
2025/03/24 Mon.
家の隣の空き地で、とらちのママである錆猫が歩いているのを見かけた。しばらく地面に座ったと思いきや、その場所の土をざくざくと掘って埋めていたので、用を足していたらしい。
せっかく実家にいるからと、昨日はフライヤー、今日はハンドミキサーを使う。シンプルなプレーンのシフォンケーキを焼いた。ふわふわに焼き上がって満足。
お昼ごはんは、近所に住む祖母のアパートへ行ってごちそうになった。祖母と私の2人で食べるとは思えない量のごちそうが机の上にひしめいていた。おいしいのはもちろん、私がごはんを食べることを喜んでくれるのが嬉しくて、力いっぱい食べた。炊きたてのごはんもおかわりした。
昼過ぎには、祖母と近所の川まで散歩をした。桜がいよいよ咲き始めていた。桜の木の根元には白い水仙がたくさん咲いていて、百合のような強い香りが辺りに漂ってきていた。アパートに戻ってきて、またひとしきりおしゃべりをして、お茶を飲んでおやつを食べ、うちに来てとらふくと遊んで解散。
ペット用クッションの上で眠るとらちがかわいくて、似たような写真を何枚も撮った。寝相がちょっとずつ変わっていくのだけど、どのポーズもとてもかわいい。ふくちは洗濯物かごの中でぐうぐう寝ていた。声をかけると、「みょーん」と鳴いた。
夜は、パウダー状のスパイス4種類を使ってカレーを作った。スパイスカレーとは言うけれど、スパイスを使わないカレーというのも妙だし、「味噌入り味噌汁」とでも言っているような違和感がある。できあがったカレーは、父がおかわりして食べてくれた。嬉しい。タンドリーチキンもおいしくできた。
体重を測ってみたら、また少し減って62㎏になっていた。体脂肪率とBMIも、ぎりぎり標準内に収まった。一人暮らしを始めてからの半年で、5,6kg痩せたことになる。ここ10年の間に増えた20kgを完全になくすことは難しいだろうけど、この調子で少しずつ減らしていけたら嬉しい。
2025/03/25 Tue.
昨夜寝る時も、今朝起きた時も、私のベッドのすぐ傍にあるペット用マットの上にふくちがいた。荷物をキャリーに詰め込んで、とらふくを撫で、後ろ髪を引かれながら出発。母がふくちを抱っこして、窓越しに見送ってくれた。重たそうだった。
父に車でバス乗降場まで送ってもらった。朝が早かったので眠いけれど、乗り換えた新幹線で寝落ちて新大阪まで行くことはなかったので良かった。
マンションの部屋に着く。つぼみをつけていた水耕栽培の水仙は、かろうじてまだ花が開いていなかった。
慌ただしく就労移行支援へ。よその事業所から依頼されたカレンダー作りの続き。Excelで作っておいたカレンダーをA3用紙に印刷して、ラミネートした。余った時間で、Excelの検定の問題に取り組む。一級はさすがに関数が複雑で、ああでもないこうでもないと頭を捻った。テキストを見て、時間をかければなんとかなりそう。
すっかり暖かくなったので、ハリオのボトルに水出し緑茶を作った。
2025/03/26 Wed.
就労移行支援。カレンダー作りの続き。裏面に糊が付いているマジックテープを小さく切って、カレンダーの日付の欄に貼っていく作業。このテープがただでさえ切りにくい上、はさみの刃に糊が貼り付いて切れ味がどんどん悪くなる。もう少し丁寧に切れば見た目がましになっただろうけど、随分雑になってしまった。
そのままバスに乗って、福岡市植物園へ向かう。明日行く予定だったけど、雨が降るそうなので、晴れている今日のうちに。バスを降りてコンビニでお昼を買い、園内のベンチで食べた。天気も良く、至る所に色とりどりの花が咲いている。チューリップにラナンキュラス、ポピー、ネモフィラ、デイジー、マーガレット、ネメシア、プリムラ、金魚草、ストック、アリッサム、ビオラ、水仙、オステオスペルマムなどなど。春休みだからか、以前来た時とは比べ物にならないほど来園者が多い。花苗がぎっしり植えられた花壇の前で子どもの写真を撮る家族連れ、写真映えのする桜の木の下で互いを撮るカップル、花を背景に一人でぬい撮りをする若い女性。自分も負けじと植物の写真を150枚ほど撮った。Fukuoka Flower Showのプレイベントなるものをやっていたので、高い入場料を払って特別エリアにも入ってみた。おしゃれな飲食店ブースを遠巻きに眺め、手の込んだ花壇の花の写真を撮った。特別エリアを出て、蘭展や温室も眺めた。世の中にはこんなに植物好きの人間がいたのかと思うほど、どこもかしこも人が多い。春だなあ。
夜、私の布団の上に乗っているとらちの写真が母から送られてきた。もう猫に会いたい。
2025/03/27 Thu.
やっぱり、9時間も寝ると体調が良い。実家にいた時はそこまで寝ていなかったから、ずっと慢性的な睡眠不足状態だったのかもしれない。
一日中雨が降るので、夜になってからごみ捨てに行った以外は部屋にこもっていた。手芸をしたり、絵を描いたり。
水耕栽培の水仙が咲いた。透き通るような白い花びらがとてもきれいだ。ところが、香りが強い。百合に似た、むっと鼻につくような匂いがする。苦手な匂いの花は上から順にウツボカズラ、栗、百合だけど、多分そこに水仙が続くだろう。
2025/03/28 Fri.
実家の庭でボイセンベリーを収穫する夢を見た。鉢植えで育てていたはずのボイセンベリーはなぜか地植えになっていて、株が大きく茂っている。一粒一粒実を摘む感覚がリアルで、ボウルいっぱいに収穫した。目が醒めて、もうボイセンベリーの収穫の時期だっけと考えて、ボイセンベリーは引っ越し前の庭仕事納めの時に枯らして処分したことを思い出した。枕元に、朝から水仙が匂う。臭い。
就労移行支援。カレンダーにマジックテープを切って貼る作業がようやく終わった。
評価面談というものがあって、今後の目標や課題をスタッフさんと話し合った。将来どういう生活を送りたいかといくつか目標を挙げていく中で、先が楽しみになるようなものを掲げても良いとのことだったので(例:「推し活をする」)、「今より広い台所のある部屋に住みたい」を挙げた。スタッフさんに「楽しみですね」と言われた。カウンセリングでも言われたな。
午後は、予約していた眼科に行く。そろそろ眼鏡を作り直そうと思って、どうせならちゃんと眼科で視力を測ってもらおうと思ったのだった。途中の公園には桜が咲いていた。初めて行く眼科は大きな病院で、なんと診察室が12部屋もある。看護師さんが大勢いて、誰もが忙しそうに立ち働いている。週末だから患者が多いそうで、待ち時間が長くなるが大丈夫かと念を押された。結局、異常がないかの診察も含めて2時間以上かかった。度数を上げると二重に見えるからと、現在使っている眼鏡と同じ度数の処方箋が出された。じゃあ眼鏡屋さんで測ってもらっても良かったのかもという思いが頭をかすめる。対応してくれた年上の女性の看護師さんがにこにこと気さくに接してくれて、それが嬉しかった。
帰りに郵便局へ寄り、リュックの底に詰め込んでいたゆうパックの小さな箱を発送する。郵便局のサイトで確認したら、今日の午後に出せば明後日に着くとのことだったので、そのつもりでいた。ところが、16時前頃に郵便局へ行くと、もう今日の分のゆうパックの便は回収されていて、月曜までここの郵便局で預かってそれから発送するため、荷物が到着するのは火曜日になると言われた。明後日に届けたかったので、大きい郵便局に行けばまだ間に合う可能性もあるかもとは思ったものの、眼科の2時間待ちで疲れていたし、久し振りに履いたパンプスで靴擦れした足が痛むのもあって、結局ここで発送することにした。今日はちょっとだけついていない日なのかもしれない。
コンビニに寄ってシュークリームを買い、マンションに帰ってから紅茶を淹れて食べた。本当はコーヒーで一息つきたかったけど、16時を過ぎてから飲むとどうも寝つきが悪くなるので、我慢した。
夜、インストールしたきり何もしていなかったTinderを始めた。画像をアップロードしたり、自己紹介文を書いて載せたり。田舎にいても就労に漕ぎ着けられそうにないから都会に出てみようと思い切ったのと同じように、人と関わるためには行動しなければと踏み切ってみたけれど、どうなんだろう。前回は初めて人とメッセージのやりとりを続ける所までいけたけれど、結局自分の方から退会して逃げ出してしまった。今回はどうなるかな。
2025/03/29 Sat.
就労移行支援。職業検索サイトの使い方についての解説。
昨日作ってもらった眼鏡の処方箋を携えて、眼鏡屋さんに行く。ここでも店員さんがにこにこと笑顔で接客してくれて、仕事だからそういうものなのだけど、やっぱり人から親切に接してもらえると嬉しい。私も良い客たるべく精一杯にこにこ振る舞った。できていると良いけども。
INCUBEでキッチン用品を眺め、PARCOでステラおばさんのクッキーを買い(今日は10枚660円の日だった)、八百屋さんとスーパーで食材を買い込んだ。籠城でもするのかというほどの買い物になってしまった。明日は台所仕事を頑張ろう。八百屋さんの店頭に、480円に値上がりしたつくしに加え200円でノビルまで売られていた。都会はこういうものまで売れるのか、すごいな。ノビルなら、実家の庭に腐るほど生えているのに。
昨日始めたTinderに課金して、自分にライクしてくれた奇特な人達のプロフィールを見ていく。自分からライクをする勇気はないので、今回もライクしてくれた人の中から「この人ならもしかしたら話せるかも」と思える人を探していく算段だ。でも、どこをどう見て私のプロフィール文からあなたの需要と噛み合う要素を見出したのかと問い詰めたくなるような御仁からのライクも少なくない数ある。一応、ライクをくれた人のプロフィールは一通り目を通すようにしているものの、もうそれらを眺めるだけで疲れてきてしまった。その上、自分の誤操作で、プロフィールを見てもいない人といつの間にかマッチしてしまっている(気付いてから慌てて解除した)。もしも誰かとマッチして実際に会うことになってしまった際、顔を見た途端に回れ右をされたらさすがに傷付くので、画像の3枚目に自分の顔が写った写真を載せている。整った顔を持っていて、それを1枚目に載せているような人は、きっと自分の何倍もの数のライクが来てさぞかし大変だろう。シスヘテ男女の婚姻ありきのマッチングアプリは馴染めない気がするし、あわよくば性別問わず友達作りもできないかという理由でTinderを使ってみているけれど、じゃあここに馴染めるかと言われると、残念ながらそんな気は一切しない。
2025/03/30 Sun.
一昨日予約した美容室に行く。初めて行く美容室で、髪に関すること以外の話題を一切振られなかったのでありがたかった。髪を染めてもらっている間、眼鏡無しではできることが限られているので、フォントを大きくしたKindleで青空文庫を読んでいた。寺田寅彦の「コーヒー哲学序説」と太宰治の「道化の華」。
帰宅してコーヒーを飲み、台所仕事。食パンを冷凍し、白菜・にんじん・玉ねぎ・ぶなしめじを切って鍋一回分ずつの量に分けてポリ袋に入れ冷凍し、具材と調味液を合わせて後は火を通すだけの状態にしておいた豚の生姜焼きとねぎ塩豚丼の具を冷凍した。これでしばらく自炊が楽になる。
意を決して、Tinderで自分にライクをくれた人の中から何人かにライクを返した。右スワイプをするまでに3日かかるような人間には、マッチングアプリというものは不向きなんじゃないだろうか。2人ほどメッセージを少しやりとりして、もう疲れてしまった。