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週間日記(2026/01/26-02/01)

2026/01/26 Mon.

 5時に起きてリビングに降りると、足元にとらふくがごろんと寝転がって撫でるよう要求してきたのでありがたく応じる。
 とらふくに後ろ髪を引かれまくりながら実家を出て、父がバス乗降場まで送ってくれた。気温は-5℃で、凍えるほど寒い。高速バスの中で熟睡。新大阪まで行ってしまうので、新幹線では寝まいと頑張った。
 マンションに戻りリュックサックを置き、ノートや筆箱を鞄に入れて就労移行支援へ。応募書類を作ったり、面接用の回答を暗記しようとしたり。すごく眠かった。
 帰り道に八百屋さんの店先にこの冬初めての八朔が並んでいるのを見つけ、しかも3個で198円というお値段だったので大喜びで購入した。去年は紅八朔があまりにもおいしくて、赤いネットに2kg入ったものまで買って一人で平らげた。食べるのが楽しみ。

2026/01/27 Tue.

 お弁当を作る。ピーマン肉巻き、卵焼き、きんぴら、小松菜ごまあえ、青菜ごはん。
 就労移行支援。スタッフさんに添削を頼んだ書類がまだ戻ってこないので、特にやることがない。午後は実習報告会。先月行った企業実習の内容や感想を発表した(こうして発表するのは2回目)。フロアには利用者さんとスタッフさんが30名ほど、Zoom越しによその事業所の人達が数十人いるらしいという状況でスライドを見せながら原稿を読んだ。もちろんめちゃめちゃめちゃ緊張した。適切な声の大きさも分からなければ、読むスピードも分からない。手足も震えた。間違いなく棒読み。でも、終わると利用者さん達がねぎらってくれて、それがすごく嬉しかった。数年前なら発表を引き受けること自体が絶対にありえなかったから、自分でもびっくりしている。ちゃんと「できた」かどうかより、とりあえず「やった」ことを自信に繋げられたら嬉しい。
 頑張ったので、商店街の八百屋さんでガーベラの切り花を買い、コンビニでクレープとエッグタルトを買って帰った。花びらがぎっしりと詰まったピンク色の花が春らしくてとてもかわいい。

2026/01/28 Wed.

 就労移行支援。応募書類ができたので、スタッフさんと確認をしてポストに投函した。就職活動第一歩目、書類選考通過しますように。
 髪が伸びてきてうっとうしいので、美容室でいつもの短さに切ってもらった。早くもショートヘアに飽きたので髪を伸ばしてパーマをかけたいけれど、就活の間は短いままにしておこうと思う。そっちの方がなんとなく清潔感らしきものがありそうだし、扱いにくい伸ばしかけの髪に気を取られたくない。仕上げにトリートメントオイルを付けてもらったら、自分の頭からヤンキーキャンドルのような甘ったるい香りがする。大学生の頃に住んでいたマンションの部屋が思い出されて懐かしい。
 八朔の皮を剥いた。いつの間にか手にできていた切り傷に果汁がすごく沁みる。食べてみると、目の覚めるような強い酸味がとてもおいしい。元気がなかった訳ではないけれど、元気が出そうな味。自分一人のためだけに柑橘の皮を剥いていると、なんだか自分をとても大事にしているような気がしてくる。ご自愛の方法として柑橘を剥くのは良いかもしれない。

2026/01/29 Thu.

 お弁当の中身は照り焼きハンバーグとブロッコリー、卵焼き、にんじんと椎茸の煮物、青菜ごはん。朝、出かける直前にガーベラの花瓶を倒してしまい、相棒のノートパソコンに水を掛けてしまった。一瞬茫然としてしまって、それから慌ててタオルを引っ張り出して水気を拭き取った。なんともありませんように。
 就労移行支援で、求人サイトからWEB応募なるもので一社応募してみた。とりあえず、現時点で2ヶ所応募したことになる。かつての就活のようにむやみやたらに何社も応募するものでもなさそうなので、一旦は書類選考の合否を待つことにしたい。
 熟れすぎに近い状態のトマトが安かったので、1パック全部鍋に投入してカレーを作った。水は入れず、トマトの水分だけで作ったキーマカレー。適当に作ったにしては、かなりおいしいものができたので嬉しい。自分一人のためにカレーを作ったり、柑橘を剥いたりしていると、なんだかちゃんと生活をやっている感じがあって良い。
 YouTubeで久し振りにRiverdanceの映像を観た。「タップの競演」がすごく好きで、観るとよく泣きそうになる。

Trading Taps, Riverdance – Live from New York City, 1996

2026/01/30 Fri.

 就労移行支援。書類選考が通るかはまだ分からないけど、面接まで漕ぎ着けられた時のためにそれっぽい志望動機を考える。
 そのまま地下鉄に乗り、コメダ珈琲店でお昼。アイスコーヒーと、期間限定の台湾ミンチのコメドムバーガーを注文する。結構辛くておいしいけど、ものすごく食べにくい。モスバーガーのようにソースが袋の底に残るのでスプーンですくって食べたいものの、店員さんにスプーンを頼む勇気がなくて断念。食べ終わってお店を出ると、店先に色々な花の寄せ植えが置かれているのに気付いた。まだつぼみだけど、優しいピンク色のアネモネがかわいい。
 福岡市美術館に行き、二度目の「ブルックリン博物館所蔵 特別展 古代エジプト」へ。フリントって何だろうと前回来た時に疑問だったけれど、展示室のキャプションに答えがあるのを見つけた。火打石やナイフ、装飾品として使われる燧石(すいせき)という材質のことらしい。レリーフや像、アクセサリーなどの展示品を楽しく眺める。平日の昼間だけど、やっぱり人が多い。キャプションに「エジプトの神々の多くは、その頭飾りによって見分けられる」とあり、言われてみれば確かに小さな絵でもどの神様なのか判別できるようになっている。古代エジプト人のキャラデザのセンスがすごいなと感心した。
 美術館のミュージアムショップも覗くと、ルノワールが描いたいちごの絵のポストカードを見つけた。真っ赤な小ぶりのいちごがたくさん描かれていて、甘い香りが漂ってきそうなほどおいしそうな絵だ。ルノワールの作品にこういう絵があったのか。すっかりこの絵を気に入ってしまい、ポストカードを1枚購入した。
 大濠公園の中を歩く。まだ満開ではなかったけれど、色とりどりの梅の花が咲いていた。ピンクに白、えんじ色。一重のものも八重咲きのものもある。嗅いでみると、かすかに梅の花の香りがする。花の写真を撮っていると、枝の合間にシジュウカラがいるのを見つけた。小さくてまんまるでかわいいけど、素早く飛び回るので写真に収めるのが難しい。近くには濃いピンク色のさざんかが枝じゅうに咲いていて、大きなセンダンの木には白い実がたくさん生っていた。定かではないけどセンダンの実はちょっと臭かったような記憶があるので、落ちている実を踏まないように気を付けて歩いた。池の周りの雑木林のような場所を歩く。歩道沿いに植えられた水仙が花を咲かせ始めている。松ぼっくりやどんぐり、プラタナスの実もいっぱい落ちている。茶色い落ち葉の上にさざんかの花びらが散っていて目を惹く。ハクセキレイがちょこちょこと駆けていく。緑の木々を見上げ、落ち葉が敷き詰められた土の地面を歩いていると、自分の中の何かがすごく回復する気がした。元気が出るし、ほっとするし、癒される。ゲーム「魔法使いの約束」でいうマナエリアというのはこういう感覚がする場所なんだろうな。蓮が植わっている堀には水鳥がたくさんいた。
 大きな通りをひたすら歩く。花壇にはプリムラやアリッサム、ガーデンシクラメンなどが植わっていて、ほととぎすとローズマリーの花も見かけた。よもぎがはびこっているのも発見。実家の畑に生えていたら目の敵にして引っこ抜くのに、こっちで見かけるとちょっと懐かしさすら感じる。悔しい。
 せっかく近くを通るからと、ブックスキューブリックけやき通り店に寄った。ちょっとお店を覗くだけだと自分に言い聞かせていたはずなのに、おもしろそうな本が色々あって、ついつい欲に負けて買い込んでしまった。フェイジョアやクルクマなどの繊細なボタニカルアートが描かれたポストカードも売られていて、珍しいからとフウセントウワタの絵のポストカードも買った。
 商店街を通ると、八百屋さんに紅八朔が出ているのを見つけた。まだちょっとお値段が高かったし、八朔を食べたばかりなので今日は我慢。ひとパック390円でつくしが売られているのを見て慄く。
 めいっぱい歩いて帰宅すると、マンションの郵便受けに見覚えのある封筒が入っていた。一昨日ポストに投函したはずの書類選考用の履歴書で、切手の料金が足りないとの貼り紙がされて戻ってきたものだった。現在時刻は17時ちょうど、最寄りの郵便局はちょうど営業を終了する時間だ。しかも書類は来週月曜必着、なのに今日は金曜日だ。慌てて歩いて博多駅前の郵便局へ向かい、レターパックを購入して送り直した。焦った……。郵便局への往復40分が加わり、今日の歩数は17,495歩になった。へとへと。確認って大事だ。

買った本
・『変わり者たちの秘密基地 国立民族学博物館』樫永真佐夫監修、ミンパクチャン著、CEメディアハウス
・『チベット死者の書 サイケデリック・バージョン』ティモシー・リアリー、ラルフ・メツナー、リチャード・アルパート、平凡社
・『仕事文脈 vol.24』タバブックス

2026/01/31 Sat.

 3COINSのサイトで見かけた犬のパペットがかわいすぎるあまりに欲しくなり、店舗へ行った。ところが、子ども用品やおもちゃが並んでいるコーナーには見当たらない。かわいいからもう売り切れてしまったのかと思いきや、ペット用品コーナーにあった。ぬいぐるみではなく、ペットと遊ぶためのおもちゃだったらしい。中にビニールが入っていて、動かすとかしゃかしゃと派手な音が鳴る仕組みになっている。それでもぬいぐるみとしてかわいいので、結局買ってしまった。
 天神地下街の青山フラワーマーケットの前を通りがかると、大量のスイートピーの切り花が売られているのが目に留まり、思わず吸い寄せられた。さまざまな色の花があり、染料で染めてあるのか、見たことのない色のものまである。視界一面がカラフルなスイートピーで埋め尽くされるという体験があまりにも素晴らしくて、しばらくそこに突っ立っていたいくらいだった。実際はちょっと眺めただけで何も買わずに撤退したけれど、スイートピーの甘くかぐわしい香りを胸いっぱいに吸い込んで幸せだった。
 帰宅してから、購入したパペットの糸を少し切って、中に縫い込まれたビニールを取り外した。縫い直すと、音の鳴らないぬいぐるみとしてのパペットになった。子どもの頃から犬が怖くて苦手だけど(野良犬に追いかけられたせい)、初めて犬のぬいぐるみを買った。犬にしてはとてもかわいい。

2026/02/01 Sun.

 野菜を切って冷凍したり、来週の朝ごはん用に味噌汁を作り置きしたり、家事を色々やっつける。クリスマス前にカルディで買ったジンジャーブレッドハウスのキットに、今さらになって着手した。家のパーツの形に焼かれたジンジャーブレッドが箱に入っていて、アイシングや好みの飾りを用意して家の形に組み立てるというものだ。お菓子の家を作ることに長年憧れがあったので、とてもうきうきした気持ちで作業を始めた。ところが、粉糖と卵白とレモン果汁を混ぜ合わせたアイシングが緩すぎて、まず窓やドアの模様を描く時点でうまくいかない。アイシングが垂れたり広がったりして、ちっとも思うように描けない。壁と壁とを貼り合わせようにも、やっぱりアイシングが緩すぎて接着できない。頑張ってはみるものの、最終的に絞り袋からアイシングが零れ出してしまい収拾がつかなくなってしまった。せっかくアラザンやドライストロベリーなどのかわいいトッピングを用意したのに、もうどうにもならない。苦労の末にとうとう諦め、建築作業を諦めてそのまま食べることにした。しかし、これがまた強烈な甘さで、食べ進めることも難しい。ぴりっとした生姜の風味はするけれど、それ以上の甘さがある。思えばお菓子の家というものは誰かと一緒に楽しく作るもので、一般的には一人で興じるものではないような気もする。そうなると、そもそも一人で一度に食べきることを目的としたお菓子じゃないんだろう。ゲーム「魔法使いの約束」の推しは、魔法を使ったとはいえイベントストーリーの中で立派なお菓子の家を作り出していたから、やっぱり推しはすごいなあと舌を巻く思い。
 とある読者投稿に応募してみたくて、文章を書いて送ってみた。掲載されるかどうかは難しいだろうけど、書いている時間がとても楽しかったのでそれで良いかもしれない。
 日記ZINE2冊の誤字脱字を修正したので、沖縄旅行ZINEと併せてイベント用に製本すべく入稿した。同人誌は「販売」ではなく「頒布」という表現をするけれど、ZINEの場合はどっちなんだろう。締切というものがどうしても苦手なので、原稿が完成してから製本を申し込んだ。部数は全く見当がつかないので(一冊売れるかだって怪しい)、少なめに刷ることにしておいた。後は、勇気を出してイベントに申し込むだけ!
 夜、30分ほど読書。『季刊 日記 創刊号』を読み終えた。すっかり感化されて、随分久し振りに10年日記を開いて今日の欄に書き込んだ。