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週間日記(2026/06/01-06/07)

2026/06/01 Mon.

 就労移行支援。『他人がこわい あがり症・内気・社会恐怖の心理学』(クリストフ・アンドレ、パトリック・レジュロン、紀伊國屋書店)を読み終えた。
 帰宅してから、さっそく奄美旅行の計画を練り始めた。

2026/06/02 Tue.

 就労移行支援。入社書類の準備を進めた。

Blueskyから
・目が覚めたら実家の布団にいそうな気がするって就労移行支援のスタッフさんに話したら「つねりましょうか?」って笑ってくれたから「強めにお願いします」と返したんだけど、こういう気軽な冗談のやりとりができるのすごく楽しいしなんというか救われる
・一人暮らしをしてるのも就職決まったのも好きな人ができたのも全部幸せな長い夢で、起きたら実家の布団の中にいてまた不安と憂鬱でいっぱいの泣き暮らす日々に引き戻されるんじゃないかって気がしてくる それくらい昔からしたら想像もできなかったような状態になっている
・これは夢ではなく現実なのだと知らしめてくれる量の入社書類が届いたのでようやく実感が湧いてきた
・人が怖くて外に出られない、働けないから死ぬしかないと毎日のようにめそめそ泣いてた自分が、今や頓服薬無しで公共交通機関に乗って好きな場所へ行き週5の頻度で就労移行支援の利用者さん達とおしゃべりを楽しみ、都会のビルでオフィスカジュアルなる装束に身を包んで事務仕事をするらしい 働けないからといって死のうとする必要は一切ないと思えているのも嬉しい
・労働への向き不向きに関わらず全ての人間は生きていて良くて(良いも悪いもない)、思うように働けなくても健やかに文化的な生活を送ることができるよう制度を整えるのが政治家の仕事で、その生活がままならないとしたらそれは個人の自己責任なんかに由来するものではなくて政治の怠慢だから自分を責める必要は一切なくて

2026/06/03 Wed.

 就労移行支援。Pさんがお休みだったのは寂しいけれど、利用者さん達とあれこれおしゃべりしたのは楽しかった。
 お昼ごはんに、コメダ珈琲店でエビカツパンを食べた。隣のテーブルに座ったお客さんがアメリカンコーヒー一杯だけを注文していて、いつか自分もカフェでコーヒーだけを頼むような大人になってみたいと思った。未だに自分にとってはカフェへ入ることが非日常的な特別感のある行為なので、コーヒーを一杯飲むためだけに利用するのにはちょっとした勇気のようなものが要る。

2026/06/04 Thu.

 電車通勤の練習をしようと思っていたものの、昨夜はだらだら夜ふかししてしまい、結局出かける予定だった時間まで寝てしまった。その後、入社手続きのために健康診断を受けたり(身体測定の結果は身長162.1cm、体重59.0kg)、役所に行ったり、証明写真を撮ったり。区役所前の花壇には、見たことのない色のパンジーが植わっていて珍しかった。薄い黄色の花びらに、鮮やかな赤い模様が入っている。
 前から気になっていた、カトリック教会の隣にある書店を覗いてみた。店内には聖書やキリスト教に関する専門書、子ども向けの絵本、文房具や信仰の用具などが並んでいる。国内各地の修道院で作られた焼き菓子が並ぶコーナーがあり、もしかしてと期待していたものが売ってあった。那須トラピスト修道会が作っているガレットという焼き菓子で、形は小さめのワッフルに似た形状で、食感はクッキーのようにさくさくしているお菓子だ。カトリック系の幼稚園に通っていたので、毎年の七五三には園の隣にある教会へ行き、メダイとこのガレットをもらっていた。このガレットがおいしかった記憶があり、いつかまた食べてみたいと思っていたのだった。七五三のガレットといい、クリスマス会でキリスト降誕劇を演じた後に食べるタルト(聖ヨゼフ修道院が作っているカナダ風タルト レターレ)といい、私の現在に至る焼き菓子好き・洋菓子好きは幼稚園の頃に形成された気がする。思い出のお菓子を久し振りに味わうことが叶い嬉しい。
 せっかくの平日休みだから午後は博物館に行こうかと思い立ち、少し迷った結果電車に乗って太宰府へ移動した。九州国立博物館へ向かう前に太宰府天満宮に立ち寄り、なんと人生で初めて縁結びのおみくじを引いてしまった。誰か三十路の思春期の迷走を止めてほしい。普段はおみくじにも初詣にもさっぱり縁のない人間ではあるものの、開いたおみくじにはバーナム効果と言い切れないくらいには思い当たる箇所が見受けられた(そうした項目が目につきやすいだけかもしれない)。浮かれてしまいそうで怖い。
 境内の池はちょうど花菖蒲が満開で、ゲーム「刀剣乱舞」の本丸の景趣かと思うような光景が広がっていた。濃淡の紫、白、黄色、赤みがかった紫、薄ピンク、一口に花菖蒲といっても様々な色の花が咲き誇っている。池のほとりにはあじさいも咲いている。天気は雨だったものの、雨に濡れた木々の緑の色が濃くなっていて、これはこれで風情があった。
 九博に辿り着き、特別展「若冲、琳派、京の美術 きらめきの細見コレクション」の2回目を見る。撮影禁止の展示で、前回は鉛筆とメモ帳を忘れたので、展示に関する記録を残すことができなかった。今回はちゃんと筆記用具を持参したので、あれこれメモを取ることができた。たんぽぽやわらび、千日紅やトクサなど、現代も親しまれている植物がこの時代に絵のモチーフとして描かれていることがなんだかおもしろくて、遠く離れた時代の作品と植物を通じて繋がれたような感覚もあって楽しかった。展示室を堪能し、神坂雪佳の「十二ヶ月草花図」に描かれた春草のポストカードを購入した。それから、常設展もじっくり鑑賞した。いくつかの用事を済ませ、気分が良くなる内容のおみくじを引き、博物館を満喫して、充実した休日になった。以下は常設展に関するメモ。

メモ
・縄文時代には既にマメ類の栽培が行われていた
・材質のパンダン(ニオイタコノキ)、前職の園芸店でハーブ苗として売られていたパンダンリーフと同じもの? →調べたら同じだった
・「生命樹文様絨毯」イラン、20世紀…「ユーラシアでは古くから東西の遊牧民族を中心に、樹木に生命の根源と再生を仮託して神聖視する概念があった。イランでも絨毯によくこの生命樹のモチーフが用いられる。」、北欧神話のユグドラシルみたい、共通する概念なのかなと思って調べたらユグドラシルは「生命樹」でなく「世界樹」だった
・「佐波理 王子形水瓶」中国、唐7~8世紀…「インド仏教由来の聖水を入れるための器」とある、聖水という概念はキリスト教だけに見られるものかと勝手に思っていたけど仏教にもあるのか、おもしろい
・「三彩鴛鴦文枕(さんさいえんおうもんまくら)」…ういろうみたいでなんかおいしそう、ういろうを食べたことはないけど
・「正倉院宝物復元 紺玉帯(こんぎょくのおび)」原品:奈良時代8世紀…ベルトってこの時代からこんな形だったんだ!という驚き、金具の形も現代の物とかなり近くておもしろい
・「鍍金霊芝角有翼獣文帯金具」遼、10~12世紀…「霊芝というキノコ形の角をもつ有翼獣を飾り」、きのこの角を持った獣という概念があるのおもしろすぎる、ポケモンのパラス?獣じゃないけど
・「白麻地車に菊藤桜牡丹葵文様 帷子(しろあさじくるまにきくふじさくらぼたんあおいもんようかたびら)」、江戸時代、19世紀…武家女性の衣服、いろんな植物がいっぱい刺繍されていて素敵、色使いもオレンジ色が目を惹いてかわいい
・「竹菊図(ちくぎくず)」清時代、1799年…「気品ある君子に見立てられた植物である四君子(蘭、菊、梅、竹)のうち竹と菊を描く」、シクンシって沖縄で見たコバテイシ(モモタマナ)の分類のシクンシ科のシクンシ? →調べたらコバテイシのシクンシの漢字は「使君子」だった

2026/06/05 Fri.

 政治のことで文句を言ったら、高市早苗に胸ぐらを掴まれて殴りかかられる夢を見た。せっかくその前の夢にPさんが出てきてうきうきしていたのに、その後に見た夢がこれだから台無しだった。
 マンション前にある欅の木に生えたサルノコシカケが成長していて、ホットケーキみたいな色と形になっている。ちょっとおもしろい。
 就労移行支援で、やることがないので通信制大学で使用していた心理学の教科書を読んで過ごした。利用者さん達ともちょこちょこ話す。
 部屋の本棚の側面にポストカードを何枚か貼り付けているのだけど、それを初夏っぽい絵のものに貼り換えた。モネ「セーヌ河の朝」、ゴッホ「ドービニーの庭」、コロー「湖畔の木々の下のふたりの姉妹」、小林古径「芥子」、高島野十郎「さくらんぼ」。とらふくに似た猫が描かれたポストカードは、通年貼ったままにしている。
 来週末に奄美大島へ旅行に行くことを決めたので、前から気になっていた本を読んだ。『奄美旅【上】1.2日目「アダンの海辺」』と『奄美旅【下】3~6日目「徳之島のガジュマル」』(いずれも中村一般)の2冊。どちらも素晴らしかった。自分の旅の計画をある程度固めてから読んだのだけれど、行こうと思っていた場所が色々出てきてなんだか嬉しい。樹齢300年のガジュマルが見開きいっぱいに描かれたページでは、自分も圧倒されたような気持ちになり、なぜか泣きそうになった。今回自分はその実物を見に行くことはできないけれど、実際に本物を目にしたら本当にすごいんだろうなと思った。作中に出てきたので、青葉市子さんのアルバム「アダンの風」を聴きながら読んだ。静かな音楽を聴きながら本を読む時間がとても幸せだった。

2026/06/06 Sat.

 窓の網戸越しに、野良猫のきいちゃんと闘うとらちの動画が親から送られてきた。しっぽをふさふさに太くして威嚇するとらちの隣で、ふくちは一体何事だろうというようにきょろきょろしていた。猫の人間関係(?)にもドラマがあっておもしろい。
 就労移行支援。Pさんと話せて嬉しい。帰りに八百屋さんへ寄り、キャベツとトマト、紅甘夏を買った。
 汗と湿気で髪がうねるのが嫌で、美容室で縮毛矯正をかけてみた。ところが、驚くほど似合わない。頭髪がまっすぐさらさらになったこと自体は喜ばしいものの、鏡を覗き込むと河童に似た生き物がこちらを見返してくる。縮毛矯正をかけてしまってから後悔しても遅いけれど、しまったなあとつくづく思った。髪のボリュームを減らしたら頭が小さく見えるかと思いきや、かえって顔の大きさが強調されてしまう。私が元々くせ毛であったことにはどうやら意味があったらしい。あーあ。とはいえ、前髪や顔周りの髪を軽く巻いて、サイドの髪を耳に掛けたらまだいくらかはましになりそうな希望はある。なんとかするしかない。

2026/06/07 Sun.

 帽子をかぶってビックカメラに行き、小さめのヘアアイロンを買ってみた。ヘアアイロンは全く使い慣れない道具ではあるけれど、頑張るしかない。「縮毛矯正 河童」と検索したら割とよくある事象らしく、ちょっとだけ慰められた。何も解決はしていないものの。
 髪の毛のことでわあわあ言うついでに、首相官邸のご意見フォームにも国民投票法改悪反対だとわあわあ述べてきた。独裁反対。
 中村一般さんの『奄美旅』上下を読んで以来、もう何度青葉市子さんのアルバム「アダンの風」を聴いたか分からない。どの曲も本当に美しくて、聴く度きれいな海辺に連れてこられたような心地になる。