
2025/09/29 Mon.
お弁当を作る。いんげん肉巻き、卵焼き、にんじんと干し椎茸の煮物、小松菜ごまあえ、ふりかけごはん。
就労移行支援で、雑談プログラムに参加した。初回は発言のタイミングが掴めなくて相槌だけになってしまったので、今日はちょっとだけしゃべった。その後の個別訓練の時間に『不安・心配と上手につきあうためのワークブック』を進め、午後は適切な休憩の取り方について学ぶプログラムを受けた。今日は利用者さんともスタッフさんとも、結構おしゃべりした気がする。
2025/09/30 Tue.
就労移行支援で、認知行動療法のワークと、仕事の選び方について学ぶプログラム。
そのままドトールに行き、ツナチェダーのホットサンドとアイスコーヒーでお昼。大学時代、就活の合間にこれを食べていたので、食べる度にうっすら就活の記憶を思い出してしまう。早く払拭したい。
福岡市美術館へ行くべく大濠公園を歩いていると、色々な植物を見かけた。終わりかけのひまわり、まだ青いどんぐり、満開の彼岸花と黄花コスモス、タイサンボクの花がら、植え込みに絡んだ風船かずら、花壇に地植えされたミント(!)、勝手に生えてきたらしいヨモギ。池沿いに植わった柳の木が風で涼しげに揺れている。きのこも4種類ほど見つけた。おまんじゅうのようなカラカサタケ、イグチ科の何からしききのこ、鮮やかな黄色のマンネンタケの幼菌、ぽつぽつといくつか生えた名前の分からない小さなきのこ。きのこ探しをしながら木陰を歩くのは楽しかった。
福岡市美術館で、「仙厓展」や「秋の名品展」、「東光院のみほとけ」、「「北」へのまなざし」、それらと常設展をじっくり見て回った。桜の咲き誇る山々が描かれた華やかな壷(色絵吉野山図茶壷)や大胆なタッチで白い菊の花が描かれた皿(色絵菊図向付)、秋の花々が入った籠を描いた絵(花籠図)など、植物がモチーフになった作品がやっぱり気になる。後者は植物の絵ではないけれど、なんとなくいいなと思った尾形乾山「花籠図」とマーク・ロスコ「無題」のポストカードをミュージアムショップで買った。せっかく来たからと、美術に関する本を閲覧できるコーナーで画集を眺めてみた。西洋の絵だとゴッホ、日本画だと速水御舟が好きかもしれない。
区役所に行く用事ができたので、そのまま歩いて赤坂へ向かう。福岡城跡のお堀に沿ってひたすら歩いた。秋めいた空気が気持ち良くて、いくらでも歩けそうな気がしてくる。お堀には蓮がたくさん植えてあって、花の時期はさぞきれいだろうと思った。極楽浄土みたいに見えるのかな。
さらに歩いて帰宅したので、今日の歩数は14,000歩にもなった。いっぱい歩けて満足。
2025/10/01 Wed.
就労移行支援。認知行動療法のワークと、仕事を探す上での条件について学ぶプログラム。
一人暮らしを始めて、今日でちょうど一年が経つ。一年前の今日は、本当にここに住むのか、やっていけるのかと不安な気持ちもあったけれど、なんだかんだこの部屋を住み心地の悪くない場所にすることができた。
一人暮らし一年経過がめでたいので、それを口実にヴィクトリアサンドイッチケーキを作った。バターたっぷりの生地と甘酸っぱいラズベリージャム、ふわふわのホイップクリームの相性がすごく良くておいしい。これから一年後の今日も、この狭い台所でケーキを作れますように。
2025/10/02 Thu.
いっぱい寝た。朝ごはん兼お昼ごはんに、コーヒーをなみなみ淹れて昨日のケーキの残りを食べた。嗅覚はそこそこ戻ってきている。それとも元々こんな程度だったんだっけ?
外に出ると、空気がとにかく気持ち良い。気温はちょうど良く、風もあって、いかにも秋だ。三越に歩いて行き、デパ地下で祖母と父母へのおみやげを見繕った。栗や芋、柿、いちじくなどを使った秋らしいお菓子が売り場に並んでいる。誰かのために、その人の好きそうなお菓子を選ぶのって楽しい。
2025/10/03 Fri.
就労移行支援で、持参した認知行動療法のワークブックに取り組む。破局的思考についてのワークで、想像する不安が現実に起こりうる可能性の数値を書いてみたら、あまりの低さに笑ってしまいそうだった。こんな起こりようもないものに不安を感じていたのか。
キャリーを取りに戻り、猫目的の帰省! 祖母のアパートを訪ねて、お茶をしたりおしゃべりしたり。夕方、すぐ近くにある実家に帰って、猫達と遊んだ。キャリーケースをわざと開いて置いておくと、ふくちがさっそくもそもそと入り込んでいた。とらちはカーテンのタッセルにじゃれて、ころんころんと床を転がっている。私の大好きなかわいいふわふわ達。
父母が吹奏楽の練習に出かけたので、その間にピアノを弾いて遊んだ。「舞台 魔法使いの約束 祝祭シリーズPart1」の西祝祭の出発の序曲ばかり延々と練習した。楽しい。帰ってきた父母を、とらふくが嬉しそうにお出迎えしていた。
2025/10/04 Sat.
夜はふくちと寝た。大の字に寝ている私の足の間にふくちが伸びているので、「太」の字になっていた。朝起きてベッドから降りると、部屋の床でとらちがごろんと仰向けに寝転がった。撫でろとのご所望。仰せの通りに。その後、ふくちは高い戸棚の上、とらちは籐椅子の上でそれぞれ寝ていた。かわいくて何枚も写真を撮る。
地元特産の栗を使ったスイーツがあちこちのお店に出ているので、そのうちのひとつを買いに父とケーキ屋さんへ。栗のクリームパイを購入。昼まで仕事だった母は、帰りに和菓子屋さんの栗きんとんを買ってきてくれた。栗三昧のおやつ。
昨日祖母から預かったカネノナルキを、新しい鉢に植え替えた。なんてことない植え替え作業だけど、久し振りにやるのもあってやたら楽しく感じられる。このカネノナルキは、5年前の水害に遭って取り壊した祖母の家の庭から拾ってきたもので、最初は根も生えていない小さな枝だった。水害前に祖母が育てていた大きな鉢植えからちぎれたものらしく、鉢植えが置いてあった場所から離れた所に落ちていた。せっかく見つけたからとこっそり鉢に植えて根を生やして育て、去年私が一人暮らしを始めるタイミングで祖母にあげた。以来、祖母がせっせと日に当てたり水をやったりして育ててくれている。この一年で、またひと回り大きくなった。根からいくらか土を落として、先日園芸店で買ってきたかわいい花柄の植木鉢に植え替えると、ちょうど良いサイズだった。
2025/10/05 Sun.
午前中は庭仕事をした。私の小さな畑に生い茂ったさつまいもの蔓を切って取り除く作業。相変わらず柔らかくて脚の多い虫がたくさんくっついているので、恐れ慄きながら挑んだ。その間、窓の網戸越しにふくちが羨ましそうに見ていた。私が振り回しているさつまいもの蔓で遊びたいんだろうな。少しだけ庭の草取りもした。一時間足らずの作業だったのに、結構な汗をかいた。買ってあったさつまいもを焼き芋にして、祖母に少しお裾分けをした。すると、ちょうど作っていた里芋と鶏肉の煮物を味見させてくれた。味がよくしみておいしかった。
家の前の田んぼでは、黄金色の稲穂が重そうに頭を垂れている。よく晴れた青空と映えてすごく良い景色だったので、思わず写真を撮った。地元は高い建物がないので、空が広くて気持ちが良い。彼岸花も咲いていたら赤色が加わってもっと秋らしい風景になっていたかもしれないけど、彼岸花は花期を終えて色褪せてしまっていた。
