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週間日記(2025/01/06-01/12)

2025/01/06 Mon.

 洗濯物をたくさん干して、猫達に詫びながら掃除機をかけて、部屋のあちこちをちょこちょこと片付けた。ついでに猫トイレの砂も換えた。
 お昼ごはんは、リビングの窓辺の陽だまりに置いたこたつで食べた。日差しがぽかぽかで暖かい。お茶をおかわりして、食後のデザートにお煎餅を何枚も食べた。
 社交不安障害に苦しんで他者との関わりを避け続けてきた(避けざるをえなかった)ので、コミュニケーションスキルが同年代の人より圧倒的に少ないんだろうという自覚がある。プライドだけは年相応に育ち、恥や劣等感などは人一倍くすぶらせてしまった上でこれから少しずつコミュニケーションの経験を積み重ねていかなければならないと思うと、とても気が重い。人と関わりたいけど、人と関わりたくない。人と関わろうと勇気を振り絞っては、こんな思いをするくらいなら初めから関わらなければ良かったと思うようなへまをすることを繰り返している。一生こうだったら嫌だなあ。
 2ヶ月ちょっと振りくらいに生理が来て、面倒だしテンションは下がるし、何よりお腹と腰が痛いしで気が滅入る。市販の鎮痛剤も飲んではみたものの、いまいち効果がない。ただ、ここ数日の落ち込みやイライラをホルモンバランスのせいにできるのではと思えば、ほんのちょっとだけ気が晴れる。私のせいじゃない(多分)。

2025/01/07 Tue.

 昨夜は、とらちが一緒に寝てくれた。足を枕にされているので寝返りが打てず、リリパットに取り囲まれたガリバーのような気分だった。なんてかわいいふわふわのリリパット。
 アニメ「魔法使いの約束」の第1話を観た。ゲームの2Dとは違う、ちゃんとアニメらしい動きをしていて「本当にアニメになっている!」と妙な感動があった。まほやくだからそれが当然ではあるだろうけど、賢者さんのキャラデザや服装に萌えアニメ的な女性らしさの強調がされていなかったり、声も甘えたような高いアニメ声ではなかったりといった点がなんだかむしょうに嬉しい。安心して楽しめる。その手のアニメも決して嫌いではないけど、そうでないアニメがあることもありがたい。しゅがはの声優さん、かっこいいなあ…。推しが出てくるのも楽しみだし、気が早いけど願わくばメインストーリー第1.5部もアニメで観たい。
 読みかけだったZINEを2冊読み終えた。1冊はメンタルヘルスや性的マイノリティについて書かれたエッセイで、静かだけど力強い内容に励まされる心地だった。この国の社会でマジョリティとして想定されている在り方の枠にはまるために自らを歪める必要はないのだと、ふっと肩の力を抜けたような気がする。もう1冊は日記本で、はじめのうちは見ず知らずの誰かの生活についておもしろく読んでいたけど、後半で差別的な表現が出てきて一気に萎えてしまった。本文中に一度だけ出てきた単語だったけど、これから自分の本棚でこの人のZINEを目にする度に「ああいう言葉を使う人なんだ」と思ってしまうのがきつい。
 夜、疲れてお風呂に入れなかった。明日の自分に入浴タスクを丸投げして、諦めて寝る。

2025/01/08 Wed.

 実家のフライヤーを使って、一度作ってみたかったドーナツに挑戦した。イーストは扱い慣れないのもあって、一次発酵の時点ではあまり生地が膨らまず失敗したかもと思ったものの、揚げてみるとふっくらとドーナツらしい形になった。粗熱を取ってから蜂蜜入りのグレーズをかけて、形の悪いものから食べてみたら、とてもおいしかった。ちゃんとふわふわした食感で、まだほんのり温かくて、甘さも強すぎずちょうど良い。家族にも好評だった。
 猫達とひとしきりボール遊びをして楽しかった。柔らかい小さなボールを転がすと、代わる代わるそれを追いかけるとらふくが楽しそうでかわいい。
 夜、またしてもお風呂に入れず。朝は比較的元気なのに、夜になると気力体力が尽きてどうにも頑張れない。福岡にいる時はこんなことなかったのに。「疲れてお風呂に入れない」などと検索すると、「湯船には浸からずシャワーだけで済ませると良い」といったアドバイスが出てきて怒りすら湧いてくる。この怒りを原動力に椅子から立ち上がれれば良いものを、そういうこともできずうだうだしていた。

2025/01/09 Thu.

 シャワーを浴びて、シーツを洗濯。今夜こそは絶対にお風呂に入る。
 とらふくをモデルに、A4用紙いっぱいに落書きをした。絵を描くのが楽しいと思えると、自分のことを少しは嫌わずにいられるような気がする。自分のことを好きになれるような行動を、日々の生活の中で増やしていけたら良いんだろうな。
 今日は夜のうちに入浴できた。良かった。晩ごはんに作ったチキンカツも、とてもおいしくできた。

2025/01/10 Fri.

 なんだかすごい夢を見て、朝からどきどきした。夢の内容を誰かに聞いてほしいような、自分の中だけに留めておきたいような。自分の日記だから書いてしまおう。恥ずかしくなって後で消すかもしれない。夢に、以前5年ほど片思いしていた女の子が出てきた。夢の中ではその子も私も10代で、学校の制服を着ている。関係者以外立ち入り禁止とされている、体育館のような場所にそれと知らず2人で入り込んでしまう。そこには珍しい植物がたくさんあった。侵入がばれて、2人並んで床に正座させられ、教師達に叱られる。教師の中には私が尊敬している臨床心理士の先生がいて、「まさかそういうことをする(立ち入り禁止の場所に入る)なんて」という表情で驚き、困惑している。好きだった女の子は私のすぐ隣、私の膝にその子の膝が触れているほど近い距離に座っている。その子が頭を擦り寄せてきたり、肩をくっつけてきたりしてきて、教師達に怒られている最中なのにとても幸せだった。目が覚めて、こういう夢を見ることもあるのかと自分で自分にびっくりした。
 夢はともかくとして、今日はラッキーだった。とらふくそれぞれのフレーメン顔を見ることができて、写真にも撮れたからだ。猫達はこたつや日なたで暖を取ったり、日陰に移動して涼んだりと、まるでサウナとプールを行き来して整っているようだった。
 DMMで舞台「魔法使いの約束」の祝祭シリーズPart1とPart2を観た。すごく良かった! まほやくらしい心に響く歌詞に泣きそうになったり、魔法で闘う推し(北祝祭のオーエン)のかっこよさに酔いしれたり、ゲームの物語を舞台としてこういう風に表現するのかと感心したり。3時間近い上演時間なのに、長いとは全然思わず夢中で楽しんだ。

2025/01/11 Sat.

 今日は、昨日の夢とは違うタイプのどきどきする夢を見た。5,000円の会費を払って、数回ある手芸のワークショップに参加することにした。初回で参加者の一人と少し親しく話せて、「知り合い」になってしまったので、次回以降参加できなくなってしまった(私は初対面の人より、ある程度親しくなった人と接する方が緊張や不安を感じる)。2回目のワークショップの日、会場の入り口手前まではなんとか来たものの、どうしても部屋の中に入れず立ちすくんでいた所で目が覚めた。こういうどきどきは求めていないんだけどな。
 精神科の診察。70日分のいつもの薬を処方してもらった。2種類の薬について、トリンテリックスには「意欲低下を改善する薬、気分を落ち着かせる薬」、アリピプラゾールには「気分を落ち着かせる薬」と書いてあった。この小さな錠剤がなかったら、私は落ち着かないのだろうか。
 小豆を煮て、おしるこを作った(おしるこ?ぜんざい?どっちだろう)。すっきりした控えめな甘さで、我ながらおいしい。年末についたお餅を焼いて、おしるこに入れて食べた。近所に住む祖母にもお裾分けしたら、喜んでくれた。

Blueskyから
・一度きりの人生、パートナーと呼べる人がいるという体験を一度くらいしてみても良いんじゃとは思うものの、他人と関わることがめちゃめちゃめちゃ苦痛すぎて本当に無理
・この人優しいな仲良くなりたいなとか思う好ましさの度合いとは一切関係なく、ただ自分以外の人間というだけで関わるのにものすごいエネルギーが要る 何ならこの人に嫌われたくないなと思うほど余計に空回りしがち

2025/01/12 Sun.

 育てている鉢植えから収穫したコーヒーの種を持ち帰ってきたので、フライパンで焙煎の真似事をしてみた。弱めの中火で加熱するもなかなか色が変わらず、フライパンが傷みそうだったので、アルミホイルに包んでトースターで焼いてみた。加熱すればそれっぽくなるんじゃないかという算段。すると、ぱちぱちと爆ぜる小さな音がして、焼きむらはあれどそれらしい色になり、しかもほんのり甘いようなコーヒーの良い香りがする。コーヒーミルは福岡の部屋にあるので、戻ったら挽いてみよう。
 昨日のおしるこを、ミルク味のアイスにかけて食べてみた。あいすまんじゅうそっくりの味になった。