
2025/12/01 Mon.
夜中、またしてもふくちが布団に来た。寝ぼけ眼で起き上がり白黒の毛並みを撫でると、ごろごろと気持ち良さそうに轟音を立てていた。
庭に出て、あちこちの草取り。畑のチマサンチュとノースポールの芽を間引いた。こぼれ種のカモミールも生えてきている。バラの枯れた枝を切り、花が咲き切った菊を根本から刈り取る。勝手に生えてきた野いばらにも、小さな赤いつぼみがついていた。
家に戻り、植物好きのふくちの妨害を受けながらチマサンチュのベビーリーフをきれいにする。おいしく食べられる葉だけを選別する作業。ちょうどテレビで「グレーテルのかまど」をやっていたので、それを観ながらだった。トリークルタルトという聞いたことのないお菓子だったけれど、なんとハリーポッターの糖蜜パイと同じものだった。ハリーポッターシリーズにハマりにハマっていた小学生の頃、糖蜜パイという食べ物がなんともおいしそうな響きで憧れていたものの、まさかそれから20年越しにどんなお菓子か知ることになるとは。大人になってから知った著者の差別主義者ぶりを思うとおそらく今後ハリーポッターを読み返すことはないと思うけど(とても悲しい)、それでも大好きだった作品には違いないので懐かしい気持ちになった。トリークルタルトはいつか作って食べてみたいけど、ゴールデンシロップ(トリークル)なるものはどこに売っているんだろう。
祖母のアパートへ遊びに行き、お昼ごはんを頂く。二人でお腹いっぱい食べて、お茶を飲んで(私が買ってきたやちむんの湯呑みを使ってくれていた)、おしゃべりして、クロスワードを解いて、おやつを食べた。
晩ごはんを作り、仕事から帰ってきた両親と食べ、両親は弦楽アンサンブルの練習に出かけて行った。タフだなあ。猫達がいつの間にか一階から姿を消している。家事やお風呂を済ませてそろそろ寝ようかと二階に上がると、とらふくは私のベッドの傍でまったりくつろいでいた。くっついてこそいないけれどかなり近い距離にいるので、両手でそれぞれの毛並みを同時に撫でられる。すごく眠いけれど、この時間があまりに幸せなので終わらせたくない。30分ほど猫達を撫でていたら両親が帰ってきて、「ただいまー」の声を聞きつけるや否や二匹ともすぐさま階下へ出迎えに行ってしまった。
2025/12/02 Tue.
起きたらふくちが布団にいた。撫でると嬉しそうにごろごろと喉を鳴らす。15分ほど撫でていたけれど、さすがに今日は出かける時間に遅れる訳にはいかないからとなんとか起き出した。
猫達に後ろ髪を引かれまくりながら帰省を終え、高速バスで熟睡した。新幹線の中で、もうとらふくに会いたくなった。
就労移行支援に行き、情報処理技能検定(表計算)、企業実習用の書類作成、障害者用求人サイトに登録するための書類の準備、広報紙のレイアウト修正など。
寒々としたマンションの部屋に帰宅して荷解きを済ませ、帰省中に撮ったデジタルトイカメラの写真を見てみた。色合いや質感が独特でおもしろい。
2025/12/03 Wed.
就労移行支援。読書の時間に『本を読めなくなった人のための読書論』を再読し、広報部でわいわい広報紙を作った。
午後、就職活動用に証明写真を撮りに行く。検索してみると、普段行かない方角に最寄りの照明写真機があった。写真だけ撮ってさっさと帰るつもりだったものの、せっかくこっち方面に来たならこの辺りにあるらしいまだ行ったことのない本屋さんへ行ってみようと思い立ち、足を延ばした。お店を覗くだけのつもりで本を買う予定は全くなかったのに、思わぬ出会いがあり2冊も買ってしまった。『新版 ファーブル植物記』と『改訂版 他人がこわい あがり症・内気・社交恐怖の心理学』。どちらも初めて見る本だ。フェミニズム、ジェンダー、障害者福祉などについてのラインナップも結構充実していて、良い本屋さんが徒歩圏内にあることを知り嬉しくなった。それにしても、寄り道して本屋さんに行くことのできる環境ってなんて素晴らしいんだろう。帰り道も、通ったことのない知らない道を散歩して帰って楽しかった。アスファルトに散りばめられた黄色いいちょうの葉がきれいだった。
注文していた日記屋月日の『季刊日記 創刊号』が届いた。思わぬ分厚さで嬉しい。
外では正視できなかった証明写真を、帰宅してから眺めてみた。私ってこんな顔なのか、と思った。お世辞にもけっして美人とはいえないけれど、自分が思っていたほどに醜く気持ちの悪い顔という訳でもないかもしれない。過剰に歪んで見えていただけで、そこまで思い悩む必要は別にないんじゃないかとほんの少しだけ思えた。こうしてちょっとずつ容姿のコンプレックスと和解できていくんだろうか。
2025/12/04 Thu.
布団がぬくぬくでなかなか起き出せず、ぎりぎりまで粘る。
お弁当を作る。厚揚げと長ねぎの煮物、卵焼き、きんぴら、小松菜ごまあえ、にんじんの炊き込みごはん。
外に出ると寒い。マスクをしていると眼鏡が曇る。コンビニの駐車場に白いバラの花が一輪、車に轢かれたのかぺちゃんこに潰れていた。アスファルトの暗い色に映えて、押し花のようで少しきれいですらあった。花壇の花が抜かれて土が耕されている。冬の花を植えるのかな。
就労移行支援。障害者向け求人サイトへ登録するための履歴書を作成。企業実習前の打ち合わせ的な面談があった。それからいつもの情報処理技能検定(表計算)と、日本語ワープロ検定の過去問。午後は、次の企業実習として新たに行くことになった企業(先日顔合わせした所とは別の会社)へ顔合わせに行く。
顔合わせが終わって同行のスタッフさん方と解散し、寄り道したかったので歩いて帰ることにした。天神中央公園を通ると、きらびやかなクリスマスツリーやクリスマスアドベント用の赤い小屋が並んでいて、なんだかうきうきしてくる。イルミネーションのオブジェも大きいものが設置してある。川沿いの桜の葉が赤やオレンジに色付いていてきれいだったので、なんとなく写真を撮った。コメダ珈琲店にごちそうカスタードなるケーキがあると知り、これはぜひ食べてみたいと思い、普段行かない自宅からちょっと遠いコメダへ寄る。ところが、今日はケーキ類がもうモンブラン1個しか残っていないとのことだった。代わりに頼んだミニシロノワールは、これはこれでおいしかった。温かいコーヒーもおいしい。カフェでコーヒー片手に読みたいからとわざわざ持ってきた『季刊 日記 創刊号』を読み始める。幸福な時間のはずなのに、すぐ近くの席の男女が風俗やホスト、整形などの話題を繰り広げている。知らない世界の話が嫌でも耳に入ってきて、聞いて良い内容なのかと勝手に気まずくなってくる。結局、ほんの少しだけ読んだぎりカフェから退散した。とはいえ、ふらっとカフェに立ち寄ることができる環境というのは本当に最高だ。今日はちょっと思うようにはいかなかったものの。知らない道を歩いて帰宅。ちょっとした冒険気分で楽しい。
なんとなく聞いてみたポッドキャストで、「最近は色々な言葉や表現に対してセンシティブになっている」「そこまで気にする必要があるのかとも思う」といったようなことを言っていて、ちょっとがっかりしてしまった。人が傷付く可能性のある言葉というものが実際あるのだから、誰かが嫌な思いをしなくて済むためならいくらセンシティブになっても良いじゃないかと私は思う。
思い立って、5年前に製本した自分の闘病4コマ漫画を読み返してみた。読み終えるのに1時間半かかった。今になって読むと黒歴史的な気恥ずかしさがあるかと思ったけど、意外と大丈夫だった。自分がおもしろいと思って描いたものだから、自分がおもしろいと感じる琴線に触れる箇所が多々あり、なかなか楽しい。私は私の考え方や表現の仕方が好きだし、私自身のこともかなり好きかもしれないと思えたので、今後もたまには読み返してみたい。自分で描いた漫画を夢中で読むという体験ができるというのは、なんだかシュールだけど幸せだ。
2025/12/05 Fri.
いい加減起きなければと思うけど、布団が気持ち良すぎる。冬はこれが困るけど、季節感があると思えばそれはそれで良いものとも言えるかもしれない。
就労移行支援で、情報処理技能検定(表計算)と日本語ワープロ検定の過去問。
昨日掘り返されていた花壇には、パンジーとプリムラ、アリッサムの苗が植えられていた。プリムラはまだ葉っぱで蕾がないように見えるので、何色の花が咲くのか楽しみ。
気になっていたパン屋さんに寄ってみた。いかにもオフィス街で仕事をしていますといったようなきっちりした身なりの女性達がレジにずらりと並んでいて、妙な居心地の悪さを感じてしまった。でもパンの品揃えは素晴らしかった。頑張って選んだパンはどれもこれもおいしい。見た目がやたらおいしそうだったので買ったフレンチトーストは、これまで食べたフレンチトーストの中で一番おいしいのではと思うほどのおいしさだった。甘さも程良く、かりかり、ざくざく、ふわふわ、とろとろ、フレンチトーストで味わいたい全ての食感が楽しめる。スモークサーモンのサンドイッチも、モーンデニッシュもおいしい。コーヒーを飲むのを忘れるほど夢中になるおいしさだった。良いお値段はするけれどとにかくおいしいので、何かのご褒美にまた買いに行こう。
すっかりさぼっていた日記を書いて、サイトに載せた。
2025/12/06 Sat.
日本語ワープロ検定と情報処理技能検定(表計算)の試験を受けに行った。それぞれ準一級を受ける。試験の中で分からなかった箇所はなかったものの、ミスがないかについてはどうだろう。結果は約一ヶ月後に郵送されるそう。不合格だったら悲しいので、それまでは試験を受けたことは忘れておこうと思う。
帰りの電車まで時間があったので、コンビニへ寄って肉まんとピザまんを買った。店員さんに「ピザまんのお顔はちいかわですよ」(期間限定でちいかわのキャラクターの顔のイラストが入っている)と言われたので、「かわいくて食べられないですね」と返事をして、少し会話のやりとりがあった。こういうちょっとしたコミュニケーションが発生すると、他者と関わるのって楽しいなと思える。そう思わせてくれてありがとうございます。近くの公園でちいかわの顔を食べ、『金枝篇』を読みながら電車に揺られて帰宅。
TOLOTのアプリに画像をアップロードして、とらふくの写真で来年用のカレンダーを作成した。届くのが楽しみ。
この頃どうもスマホの充電の減りが早いと思っていたら、バッテリーの蓄電容量がいよいよ81%になっていた。4年半も使ったし、いい加減買い替え時なのかもしれない。
2025/12/07 Sun.
ドラストやスーパーであれこれ買い出し。生活必需品の買い物をさぼっていたので、色々買い込む羽目になり荷物が重たくなった。
意を決して新しいiPhoneを買うことにした。現在使っているものがiPhone SEの第3世代なので、その後継機的なものらしいiPhone 16eを注文した。分割払いとはいえ、大きな買い物なのでかなり勇気が要った。
SUZUIで注文していたふくちスウェットが届いた。緑色のスウェットの胸元に、ふくちの真ん丸な顔がプリントされている。かわいい。蝶ネクタイのような感じで、赤い小さなリボンをふくちの顔の下に縫い付けた。さらにかわいくなった。
