
2025/05/19 Mon.
10時間近く寝て、朝ごはん兼お昼ごはんにホットケーキを焼く。私にしては珍しく、生焼けじゃなかった(ぎりぎりではあった)。メープルシロップをたっぷりかけて食べた。コーヒーとよく合っておいしい。
片っ端から家事をやっつける。今週の朝ごはん用の野菜スープを作り、これも朝ごはん用の卵を茹で、野菜各種を切って冷凍、食パンも冷凍、ごはんも炊いて冷凍、芍薬の水を換え、ハンドソープを詰め替え、床にフローリングワイパーをかけラグには粘着クリーナー、その他ちまちました諸々。部屋の中がすっきりして達成感。
2025/05/20 Tue.
6時半に起きてお弁当を作る。ピーマンの肉詰め、卵焼き、にんじんと干し椎茸の煮物、ごはん、ふりかけ。前日に炊いて冷蔵庫に入れておいたごはんを温め直してお弁当に入れると、レンジ炊飯の乾飯(かれいい)みたいな固いごはんよりずっと柔らかくて良い。天気予報曰く今日は最高気温が30℃にもなるそうだから、午後の自分のために水出しアイスコーヒーを作っておいた。8時間ほどで抽出が終わるので、就労移行支援から帰ってきたらちょうど飲み頃になっている算段。
就労移行支援で、情報処理技能検定試験表計算の準1級。やっぱりメモを見てカンニングしないと解けない。先週末に急遽企業実習の話が持ち上がったので、その準備。午後は企業研究についてのプログラムを受けた。
15時に終わって、ドラッグストアでティッシュやら洗濯用の洗剤やらを買って帰宅。よく冷えたアイスコーヒーがあまりにもおいしくて、今朝の自分を褒め称えてやりたいくらい。おいしいからといって、飲みすぎないように気を付けなければ。
夜、歯磨きとお風呂を済ませ、水筒とお弁当箱を含めた食器類を洗い終わり、洗濯物も干し終えて、なんだかすごい達成感に包まれた。はたして仕事を始めてからもこういう風に家事をやって生活していけるかは分からないけど、やってみないことには分からないので、なるようになると思いたい。「なんとかなる」より「なるようになる」の方が、肩の力が抜けてなんとなく好きだ。なんとかならなくても、なるようになる。座右の銘と言われてしっくりくる言葉が私にはこれくらいしかないけど、ひらがなばかりでちょっと雰囲気(?)が緩すぎる気もする。実際に緩い意味合いだし、まあいいか。
2025/05/21 Wed.
就労移行支援。読書の時間に『ユング心理学入門』の続きを読んだ。時代が時代だったとはいえ、「同性愛を精神分析で治療」するという話が出てきた時はぞっとした。読書の後の部署活動では、書記の係をやってみた。前に出て、話し合いの内容をホワイトボードに書いていく係。書字恐怖らしい症状は私の場合はあまりないように感じているけど、それでも人前に立っていることには変わりないので、以前なら間違いなく避けていたと思う。スタッフさんが「分かりやすく書いてくれている」などと褒めて伸ばしてくれたのでありがたかった。毎日の訓練終わりに書く日報に「人前に出て文字を書くという、社交不安障害としては勇気の要る行動に挑戦してしまいました」と書いたら、別のスタッフさんが笑っていた。私はなんだかんだ人を笑わせるのが好きなたちなので、この日報を書く時にいつもくすっと笑ってもらえそうな内容を書こうと妙な方向に努力をしてしまう。もちろん、滑っている可能性も大いにあるけど、それについては恐ろしいので考えないでおく。
雨なのでまた出かけるのが億劫だったけど、お昼を食べて今度は皮膚科へ。いつものニキビの薬を処方してもらった。ニキビは慢性の疾患だから治療をやめれば再発なり悪化なりするのだそうで、今後もずっと毎食後の薬を飲むのも朝晩に塗り薬を塗るのも面倒だけど(しかも塗り薬は副作用で肌荒れする)、死にたいくらいコンプレックスだったニキビが今やファンデーションを塗れる程度には落ち着いてきたので、薬で症状を抑えられるならいいかと思いたい。
2025/05/22 Thu.
今朝は「社会人」のコスプレをして通勤時間帯の地下鉄に乗ってみるという挑戦をするつもりが、睡魔に負けてぐっすり二度寝。挑戦はまた後日にする。でも、できればしたくない。電車は通っておらず最寄りバス停からのバスは1日2便、そういう地方からやってきた人間が地下鉄もとい人間輸送コンテナの密度に耐えられるのか、甚だ怪しい。ここでいう「社会人」のコスプレは、オフィスカジュアルとかいう普段全く馴染みのない装束のことを指している。
たまご蒸しパンとコーヒーの朝ごはんの後、歩いて天神へ出かけた。無印良品やら何やらをあちこち見て回り、イオンで辛ラーメン焼きそばの袋麺をいくつか買い(近場ではここでしか見かけないので買い溜め)、再び歩いて帰宅。結構歩いたらしく、今日の歩数は9,000歩を超えた。
2025/05/23 Fri.
就労移行支援。情報処理技能検定表計算2級の問題を解いた後、共同で業務を進めるプログラムに参加。やっぱり2人以上の人が聞いている場面で話すのは苦手だ。
急いでリュックを取りに帰り、帰省! 天神のアンデルセンでおみやげ用のパンを買い、博多駅へ。新幹線の中でお昼ごはんにサンドイッチをもそもそ食べた。高速バスに乗り換え、タクシーに乗り、祖母のアパートへ。お茶をしておしゃべりして、色々食べさせてもらった。祖母と実家へ移動して、猫達と遊ぶ。とらちは最初だけちょっとびっくりした様子で、ふくちは私の顔を見るなり「ミョオー!」と鳴いた。右手をふくち、左手をとらちにひたすら嗅がれる。
畑を見に行くと、草丈が伸びすぎた矢車菊が雨になぎ倒されていて、その隙間にピンク色の金魚草の花が覗いていた。鉢植えから地植えにしたポットマムも茂りに茂って株が大きくなっている。祖母が仏壇に供える花として使うのにちょうど良いので、この調子でぐんぐん育ってくれると助かる。ゴールデンウィークに植えたさつまいもはかろうじて根付いているようで、頼りない枚数の葉っぱが地面を這っていた。
両親が帰宅。晩ごはんに私がチキン南蛮、母が白和えを作った。アンデルセンのパンは喜んでもらえた。パンが入っていた紙袋の取っ手を切り取ったもので、猫達とひとしきり遊んだ。紙袋には入ってくれなかったけど、その取っ手を猫じゃらしのように動かすと猫達が大喜びで楽しかった。
2025/05/24 Sat.
朝ごはんにアンデルセンのパンを食べた。今度は荷物棚に置き忘れず、無事に持って帰ることができて良かった。
雨が降る中、歩いて精神科へ診察を受けに行く。先日描いたプリントアウトしてきた四コマ漫画を渡すと、主治医の先生が喜んでくれて嬉しかった。
滅多に花が咲かない庭のヤマボウシに、白い花が3つついていた。さくらんぼみたいな実は生るだろうか。ヤマボウシではないけど、種を取って冷凍してジャムにし損ねていたさくらんぼが1㎏近くあったので、解凍して砂糖と煮た。一晩寝かせてジャムにする予定。
祖母のアパートでお昼を食べたり、夜は両親と回転寿司を食べに行ったり。実家で暮らしている時は罪悪感が伴っていたけれど、今は甘やかされていることを素直に喜べて嬉しい。
2025/05/25 Sun.
両親がスーパーで買い物をしている間に、以前働いていた園芸店へ行き、畑にまく花の種を買った(ポンポン咲き百日草と切花用アスター)。スタッフの入れ替わりが激しく、顔見知りの人が随分少なくなっていた。
昨日作りかけだったさくらんぼジャムを仕上げる。レモン果汁とコーンスターチを加えて、とろみがつくまで煮て瓶詰め。きれいな赤色のジャムができた。
地元のお祭りを覗いてきた父母が、鮎の塩焼きや焼き鳥を買ってきてくれたので、お昼に食べた。どれもおいしかった。
天気が良く風も気持ち良いからと、庭に出て草取りをした。ハルジオンかヒメジョオンか分からない花、セイタカアワダチソウ、カタバミ、ムラサキカタバミ、ドクダミ、ヨモギ、スギナ、ノビル、ヤブガラシ、オドリコソウ、見慣れた面々をてみ何杯分も引き抜いて、庭の一画がすっきりした。ノビルは花が終わって実がついている頃だと、小さな玉ねぎのような根まで簡単に抜けることを初めて知った。
ホットプレート焼き肉の晩ごはんを食べて、銀英伝のOVAやブリティッシュ・ベイクオフを観た。
またしばらく猫達と会えないのが寂しくて、父母が寝室に引き上げてから少し泣いた。涙をだらだら流している私を、撫でられているふくちが不思議そうに見ては何度もゆっくり目を細めてくれて(猫の愛情表現らしい)、優しい生き物だなあと思った。この水は何だろうとでも言いたげに、私の顔に鼻先を寄せてふんふんと涙を嗅いでいて、思わず泣きながら笑った。