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週間日記(2025/02/17-02/23)

2025/02/17 Mon.

 昨夜はとらちと寝た。寝る前に私が「寝たら朝になって、猫達と遊ぶ時間がなくなる」とぼやいていたからか、寝ている間も一緒にいられるよう私の布団に来てくれたらしい。本人(猫)にはそんなつもりは一切ないだろうな。夜中にしばらく撫でていたので、おかげで寝不足気味だ。暗がりでごろごろ喉を鳴らすふわふわの生き物が本当にかわいかった。眠たいながらも朝早く起きて、ひとしきり猫を撫でてから実家を出た。この3泊4日で撮った猫の写真は、170枚に及ぶ。
 時間と体力を節約したかったので、帰りも新幹線を使った。せっせと荷解きをして、またいつもの生活に戻る。

2025/02/18 Tue.

 朝起きた時から、どうも喉に違和感がある。痛みというほどでもないけれど、かゆみのような感じ。そして、いかにもこれから熱が上がりそうな怠さと寒気、腰痛もある。元々行きたくない気分だったのもあって、それを言い訳にまた就労移行支援を休んだ。仕事だったら簡単には休めないだろうけど、まだ仕事じゃないし。自分の体調と相談して無理をしないことも大事だし。
 休む連絡を入れて、ひたすらうだうだと過ごした。発熱時らしい怠さと寒気は確かにあるのに、熱は37.4℃までしか上がらなかった。熱が出ないに越したことはないけれど、単なる風邪ならさっさと熱を上げて治してしまいたい気もするし、熱が出ないならコロナやインフルエンザの検査も受けづらい(発熱して12時間以上経たないと検査しても陽性反応が出ないと聞く)。

2025/02/19 Wed.

 無限に鼻をかむ。怠くて寒くて頭が痛い。喉の痛みは悪化している。歯までが痛む。ところが、体温は37℃あるかないかの所を行ったり来たりしているばかりだ。明らかに体調が良くないので、今日も就労移行支援を休んだ。昨日は単純になんとなく行きたくなくて、風邪の予感っぽい症状を言い訳に休んだ気がするけれど、今日は完全に体調不良だ。
 ただただ怠いので、とにかくベッドに寝ている。昼間は一時的に37.6℃まで熱が上がったけど、微熱や誤差のようなものかもしれない。去年も確か同じような症状で病院に行き、副鼻腔炎だと診断されたので、多分今回もそうなんじゃないだろうかと夕方になって思い至る。耳鼻科に行くという選択肢をようやく思いついたものの、受付時間はとうに過ぎていたので、明日朝一番に受診することを決意。
 怠くて仕方なくて起き上がりたくなかったけれど、何も食べない訳にもいかないので、うどんに野菜と卵とお餅を入れたものを作って食べた。
 とらふくが恋しいあまり、空耳でごろごろと喉を鳴らす音が聞こえるし、足に乗っている掛け布団の重さを猫が乗ってきたかと時々錯覚している。

2025/02/20 Thu.

 朝、受付時間が始まったタイミングで耳鼻科に行く。熱はない。こういう症状があるんですけど、コロナやインフルエンザの検査を受けた方が良いんでしょうか、と訊いてみたら、「微妙ですね」と言われた。微妙か……。受けておくに越したことはないと分かってはいるものの、検査が怖くて受けなかった。鼻炎やら頭痛やら、何種類かの薬を処方してもらった。受付窓口に日めくりカレンダー「猫めくり」が置いてあった。11月24日のページに、にうちの実家の猫達の写真が載っているやつだ。隣の薬局に行くと、今度保険証が切り替わるからマイナンバーカードを作るようにと言われた。絶対に作りたくない。
 耳鼻科で処置してもらい、処方された薬を飲んだ。明らかに症状が改善している。頭痛も怠さも寒気もなくなり、ティッシュの消費スピードも緩やかに減ってきた。医療ってすごい。

2025/02/21 Fri.

 一週間振りに就労移行支援に行った。前回の続きで、ビジネスメールを書く練習。以前の仕事でビジネスメールを書くことがよくあったんですかとスタッフさんに訊かれた。仕事でメールを使ったことはない。
 就労移行支援が終わってそのまま用事を済ませたかったので、お昼をどこかで食べることにした。ところが、自分でも入れそうなカフェはどこもかしこも人で埋まっている。結局、パン屋さんでパンを買い、公園のベンチで食べることにした。晴れていてあまり寒くもなく、ちょっとしたピクニックのようで楽しかった。すずめや鳩が、パンくずのおこぼれを狙って近付いてくるのも愉快だ(こぼさないように気を付けて食べた)。
 あちこち歩き回ったら、今日の歩数が一万歩以上になった。体調はまだ万全ではないものの、随分良くなったので浮かれている。
 リボベジというものを見よう見まねでやってみている。いつも生ごみとして捨てているにんじんと大根のへた(?)の部分を、水に浸けて窓辺に置いている。葉っぱが生えてきて、毎日少しずつ成長していくので見ていて楽しい。観葉植物も好きだけど、目に見えてぐんぐん伸びる植物を育てるのも、やっぱり楽しい。水耕栽培の球根も水仙とクロッカスを並べているけど、こちらはまだ葉が出る気配はない。
 2024年に撮ったとらふくの写真を集めたフォトブックが届いた。きれいに印刷されていて、どのページのとらふくもかわいい。自分一人で眺めて楽しむ。
 夜、ふと思いついて、30歳の誕生日に買ったロリータ服を引っ張り出した。緑色のベストとロングスカート、アイボリー色のブラウスの3点セットだ。買った当初はウエストのファスナーが閉まらなかったけど、あれから5kg近く痩せたから、もしかしたらきちんと着られるんじゃないだろうか。そう思って着てみたところ、ぎりぎりだけどファスナーが上まで上がった。嬉しい! それにしても、もう親に見つからないようにこそこそ洗濯して干す必要性もないから、着たいと思えばいつでもこのかわいい服を着られるのかと、一人暮らしの自由度の高さを改めて噛み締める。これを着て外に出かける勇気はまだないけど、部屋着として毎日着ることもできるのだ。
 すごく適当な作り方でこしらえた晩ごはんの味噌汁が、やたらおいしかった。何が良かったんだろう。

2025/02/22 Sat.

 いつもより早めの時間に起き出したら、身支度や家事がゆったりできて良かった。朝ごはんはファミマの肉球メロンパン。
 就労移行支援で、請求書集計という訓練。手書きでやっても良いとは言われたけれど、Excelでやった方が絶対に楽だと思いそうした。
 ひたすら鼻をかんでいる。喉の違和感もなくなったので、残る症状は咳くしゃみ鼻水。
 意を決して購入したプリンターが届いので、最初の設定やら何やらをした。ピスタチオグリーンという名前の色で、ボディの緑色がとてもかわいい。もちろん、性能も素人なりに吟味した上でこれを選んだ。場所を取るし、高い買い物だったけれど、これでいちいちコンビニに行くことなくコピーやスキャンができる。どうせいつかは買わなければと思っていたものだったし、コンビニのコピー機を使い続けるよりは最終的に安く済むはずなので、良い買い物ができて良かった。

2025/02/23 Sun.

 父母が日帰りで福岡に来たので、一緒にお昼を食べる。その後、オーケストラの演奏会を聴きに行く。曲を聴くまで「ドビュッシーの小組曲ってどんな曲だったっけ」と思っていたけれど、いざ曲が始まると「ああ、これか!」と分かった。家でよく聞かされていた。演奏会の間、咳やくしゃみが出たら嫌だなと思って心配していたものの、風邪を引いていたのが嘘みたいにそれらの症状は鳴りを潜めていてくれた。良かった。晩ごはんも両親と食べた。居酒屋というものに久し振りに行った気がする。ノンアルコールのファジーネーブルがおいしかった。
 新幹線に乗って帰る父母と別れて、博多駅から30分ほどかけて歩いて帰宅。地下鉄に乗ろうかとも思ったけど、乗客が多いだろう地下鉄に乗るよりも、歩いた方が気力体力を消耗せずに済む。ちょっと寂しくなるかとも思ったものの、夜の散歩が楽しくて案外平気だった。
 お風呂を済ませ、温かい紅茶をマグカップになみなみ淹れて、クッキーやチョコを食べた。一人でこういう静かな時間を過ごしていると、本当に一人暮らしをしているんだなと未だに驚くような心地がする。