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週間日記(2024/11/11-11/17)

2024/11/11 Mon.

 目覚ましアラームをセットせずに寝たら、なんと11時間も寝た。前日が寝不足気味だったとはいえ、自分でもびっくりした。
 博多駅まで30分歩いて行って、駅ビルとその周辺で買い物をした。4年は使ったパソコンのマウスがついに言うことを聞かなくなったので、淡いペパーミントグリーンのマウスを新しく買った。なんとなく装いたい欲が湧いて、数百円台のプチプラアクセサリーをいくつか買った。アクセサリーを買うのは随分久し振りな気がする。花やリボン、雪の結晶などのモチーフを選んだ。どれもかわいい。「アクセサリーは自分のような醜い容姿の人間が身に着けてはいけない」という呪いがまだ解けきれていないので、実際にそれらを身に着けて出かける勇気が出ないかもしれない可能性はあるけど、とりあえずはそれらを買ったというだけでまずは呪いを解く第一歩としたい。帰りも30分歩いて、今日の歩数も一万歩を超えた。東京旅行に備えて、たくさん歩くことに慣れておかないといけない。
 晩ごはんに肉味噌炒飯を作ってみたら、すごく適当に作ったのにやたらおいしくできてしまった。ただし、調味料の分量が分からないので、同じものは二度と作れない。

2024/11/12 Tue.

 またしても10時間半も寝た。こんなに寝られるものなのかと驚く。
 今週末の帰省の荷造りをしたり、帰省と東京旅行に着ていく服をそれぞれ考えたり。服はたくさんあるはずなのに、それらを組み合わせるとなると途端に何を着て良いか分からなくなるから難しい。

2024/11/13 Wed.

 就労移行支援。スタッフの人から、就労移行支援の利用に向けての調査だか審査だかがあることと、その際に自宅を訪問することがあるとのことを伝えられた。自宅に人が来ると言われるとちょっと及び腰になるけど、それでもどうやら正式な利用に向けて話が進んでいるらしいと分かってほっとした。事業所のサイトを見てみると、就労移行支援の利用が適切かどうか、自治体の職員が生活状況などの聞き取りをするとある。これで万が一審査が通らなかったらどうすれば良いのだろう。その時はその時で考えるしかないけど、ちょっと不安ではある。家事はするし、生活リズムも特に乱れてはいないはずだし、私の場合は仕事さえしなければそれなりに健康的な生活を送ることができる。ただし、正社員としてフルタイムで仕事をした時は、長くは続かなかったとはいえ全てがめちゃめちゃになった。今度はどうだろうな。
 就労移行支援が終わって、そのまま少し遠い方のスーパーへ買い物に行った。橋を渡った時、地元の川に比べるとドブのようだと感じた川の中に魚の群れが泳いでいるのを見つけて、びっくりしたし嬉しかった。ドブなんて言ってごめん。

2024/11/14 Thu.

 旅行に備えてとにかく歩く体力をつけておきたいので、また博多駅まで歩いて往復した。一人暮らしを始めてからというもの、出歩く頻度も一日の歩数もうんと増えている。部屋に一人でこもっているよりは良いはずだ(部屋で一人過ごすのも大好きだけど)。街路樹の間をモンキチョウがひらひら飛んでいるのを見かけて、こんな都会じゃアブラナ科の植物も見つけるのが大変だろうと不憫に思った。マルイでKALDIやBleu Bleuetのかわいいクリスマスグッズを眺めて、チョコレートが入った500円くらいのアドベントカレンダーを買った。アドベントカレンダーというものに憧れていたので、手を出しやすい値段のものがあって嬉しい。絵柄は大きなクリスマスツリーに森の動物達が集まっているメルヘンなもので、とてもかわいい。店頭で見つけられなかったけど、KALDIのサイトで見たドリップコーヒーのアドベントカレンダーも気になる。クリスマスに向けて毎日違うコーヒーが飲めるなんて、ものすごい贅沢だ。帰り道、昨日は魚が泳いでいた川を見たら、一匹の亀がコンクリートのかたまりの上で甲羅干しをしていた。冬の学校のプールのような澱んだ緑色をした川だけど、私が思っている以上には水質が良いのかもしれない。今日は靴底が薄い靴を履いて歩いたからか、いつもよりさらに脚が疲れた。この疲れ具合は一万歩を超えただろうと思ってiPhoneの歩数を見てみると、一万歩まであと500歩だった。惜しい。

2024/11/15 Fri.

 就労移行支援。おしぼりを畳んで袋に入れたり、アイロンビーズを決められた分量通りに測ったりする訓練。手が滑ってビーズを床にぶち撒けたらつらいなと思いながらの作業だったけど、最悪の事態は避けられた。
 近くの駅のコインロッカーに預けておいたキャリーケース(名前は「親不孝号」)を回収して、そのまま帰省。途中、熊本駅に寄る機会に恵まれたので、アミュプラザ熊本のステラおばさんのクッキーにいると聞いた推しのパネルを拝みに行った(期間限定でゲーム「魔法使いの約束」とコラボしている)。まさか見られるとは思っていなかったので、本当と嬉しい。パネルの写真を撮っても良いか店員さんに尋ねると快く許可してくれて、そそくさとスマホを取り出して撮影した。
 乗り継いだ高速バスが、市内の渋滞で遅れに遅れて途中には30分遅れにまでなった。車内は満員だし、前の座席のおじいさんは渋滞に関して大きな声で悪態をついているしで、なんだかぐったり疲れてしまった。おじいさんの悪態の穴埋めをするように気持ち大きめの声で「どうもありがとうございました」と運転手さんに声を掛けながらよろよろとバスを降りて、迎えに来てくれた母の車に乗り込み、実家の玄関で気付いた。バスの荷物棚におみやげを忘れてきてしまった。初めてのことで動揺しながらネットで運行会社の電話番号を調べるも、電話の受付時間はとうに終わっている。とりあえず明日になってから電話をするとして、あーあ。その後、歓迎してくれた猫達のおかげで気落ちは大幅に緩和された。

2024/11/16 Sat.

 営業時間になるやいなやバス会社に電話をかけた。私の忘れ物は宮崎市内にあるという。送ってはもらえないそうなので、明日取りに行きますと内心しょげながら伝えた。悪いのは忘れた私なんだけども。そして宮崎行きの高速バスを予約した。せっかく実家に帰ってきているのに、一人で往復4時間のバス旅に時間を費やすのか…。
 気を取り直して、先々月までずっとやってきたように家じゅう掃除機をかけ、ありったけの洗濯物を干し、物がたくさん置かれたダイニングテーブルの上をすっきり片付けた。それから、両親が出かけている間にと私の小さな畑を軽く耕し、百均で買っておいた6種類の花の種をこっそりまいた。芽が出るかは分からないけど、雑草とは違う切り花用のきれいな花が突然咲いたら悪い気はしないだろうし、特に近所の祖母は喜んでくれそうな気がする。
 精神科までの馴染みの道を歩いていって、診察を受けた。一人暮らしを始めたことと、就労移行支援に通おうと思って今は体験利用に行っていること、結構元気でよく出歩いて歩き回っていることなどを話した。困ったことなどはないかと主治医の先生に尋ねられて、これといって特に具体例が思いつかず、せいぜい昨日のバスの忘れ物くらいだと思った。これから仕事を見つけられるかとか、働き続けることができるかとか、一人暮らしできるだけの収入を得られるかとかといった将来の不安はもちろんあるけど、今は「どうにかなるかもしれない」という希望を信じられているし、現状まだ困ってはいない。「悩みや不安があるにはあるけど、まあ、なるようになるんじゃない?」という、数年前の私がなりたくてなりたくてたまらなかった境地に現在の私が至っているらしい事実に気付いて、すごくびっくりした。
 帰宅して、両親とお昼を食べ、明日高速バスで忘れ物を取りに行こうと思っている旨を伝えると、母が「今日でも良いじゃん」「ドライブしようかな」と言い出した。なんと車を出してくれるらしい! 用事で父が一緒に行けなかったのが残念だったくらい、愉快なドライブになった。クラシック音楽(マーラーの巨人やチャイコの悲愴)を聴きながら母とおしゃべりして、サービスエリアでソフトクリームを買って食べたり、宮崎駅のおみやげ売場でチーズ饅頭や日向夏のお菓子を買い込んだり。忘れ物も無事に回収できた。ずっと一緒に暮らしていると、合わない部分が出てくるし嫌な思いをしたりさせたりするけれど、やっぱりこの人は何でも楽しむのが上手で、とことんポジティブで、私の大好きなお母さんだなと思えて嬉しかった。

2024/11/17 Sun.

 午前中は、昨日取り戻したおみやげを持って近所に住む祖母の家へ遊びに行った。お茶をしに行くと伝えてあったけれど、テーブルの上には食べきれるか怪しいほどの量の天ぷらがひしめいていた。祖母とおしゃべりをして、お腹いっぱい天ぷらを食べて、お茶をおかわりして、一緒にクロスワードを解いた。祖母が嬉しそうにしていてくれて良かった。
 午後は、七輪で色々な食材を焼いて食べた。椎茸にさつまあげ、ウインナー、ピーマン、冷凍のチヂミ、おにぎり、お餅、どれもおいしかった。
 ひたすら食べた一日だった。こわごわ体重計に乗ってみると、なんとここ1ヶ月で2㎏減っていることが分かった。BMIも少し数字が小さくなって、「前肥満」から「普通体重」ぎりぎり(本当にぎりぎり)の範疇に収まっている。甘い物は相変わらず我慢せず食べていたけれど、やっぱり日々たくさん出歩いて歩数を稼いだのが良かったんだろうか。お腹周りが苦しかったデニムも、割とすんなり履けるようになっていたのは、こういうことだったのか。