺーパー、トイレットペーパーなどの日用品を両手で持てる限り買った。植え込みなどによもぎやヘクソカズラ、アカメガシワ、エノコログサなどが生えているのを見かけて、見知った顔に再会したような懐かしさを覚えた。実家の庭に生えていたら目の敵にして引っこ抜くのに(猫が好むエノコログサを除く)。ヨウシュヤマゴボウの実が生っているのも見つけた。
昨日はファミマだったので、今日はセブンに行ってみた。昼ごはんやおやつ、福岡市指定のごみ袋を買った。お昼は小鍋でお湯を沸かして、カップ麺のきつねうどんを食べた。
オーブンレンジ、炊飯器、掃除機、除湿機が届いたので開封する。除湿機が来たからには、洗濯物を干せる。溜まった洗濯物を少しずつ洗濯して干した。掃除機は場所を取らないコードレスのスティックタイプを選んだけど、音がかなり大きく感じられる。賃貸でこれを使っても良いんだろうかと不安になるレベル。重いため必ず2人以上で持ち上げることと箱に書かれたオーブンレンジを、1人で冷蔵庫の上に載せた。達成感。ところが、アースの付け方が分からない。それらしいものが冷蔵庫の後ろに見えるものの、アースを検索して出てくる画像とはどうも異なる。
アースは一旦諦め、おやつにする。コーヒーを淹れ、コンビニのチョコがけオールドファッションドーナツを食べた。おやつを食べると、どうしてこんなにほっとするんだろう。
非日常感が続いて曜日感覚がさっぱりなので、裏紙に日付を書いた紙を冷蔵庫に貼り、即席の日めくりカレンダーにした。もちろん、ちょっとした落書きも添えておいた。
夕方、ここに来てから初めてのごみ出しをした。部屋の一角を占領していた燃えるごみの山が消えて、すっきりした。
晩ごはんは、届いたばかりの炊飯器で実家から持ってきたお米(親戚から送られてきた新米!)を炊いて、インスタントのお味噌汁と温かい粉末緑茶も添えた。出来合いの食べ物もおいしいけど、それが続くことに慣れていないので、炊いたごはんとお椀で頂く温かい味噌汁に心底ほっとした。この生活も案外やっていけるかもしれない、となんとなく気分が上向いてくる。
2024/10/04 Fri.
昨日16時にコーヒーを飲んだせいか、昨夜は22時になっても眠気が来なかった。とはいえ2晩続けて10時間も寝たから別に今日は大して眠れなくても別に良いか、と諦めたくせに、その後8時間寝た。
朝ごはんはカップスープとコーヒー。お湯が沸かせるだけで食事事情が随分変わる。
壁際に積み上げていた段ボール箱をどけた所、今度こそアースらしきものが見つかった!これで安心してオーブンレンジを使えるとぬか喜びしたのもつかの間、よく見ると小さな「TEL」と書いてあった。さすがに困ってマンションの管理会社に電話をしてみた所、電子レンジ用の居室のアースはないとのことだった。なるほど…。
地下鉄と電車を乗り継いで、新宮のIKEAへ行った。デスクチェアの下に敷く床保護用のマットを買おうと思っていたけど、いざ実物を見ると梱包も何もされていないそのままの平らな状態で売られており、これを電車で持ち帰るのは厳しいと判断して諦めた。代わりに、浴室前に置く収納ラックや、キッチン周りの小さいメタルラックなどを買った。お昼はIKEA内のレストランで、スウェーデンミートボールとベリーチーズケーキを食べた。
マンションに帰ってきてから、今度は近くの商店街に出かけた。最寄りのスーパーが小さくてがっかりしていたけど、なんと昔ながらの商店街が2ヶ所も近くにあったのだ。商店街の百均で収納グッズを買い足し、初めて「八百屋さんで野菜を買う」という体験をした。にんじんと玉ねぎ、白菜を買った。
買ってきたワイヤーネットをさっそく台所に取り付け、今度はそれを固定するための突っ張りポールと結束バンドがいることに気付く。また後日買いに行こう。
注文していたラグが届いた。毛足の長い、ふわふわの芝生のような緑色のラグ。大きさもちょうど良く、当たり前だけど固い床の上に座るよりはるかに快適で良い。
荷解きの続きをして、観葉植物のいくつかに水をやった。これらを並べる場所もそのうち考えないと。
買ってきた野菜を切って小鍋で煮て、鍋キューブを入れて簡単な鍋料理のようなものを作った。冷蔵庫に入れていたごはんも温めて、晩ごはんに食べた。とても簡単な作業なのに、慣れない環境と狭い調理スペースのおかげでびっくりするほど手間取った。でも、やっぱり作ったごはんは沁み渡る。
2024/10/05 Sat.
朝ごはんは、コーヒーと一本満足バー。
本棚とデスクチェアが届いたので、組み立てを始める。ところが、デスクチェアのボルトが探せども探せども見つからない。梱包材と一緒に捨ててしまったのではと何度も探して見るものの、ない。これはもしかして元々なかったのではないかと判断し、サイトで番号を調べて電話をしてみた。担当の方が休みなので、週明けに対応するとのこと。もしも私がうっかりどこかへやってしまっていたのなら申し訳ないけど、なんとかなるといいなあ。
デスクチェアは置いておいて、本棚を組み立て始めた。これがまあ大変な作業で、汗をだらだらかきながら格闘した。よく一人でこれを作れたものだと我ながら少し感心したくらいだった。悪戦苦闘の末にできた本棚に、持ってきた本とぬいぐるみを並べた。お気に入りのものが詰まった本棚があるだけで、一気に「私の部屋」という実感が増す。頑張ったかいがあった。
今日はまだ外に出ておらず、せっかく出かけられるように身支度はしたのだからと買い物に行った。商店街のひとつを端まで歩いてみてどんな店があるのかを眺め、百均で突っ張りポールなどを買い、商店街とは別の通りにある初めて行くスーパーに入った。これがおもしろい所で、多分食べ物屋さんをやっている人がメインの客層なのではないかと思えるような品揃えだった。1個単位でなく箱で売られているキャベツから、6,000円の松茸、食用の菊やミニバラに蘭、フレッシュハーブ色々、いかにもお高そうな生ハムやチーズ、見たことのない海外の冷凍食品と、珍しいものが色々ある。見慣れた普通の調味料やお菓子もあるけど、なぜか少し値段が高く設定されている。お惣菜もあって、こちらはリーズナブルなお値段だった。とんかつ弁当と、明日の朝に食べるための食パンとマーガリンも買った。
帰宅して、昼ごはんか晩ごはんか分からない微妙な時間(夕方)だったけど、とんかつ弁当と、煮た野菜の残りを食べた。地元の大きなスーパーの弁当よりもおいしいかも。
2024/10/06 Sun.
朝ごはんは、昨日買った食パンとマーガリン、実家から持ってきた蜂蜜で蜂蜜トーストを焼いて食べた。コーヒーとの相性が抜群だった。
潰した段ボール箱が随分増えてきたので、徒歩7分の所にあるリサイクルステーションに持って行くことにした。ビニール紐で束ねたものが6束あって、とりあえず2束を持って歩いて行ってみた所、重たくかさばるのもあってこれが結構大変だった。あと2往復するのは少しきついと思い、観念して残りはタクシーに頼ることにした。リサイクルステーションでは地域の人と思しきおじさんおばさんが分別作業などをしていて、おばさんがにこにこして「いつもありがとう」と声をかけてくれた。これからお世話になります。傍の公民館の掲示板を見てみると、市民向けの趣味の教室がとても充実していてびっくりした。フラダンスや古文書解読、ポルトガル語教室まである。とにかく種類と開催頻度が多い。田舎との圧倒的な文化的格差に慄いた。一旦マンションに戻り、残りの4束の段ボール箱を階下に運び出し、アプリでタクシーを呼んだ。タクシー待ちの間、同じマンションに住んでいるらしいおじさんに話しかけられ、段ボールはどうやって処分するのかと尋ねられた。近くの公園にリサイクルステーションがあるから、そこに持っていく旨を伝えた。段ボールの束と一緒にタクシーに乗り込み、運転手のおじさんと少し話しながら再度リサイクルステーションにやって来た。運転手さんが段ボールを途中まで運んでくれてありがたかった。
束ねた分の段ボールを全て捨ててしまえた達成感に包まれながら、今度はまた初めて行くスーパーに行ってみた。20分くらい歩いた。食品がメインで、最寄りのスーパーよりも品揃えが充実していて、プライベートブランドの物も色々ある。せっかく来たからと自炊に必要な調味料だの食品だの何だのをあれこれ買い込み、帰りの荷物がすごく重たくなってしまった。帰り道はGoogle Mapによれば13分だからと、頑張って歩いた。荷物がとにかく重くて、大して暑くもない日なのに汗だくになって帰宅した。エコバッグが破けなくて本当に良かった。
食料品が一気に増えたのと、いつまでも段ボール箱に詰めていたのでは調理器具が使いにくいからとで、とりあえず段ボール箱で3段の棚を作った。これで少しは取り出しやすくなるだろう。そのうちちゃんとメタルラックなり何なりを買うけど、引っ越してきてからたった数日のうちに何度もクロネコヤマトと佐川急便にお世話になり続けているので、気まずさから少し間隔を空けたい気持ちがある。
さすがに少し疲れて、ふかふかのラグに寝そべってちょっとだけ昼寝をした。目が覚めるとすっきりして、やっぱり疲労回復に一番良いのは昼寝だなと実感した。