
2025/04/14 Mon.
人生で初めて美容皮膚科へ行く。通っている皮膚科と同じクリニックがやっている所で、通常の皮膚科のひとつ上の階にある。最初に洗顔をし、問診の後、肌診断器で肌年齢を測定。なぜか肌年齢23歳と出た。しみやしわは同年代の女性に比べて少ないらしいが、毛穴のトラブルに関してはとてつもなく数値が低かった(つまり状態が非常に悪い)。おすすめの施術や普段のスキンケアについての説明が色々なされ、同意書にサインをし、今日はイオン導入なるものをしてもらうことになった。顔に色々塗ったり、微弱な電気を流したり。最後に保湿をして完了。担当してくれたスタッフさんとの会話の中で何気なく仕事の話を振られ、これから探すところだと答えると、どういう仕事をしたいか考えているのかと訊かれた。基本的に接客業しかしたことがないけれど、事務の仕事もやってみたいと思っていると答えると、「こうやって話せるからちょっともったいないですね」と言われた。自分では人との会話にこんなにも苦手意識を持っているのに、(お世辞とはいえ)他人からはこういう風に言われることもあるのかと思うと少しシュールだった。施術が終わり、化粧ができるブースに案内されたものの、今日はもう帰るだけで出かける予定はないからと化粧はせず、会計を済ませて帰ることにした。まさか福岡市内の街をすっぴんで歩く日が来ようとは思わなかった。潤ったのか、顔の表面がやたらぺたぺたしている。肌荒れや顔の油分が気になって迂闊にマスクを外せないことについて何らかの対策を講じた方が良いだろうと判断しての美容皮膚科だけど、何か効果がありますように。保険が利かず値段が高いので、効果がないと困る。
2025/04/15 Tue.
6時半に起きてお弁当を作る。ピーマンの肉詰め、卵焼き、にんじんと椎茸の煮物、ごはん、ふりかけ。前回よりスムーズに作れたけど、やっぱりレンジ炊飯のごはんは固い。
就労移行支援で、体験利用者用の冊子を作ったり、職場でのコミュニケーションの仕方について学ぶプログラムを受けたり。今日のお昼休憩は、先週ほどのダメージを受けなくて済んだので助かった。
15時に訓練が終わって帰宅し、コーヒーを淹れてチョコをお伴に飲んだ。ほっとした。Tinderにはすっかりログインしなくなったものの、明らかに気が楽になった。共通の話題があって少し楽しい会話ができていた人もいたけれど、会話の楽しさとは関係なくとにかく気疲れしてしまう。返信ひとつ書くのに何分もかかるし。
2025/04/16 Wed.
就労移行支援。会社で働くことを想定して、他の利用者さんと協力しながら業務を進めるというプログラムに参加した。業務自体はExcelのデータ入力なので難しくはなかったものの、人と関わりながらというのが私にはとても難しい。プログラムが終わりフィードバックの際に、スタッフさんから「質問しやすい雰囲気がある」と言われて嬉しかった。
就労移行支援が終わって博多に行き、マルイでやっていたTV魔法使いの約束放送記念ポップアップストアへ。推しCPのSSRがでかでかとプリントされたクリアファイルを買った。こんなに大きなサイズで美麗なイラストを拝めるなんてありがたい。二次元の男性が描かれたクリアファイルは買ったところで使いもしないのに、ついつい買ってしまう。
今日の就労移行支援で受けたプログラムの感想
・作業している人に話しかける難しさ、自分は集中している時に話しかけられても気にしないのに
・自分は多少軽口を叩いたり冗談を言ったりした方が、雰囲気がほぐれて仕事しやすい。人によってはそういう会話は不要だし、不真面目だと思うかも
・自分では10伝えたつもりでも7しか伝えきれていない時がある。情報を正確に伝える難しさ
・入力のスピードを気にしている相手にどういう言葉選びをするか。恩着せがましくなく手助けを提案できるか
・今回はたまたま自分の得意な業務内容だったけど、逆だったら自分は人に手助けを求められるか
2025/04/17 Thu.
サボテン・多肉植物展があるそうなので福岡市植物園に行こうか迷ったけれど、今日は一日部屋で過ごすことにした。Webサイトのロゴやちょっとしたアイコンのようなものを描いて、スキャンして色を塗って載せた。サイトが自分の落書き帳になったようで楽しい。
2025/04/18 Fri.
就労移行支援。データ入力、ワープロ検定の2級と準1級。
そのままミスドに行き、お昼を食べた。久し振りに飲むアイスコーヒーがおいしかった。いつの間にか、コーヒーを飲んでもお腹を下さなくなっている。これで、今後は出かけた先でも好きにコーヒーを飲める! コーヒーが大好きだから、躍り上がりそうなほど嬉しい。
電車に乗り、太宰府へ向かう。昨日Instagramで知ったPages|Fukuoka Art Book Fairというイベントが気になったので、せっかく行ける距離だからと足を延ばしてみることにしたのだった。太宰府天満宮は観光客と学生がものすごく多くて、スムーズに歩けないほどごった返していた。イベントもかなり賑わっていた。文学フリマに少し似たクリエイティブな空気が充満しているけれど、とにかくおしゃれというか、いかにも「アート」な雰囲気というか、私にとっては敷居が高い感じがした。でも、何かを創作したい、表現したいという意欲が私のような素人でも刺激される空間だった。オオイヌノフグリのイラストが描かれたステッカーがかわいかったのでそれを一枚買うと、お会計をしてくれた人から「雰囲気が合ってますね」と言われた。光栄です。
あまりの人の多さにこれは博物館も人だらけだろうと思い、せっかく太宰府まで来たものの九州国立博物館は見ずに帰った。行こうと思えばいつでも行けるし。スーパーに寄って卵や食パンを買って帰宅。いくつかのプライベートブランドの扱いがなくなるそうで、商品の棚があちこち空になっていた。
2025/04/19 Sat.
就労移行支援。今週与えられたタスクの最後の一個に着手(週の始めにいくつかのタスクが課されるので、自分で優先順位や時間配分を考えながら終わらせていくことになっている)。アイロンビーズを見本通りに作るというもの。はたしてビーズで遊んでいて就労に繋がるんだろうかという疑問や不安は飲み込んで、30分かけてすみっコぐらしのキャラクターの絵柄を完成させた。時間が余ったので、残り時間で終わりそうなデータ入力の問題をやった。帰りに八百屋さんへ寄り、トマトとぶなしめじ、玉ねぎ、いちごを買って帰った。スーパーで買うきれいに包装された野菜ももちろん良いけど、八百屋さんの店頭に並ぶ剥き出しの野菜ってなんであんなにおいしそうに見えるんだろう。
午後、土曜日は人が多いだろうなと思いつつ天神へ歩いて行く。帰省した時に祖母と食べるのに良さそうなお菓子を探して、三越や岩田屋の地下をうろうろした。小さな和菓子を2種類、柚子を使ったものと栗を使ったものを2個ずつ買った。「歌仙」というお菓子を見つけて、推し(ゲーム「刀剣乱舞」の歌仙兼定)の名前と同じだからと自分用に1個買ってみた。帰宅してからおやつに食べる。てっきり小さなお饅頭か何かかと思っていたものの、袋から出てきたのは珪藻土のような質感のかさかさした正方形の板状のもので、食べてみるとメレンゲ菓子のような感じだった。甘くて、さくさくしてとてもおいしい。砂糖、卵、和三盆糖、寒天で作られた干菓子らしい。あっという間に食べ終えてしまった。
2025/04/20 Sun.
床にフローリングワイパーをかけたり、着なくなった服を処分したり。かわいい服への憧れが募って、「かわいめの服を着たって似合わないし痛いのでは」「流行りのアイテムを買ったところで流行が過ぎたら着づらくなる」という脳内の声をどうにか無視して、ZOZOTOWNで散々吟味した挙句3着注文した。レイヤード用の白いレースのキャミワンピと、もこもこした刺繍の入ったTシャツ、明るい水色のデニム。普段着ないタイプの服ばかりになってしまったけど、届くのが楽しみ。せっかく「かわいい服を着たい」という欲が湧いてきたのだから、世間の目や自己否定と折り合いをつけつつ挑戦していきたい。
夜、『臆病者の自転車生活』(安達茉莉子、亜紀書房)を読んだ。安達さんは人生を楽しむ熱量がすごいというか、全身で生を味わっているというか、生きることってもっと素直に満喫していいものなんだと気付かせてくれる。そういえば、私が一人暮らしを決心したきっかけのひとつが、安達さんの『私の生活改善運動 THIS IS MY LIFE』だった。この本を読んだ時、自分にも住みたい場所に住む自由があるんだと思えた。人も車も多い都会で自転車を所有することは考えていないけど、もしまた感化されたらどうしよう。もっとも、既にしっかり影響されて、iPadとApple Pencilが欲しくなってしまっている。自転車の神様ならぬiPadの神様は私を見ていてくれているだろうか。海辺の石垣によじ登るくだりを読んで、今日の昼間に思いきってかわいい服を注文したことを肯定してもらえたような気がした。たとえ人からみっともないと思われようと、やりたいことがあるならやってみよう。