投稿者: naedokodesuka

週間日記(2025/03/10-03/16)

2025/03/10 Mon.

 ドラッグストアで日用品を買った後、八百屋さんを覗いたところ、2kgで税込430円の紅八朔が売られていた。すごく迷った挙句、こんな機会は滅多にないからと思い切って購入した。ずっしりと重い紅八朔が7個も入っている。帰ってからさっそく皮を剥いて、今日のうちに3個も食べてしまった。甘酸っぱくてみずみずしく、とてもおいしい。
 春っぽいとらふくを描きたくなって、春の野草ととらふくの絵を描いた。たんぽぽ、れんげ、オオイヌノフグリ、白詰草、からすのえんどう、かたばみ、つくし、すみれと、猫のとらふく。絵本のような絵を描けるようになってみたい。

2025/03/11 Tue.

 就労移行支援。データ入力ソフトと、Wordの検定問題。他の利用者さん達の会話が聞こえてきて、その内容があまりにもしんどかったのでげんなりした。私と正反対な政治的意見と、特定の国の人に対する非常に差別的な発言。きつい。
 祖母宛ての手紙を書いた。昨日描いたとらふくの絵もポストカードに印刷して同封した。喜んでくれるといいな。
 昨日紅八朔と一緒に買ってきた野菜を調理。ブロッコリーは茹でてミモザサラダに、アスパラガスは肉巻きにして後は焼いたら食べられるだけの状態で冷凍しておいた。
 AI生成画像に対してなんとなく抱いている嫌悪感や忌避感についてぼんやり考えていたら、ゲーム「魔法使いの約束」のシャイロックの魔法科学に対するそれと近いのかもしれないと思った。他の人達が描いた絵を学習してそれらしい画像を生み出す生成AIと、他の魔法使いあるいは魔法生物の石を使用して魔法を使う魔法科学。他者の労力や生命(だったもの)を元手に、自分の何かを犠牲にすることなく目的のものを作り出すという点では、よく似ているんじゃないだろうか。

2025/03/12 Wed.

 就労移行支援。就労移行支援事業所の職員さんと相談支援事業所の担当者さんと、担当者会議なるものがあった。前者の職員さんには、普段顔を合わせて話しているのもあってか私の言いたいことがある程度伝わっているようだったものの、後者の担当者さんについてはなかなかうまく話せなかった(誰かに対してうまく話せたことなどないのはともかく)。私の思い込みに過ぎないかもしれないけれど、期待されている答えが見える(ように思える)と言うのか、向こうが私のことを解釈した内容について「はい、それで合っています」と言わされているような感覚を覚えた。私も別に人の話を聞いて要点を捉えて理解することが得意な訳じゃないし、別々の人間なんだからそもそもコミュニケーションというもの自体スムーズにいかないものなのだと頭では分かっているつもりだけど、臨床心理士の先生によるカウンセリングで得られる「分かってもらえた!」という感覚をつい支援職の人達に期待してしまうのかもしれない。

2025/03/13 Thu.

 実家に植えているさくらんぼの木の写真が母から送られてきた。これまでに見たことがないほどたくさん花を咲かせている。どうして私が家を出てからそんな本気を見せるんだ。
 早起きして、以前から行きたいと思っていた北九州へ。大学時代によく乗っていた高速バスに10年振りくらいに乗る。すごく懐かしい。高速道路を走っている時、窓から草いちごのような花が見えた。もうこの時期には咲くんだっけと記憶があやふやになっていることに狼狽える。草いちごの花の時期を忘れるなんて。遠目には梅か桃か分からない、濃淡のピンクや白の花を咲かせた木も多く見かけた。春だなあ。途中に、大学卒業後に就職して最初に配属された市を少し通った。地名を見ても変にどきどきしなくなるまで、随分かかったものだと思う。高速道路を下りると、懐かしいお店や看板がちらほら見えた。目にして初めて存在を思い出すようなものもある。大好きでちょこちょこ行っていたパンとケーキのお店は、いつの間にか閉業してしまっていた。卒業した大学も窓から少し見えた。ぼろぼろだったサークル棟は今も使われているのか、それとも建て替えられたのか。気になったけど、そこまでは確認できなかった。
 小倉駅前でバスを降りる。これも10年振りくらいの小倉駅。初めてのアルバイトでビラ配りをして、異様な不安を感じて社交不安障害の症状を自覚した場所もあれば、その直後に駆け込んだ心療内科もある。魚町の商店街も、当時はそんなに来たことがなかったはずなのに、やっぱり懐かしい。何だかんだ大学時代は楽しくて、興味のあることを好きなだけ学べるという幸せを満喫できた時期だった。良い思い出がある場所を持てるのは嬉しいことだとしみじみ思う。
 ゲーム「刀剣乱舞」の歌仙兼定(細川忠興の刀)にのめり込んで以来ずっと行きたかった、小倉城へ向かう。大学時代に一度来たことはあったけど、当時はまだ刀剣乱舞というゲーム自体がなかった。細川忠興が築城しただけあって、城内には忠興に関する資料や説明書きが色々ある。連れてきたもちマス歌仙のぬいぐるみと、こっそりぬい撮りをした。
 すぐ近くの北九州市立文学館にも行った。ゲーム「文豪とアルケミスト」に以前ハマっていたおかげで近現代日本文学はいくらか読むようになったものの、ここの文学館で扱われている作家の作品はほとんど読んだことがなかった。火野葦平の遺書に芥川龍之介の「或る漠然とした不安」というフレーズが引用されていて、私もかつて自殺を図った時には遺書にそれを書いていたので、共通点らしきものを見つけて勝手に親近感を覚えてしまった。
 歩いて小倉駅に戻る。途中、青い花をたくさん咲かせた植え込みのローズマリーや、これまた久し振りに見るマカロニ星人の写真を撮った。
 電車に乗って門司港に移動。山に囲まれた土地で育った人間なので、海を見るとどうしたって物珍しくてはしゃいでしまう。おっかなびっくり海面を覗き込んだら、赤や白のくらげがいくつか浮かんでいた。これも写真を撮る。
 お昼は、プリンセスピピというお店で食べることにした。順番待ちではあったけれど、ここのカレーを食べてみたかったので、辺りに漂うカレーの香りを嗅ぎながらお店の前のベンチで待った。パエリア鍋に盛られた野菜たっぷりの焼きカレーと、ふぐの唐揚げを注文した。色んな種類の野菜が一切れずつ乗っていて、ごはんは白ごはんと雑穀米(だった気がする)の2種類が使われている。カレーはとてもスパイシーだけど辛すぎない。苦手な長芋以外は全部おいしかった。くるみ高菜というお漬物もついてきて、それもおいしかった。
 門司の出光美術館で、気になっていた「響きあう陶画の美 琳派のやきもの」展を見る。焼き物のことは何も分からないけれど、分からないなりにそれぞれの作品をきれいだと感じた。植物や鳥のモチーフが多いのも個人的に嬉しい。俵屋宗達の大きな屏風には色々な植物画が描かれていて、ノウゼンカズラやタイサンボク、蕨まであった。時代や場所が遠く離れていても、絵を見て何の植物だか分かるという感覚は、何度経験してもおもしろい。
 美術館から海峡プラザへ行く途中の歩道で、猫を見かけた。遠くから写真を撮ったものの、逃げる気配がない。我が家の猫達にやるように手招きしてみたら、まっすぐこちらへ近付いてきて撫でさせてくれた。片耳がカットしてあるので、地域猫なんだろう。太い手足としっぽ、もふもふの毛並みがかわいい。しばらく撫でたけれどなかなか傍を離れないので、名残惜しく思いながら手を振って立ち去った。
 せっかく門司まで来たからと、父母と祖母へのおみやげを買った。ふぐに関する商品が多くて、所々に「とらふく」と書かれているのでなんだか愉快だ(実家にいる猫達の名前は「とら」と「ふく」)。「とらふくみそ汁 とらふくの身入り」と書かれたPOPもあった。浮かれてソフトクリームまで買い、海が見える場所のベンチに腰掛けて食べた。すぐ目の前の地面に一羽の雀がずっといて、どうやら私がコーンのかけらを落とすのを待っているらしかった。
 電車と地下鉄を乗り継いで帰宅。朝から歩き回ってさすがに疲れたけれど、楽しい日帰り旅行ができた。

2025/03/14 Fri.

 就労移行支援。指定された色と個数のアイロンビーズをポリ袋に詰める作業。作業自体は1時間足らずで終わったものの、作業の終わりを報告できそうなタイミングにありつけず(フロアのスタッフさんはずっと他の利用者さんの対応をしていた)、結構な時間をぼんやり過ごす羽目になった。こういう時ってどうしたら良いんだろう。待つしかないか。
 午後、ニキビの薬をもらいに皮膚科へ行った。薬を1ヶ月分でなく2ヶ月分処方してもらえないか訊こうと思っていたのに、言いそびれてしまった。
 昨日小倉城の売店で買ってきたぶどう味の琥珀糖を食べてみたらあまりにもおいしくて、お茶も用意せずにそのまま平らげてしまった。琥珀糖に対する冒涜だ。でも、本当においしかった。しゃりっとした歯触りが楽しい表面も、果肉のようにぷるぷるしたゼリー状の中身も、どちらもおいしい。甘さと香りは控えめで、とにかく食感が良い。琥珀糖という食べ物はいつか食べてみたいと思って密かに憧れていたものだったけど、こんなにおいしいものだとは思わなかった。スーパーなどでたまに見かける市販の琥珀糖も同じようにおいしいのかどうか、そのうち確かめてみなければ。

2025/03/15 Sat.

 就労移行支援。怒りの対処法について学ぶプログラムを受講。自分の場合、春の花がたくさん咲いた野原を思い浮かべると怒りの感情が穏やかになりそうだと思った。水仙の花の香りとか、オランダミミナグサの葉の手触りとか、蜜蜂の羽音とか。ただ、それはそれとして、怒るべき時にはしっかり怒れる人間でいたいとは思う。
 マンションの前の植え込みのクリスマスローズが、白い花をいくつか咲かせている。実家の庭に植えっぱなしにしているクリスマスローズも咲いているらしい。
 朝からずっと雨が降っているので、午後また出かけるか少し迷ってから、福岡県知事選の期日前投票に行った。ベターな選択肢を考えても、消去法でいっても自分が選ぶべき候補ははっきりしていた。憲法九条改悪反対で、同性パートナーシップ制度と選択的夫婦別姓に賛成な人がいて良かった。共産党が支持しているというのも良い。投票した後に知ったけど、候補者の中には性的マイノリティ同士の結婚について「気持ち悪い」だとか、「LGBTQには反対」などとコメントしていた人がいたらしい(どちらも別々の人の発言)。仮にも政治家をやろうとしている人間が、市民に対してそんなことを言えてしまうのか。すごいや。
 ソラリアプラザを出た所にある花壇に、色とりどりのプリムラやパンジー、チューリップが咲き誇っていたので、思わず写真を撮った。都会の花壇は手が込んでいて、見ていて楽しい。とはいえ、咲き終わったパンジーの花がらを見ると、つい根元から折り取りたくなってしまう。園芸店で働いていた頃は嫌というほどやっていた作業だけど、この作業で給料が発生するなんておいしい仕事だと思いながら楽しくやっていた。
 イオンで辛ラーメン焼きそばの袋麺、ロフトでお弁当箱とお箸を買った。前者は大好物になった食べ物だけど、今のところここでしか取り扱っているのを見かけないので、ついいくつか買ってしまった。後者は、来月から就労移行支援を午後まで利用する日が出てくるので、お弁当を作って持っていくために買った。何事も形から入るタイプなので、洗いやすくて(重要)好みのデザインのお弁当箱を使えば、いくらかはお弁当作りのモチベーションになるんじゃないだろうか。でも面倒くさいなあ。
 雨風の中を歩いて帰る。今日の歩数は一万歩を超えた。昨日も8,000歩、その前は15,000歩歩いたので足が疲れている。マンションに帰り着いて、椅子に座ってコーヒーを飲んだら心底ほっとした。ふと水耕栽培の球根を見たら、葉っぱしか生えていないと思っていた水仙に、にんにくの芽のようなつぼみがついているのに気付いた。私の部屋にも春が来ているらしい。

2025/03/16 Sun.

 目覚ましをかけずにぐっすり9時間寝た。朝ごはんを食べて、せっせと家事を片付ける。朝ごはん用のスープを作り置きして、賞味期限の迫った厚揚げを煮て、オムライスなどにすぐ使えるようにんじんと玉ねぎをみじん切りにして炒めて冷凍して、水耕栽培の植物の水を替えて、洗濯物を干して、洗濯機に洗濯槽クリーナーを入れて浸け置きして、柔軟剤を詰め替えて、メイクブラシを洗った。
 今は午前中だけ就労移行支援に行っているけれど、来月からは午後まで利用する曜日を設ける予定なので、それに備えてお弁当作りの練習をした。昼休憩は1時間あるそうだから、マンションに戻ってさっと食べることもできるけど、一度帰ってまた出かけるのは絶対に億劫だ。買ってきて食べたり、外で食べたりすると出費がかさむので、得意ではないけどお弁当を作って持っていくのが一番良いだろう。先日作って冷凍しておいたアスパラの肉巻きを焼いて、茹でて切って冷凍しておいた小松菜をごまあえにして、見よう見まねで卵焼きを作った。ごはんは、DAISOで買ってきたレンジで炊飯できるという調理器具を使って半合炊いてみた。水が多すぎたようで、しっかり吹きこぼれてしまった。事前におかずをある程度用意しておけばお弁当を作れるということが分かったので、良い練習になった。慣れればもうちょっと手際良くできそうな気もするけれど、問題はこれを出かける前の朝にできるかということかな。

週間日記(2025/03/03-03/09)

2025/03/03 Mon.

 食べたくなってホットケーキを焼いたものの、やっぱり私はホットケーキをきれいに焼けない。焦げこそしなかったものの、若干生焼けだった。パウンドケーキやシフォンケーキなら焼けるんだけどな。
 月が変わってから、まだ外の空気を吸っていない。夜になって、ごみ捨てのためにようやく外に出た。
 ひたすら手芸に打ち込んだ三日間だった。楽しかった!

2025/03/04 Tue.

 就労移行支援。Excelの問題に取り組んだ。VLOOKUP関数とかいうものがやっとぼんやり分かってきたけど、まだメモを見ないとろくに使えない。毎週行われるスタッフさんとの振り返りの時間に、話を聞いてメモを取れるのは強みだと言われた。得意とまでは思っていないけど、園芸店で働いていた時に「すぐにメモを取るね」と年上の社員さんに笑われたくらいにはよくメモを取る。一度教わったことをまた尋ねるのは悪い気がするし、仕事をより早く正確に覚えられるならとしていたことだったので、こまめにメモを取る行為がからかいの対象になるのかとその時は内心驚いた(その社員の人はおそらくメモをほとんど取らないタイプ)。書いたメモの内容を整理してノートに自分用のマニュアルを作っていたことが知れたら、さらに何か言われていたのかもしれない。
 就労移行支援は、(楽しさを求めて利用するものではないとはいえ)別に楽しいものでもない。なんなら行くのが億劫に感じられる時も多いくらいだ。でも、毎週決まった日数通う場所があるというのは良いのかもしれない。挨拶をしたり、体調が悪いと言えば気にかけてもらえたりするコミュニケーションが発生するのは、多分自分にとっては何かしらプラスの効果があるはずだ。気疲れするという点ではマイナスの作用もあるけれど。
 午後は推しぬい作りの続き。前髪を刺繍した。いよいよゴールが見えてきて、どきどきする。

2025/03/05 Wed.

 就労移行支援。電話応対についてのプログラムを受講した。ペアを組んでロールプレイングをする場面があって、ものすごく気乗りしなかったけど、しないと言う方が勇気が要るので渋々参加した。今日はたまたま少し賑やかな日だったので良かったものの、もしフロアが静かだったら電話の通話を模した会話をするのは相当苦痛だったと思う。静かな場所で話すのは本当に苦手だ。
 スーパーで食材を買い込んで帰宅。頭と胴体をなんとか縫い合わせて(一連の作業の中で最も難しかった)、とうとう推しぬいが完成した。手作り感溢れる出来ではあるけど、我ながらとてもかわいい。ここから洋服作りという途方もない作業が始まるけれど、とりあえず今日のところはぬいぐるみができあがった喜びを噛み締めている。

2025/03/06 Thu.

 天神に行き、ユザワヤと百均で手芸の材料をいくつか買った。帰りに寄った八百屋さんで、4個税込214円の紅八朔を見つけ、大喜びで購入した。
 昨日スーパーで買ってきた野菜を、すぐに使えるように各種切り刻んで冷凍した。包丁とまな板をいちいち出すのが面倒なタイプのものぐさだから、こうしておくと調理のハードルが各段に下がって良い。

2025/03/07 Fri.

 就労移行支援。紙袋を作る軽作業と、郵便物の仕分け。前者の訓練は工作気分で楽しかった。マニュアルを見ながら、紙を切ったり折ったり貼ったりして袋を作るというものだ。マニュアルを読んでやり方を理解できるかとか、手先を使ったり丁寧さが必要だったりする作業は得意かとか、そういう適性を見る目的があるんだろう(多分)。でも、連日のぬいぐるみ作りの方がはるかに難しい作業だったので、割と気楽に取り組めた。器用さが求められる作業はどちらかといえば得意な方ではあると思うものの、仕事として毎日勤しむとなるとやっぱり大変なんだろうか。趣味としては最高に楽しいものだけども。
 スマホに付けていたビーズのストラップがちぎれて、すべてのビーズが床に散らばった。これが外出先で起きた事件でなく、マンションの自室で起きたできごとである幸運にただただ感謝している。もしこれが出かけた先でちぎれて、ビーズを拾い集める事態になってしまったらと思うとぞっとする。怖い物を持ち歩いていたものだ。

Blueskyから
・絶対絶対絶対不毛だと分かってるのに、人生で一度くらいは他者と親密な関係を築く経験をしてみても良いのでは…とまたマッチングアプリを入れそうになってる
・社交不安障害のおかげでコミュニケーションスキルや他者と関わった経験が人より圧倒的に不足しているので、今からでも人と接する機会を増やしていったほうが良いのでは…と思う 思いはするけど普通に社交不安障害だから無理
・世の中の大多数の人が楽しんでるらしいものなのに自分はそれをほぼ経験していなくてその良さをいまいち理解できていないという点において私の中では恋愛はディズニー映画と同じ範疇にある なんとなく縁がないけど映画一本観てみるくらいのことはしてもいいんじゃ…??となっているのが最近

2025/03/08 Sat.

 就労移行支援。困った時に利用できる行政の金銭的なサポートについて学ぶプログラム。退屈してしまって、メモを取る振りをしてテキストに古代ルーン文字で落書きをしていた。小学生の時に覚えたアルファベット変換表だけど、結構覚えているものだ。
 今日と明日にそれぞれ1個ずつ食べようと思って剥いた紅八朔があまりにおいしくて、2個とも夜に食べてしまった。酸味と甘さと苦み、すべてのバランスがちょうど良く、本当においしい。贅沢を覚えてしまいそうだけど、あの値段ならまた買ってきてしまおうか。

2025/03/09 Sun.

 潰して束ねた段ボール箱をリサイクルステーションへ持ち込み、その足で博多まで歩いた。イヤホンでcoly Original Sound Track Album 魔法使いの約束 vol.2の曲を聴きながら歩くと、散歩が各段に楽しくなって良かった。中央の国の曲「Process」がすごく好きだ。博多駅のアミュプラザを色々見て回り、中川政七商店で瀬戸焼のマグカップを色違いで2個購入した。両親の誕生日プレゼントにそれぞれ渡そうと思う。使ってくれるといいなあ。帰りも地下鉄には乗らず、30分かけて歩いた。都会の花壇は、地元よりお金のかかった花苗が植えてあるので見ていて楽しい。パンジーの花びらがグラデーションになっている辺り、一番安い品種の苗ではないんだろうなと邪推してしまう。この時期はパンジー、プリムラ、アリッサムが植わっていて、その隙間からチューリップの葉が伸びだしてきていた。春だ。

週間日記(2025/02/24-03/02)

2025/02/24 Mon.

 洗濯物を干し、冷凍鍋野菜セットを作り、朝ごはん用の野菜スープを作ってタッパーに小分けにし、メラミンスポンジでマグカップの茶渋を落とし、水耕栽培の球根とリボベジの水を替え、床にフローリングワイパーをかけ、台所のシンクを掃除し、取れそうになっていたコートのボタンを付け直した。
 先日更新手続きをした精神障害者手帳に関して、新しい手帳に貼る証明写真を送るようにとの通知が届いた。等級は3級になっていたのがまた2級に戻っていた。仕事をしていないからだろうか。
 毎日のように出かけるからには必要だからと言い聞かせて、ZOZOTOWNで春物のアウターを2着買った。どちらもセールで半額程度の値段で買えたので嬉しい。その日着る服を毎朝考えるのは面倒ではあるけど、好きな服を着て出かけられるのは嬉しい。田舎にいた頃は出かける機会も場所も少なくてめかしこむ口実がなかったけど、都会なら多少気合いを入れた服装をしていても悪目立ちしなくていい。

2025/02/25 Tue.

 障害者手帳用の証明写真を撮った。スマホで撮影して、プリンターで写真用紙に印刷した。部屋の壁が白いのは良かったものの、何しろ日が射さず室内が基本的に暗いのでどうもうまく撮れない。それでも、気が済むまで撮り直せるし、800円も払わずに済むのはやっぱり良い。
 就労移行支援。ビーズ計量という軽作業。指定された色の組み合わせのアイロンビーズを、きっちり5gずつチャック付きポリ袋の入れるというもの。難しいことは特になく、ビーズ遊びにでも興じているような気分で黙々と取り組んだ。別に嫌いな作業ではないし、こういう簡単な業務の仕事があるならそれなりにやれるんじゃないかと思う。でも、人によっては途中で嫌になるような作業らしい。
 帰宅してから、ビーズよりはるかに細かい作業を始めた。去年、引っ越し前に作りかけで放置していた推しぬい(好きなゲームのキャラクターのぬいぐるみ)作りの続きだ。やり始めると夢中になった。しておいた方が良いちょっとした掃除や片付けが残っているものの、やらなければいけない全てのことを後回しにしてでもやりたいほど楽しい。
 それでもお腹は空くので、賞味期限が来た豆腐を照り焼きにして、昨日作った肉野菜炒めの残りと白ごはんというありあわせのもので晩ごはんを食べた。趣味に熱中する時間を過ごして、ごはんもちゃんと食べたせいか、とても満ち足りた穏やかな気分になれている。風邪で体調を崩した時は、正直なところ結構気が滅入っていた。とはいえ就労移行支援のスタッフにカウンセリングまがいの対応をされるのがなんとなく嫌で、気分の落ち込みなどはなかったかと訊かれても「大丈夫でした!」と答えていた。大嘘だ。

2025/02/26 Wed.

 就労移行支援。経理業務という事務作業の訓練。経理という縁のない単語に身構えていたけれど、伝票の内容を入力するだけですぐに終わったのでほっとした。余った時間でWordの問題に取り組んだ。
 八百屋さんの前を通ったらおいしそうな柑橘が各種並んでいて、誘惑に負けて甘夏とパール柑、おまけに新じゃがまで買った。
 帰ってからは、また推しぬい作り。明日は休みだから博物館に出かけたいけど、家にいてぬいぐるみ作りの続きもしたい。やりたいことがあって、それができる気力と体力がある幸せ。

2025/02/27 Thu.

 手芸の誘惑を断ち切って、九州国立博物館へ出かける。電車の窓から満開の蝋梅の花が見えて、もうそんな季節かと驚いた。2月も終わるし当然か。実家の蝋梅も咲いているだろうか。
 太宰府駅の周辺は相変わらず観光客がとても多い。太宰府天満宮周辺の梅はぎりぎりまだつぼみの状態で、ところどころぽつぽつと花を咲かせている。満開になったらさぞうきれいだろう。博物館へ行く途中には、曲水の宴のための足場が組み立てられていた。
 九州国立博物館で、昨年上野で見たはにわ展を見る。東京国立博物館に比べれば人が少ないので、ゆっくり見ることができた。自分用に、雛を連れた水鳥形埴輪のポストカードを一枚買った。常設展もじっくり鑑賞。以下はメモ。

・鳥や魚の形の埴輪はやっぱりかわいい
・船形埴輪のレプリカのキャプション、「死者を乗せて異界へ渡る船だろうか」
・もし周りに人がいなかったら、埴輪と同じ表情やポーズをして並んで写真を撮りたかった
・ネパールの蛇の神様の人形のキャプション、「今年の主人公は私だもん!!ニョロニョロ~。」。博物館のキャプションってこういう文章でも良いんだ…
・弥生時代の土器のキャプションに脱字を発見してちょっと嬉しい
・螺鈿細工がどれもきれい
・「百花図屏風」(山元宗川、江戸時代)、すごくきれい
・書状に「人参」の文字が見えて「にんじん!?」と驚いたら、本当に人参のことだった(朝鮮人参の輸入に関する幕府の書状)

 博物館内の体験型展示室「あじっぱ」にも入ってみた。楽器の名前を控え忘れたけど、ゴングや鉄琴のようなアジアの楽器を鳴らして遊んだ。アンクルンというマレーシアの楽器は、階名が振ってあったけど私でも分かるくらい音程がすごかった。スタッフの方に声をかけられ、少しおしゃべり。「お一人ですか?」と訊かれて頷くと、「素敵ですね」と言ってもらえて嬉しかった。何気ない相槌なのかもしれないけど、一人で博物館を楽しむことは素敵なことだと思わせてもらえた。
 近くの入りやすそうなお店で柚子おろし海老天そばを食べ、別のお店で温かい梅ヶ枝餅を買って梅の花を眺めながら頬張った。一人で外食するのは苦手だけど、こういう観光地らしい場所ならまだハードルが低く感じられる気がする。菖蒲が植わっている池のほとりに大きなアオサギがいて、私を含めて近くにいた観光客数人での撮影会が始まっておもしろかった。せっかくだからと、太宰府天満宮の宝物殿にも初めて入ってみた。村正の短刀があって驚く。境内で祖母へのおみやげにお守りを買い、参道の雑貨屋さんを冷やかして電車に乗る。
 まだ歩けそうだったので、天神で降りてユザワヤで買い物をした。これでぬい作りが一層はかどる。歩いて帰宅し、今日の歩数は12,000歩近くになった。
 昨日の新じゃがを煮物にして食べてみたところ、もれなくえぐかった。見た目はとてもおいしそうなのに、悔しい。

2025/02/28 Fri.

 就労移行支援。ストレス対処法についてのプログラムを受講。
 帰ってからは、ひたすらちくちくと刺繍をしていた。約8時間もの間、ほとんど休憩もせず縫い物に熱中していたら、手が疲れてがくがくになった。だけど、夢中で趣味を楽しめることが本当に嬉しい。肩凝りと眼精疲労と引き換えに幸福を手に入れた気分。晩ごはんやお風呂を済ませてからもまだ手芸の続きがしたかったけれど、絶対にもう寝た方が良いことは分かっているので、我慢して大人しく布団に入った。

2025/03/01 Sat.

 今日から三連休。しかも、雨が続くらしい。となれば、部屋にこもって手芸をするしかない。これ幸いとばかりにひたすら針を動かした。
 毎日やりたいことが多すぎて、とてもじゃないが労働なんてしている場合じゃない(していないが)。はたして、働き始めても私はちゃんと生活を送れるんだろうか。毎晩9時間寝たいし、晩ごはんは適当でも何か作って食べたい。休日は趣味に打ち込めるだけの余力を残しておきたい。

2025/03/02 Sun.

 10時間ぐっすり寝て、今日も手芸三昧。舞台「魔法使いの約束」を観ながらぬいを作る時間が、この世にこんな娯楽があったのかと思うほど楽しい。顔の刺繍がなかなか満足のいくものに仕上がらなくて、縫ってはやり直しを繰り返しているけど、楽しくて仕方ない。楽しいと思えることがまた幸せ。

週間日記(2025/02/17-02/23)

2025/02/17 Mon.

 昨夜はとらちと寝た。寝る前に私が「寝たら朝になって、猫達と遊ぶ時間がなくなる」とぼやいていたからか、寝ている間も一緒にいられるよう私の布団に来てくれたらしい。本人(猫)にはそんなつもりは一切ないだろうな。夜中にしばらく撫でていたので、おかげで寝不足気味だ。暗がりでごろごろ喉を鳴らすふわふわの生き物が本当にかわいかった。眠たいながらも朝早く起きて、ひとしきり猫を撫でてから実家を出た。この3泊4日で撮った猫の写真は、170枚に及ぶ。
 時間と体力を節約したかったので、帰りも新幹線を使った。せっせと荷解きをして、またいつもの生活に戻る。

2025/02/18 Tue.

 朝起きた時から、どうも喉に違和感がある。痛みというほどでもないけれど、かゆみのような感じ。そして、いかにもこれから熱が上がりそうな怠さと寒気、腰痛もある。元々行きたくない気分だったのもあって、それを言い訳にまた就労移行支援を休んだ。仕事だったら簡単には休めないだろうけど、まだ仕事じゃないし。自分の体調と相談して無理をしないことも大事だし。
 休む連絡を入れて、ひたすらうだうだと過ごした。発熱時らしい怠さと寒気は確かにあるのに、熱は37.4℃までしか上がらなかった。熱が出ないに越したことはないけれど、単なる風邪ならさっさと熱を上げて治してしまいたい気もするし、熱が出ないならコロナやインフルエンザの検査も受けづらい(発熱して12時間以上経たないと検査しても陽性反応が出ないと聞く)。

2025/02/19 Wed.

 無限に鼻をかむ。怠くて寒くて頭が痛い。喉の痛みは悪化している。歯までが痛む。ところが、体温は37℃あるかないかの所を行ったり来たりしているばかりだ。明らかに体調が良くないので、今日も就労移行支援を休んだ。昨日は単純になんとなく行きたくなくて、風邪の予感っぽい症状を言い訳に休んだ気がするけれど、今日は完全に体調不良だ。
 ただただ怠いので、とにかくベッドに寝ている。昼間は一時的に37.6℃まで熱が上がったけど、微熱や誤差のようなものかもしれない。去年も確か同じような症状で病院に行き、副鼻腔炎だと診断されたので、多分今回もそうなんじゃないだろうかと夕方になって思い至る。耳鼻科に行くという選択肢をようやく思いついたものの、受付時間はとうに過ぎていたので、明日朝一番に受診することを決意。
 怠くて仕方なくて起き上がりたくなかったけれど、何も食べない訳にもいかないので、うどんに野菜と卵とお餅を入れたものを作って食べた。
 とらふくが恋しいあまり、空耳でごろごろと喉を鳴らす音が聞こえるし、足に乗っている掛け布団の重さを猫が乗ってきたかと時々錯覚している。

2025/02/20 Thu.

 朝、受付時間が始まったタイミングで耳鼻科に行く。熱はない。こういう症状があるんですけど、コロナやインフルエンザの検査を受けた方が良いんでしょうか、と訊いてみたら、「微妙ですね」と言われた。微妙か……。受けておくに越したことはないと分かってはいるものの、検査が怖くて受けなかった。鼻炎やら頭痛やら、何種類かの薬を処方してもらった。受付窓口に日めくりカレンダー「猫めくり」が置いてあった。11月24日のページに、にうちの実家の猫達の写真が載っているやつだ。隣の薬局に行くと、今度保険証が切り替わるからマイナンバーカードを作るようにと言われた。絶対に作りたくない。
 耳鼻科で処置してもらい、処方された薬を飲んだ。明らかに症状が改善している。頭痛も怠さも寒気もなくなり、ティッシュの消費スピードも緩やかに減ってきた。医療ってすごい。

2025/02/21 Fri.

 一週間振りに就労移行支援に行った。前回の続きで、ビジネスメールを書く練習。以前の仕事でビジネスメールを書くことがよくあったんですかとスタッフさんに訊かれた。仕事でメールを使ったことはない。
 就労移行支援が終わってそのまま用事を済ませたかったので、お昼をどこかで食べることにした。ところが、自分でも入れそうなカフェはどこもかしこも人で埋まっている。結局、パン屋さんでパンを買い、公園のベンチで食べることにした。晴れていてあまり寒くもなく、ちょっとしたピクニックのようで楽しかった。すずめや鳩が、パンくずのおこぼれを狙って近付いてくるのも愉快だ(こぼさないように気を付けて食べた)。
 あちこち歩き回ったら、今日の歩数が一万歩以上になった。体調はまだ万全ではないものの、随分良くなったので浮かれている。
 リボベジというものを見よう見まねでやってみている。いつも生ごみとして捨てているにんじんと大根のへた(?)の部分を、水に浸けて窓辺に置いている。葉っぱが生えてきて、毎日少しずつ成長していくので見ていて楽しい。観葉植物も好きだけど、目に見えてぐんぐん伸びる植物を育てるのも、やっぱり楽しい。水耕栽培の球根も水仙とクロッカスを並べているけど、こちらはまだ葉が出る気配はない。
 2024年に撮ったとらふくの写真を集めたフォトブックが届いた。きれいに印刷されていて、どのページのとらふくもかわいい。自分一人で眺めて楽しむ。
 夜、ふと思いついて、30歳の誕生日に買ったロリータ服を引っ張り出した。緑色のベストとロングスカート、アイボリー色のブラウスの3点セットだ。買った当初はウエストのファスナーが閉まらなかったけど、あれから5kg近く痩せたから、もしかしたらきちんと着られるんじゃないだろうか。そう思って着てみたところ、ぎりぎりだけどファスナーが上まで上がった。嬉しい! それにしても、もう親に見つからないようにこそこそ洗濯して干す必要性もないから、着たいと思えばいつでもこのかわいい服を着られるのかと、一人暮らしの自由度の高さを改めて噛み締める。これを着て外に出かける勇気はまだないけど、部屋着として毎日着ることもできるのだ。
 すごく適当な作り方でこしらえた晩ごはんの味噌汁が、やたらおいしかった。何が良かったんだろう。

2025/02/22 Sat.

 いつもより早めの時間に起き出したら、身支度や家事がゆったりできて良かった。朝ごはんはファミマの肉球メロンパン。
 就労移行支援で、請求書集計という訓練。手書きでやっても良いとは言われたけれど、Excelでやった方が絶対に楽だと思いそうした。
 ひたすら鼻をかんでいる。喉の違和感もなくなったので、残る症状は咳くしゃみ鼻水。
 意を決して購入したプリンターが届いので、最初の設定やら何やらをした。ピスタチオグリーンという名前の色で、ボディの緑色がとてもかわいい。もちろん、性能も素人なりに吟味した上でこれを選んだ。場所を取るし、高い買い物だったけれど、これでいちいちコンビニに行くことなくコピーやスキャンができる。どうせいつかは買わなければと思っていたものだったし、コンビニのコピー機を使い続けるよりは最終的に安く済むはずなので、良い買い物ができて良かった。

2025/02/23 Sun.

 父母が日帰りで福岡に来たので、一緒にお昼を食べる。その後、オーケストラの演奏会を聴きに行く。曲を聴くまで「ドビュッシーの小組曲ってどんな曲だったっけ」と思っていたけれど、いざ曲が始まると「ああ、これか!」と分かった。家でよく聞かされていた。演奏会の間、咳やくしゃみが出たら嫌だなと思って心配していたものの、風邪を引いていたのが嘘みたいにそれらの症状は鳴りを潜めていてくれた。良かった。晩ごはんも両親と食べた。居酒屋というものに久し振りに行った気がする。ノンアルコールのファジーネーブルがおいしかった。
 新幹線に乗って帰る父母と別れて、博多駅から30分ほどかけて歩いて帰宅。地下鉄に乗ろうかとも思ったけど、乗客が多いだろう地下鉄に乗るよりも、歩いた方が気力体力を消耗せずに済む。ちょっと寂しくなるかとも思ったものの、夜の散歩が楽しくて案外平気だった。
 お風呂を済ませ、温かい紅茶をマグカップになみなみ淹れて、クッキーやチョコを食べた。一人でこういう静かな時間を過ごしていると、本当に一人暮らしをしているんだなと未だに驚くような心地がする。

週間日記(2025/02/10-02/16)

2025/02/10 Mon.

 先週行き損ねた皮膚科に行き、一ヶ月分の塗り薬と飲み薬をもらった。帰り道に見かけた学習塾の建物に「知恵の木の実」という名前の書店(多分)があり、ここで知識を得たら取り返しのつかない事態になりそうな店名だと思った。楽園から追放されそうだ。
 商店街の八百屋さんに色々な柑橘が並び出したのを見て、すごくうきうきした気分になった。以前よそで食べておいしかったのを思い出し、紅八朔を買ってみた。八百屋さんの店先にあるというだけで、野菜も果物もとびきりおいしそうに見えてしまう。もちろん、実際においしい。
 去年撮ったとらふくの写真でフォトブックを作るべく、写真を選んだ。数千枚の写真の中からとびきりかわいく(あるいはおもしろく)撮れた写真を厳選して、ようやく300枚程度に絞り込んだ。こうして写真を見返していると本当にかわいくて、よくこの魅力的な生き物から離れて暮らすことを決めたなと我ながら驚く。今週末に3泊4日で猫目的の帰省をする予定なので、心ゆくまでかわいがりたい。

2025/02/11 Tue.

 就労移行支援。事務仕事を想定した、伝票整理の訓練。1回の作業は15分足らずで終わり、その都度スタッフに確認をもらわなければならないものの、フロアにいるスタッフさんは大抵他の利用者さんの対応をしているので、なかなか話しかけられるタイミングがない。結局、作業をしている時間よりも、何もせずに待っている時間の方が多かった。
 昨日のとらふくフォトブック作りの続き。しまうまプリントのアプリを使って各ページに画像を配置していき、何度か見返して大丈夫そうだったので注文した。届くのが楽しみ。
 夕方、むしょうにたくさんものを食べたくなり、結構な量の晩ごはんを食べた。大根の煮物、味つけ卵2個、野菜スープ、辛ラーメン焼きそば、紅八朔1個。食べて気分が晴れたということもなかったけど、とりあえず満腹にはなったのでこの辺でやめておいた。臓器から血を流しながら泣き言も言わずに生活しているんだから、いっぱい食べるくらいは別に良いと思う。月一の頻度で生理が来ることなんて滅多にないので、まだ一ヶ月くらいは煩わしい思いをしなくて済むと安堵していたのに、前回の生理から30日程度で来たのでがっかりしている。それが正常なサイクルではあるんだろうけど、面倒くさくて仕方ない。
 泣き言どころか、トイレ掃除やお風呂掃除までしてしまった。偉すぎる。

2025/02/12 Wed.

 夕べたっぷり食べたのに、お腹が空いて目が覚める。健康的な目覚め方ではあるかもしれない。
 就労移行支援。ビジネスメールの書き方を学ぶ。仕事でメールを使ったことはないし、かしこまったメールの書き方もよく知らないので、勉強になった。メールの文章を考えるだけなら良いものの、会社の上司などに送るとなると緊張してしんどいだろうなと思った。
 住めば都とはよく言ったもので、今やすっかり自分の部屋を気に入ってしまった。北向きで日当たりは悪いし、窓の外の景色も良くないし、台所もお風呂も狭いし、床は歩くとぎしぎし鳴る箇所があるしで、不満に思う部分もあるにはある。だけど、それ以上に良い部分がある。何より立地が素晴らしい。天神にも博多にも歩いて行けて、徒歩10分の場所に小さいけれどスーパーとドラッグストア、そして商店街がある。八百屋さんで野菜や果物を買うという行為は、なんともいえない幸せと満足感をもたらしてくれる。もちろん、部屋自体も良い。それなりに静かだし、暖房をつければ暖かいし、水道からはお湯も出るし、冬だからか黒光りする素早い虫も見かけなくなった。私が住みやすいように整えた、私だけの巣。4ヶ月前に初めてこの部屋に足を踏み入れた時は、「ここに住むのか……」と心許なく思ったものだけど、案外なんとかなるものだ。そう感じられることもまた嬉しい。

2025/02/13 Thu.

 日用品を買い足しに、百均へ行く。途中、例の路上での勧誘(「チラシを受け取ってくれるだけで良いので」と建物の中へ案内される)にまたしても捕まってしまった(関係ないけど、路上での勧誘って「舞踏への勧誘」みたいな言い回しだ)。私がそこを通らなければ良い話なのだけど、迷惑な営業を避けるためにこちらが対策を講じなければならないというのもなんだか悔しい。もううっすら顔を覚えた気もする営業の人が、私の姿を見つけるやいなやまっすぐこちらに向かってきて、声をかけてきた。カモになりそうな人間だと認識されているんだろうか。とはいえうんと頷く訳にもいかないので、「すみません、この前もお断りしたので……」とよく分からない断り方をごにょごにょ述べて、「風邪引かないでください、失礼します」と付け足してそそくさと逃げた。変な人だと思われただろうな。でも、笑顔でお礼を言う声が背後から聞こえた。あの過酷な仕事をやっていても笑顔を保てるなんて、素直にすごいと思う。先日、私の前を歩く人がこの営業に声をかけられている場面に出くわした。話しかけられた人の方は、見ているスマホの画面から全く顔を上げず、営業の人に対して完全な無視を決め込み、一切反応を返さずにいた。なるほど、ああいう風に対応するものなのか。自分にできるだろうか。できたらできたで、「あの人も好きであの業務をやっている訳ではないだろう」「道行く人に無視され続けるのは神経がすり減るのでは」と、無駄な想像力を働かせては、なけなしの良心が痛みそうな気もする。自分が初めてのアルバイトでチラシ配りをして驚くほどしんどい思いをしたから(社交不安障害と診断されるきっかけになった)、他人も同じようにつらいんじゃないかと勝手に邪推しているだけかもしれない。
 百均でポリ袋だのウェットティッシュだのを買い込み、INCUBEでかわいい雑貨を眺めるだけ眺めて、ミスドでドーナツを買って帰宅。追加で拭き掃除をしたからか冷凍庫の異臭が随分ましになったので、オールドファッションを冷凍しておこう。うろうろ歩き回ったので、7,000歩の散歩ができた。
 午後、製本された日記ZINEが届いた。あと少し勇気が出たらネットショップなり何なりで販売してみようと目論んでいるので、少し多めに刷ってみた。1冊でも売れるか怪しいところだけど、「作ったZINEが売れる」というより「ZINEを作って販売する」こと自体に憧れがあるので、売れなくても売りさえすれば自分は満足できるはずだ(とはいえ、売れたら売れたでもちろん飛び上がるほど嬉しい)。やっぱり、自分が書いたものが本の形に印刷されているものを見ると、ものすごくテンションが上がる。こんなに楽しい趣味を持つことができて、私という人間はとてつもなく幸せ者なのかもしれないとさえ思えてくる。せっせと日々のことを書き留めてきたかいがあったなあ。創作活動、最高。

2025/02/14 Fri.

 午前中は就労移行支援に行き、その足で帰省する予定だった。ところが、最寄りの地下鉄の駅でコインロッカーにキャリーを預けようとしたところ、ロッカーに空きがなかった。早めの時間に出かけてはいたものの、キャリーを置くために今からまたマンションに戻っていると就労移行支援には遅刻してしまう。じゃあ隣の駅のコインロッカーはというと、やっぱりそちらに行っていても遅刻は確定だ。なんだかやる気を失ってしまい、今日の就労移行支援は休むことにした。どうせ2時間後にはまた出かけるのだと思うと、キャリーを引きずってマンションに戻るのも億劫なので、そのまま博多駅へ向かった。
 バスターミナルのコメダ珈琲店でコーヒーを飲みながら、本を読んで新幹線までの時間を潰した。ずっと積読状態になっていた『チベットの死者の書』をようやく読み始めた。人のいる空間で過ごすという点では、就労移行支援と変わらないと言い訳をする。外食の練習にもなるし。
カフェインレスコーヒーとフィッシュフライバーガーを平らげて、アミュの丸善を覗いた。山川出版社の世界史リブレットというシリーズがおもしろそうだった。心理学の本が充実している棚も、癖で一応眺めた。新幹線で熟睡。
 乗り継いだ高速バスは窓が大きい車両だったので、外の景色がよく見えて楽しかった。薄明るい空を背にした木々のシルエットが美しくて、ずっと見ていられる気がした。葉が落ちたものもそうでないものもきれいだった。
 実家に帰って、ひとしきり猫と遊んだ。とらちは階段の半ばまで逃げかけて、私だと分かると安心したようだった。ふくちはひたすら私の服の匂いを嗅いでいた。父母とあれこれおしゃべりして、楽しかった。夜は布団の足元にふくちが来て、私の足を枕にするようにして寝た。猫と一緒に寝る幸せ。

2025/02/15 Sat.

 ふと思い立って、3時間以上も庭の草むしりをした。ほとけのざ、はこべ、ノビル、オランダミミナグサ、からすのえんどう、すずめのえんどう、やえむぐら、マツバウンラン、よもぎ、ムラサキカタバミといった見知った面々を力の限り引っこ抜いていく。久し振りの庭仕事は本当に楽しかった。ストレス解消になるし、庭はきれいになるしで良いことずくめだ。しゃがみっぱなしによる腰痛の気配がするので、申し訳程度にストレッチをしておいた。
 夕方、珍しくとらちが膝に乗ってきた。床に座った私の膝の上で、時々立ち上がってもそもそと姿勢を変えてはくつろぎ、結局1時間20分ほども膝にいた。とらちが人間の膝に乗ること自体が珍しいのに、こんなに長時間いてくれたことは子猫の頃にだってなかった。すぐには立ち上がれないほど足が痛くなったけど、かわいくて重くて温かくて幸せだった。

2025/02/16 Sun.

 小豆を煮て、ぜんざいを少し作った。その間、卵が多めにあるからと母はカステラを焼いていた。
 おみやげやバレンタインチョコを持って祖母のアパートへ遊びに行き、おしゃべりしてお茶を飲んだ。祖母が楽しそうにしていてくれて良かった。近所の川沿いまで、一緒に少し散歩した。

週間日記(2025/02/03-02/09)

2025/02/03 Mon.

 ルルメリーのお菓子を買いたいがために、六本松の蔦屋書店まで行った。いざ実物を見ると、お値段の高さに怯む。とはいえ、やはりパッケージがかわいい。迷いに迷って自分用にひとつだけ買った。平積みの本で見かけた、リボベジというものが気になっている。捨てる物で手軽に園芸気分が味わえるのは楽しそうだし、手始めににんじんででもやってみようかな。
 天神に戻ってきて、今度は父母と祖母に渡すバレンタインチョコを探し回った。三越と大丸のデパ地下、大丸8階の催事場をうろうろさまよって、ようやくこれと決めて購入した。父母にはデメルの洋酒入りトリュフ、祖母にはメリーチョコレートの紅茶や柚子など色々なフレーバーの詰め合わせ。父母のは地元では手に入らなさそうな物、かつパッケージが小さく個数も少ないので一見値段が張りそうには見えない物、祖母のは食べ慣れた味の日本製のチョコながら、少し珍しい風味が楽しめそうな物。本当に迷いに迷って選び抜いた。無限にある選択肢の中で、お財布と相談しつつの宝探しだった。自分用のチョコなら簡単にいくらでも選べるけれど、欲を出したらきりがないので、ふくちによく似た猫のイラストが描かれたメリーチョコレートのチョコだけ追加で買った(自分用のバレンタインチョコはこれで2個目)。
 帰宅してしばらく経ってから、明日から雪が降るらしいという天気予報アプリの通知を思い出し、今日の内にとスーパーへ食材を買いに行った。八百屋さんをはしごして野菜も買ったので、冷蔵庫の中がとても充実した。未だに異臭はするが。甘夏も買った。レジで思わず、「ここの甘夏をこの前買って食べたら、すごくおいしかったです」とお店の人に伝えてしまった。すると、これからどんどん柑橘が増えてきますよと教えてくれた。良いことを聞いた。
 明日から朝ごはんに食べるためのトマトスープを4食分作って、冷蔵庫の異臭が移らないことを祈りながらタッパーに詰める。これで朝から野菜を摂取できるし、温かいスープが飲める。晩ごはんは、変な組み合わせの料理を食べた。何かおいしいものを食べたいという欲求に駆られて買ってきた294円の刺身用サーモンは雑な丼にして、賞味期限の迫った豆腐はこれでもかと野菜を足してスンドゥブに。後は切って塩を振ったトマト。実家で家族の分まで作るごはんだったら絶対こんな献立にはしないけど、自分一人のためだけに用意したメニューだと思えば、なかなか満足感がある。お手軽な幸せでいいや。

2025/02/04 Tue.

 朝起きたら、ちらちらと雪が降っていた。ベッドにいるまま、カーテンの隙間から窓の外の雪を眺めるのは楽しい。しばらくそうしていたかったけど、いそいそと起き出して身支度なり朝ごはんの準備なりを始めた。いつもより30分早い時間に起きると、朝ゆっくりできていいな。
 外はすごく寒い。就労移行支援で、Wordの練習問題を4つほど解いた。
 帰りに商店街を通ったらつい誘惑に負けて、お店の前で売っていたタンドリーチキンカレーのお弁当と、ひとパック100円のからあげを買ってしまった。このタンドリーチキンが本当においしくて、もう買うのは多分3度目になる。他のメニューも試してみたいのに、おいしすぎるあまりにこればかり選んでしまう。それから、ずっと買いたいと思っていた、八百屋さんの生花も買った。かわいいピンク色のラナンキュラスとスイートピーが1輪ずつセロファンでくるまれていて、300円しない。敷居の高い花屋さんでこの本数を買うのはまだ勇気がないけど、八百屋さんだと野菜のついでという体で買えるので助かる。佐賀県産のレモンもおいしそうだったので、一緒に買った。
 帰宅して、カレーとからあげを食べる。ここのからあげは初めて食べるけど、これがまた想像以上においしかった。カレー屋さんならではのスパイシーな味付けで、冷めているのに衣はざくざくで、すごくおいしい。もちろん、カレーもおいしい。パックの蓋を開けた途端に、食欲をそそるスパイスの香りが辺りに充満して幸せだった。絶対に、いつかは店内でできたてを食べたい。
 さっそくラナンキュラスとスイートピーを一輪挿しに活けて、デスクの端に飾った。園芸店でアルバイトをするまでは、「切り花なんて花の死骸」「育つ楽しみがあってこその植物なのに」と思っていたけど、職場で毎日たくさんの切り花を扱ううちにその魅力が分かるようになってきた。おかげで、今こうして2輪の花を飾り、ひと足早い春の気分を味わえている。部屋に生花があると、すごく気分が華やぐというか、潤うというか、とにかく思っていた以上の良さがある。今度から、気が滅入るようなことがあったら、八百屋さんで花を買うことにしよう。絶対に良い効果があるはずだ。それにしても、スイートピーって本当に良い香りだ。柄じゃないのはもちろん、実家の猫に嫌われたくないし、蜂に寄ってこられても困るので自分が香水を付けることはまずないけど、スイートピーの香りがする香水だったらちょっと欲しいかもしれない。
 ずっと読もうと思っていた『差別はたいてい悪意のない人がする』(キム・ジヘ、大月書店)をようやく読んだ。私も例に漏れず差別をされた経験ばかりに意識が向くけど、自分が無意識のうちに差別してしまわないように気を付けることの重要性を改めて考えるきっかけになった。SNSでよく見る「逆差別」といった主張がなされる仕組みも分かりやすく説明されていて、なるほどそういう視点でものを考えていたのかと腑に落ちた。メモを取りたい箇所がたくさんあったので、後日UpNoteに打ち込まなければ。

2025/02/05 Wed.

 今日も雪がちらつく。
 就労移行支援に行き、ストレスとその対処についてのプログラムを受講した。
 『差別はたいてい悪意のない人がする』のメモしたい箇所をUpNoteに打ち込んだ。記録としては残しておいたので、今度はそれを記憶として定着させるべく、先日用意した知的好奇心ノートに書き写し始める。この内容が必ずしも全部頭に入ってくれるとは限らないけど、少しでも血肉のように生きた知識にしたい。
 晩ごはんは、市販のたれを使ってルーローハンを作ってみた。独特な香辛料の風味がして、「なるほど、こんな味がする食べ物なのか」と思いながら食べた。食べたことのない食べ物に挑戦しようとする意欲は、今後も大事にしていきたい。

2025/02/06 Thu.

 時々雪が舞う。
 皮膚科に行こうと思っていたものの、調べたら今日は休診日とあった。
 チャーシューまんを作った時のラードがまだ随分残っているので、それを使ってポルボロンを作った。さくさくほろほろの食感で、我ながらなかなかおいしい。
 前回宅急便を届けてくれたドライバーの方の対応が、すごく感じの良いものだった。自分が接客業をやっていたらぜひこの人を見倣いたいなと思うような振る舞いで、たった二言三言の事務的な内容(サインは要らないなど)の会話にも関わらず、あんなに丁寧でにこやかな印象を与えられるなんてすごいと尊敬した。せっかくだからと、気持ちの良い接客をしてくれたことへのお礼を、宅急便会社のサイトの問い合わせフォームに入力して送信した。今日またその人が宅急便を届けてくれて、私がメッセージを送ったことへのお礼と、その人が会社で表彰を受けることになったとの旨を伝えてくれた。嬉しそうにお礼を言ってくれたことも、素敵な仕事振りをしている人がきちんと評価されたことも、何もかもとても嬉しかった。また他の機会でも、積極的にこういうことをしていきたい。

2025/02/07 Fri.

 今日も雪。風が強い。
 就労移行支援で、「誤字脱字チェック」という訓練に取り組んだ。印刷した書類から、誤字脱字を探して訂正するというもの。主に漢字の変換間違いが多い。なんだか身に覚えのある作業だと思ったら、先月、日記ZINEの入稿前に散々やっていたことそのものだった。それを思えば、ページ数が3桁に及んでいることもなければ、読む文字数もはるかに少ないので、随分気楽にやれる。
 夜は、九州交響楽団の定期演奏会を聴きに行った。徒歩20分かそこらでプロのオーケストラの演奏を聴きに行けるなんて、本当に贅沢な環境だ。開場時間に合わせて早めに席に着き、持ってきた文庫本を読んだ。広津和郎の「神経病時代」は、読み返してもやっぱりおもしろい。読書がはかどったことも嬉しい。
 演奏会が始まる前に、先月亡くなられた桂冠指揮者の方のために、G線上のアリアが演奏された。その演奏が本当に美しくて、これまでに何度も聞いてきたはずの曲なのに、G線上のアリアで泣くという初めての体験をした。オーケストラの演奏会で感動して涙を流すこと自体が初めてだ(不安や悲しさによって不本意ながら泣いたことは過去にある)。曲が美しいのはもちろん、亡くなられた故人の追悼のためにこの美しい演奏を送るという行為自体がどうしようもなく美しく尊いものに思えて、涙が出て仕方がなかった。
 ワーグナーの「トリスタンとイゾルデ」の「イゾルデの愛の死」は、最近演奏会で聴いて、普段CDで聴く演奏とはまた違った雰囲気でいいなと思い、今回のもやはり良かった。マーラーの交響曲第5番の「アダージェット」とブラームスの交響曲第1番は、大好きなアニメ「銀河英雄伝説(OVA版)」で慣れ親しんでいることもあって、それぞれの場面の台詞や映像が頭の中で再生されて楽しかった。こういう曲が惜しみなくBGMとして使われているアニメ、贅沢すぎる…。ところが、ブラームスの後半で隣の席の人がリズムに合わせて頷くように頭を揺らしたり、音を立てずに手拍子を打ったりし始めた。他人の音楽の楽しみ方にケチをつけるような権利は私にはないので何も言えないし言わないけど、気が散るからやめてほしいなとは内心思った。ともかく、ただオーケストラの演奏を聴くだけの時間を過ごすというのはいいな。読書に集中できた後のような静かな充実感がある。パンフレットに他の演奏会のチラシが大量に挟まれていたので、また気になるものがあったら行ってみよう。
 寒い中を歩いて帰り、小腹が空いたのでコーンスープを飲んだ。胃が温まって気分もほぐれ、とてもおいしかった。よく眠れそう。

2025/02/08 Sat.

 連日寒い。今日もたまに雪が降る。
 就労移行支援で、よその事業所の卒業生の話を聞くオンラインプログラムに参加した。人には人の事情や地獄があるとはいえ、そもそものスペックが高すぎて自分には参考にならないという感じはした。
 事業所を出てそのまま地下鉄に乗り、行ってみたいと思っていた護国神社の蚤の市へ向かう。人がすごく多かった(でも、土日の天神よりは若干マシ)。古い物や手作りの物、色々なおもしろい物が目白押しで、見ていてとても楽しかった。イギリスのティーセット、フランスのフェ―ヴ、猫モチーフの雑貨、羊毛フェルトのマスコット、ぼろぼろのマンドリン、レースにフリル、ガラス製品、鹿の骨、流木、盆栽、花苗、その場で調理したパエリア、食欲をそそる香りのカレー、スパイスたっぷりのチャイ、ごつごつとした大きなスコーン、とにかく様々な物がある。お腹が空いていたので、キッチンカーのチーズステーキサンド(アメリカ発祥のサンドイッチ)を食べ、カレー屋さんのミルクティーを飲んだ。このミルクティーが特においしかった。生姜が効いていて、紅茶独特の渋みがなくて飲みやすい。近くにお店があるそうなので、一人外食ができるようになった暁にはぜひ行きたい。園芸店のブースで、水耕栽培ができる球根を2個買った。ミニスイセン「タリア」とクロッカス「フラワーレコード」。日当たりの良くない自分の部屋で開花まで漕ぎ着けられるか自信はないけど、球根と一緒に春を待つのはきっと楽しいと思う。
 満足するまで蚤の市の雰囲気を堪能した後、天神に移動してさらにうろうろ歩き回ってから帰宅。一日の歩数が13,000歩になった。

2025/02/09 Sun.

 今日は雪が降らないらしい。
 たっぷり10時間寝た。心身がよく休まった実感がある。
 土日だけやっているリサイクルステーションに、段ボールと雑紙を持ち込んだ。これで部屋の中が少しすっきり。
 室温が低いからというのはもちろん、私にしては珍しく毎日水を替えていることもあって、スイートピーとラナンキュラスがまだまだきれいな状態で咲いてくれている。スイートピーの香りは私が吸い込みすぎたのもあってか全く香らなくなってしまったけれど、部屋に本物の花があるというのは本当に良い。花の死骸、侮れない。

週間日記(2025/01/27-02/02)

2025/01/27 Mon.

 布団の中が快適すぎて、なかなか出られない。ぬくぬくとした温かさ、毛布の心地良い重み、何もかもが最高だ。とはいえ寝るのもスマホを見るのも飽きたので、のそのそと起き出した。
 昨日のアップルパイの残りを温め直してコーヒーと食べて、家事や身支度をして出かけた。時折小雨が降る中、30分かけて歩く。途中、お寺が立て続けに3つも並んでいる通りを見かけて、すごい立地だと思って二度見した。川沿いでは大きなミモザの木を見つけて、まだ花は咲いていなかったけど、つぼみがたくさんついているのを見てなんだか嬉しくなった。枝いっぱいに黄色いふわふわが咲いたら、さぞかわいいだろうなあ。花壇には、真冬だというのにラベンダーがたくさん花を咲かせていた。
 目的地の福岡アジア美術館に着き、気になっていた「ベストコレクションⅡ─しなやかな抵抗」展を見た。どの作品も興味深くじっくり鑑賞したけれど、ひとつだけ「刺激の強い表現があります」と注意書きがされた作品のブースがあり、それは覚悟がなかったので見ることができなかった。シンガポールのアーティスト、ホー・ズーニエンによる、サン・ニラ・ウタマの映像には特に見入った。その中に出てきた「自分のルーツを探求しようとするものは、幻しか見つけられない」(うろ覚えなので、正確な言い回しではないかも)という文章が、妙に印象に残った。そういう解釈で合っているのか自信がないけど、「普通の日本人」や現アメリカ大統領に見られるレイシズム、排外主義的な思想に対する風刺のようだと思った。続いて「韓国美術のリアリティ」展も見て、チョン・ジョンヨプの「祭り」が特に好きだと思った。キャンバスいっぱいに大量の小豆を描いた絵画作品で、キャプションを読むと「生活や生きることというのは、こういう風に小さく雑多な要素が隙間なくひしめいているものなのかな」と思えた。現代アートというのは馴染みがなくて、ただ美しいばかりのものとは限らず、複雑なメッセージや批判的な視点、警句、風刺といった色々な問題提起がなされているものが多い気がする(馴染みがないのでなんとなくそう思うだけだけど)。それらを「解釈」できるほどの知識もないので、ただ「なんかすごいなあ」と圧倒されるばかりだけれど、それだけでもなんだか良い経験になる気はする。
 展示室を出た所にあるアートカフェには、色々な美術展の図録やアジア各国の文化芸術に関する本がぎっしり並んでいて、こんなにおもしろそうな本がいっぱいある場所なのかと興奮した。貸出はしていないそうだけど、これなら30分歩いてでも本を読みに来る価値はある。無料だし。カフェにはなんとコピ・ルワックがメニューとして置いてあり、こんな身近な場所で飲むことができるものなのかと驚嘆した。一杯2,000円の希少なコーヒー、人生の中でいつかは一度飲んでみたいかもしれない。
 風で折り畳み傘が裏返っては直すのを繰り返しながら、歩いて帰宅。地下街があって本当に良かった(雨風をしのげるので)。途中、商店街の八百屋さんでほうれん草と椎茸、1個198円の甘夏を買った。別の八百屋さんではチューリップやガーベラの切り花を200円くらいで売っていて、花は別に生活必需品とかではないからとなんとか今日は我慢した。でも、お花屋さんで買うよりかなりハードルが低いし、1,2本のああいう花を部屋に飾ったら、きっとすごく心が潤うだろうな。明日になっても欲しかったら買ってしまおうか。
 煮物と味の濃いおかずが食べたかったので、晩ごはんは肉じゃがとヤンニョムチキンを作った。おいしい煮物を作って食べるととてもほっとするので、これは多分私にとってはかなり良いコーピングの手段になるんだと思う。メンタルの調子が悪い時にその方法を思い出して実行に移せればだけど。

2025/01/28 Tue.

 就労移行支援。Wordの練習問題をいくつか解いた。リーダーの挿入の仕方が分からず調べたら、後はTabキーを押しさえすれば良いというだけだった。
 今日こそ1本220円のチューリップの生花を買おうと意気込んでいたけど、雨風が強くて諦めた。茎が折らずに持ち帰る自信がない。
 本文の推敲や、表紙画像のCMYK変換、PDF化などが終わったので、日記ZINEの原稿を入稿した。不備がありませんように。
 白ごはん.comで知って食べてみたいと思っていた、常夜鍋という料理を作ってみた。昨日の肉じゃがの残りもあったので、お腹いっぱいになった。自分が作った料理で満腹になるという幸せ。
 寝る前に、『パーティーが終わって、中年が始まる』(pha、幻冬舎)を読んだ。男性とそれ以外の性別の人では、見えている世界がこんなにも違うんだなと感じる箇所もあれば、いつか自分にも訪れるだろう「中年」の始まりを恐ろしく感じる部分もあった。一人でいることが楽しくなくなるなんて、そんな時期が自分にも来るんだろうか。できれば、一生をパーティー気分のままで過ごしたい。人と一緒に楽しむパーティーだと気疲れするから、自分一人だけでずっとパーティーを催していたい。やっぱり、それは難しいのかな。

2025/01/29 Wed.

 就労移行支援。袋作りという作業をした。A3のコピー用紙をマニュアルの手順に従って袋状に加工するという軽作業。手先を使うのは得意な方だという自負があるので、黙々とこうした単純作業をするのは多分不向きではないと思う。
 一旦マンションに戻ると再び外出するのが億劫になると思い、就労移行支援が終わってからそのまま天神へ向かった。一人外食の練習として、入りやすいサンマルクカフェに寄った。向かいの席では、どうやらマッチングアプリで知り合ったらしい男女が会話に花を咲かせていた。アプリを介して会うって、こんな感じなのか。もさもさとチョコクロを食べ、コーヒーを飲み、天神をうろうろした。デパ地下の華やかなお菓子を眺め、百均で日用品を買い足し、INCUBEに行って分厚いノートを買った。以前、本の引用やさまざまな知識をノートに書き写す習慣があって、先日久し振りにそのノートの存在を思い出し、再開してみようと思ったのだった。UpNoteに記録した方が検索機能もあって便利ではあるのだろうけど、手書きで書き残した方がなんとなく頭に入りそうだし、文字を書く習慣を取り戻すのにも良さそうだ。いくらデジタルツールに検索機能があったって、その知識を記録しておいたという記憶がなければ検索しようがないし。
 夜、明日の自分のために甘夏の皮を剥いて冷やしておいた。台所が爽やかな柑橘の香りに包まれる。勢いづいて、簡単にお風呂を掃除して湯船にお湯を張り、のんびり浸かった。ほかほかに温まった。実家にいた頃は、一人暮らしをして自分一人のために家事をするなんてできるだろうかと不安に感じていたけど、たまたま今が元気とはいえ案外なんとかなるらしい。
 さっそく、今日買ってきたノートにあれこれ書き込んだ。先日の福岡市博物館で書いたメモや、持ち帰った福岡市博物館だよりの中でおもしろいと思った部分をせっせと書き写す。自分の書く字はお世辞にも上手いとかきれいとか言える代物じゃないものの、嫌いじゃない。ひらがなの書き順もずっと間違えて覚えているけれど、小学校で習う前に見よう見まねで書いて覚えたからだと思えば、自分の知的好奇心や学習意欲のようなものの表れだと思えて、むしろ愛着すら湧く気がする。自分の嫌いな所はいくらでも挙げられるし、自己嫌悪に陥ることはしょっちゅうあるけど、自分の中で「嫌いじゃないし、むしろ好き」と思える部分があることは嬉しい。

2025/01/30 Thu.

 朝から果物を食べる。よく冷えた甘夏は酸味が強くて、とてもおいしかった。
 初めて行く美容室に予約を入れた。カットとカラーと、髪質改善トリートメント。私の髪はハグリッドのそれに似ていると言える髪質なんだけど、少しはなんとかなるだろうか。施術時間の目安が2時間半とあり、慄く。そんなに長い時間を明るいおしゃれ空間で過ごすなんて、耐えられるかな…。それにしても、都会はネットで予約できる美容室が多いから本当に助かる。髪の毛を赤毛のようなオレンジっぽい色に染めてみることに憧れがあって、今度こそそれに挑戦してみようか迷っている。派手な髪色を試すなら、実習や就職活動が始まる前の今が絶好のチャンスだと分かってはいるけれど、あと一歩の勇気が出ない。似合わないかもしれないから、他人から笑われたり馬鹿にされたりしそうだから、とネガティブな「もしも」が頭に浮かぶ。でも、見ず知らずの人間から向けられる嘲笑を理由に、自分がやってみたいことを諦めるというのはとてももったいない気もする。明らかにまずかったら染め直せば良いだけだし、私が私のやりたいことを尊重して実行に移せたら、それ自体が何らかの良い経験値になりそうだとも思う。うーん、迷う。
 祖母宛ての手紙を書く。後はコンビニで写真をプリントアウトして封筒に入れるだけだけど、今日は外に出られるような身支度をしていないので、明日にしよう。いつかはプリンターが欲しいけど、買った所で置く場所がない。
 まだ読んでいなかったZINEをぱらぱらとめくってみたけど、目が滑って内容が全然頭に入ってこない。今日は本を読めない日らしい。何でも白と黒に分けてしまうのは良くないと分かっているけど、「働ける人」と「働けない人」、「パートナーがいる人」と「パートナーがいない人」に勝手に頭が線引きしてしまう。
 むしょうに辛ラーメン焼きそばが食べたい。でも、昨日もカップラーメンを食べたし、まだ常夜鍋の残りと今日が賞味期限のうどん麺があるし。焼きそばの誘惑になんとか打ち勝ち、鍋の残りを温め、うどん麺は具無しの焼きうどんにして食べた。焼きうどんは適当に作ったのに、思いのほかおいしい味付けになった。

2025/01/31 Fri.

 就労移行支援。適切な休憩の取り方について学ぶプログラムを受講した。以前スタッフさんと話した時に、一人で部屋にいる時以外には基本的に気が休まることはないこと、他人がいる空間で休憩を取るように言われても非常に難しいこと、ぼーっと過ごすことは苦手で苦痛ですらあることなどを伝えたけれど、あまり伝わった感じはしなかった。できないことを「しましょう」と言われても、どうして良いか分からない。
 初めて行く歯医者さんに予約を入れて、虫歯などがないか検診を受けた。自分では怪しいと思っていた箇所があったけど、診てもらった結果虫歯はなかった。良かった。
 夜、むしょうにほっともっとのお弁当が食べたくなって、行こうかどうしようかしばらく迷ってから買いに行った。自分一人のためには面倒で作れないハンバーグやからあげをお腹いっぱい食べて、満足した。

2025/02/01 Sat.

 就労移行支援。Excelの表と印刷された紙を見比べて、間違いがないか確認する訓練。文字を読むのは早い方だと思うから(言語理解IQ140はこういう所で活かせているんだろうか)、特に難しい作業ではないと感じた。その後、中途半端な時間が少し余ったので、短時間で終わりそうなe-typingをした。結果は2回とも「Ninja」と出た。1分間に300字くらい入力しているらしい。ふと、テレビの字幕を耳で聞いて文字に起こす仕事が気になって検索してみたものの、ステノキャプショナー(字幕速記者)は普通のパソコンのキーボードとは違う特殊なキーボードを使うそうで、すぐに諦めはついた。
 昼過ぎに、近くの美容室へ行った。前回行った所も別に悪くはなかったけれど、初めて行く場所の方がまだ気が楽だから、別の美容室を予約しておいた。美容師さんは気さくで親切な人で、内心少しほっとしたけれど、ここもやっぱり3ヶ月くらい間が空いたら行きづらくなってしまうんだろうな。髪をオレンジがかった色にしてみたいと勇気を出して伝えたものの、ブリーチ無しのシングルカラーではやはり難しいそうで、代わりに赤茶色っぽいカラーにしてもらった。これはこれで、自分ではすごく気に入っている。髪質改善とは違うトリートメントもしてもらう(髪質改善の方は、最後にアイロンで髪を真っ直ぐにするため)。去年の8月にかけたパーマがまだ残っているのを活かして、少しカットしてくるくるに仕上げてもらえた。顔はさておき、髪だけはすごくかわいい。自分でも毎朝こんな風にセットできたらなあ。
 今日は一日雨が降っていて、とても寒い。でも、髪をかわいくしてもらえたので、気分が良い。

2025/02/02 Sun.

 目覚ましアラームをセットせずに、合計10時間ほど寝た。
 前々からやりたいと思っていたことに着手。日用品の買い置きの数や、部屋にある食材の賞味期限をExcelにリスト化した。これで、まだ買い置きがあったかどうかとか、賞味期限の近い食材はないかといったことが、棚の中身を都度ごそごそ漁らなくてもひと目でわかる。実家でこれをやったら几帳面すぎると笑われるかもしれないけど、一人暮らしの部屋でやる分には、生活する上で煩わしく感じる要素を減らせてとても良い。こまめにチェックすることに飽きるまでは、このリストを活用したい。

週間日記(2025/01/20-01/26)

2025/01/20 Mon.

 オンラインカウンセリングを受けた。静かな場所で話すのが苦手とか、人を頼ることができないとか、こまごました問題を聞いてもらって、目に見えて解決した訳ではないものの気持ちはすっきりした。臨床心理士の先生に「一人暮らしできて本当に良かったですね」と言われ、本当にそうだとつくづく思った。
 一昨日頃からネットの調子が悪く、いよいよWi-Fiが使用できなくなったので、色々調べて対応策を講じてみた。ところが、モデムのコンセントを抜き差ししても、パソコンを再起動しても、どうにもならない。業者の人に見てもらった結果、建物の共用部にある機械の接続が悪くなっていたらしい。どうりで私があれこれしても繋がらなかった訳だ。ともかく、Wi-Fiが繋がってとても嬉しい。
 とらふくの絵を紙に描いて遊んだ。撮り溜めた写真を見ながら無心で描いていると、なんだか写経でもしているかのような穏やかな気分になれる気がする。

2025/01/21 Tue.

 就労移行支援。事業所のルールなどについて一対一で説明を受けたり、Wordの練習問題を解いたり。
 午後は、台所で長時間過ごした。小松菜を茹でて切ったものを冷凍し、白菜・にんじん・玉ねぎを切って冷凍し、鍋セット(白菜・にんじん・大根・ぶなしめじを切って鍋一回分ずつポリ袋に入れたもの)をいくつか作り、下味をつけて後は炒めるだけの状態にした豚肉を用意し(生姜焼きとねぎ塩豚丼の2種類)、朝ごはんに食べるトマトスープを作り、ミートソースとホワイトソースを作り、マカロニを茹でて晩ごはんのグラタンにした。相変わらず冷蔵庫は異臭がするのでこれらの食材にも臭いが移って台無しになってしまう可能性もけっしてゼロではないけど、とりあえず今は自炊らしい作業を完遂させた達成感に包まれている。

2025/01/22 Wed.

 就労移行支援。適切な睡眠習慣についてのプログラムを受講した。ここ一週間の就寝時間や起床時間を振り返って記録するワークがあり、自分がほとんど毎晩9時間寝ていることに気付いた。もう少し睡眠時間を減らせたら日中の活動時間を増やせるのかもしれないけど、7時間程度の睡眠だった頃と比べると今の方が明らかに体調が良いので、多分これが自分に合った睡眠時間なんだろう。時間が少しもったいない気もするけど、寝ることで心身を回復することができているなら、それに越したことはない。導眠剤がないと満足に眠れなかった頃の自分からすれば、夜になると自然と眠くなって9時間ぐっすり眠っている今の自分が信じられないだろうな。
 お昼はコメダ珈琲店に行き、ピザトーストとサマージュースを頼んだ。おいしかった。一人で外食することがどうにも苦手だけれど、月に一度といった頻度を目標にして挑戦してみたら、練習になるし、おいしい物も食べられるしで良いかもしれないと思った。今の所、入りやすいお店はドトール、ミスド、コメダ、モス、チェーンのパン屋さんくらいかもしれない。スタバとマックとケンタッキーは、イスラエルを支持しているそうなので、入れるお店ではあるけどボイコットしている。密かな目標としては、やよい軒やすき家に一人で行ってみたいというものがある。ゆくゆくは、チェーンでないカフェやごはん屋さんにも行けるようになれたらという夢があるけど、まあそれはおいおい。
 天神をうろうろして、バターナイフや傘などを買った。Bleu Bleuetを覗くと、我が家のとらちに似た猫のイラストが描かれたタンブラーが売られていて、しばらく迷ってからレジに持っていった。保温タンブラーはいつか欲しいと思っていたものだし、何よりとてもかわいいし。百均にも用事はあったけど、歩き疲れたので断念した。こういう時、気軽にカフェに立ち寄れたら休憩できて良いのだろうけど。

2025/01/23 Thu.

 行ってみたいと思っていた園芸店へ。その前に、気になっていた雑貨屋さんに寄ることにした。以前バスに乗った時に見えたおしゃれな雑貨屋さんだけど、「確かあの駅の近くだったような」というおぼろげな記憶しかないうえ、店名も分からない。とりあえず駅の周りをうろうろして、20分ほど彷徨ってようやく目当てのお店を見つけた。ところが、営業時間はまだ始まっていなかったので、一旦駅に戻って地下鉄に乗り、先に園芸店へ向かった。行ってみると、私が以前働いていた園芸店よりひと回り、ふた回り小さいくらいのお店だった。でも、外売り場には春の花の香りが漂っていてとても気分が上がる。パンジー、ビオラ、プリムラ、ストック、アリッサム、アネモネ、ポピー、こういう花の香りが懐かしく感じられるようになるなんて、良い職場で仕事をしたなあ。店内の観葉植物も数が多くはないけれど、大きな板付けコウモリランやたくさん並んだ小さな多肉の鉢を見ると、やっぱりテンションが上がる。コーデックス系の植物のコーナーにあったペラルゴニウム オレオフィルムが気になって、その場で画像を検索してみた。なんと、ピンク色の小さい花が咲くらしい。日当たりの悪い私の部屋で育つだろうかという懸念はあったものの、たくさん茂ったふわふわの葉が魅力的なあまり買ってしまった。お会計の際、通りすがりの店員さんから「何ですかこれ、なんかおいしそう」と言われたので、思わず「にんじんみたいですよね」と返してしまったけど、にんじんの葉は普通食べないよなと後で気付いた。にんじんの葉っぱの天ぷらはおいしいけど。
 地下鉄に乗って、先ほどの雑貨屋さんに戻ってきた。おしゃれな生活用品が色々あって、こういう所で買った物を使ったらさぞ素敵な暮らしができるんだろうとわくわくした。ただ、私が普段使っている物に比べれば値段もそれなりにするので、当分ここの商品を日常使いするような日々が訪れる予定はない。でも、「こういうガラス瓶でヒヤシンスの球根を育てるような暮らしがしたい」とか、「そのために南向きの日当たりの良い窓がある部屋に住みたい」とか、未来のより幸せな自分の可能性を少しでも想像できるのは嬉しい。

2025/01/24 Fri.

 就労移行支援。Excelの練習問題をいくつか。
 勢いで、初めて受診する皮膚科を予約して行ってみた。手元にあった皮膚科の薬を使い切ってしばらくすると、またニキビができ出したので、なんとかしたいと思っていたのだった。「ニキビは慢性疾患なので、治療をやめたら再発する」と言われちょっと気を落としたものの、治療している間は改善するんだから良いじゃないかと思い直した。精神科の薬も、同じようにやめたら悪化するんだろうか。ビタミンの錠剤と漢方薬、3種類の塗り薬を処方してもらって帰路に就く。
 帰り道、八百屋さんに寄ってにんじんと玉ねぎ、レモンを買った。気軽に買い物できる八百屋さんが近くにある環境って良いなあと噛み締める。コンビニよりも頻繁に利用している。

2025/01/25 Sat.

 就労移行支援。Excelの練習問題に取り組む。VLOOKUP関数というものが出てきて、テキストを読んではみたものの、まだ全然理解できていない。数学嫌い、数字嫌いの自分としては、関数という単語が出てきた時点で本当は逃げ出したい気持ち。
 すっかり放置していた日記ZINEの原稿作りに勤しむ。本文を読み直して誤字脱字を探すと、結構あってびっくりする。推敲って大事なんだな…。それから、Canvaにログインして表紙を作った。楽しく頑張ってはみたものの、どうにもセンスがない。何をどうしてもダサくなってしまう。楽しいけど難しいなあ。

2025/01/26 Sun.

 久し振りに、一日パジャマで過ごすことにしてみた。洗濯物が少なく済むので、たまには良い。
 ゲーム「魔法使いの約束」のイベントストーリーに出てきたので絶対に作りたいと思っていた、アップルパイを作った。りんごに砂糖とレモン果汁を足して煮て、冷凍パイシートで包んでオーブンで焼くだけ。とはいえ狭いキッチンで作業スペースも使える道具も限られているし、今回はパイ生地を細く切って三つ編みにするなどちょっと手の込んだ形にしてみたので、それなりに手間はかかった。でも、焼き上がったアップルパイはとてもおいしくできていた。レモンを多めに入れたので少し酸味が強いけど、甘酸っぱくてむしろ好みなくらいだ。シナモンはもう少し入れても良かったかも。狭い狭い台所だけど、自分の好きな物を好きに作れる場所として、今後も活用していきたい。
 昨日の表紙作りの続き。しばらくCanvaと格闘し、SAIとも闘い、とりあえず妥協できるものができあがった。変換ツールを使ってCMYKに変換すると、淡い薄緑色が出涸らしの緑茶みたいな濁った緑になってしまったけど、まあいいか。できたとはいえ、一晩経つとまた作り直したくなる可能性があるので(よく描けたと思った絵を翌日見ると下手に見えるあの現象)、頭を冷やして落ち着いた状態になってから入稿したい。
 なんだかむしょうに絵を描きたくなって、この勢いのままに描いたらきっと楽しいだろうとは思いつつ、先にいそいそとお風呂と食器洗いをやっつけた。それから1時間ほど絵を描いた。フリルたっぷりの服を描くと、なんというか、心が整う気がする。

週間日記(2025/01/13-01/19)

2025/01/13 Mon.

 久し振りにピアノを弾いた。舞台「魔法使いの約束」の楽曲「出発の序曲」がすごく良かったので、個人の方が書き起こした楽譜をネットで検索して、2時間以上みっちり練習した。ピアノを年にほんの数回弾くか弾かないかといったような人間なのでもちろんすぐに弾けるようにはならなかったけど、鍵盤を叩いてまほステの音を出すのが楽しくて、夢中になった。その間、うるさかったのか猫達はこたつに潜り込んで隠れていた。
 明日福岡へ戻るので、かさばる服や重い書籍などを段ボール箱に詰めて、ゆうパックで発送した。キャリーケースを開くと、さっそく中にふくちが入り、もそもそと寝心地を確かめていた。
 夜、震度4の地震があった。ゆらゆらと揺れるタイプの地震だった。いきなり揺れるよりは予告があった方が良いのかもしれないし、そういう通知はちゃんと注意が向く音であるべきというのは分かってはいるけれど、スマホから突然ぎゅいんぎゅいんと物々しい大音量が発せられてものすごく心臓に悪かった。猫達は通知が鳴るやいなやソファの下に飛び込んでいた。LINEやメールで安否確認のやりとりをし、恐る恐る姿を見せ始めた猫達をなだめ、どうか余震がありませんようにと願いながら寝た。不安で寝つけず寝不足になって、明日の新幹線で寝過ごして新大阪まで行ってしまったら困るなあと思っていたけど(万一そうなったら改札内で大阪みやげを自分用に買う)、案外すんなり眠れた。

2025/01/14 Tue.

 朝、高速バスと新幹線を乗り継いで福岡に戻ってきた。バスで眠りこけ、新幹線の中でも眠かったけれど、新大阪まで寝過ごすことなく無事博多で降りられた。
 3週間ちょっと振りの一人暮らしの部屋に帰ってきて、ほっとしたのがとても嬉しかった。実家に帰った時も安心するけど、同じようにこの部屋も安心して帰ってこられる場所になったらしい。
 ゆうパックが届く時間帯までまだ時間があるので、先に商店街の八百屋とスーパーに行き、空っぽの冷蔵庫を埋める食材を買ってきた。
 さて荷解きをするぞと意気込みながら帰宅して、部屋の中で起きていた大事件に気付いた。最初に帰り着いた時から、部屋の中がなんとなくうっすら臭っていた。生ごみは置いていないはずなのにどうしてだろうと思いながら、買ってきた食材を入れるべく冷蔵庫を開けると、庫内が冷えていない。まさかと思い冷凍庫を開けると、中の食材は全て溶けていた。長い帰省になるからと「冷蔵庫コンセント」と書かれたブレーカー以外のブレーカーを全て落としておいたのだけど、私が冷蔵庫コンセントとして使っているコンセントは「冷蔵庫コンセント」ではなかったらしく、冷蔵庫の電源が3週間超切られていたのだった。冷蔵庫はともかく、冷凍庫の中身は大惨事だった。冷凍していた肉類、野菜、作り置きおかず、ごはん、食パン、アイス、それら全てがどろどろに溶けている。当然腐っているので、酸っぱいような悪臭も庫内に充満している。ああ、やってしまった……。
 とりあえず、何重かに重ねたごみ袋に腐った食材を詰め、手元にある掃除用品で庫内を掃除した。燃えるごみを出す日が明後日であることに気付き、思わず天を仰ぎたくなった。2日間、このごみ袋を部屋の中に置いておかなければならないのか。掃除がひと段落した所でドラッグストアに行き、キッチン用アルコール消毒スプレーや冷蔵庫・冷凍庫用の消臭剤を買ってきた。とりあえず見た目はきれいになったものの、凄まじい臭いはまだ消えそうにない。ここに食材を入れたら、たちまち傷んでしまうんじゃないかと思うほど臭い。
 冷蔵庫のブレーカーを落としていたこと自体は不運だったけど、この失敗をやらかしたのが真冬だったのは本当に幸運だった。もしもこれが真夏だったらどうなっていたことか、考えるだに恐ろしい。ポジティブなことが必ずしも良いこととは限らないけれど、このがっかりするような出来事を「真冬で良かった」「賃貸の床を汚していなくて良かった」と捉えられたことも、自分のメンタルの健康状態がどうやら良好であるらしいと思えて嬉しい。マンションの部屋が寒いことに、まさかこんなに感謝する日が来ようとは。本当に、本当に冬で良かった。
 パスタを茹でて晩ごはんを食べ、実家と違うひどく狭い浴室でシャワーを浴び、布団に潜り込んだ。この部屋に帰ってきて安心できたことも嬉しければ、トラブルに対して割と冷静に対処できたことも誇らしい。これからもまた一人暮らしをやっていけそうだと、先のことを悲観せず考えられることも喜ばしい。とはいえ、来月また猫達に会いに帰ってくればと父が言ってくれたので、来月も2泊3日くらいで猫目的の帰省をしようと考えている。父がそう言ってくれたのが何より嬉しかったし、晩ごはんを作れば母も喜んでくれるし、お茶をしに行けば祖母もすごく喜んでくれる。働き始めればこまめな帰省はできなくなるだろうから、今のうちにちょこちょこ帰っておこう。相手が誰であれずっと一緒に暮らしているといらいらしたり不満が溜まったりするものだけど、こうして実家を出てみると、家族のことを大好きでいられるちょうど良い距離感というものがあることに気付ける。

2025/01/15 Wed.

 久し振りの就労移行支援。重要事項説明書や利用契約書について、職員さんと一対一で説明があった。
 スーパーに寄って食材を買って帰ったものの、腐臭漂う冷蔵庫に入れるのがためらわれる。交差点で信号が変わるのを待っていたら、スカートの裾が風でなびいて足に触れて、一瞬とらふくのしっぽがかすめたかと錯覚してしまった。あのかわいくて気ままで愉快な2匹のふわふわがもう恋しい。

2025/01/16 Thu.

 路線バスに乗ったら、すぐ隣の人と上着などが接触する感触が嫌で嫌で、こんな不快な思いをするくらいなら30分歩いた方が良かったかもしれないと内心で呻いた。通勤電車なんてとても無理だ。隣の人が汚いとかそういう話ではなく、「自分以外の他人」や「他人が触った物」がどうしても駄目だ。文学部の学生時代に講義でウィルトゥスという概念が出てきて(確かウィルスの語源だった気がする)、「キリストが触れた物が聖遺物になる」という話があった。詳しくは覚えていないからうろ覚えだけど、同じように私にとっては他人が触れた物が全て「人が触った物」に変わってしまう。聖遺物と違って、なんとなく忌避したいような物ではあるが。そんなことを言っていたら世の中のほとんどの物は「人が触った物」なのだけど、それについて考え始めてしまうと私は地上の全ての物に触れられなくなってしまうので、日頃なるべく考えないようにしている。別に自分が清潔で清らかなどとは思っていないけど、なんか嫌なんだよなあ。
 先日、通院している精神科の受付で「自立支援医療と障害者手帳の更新時期が今はずれている状態だから、相談員に尋ねて更新時期を合わせると良い」と言われた。色々と説明はあったものの、いまいち仕組みを理解できなかった。また「相談員に聞いてから、病院に電話するように」とも言われていたが、ただでさえ電話が苦手なのに、電話口で何をどう伝えて良いかも分かっていない。分からないならその場で訊けば良いものを、久し振りの家族以外の人との会話に、ただ「はい」「分かりました」「ありがとうございます」を繰り返すのが精いっぱいだった。分かっていないのに。多分、診断書や意見書の類が要る場合は用意するから伝えるようにという意味だったのだろうとは思っている。でも、相談員って誰だ。
 とりあえず区役所のそれらしい窓口に行き、自立支援と手帳の更新時期を合わせる手続きをしたいと話した。すると、両者の更新時期は既に同じになっているからその必要はないと言われ、更新時期は来ているからその手続きなら今できるとのことだった。自立支援医療の更新なのか、手帳の更新なのか、両方なのか、それすら理解できていない。私ってこんなに頭が悪かったのか。訳が分からないまま数枚の書類に記入し、その更新手続きは済んだ。診断書は要るかと尋ねると、今年は提出しなくて良い年なのだと言われた。じゃあ、精神科には電話しなくて良いのかな。頼むからそうであってくれと祈る心地。
 ともかく必要な手続きは済んだらしいので、そのまま天神をうろうろした。地元にはないかわいい雑貨や文房具を心ゆくまで眺めて楽しかった。ただ、欲しいと思ってもレジで人と接するのがストレスになるので、今日は何も買わなかった。物欲が強い自分にとっては、社交不安障害が衝動買いのブレーキになっているらしい。良いことなのか、そうでないのか。レジで小銭を出すのにもたついたり、「ありがとうございます」と言うも滑舌の悪いぼそぼそ声だからか聞き返されて気まずくなったりという場面は日常でしょっちゅうある。
 久々に、一日の歩数が一万歩を超えた。この調子でなるべく歩いて、帰省中に若干増えた体重をなんとかしたい。
 自分みたいな不美人がピンクなんてかわいい色を着ちゃいけない、という呪いが長年染み着いていたものの、最近になってようやくその呪いを解こうという気になっている。注文していたピンク色のスウェットが届いたので、さっそく着てみた。くすんだピンクだから着やすいというのもあるけれど、自分には駄目だと固く思い込んでいた割に、着てみれば案外なんともない。机を買い替えたのもそうだし、一人暮らしを始めたのもそうだけど、ピンクの服を着てみたことについても「無理だと思っていたけど案外なんとかなるらしい」と思えた。就職や、親からの経済的自立といった課題についても、そんな感じで案外なんとかなってほしい。
 商店街の八百屋さんでキウイが4個250円で売られていたのを買ってきた。いちいち切るのが面倒だからと全部一度に皮を剥いて、一口大に切ってタッパーに入れたものの、今の冷蔵庫に入れたら間違いなく腐臭が移ると気付き、一気に全部食べてしまった。おいしかったけど、当然のように舌が痛くなった。

2025/01/17 Fri.

 朝、布団の中があまりにも快適で、なかなか出られない。就労移行支援の契約期間が始まってしまった以上、あまり休みたくはないので、なんとか這い出して家事と身支度を終わらせた。
 就労移行支援で、Wordで文書を作る練習問題に取り組んだ。解答の「~との報告が経理部より発表がありました」という言い回しにすごくもやもやした。私だったら、「経理部より、~との報告がありました」とか「~との報告が、経理部より発表されました」とかにしたい。
 脱臭炭を冷蔵庫と冷凍庫にそれぞれ2個ずつ突っ込んではいるものの、まだまだ改善の兆しが見えない。ボトルの水出し緑茶にまで異臭が移っている。
 軽い気持ちで前髪を切り始めたら、どう見ても切りすぎてしまった。視界はとても良好になったので、鏡さえ見なければ問題はない。

Blueskyから
・「社交不安障害を治せば”普通”になれるはず」「社交不安障害を治して”普通”にならなければいけない」っていう世の中由来の思い込みでずっと苦しかったのがやっと「社交不安障害でも私は私のままで良い」と自分自身を認められるようになったんだけど、就労移行支援に通ってるとやっぱり病気は病気なんだなってやんわり突き付けられる心地がする
・こういう場面や状況が苦手ですと伝えて「それはこういう理由でですか?」とか訊かれても、そういう病気の症状だからとしか答えられないし、私がここ10年で何百回何千回考えても分からないことが臨床心理士でもない会ったばかりの人に理解されるとも思えず
・こちらとしても説明しようがないし他の利用者さん達がいる場所であれこれ言いたくないから「そうかもしれないですね〜」ってぼかしちゃってそれで向こうは納得してるみたいなんだけど、なんだかな〜
・職員さんがこちらのこと理解しようとしてくれてるのは分かるから、つい職員さんが理解しやすく納得できる(と私が勝手に想像する)ような答えを捻り出して提供してしまう
・分かりやすい答えだと「知能指数が高いから色々考えて不安になりやすいのかもと心理士の先生からは言われました」があるけど周りに他の人がいる状況で言えないすよ
私も「こういう理由でこんな場面に不安を感じるので、この方法で改善していきたいです」みたいにはっきり分かりやすい回答ができたらって思うよ 私がどれだけ原因探し理由探しをしてきたことか
・考えて分かるものじゃないのに、分からないから自分の努力や意欲が足りないんじゃないかと自身を責めるまでがセット
・「治せば幸せになれる、治さないと幸せになれない」から「治らなくても幸せになれるし幸せになっていい」の境地にやっと至れたのに、なんか、やっぱり駄目か〜にさせないでほしい

2025/01/18 Sat.

 前髪を切りすぎたと思っていたけど、一晩経ってみると、これはこれで良いかもしれないと思えた。悲嘆に暮れる必要はなかったらしい。
 就労移行支援。Excelの練習問題を解いた。本来は、1問解くごとにスタッフさんに確認してもらわなければいけないんだろうけど、手が空いているスタッフさんがいなかったのもあって、解いた5問全てを一度にまとめて確認してもらった。
 夕方、妹とカフェでおしゃべりして、とても楽しかった。コーヒーもケーキもおいしかった。店内にはコーヒーの木の鉢植えがあり、店先にはつぼみをつけたリュウゼツランらしき植物が植わっていた。私が育てているコーヒーの木と同じくらいの大きさかと思ったけど、帰宅して自分のを見たら、こちらの方がひと回り大きかった。ちょっと勝った気分(?)。
 大嫌いなお風呂掃除をやっつけようという意欲が突如湧き、スマホでまほステの音楽を聴きながらいそいそと頑張った。その勢いで湯船にお湯を張り、心ゆくまで長風呂した。晩ごはんは、適当に作った炒め物と、昨日作った鶏そぼろの残りと、ごはん。丁寧な暮らしとまではいかなくても、人間らしい生活をしている実感があって良い。

2025/01/19 Sun.

 特別展「九州真宗の源流」を見に、福岡市博物館へ行った。何の気なしに展示を見ていたら、実家から徒歩5分の場所にあるお寺の所蔵品がいくつも展示されていてびっくりした。せっかく障害者手帳で無料だからと他の展示室も覗いてみると、ゲーム「刀剣乱舞」でおなじみの圧切長谷部と日本号が展示されていて、またびっくりした。受付に長谷部と日本号のわんぱくぬいまである(ちょうど昨日、歌仙兼定のわんぱくぬいを注文した所だったのでなんだかタイムリー)。常設展の金印も眺めて、ミュージアムショップに立ち寄ると、刀ステの日光一文字のパネルが置いてあってまたまたびっくりした。とうらぶ、すごいなあ……。
 以前この博物館に来た時、某極右政党の代表によるヘイト本がミュージアムショップに置いてあって絶句したのだけど、今日ざっと見た限りではその著者の名前は見当たらなかった。私が見落としていたのではなく、本当にその場になかったのなら、すごく安心できる。あんな物を公共施設に置いておいて「アジアのリーダー都市に!」なんてキャッチコピーを掲げるなんて、あんまりにもあんまりだから、ひとまず良かった。
 そのまま福岡市総合図書館に寄ろうかと思ったものの、お昼にありつきたくてマークイズももちまで歩くことにした。とはいえ土日なのでフードコートが埋まっているかもしれないと気付き、途中のパン屋さんに寄ってイートインで食べた。この判断は大正解で、マークイズももちの店内は凄まじい人の多さだった。どこもかしこも人だらけで、ここではとてもごはんは食べられなかったと思う。
 観葉植物を売っているお店に、コーデックスの小さな鉢植えがあってすごくテンションが上がった。アルブカとオキザリスとものすごく迷いに迷って、オーニソガラム ジュンシフォリウムの鉢を買ってしまった。これがなんと、つぼみがついている。北西向きの日の当たらない部屋だけど、咲いてくれるといいなあ。
 天神で地下鉄を降り、歩いて帰宅。道行く人に声を掛けては「建物内に入ってチラシを受け取ってくれるだけで良い」と言う営業の人にまたしても捕まってしまい、「すみません、すみません、ごめんなさい、お疲れ様です」と平謝りしながらなんとか逃げ切った。はっきり拒絶できない私にも問題はあるのだろうけど、何も悪いことをしていないのになぜ私は謝り倒しているのか。「建物に入らなくても、入口の前まで来てくれれば良い」「30人にチラシを配らないといけないから」と食い下がられて、苦しかった。こういう営業の仕方をされてその会社に好印象を抱く客はごくごく少ないだろうに、このやり方を指示している経営者は一体何を考えているんだろう。

週間日記(2025/01/06-01/12)

2025/01/06 Mon.

 洗濯物をたくさん干して、猫達に詫びながら掃除機をかけて、部屋のあちこちをちょこちょこと片付けた。ついでに猫トイレの砂も換えた。
 お昼ごはんは、リビングの窓辺の陽だまりに置いたこたつで食べた。日差しがぽかぽかで暖かい。お茶をおかわりして、食後のデザートにお煎餅を何枚も食べた。
 社交不安障害に苦しんで他者との関わりを避け続けてきた(避けざるをえなかった)ので、コミュニケーションスキルが同年代の人より圧倒的に少ないんだろうという自覚がある。プライドだけは年相応に育ち、恥や劣等感などは人一倍くすぶらせてしまった上でこれから少しずつコミュニケーションの経験を積み重ねていかなければならないと思うと、とても気が重い。人と関わりたいけど、人と関わりたくない。人と関わろうと勇気を振り絞っては、こんな思いをするくらいなら初めから関わらなければ良かったと思うようなへまをすることを繰り返している。一生こうだったら嫌だなあ。
 2ヶ月ちょっと振りくらいに生理が来て、面倒だしテンションは下がるし、何よりお腹と腰が痛いしで気が滅入る。市販の鎮痛剤も飲んではみたものの、いまいち効果がない。ただ、ここ数日の落ち込みやイライラをホルモンバランスのせいにできるのではと思えば、ほんのちょっとだけ気が晴れる。私のせいじゃない(多分)。

2025/01/07 Tue.

 昨夜は、とらちが一緒に寝てくれた。足を枕にされているので寝返りが打てず、リリパットに取り囲まれたガリバーのような気分だった。なんてかわいいふわふわのリリパット。
 アニメ「魔法使いの約束」の第1話を観た。ゲームの2Dとは違う、ちゃんとアニメらしい動きをしていて「本当にアニメになっている!」と妙な感動があった。まほやくだからそれが当然ではあるだろうけど、賢者さんのキャラデザや服装に萌えアニメ的な女性らしさの強調がされていなかったり、声も甘えたような高いアニメ声ではなかったりといった点がなんだかむしょうに嬉しい。安心して楽しめる。その手のアニメも決して嫌いではないけど、そうでないアニメがあることもありがたい。しゅがはの声優さん、かっこいいなあ…。推しが出てくるのも楽しみだし、気が早いけど願わくばメインストーリー第1.5部もアニメで観たい。
 読みかけだったZINEを2冊読み終えた。1冊はメンタルヘルスや性的マイノリティについて書かれたエッセイで、静かだけど力強い内容に励まされる心地だった。この国の社会でマジョリティとして想定されている在り方の枠にはまるために自らを歪める必要はないのだと、ふっと肩の力を抜けたような気がする。もう1冊は日記本で、はじめのうちは見ず知らずの誰かの生活についておもしろく読んでいたけど、後半で差別的な表現が出てきて一気に萎えてしまった。本文中に一度だけ出てきた単語だったけど、これから自分の本棚でこの人のZINEを目にする度に「ああいう言葉を使う人なんだ」と思ってしまうのがきつい。
 夜、疲れてお風呂に入れなかった。明日の自分に入浴タスクを丸投げして、諦めて寝る。

2025/01/08 Wed.

 実家のフライヤーを使って、一度作ってみたかったドーナツに挑戦した。イーストは扱い慣れないのもあって、一次発酵の時点ではあまり生地が膨らまず失敗したかもと思ったものの、揚げてみるとふっくらとドーナツらしい形になった。粗熱を取ってから蜂蜜入りのグレーズをかけて、形の悪いものから食べてみたら、とてもおいしかった。ちゃんとふわふわした食感で、まだほんのり温かくて、甘さも強すぎずちょうど良い。家族にも好評だった。
 猫達とひとしきりボール遊びをして楽しかった。柔らかい小さなボールを転がすと、代わる代わるそれを追いかけるとらふくが楽しそうでかわいい。
 夜、またしてもお風呂に入れず。朝は比較的元気なのに、夜になると気力体力が尽きてどうにも頑張れない。福岡にいる時はこんなことなかったのに。「疲れてお風呂に入れない」などと検索すると、「湯船には浸からずシャワーだけで済ませると良い」といったアドバイスが出てきて怒りすら湧いてくる。この怒りを原動力に椅子から立ち上がれれば良いものを、そういうこともできずうだうだしていた。

2025/01/09 Thu.

 シャワーを浴びて、シーツを洗濯。今夜こそは絶対にお風呂に入る。
 とらふくをモデルに、A4用紙いっぱいに落書きをした。絵を描くのが楽しいと思えると、自分のことを少しは嫌わずにいられるような気がする。自分のことを好きになれるような行動を、日々の生活の中で増やしていけたら良いんだろうな。
 今日は夜のうちに入浴できた。良かった。晩ごはんに作ったチキンカツも、とてもおいしくできた。

2025/01/10 Fri.

 なんだかすごい夢を見て、朝からどきどきした。夢の内容を誰かに聞いてほしいような、自分の中だけに留めておきたいような。自分の日記だから書いてしまおう。恥ずかしくなって後で消すかもしれない。夢に、以前5年ほど片思いしていた女の子が出てきた。夢の中ではその子も私も10代で、学校の制服を着ている。関係者以外立ち入り禁止とされている、体育館のような場所にそれと知らず2人で入り込んでしまう。そこには珍しい植物がたくさんあった。侵入がばれて、2人並んで床に正座させられ、教師達に叱られる。教師の中には私が尊敬している臨床心理士の先生がいて、「まさかそういうことをする(立ち入り禁止の場所に入る)なんて」という表情で驚き、困惑している。好きだった女の子は私のすぐ隣、私の膝にその子の膝が触れているほど近い距離に座っている。その子が頭を擦り寄せてきたり、肩をくっつけてきたりしてきて、教師達に怒られている最中なのにとても幸せだった。目が覚めて、こういう夢を見ることもあるのかと自分で自分にびっくりした。
 夢はともかくとして、今日はラッキーだった。とらふくそれぞれのフレーメン顔を見ることができて、写真にも撮れたからだ。猫達はこたつや日なたで暖を取ったり、日陰に移動して涼んだりと、まるでサウナとプールを行き来して整っているようだった。
 DMMで舞台「魔法使いの約束」の祝祭シリーズPart1とPart2を観た。すごく良かった! まほやくらしい心に響く歌詞に泣きそうになったり、魔法で闘う推し(北祝祭のオーエン)のかっこよさに酔いしれたり、ゲームの物語を舞台としてこういう風に表現するのかと感心したり。3時間近い上演時間なのに、長いとは全然思わず夢中で楽しんだ。

2025/01/11 Sat.

 今日は、昨日の夢とは違うタイプのどきどきする夢を見た。5,000円の会費を払って、数回ある手芸のワークショップに参加することにした。初回で参加者の一人と少し親しく話せて、「知り合い」になってしまったので、次回以降参加できなくなってしまった(私は初対面の人より、ある程度親しくなった人と接する方が緊張や不安を感じる)。2回目のワークショップの日、会場の入り口手前まではなんとか来たものの、どうしても部屋の中に入れず立ちすくんでいた所で目が覚めた。こういうどきどきは求めていないんだけどな。
 精神科の診察。70日分のいつもの薬を処方してもらった。2種類の薬について、トリンテリックスには「意欲低下を改善する薬、気分を落ち着かせる薬」、アリピプラゾールには「気分を落ち着かせる薬」と書いてあった。この小さな錠剤がなかったら、私は落ち着かないのだろうか。
 小豆を煮て、おしるこを作った(おしるこ?ぜんざい?どっちだろう)。すっきりした控えめな甘さで、我ながらおいしい。年末についたお餅を焼いて、おしるこに入れて食べた。近所に住む祖母にもお裾分けしたら、喜んでくれた。

Blueskyから
・一度きりの人生、パートナーと呼べる人がいるという体験を一度くらいしてみても良いんじゃとは思うものの、他人と関わることがめちゃめちゃめちゃ苦痛すぎて本当に無理
・この人優しいな仲良くなりたいなとか思う好ましさの度合いとは一切関係なく、ただ自分以外の人間というだけで関わるのにものすごいエネルギーが要る 何ならこの人に嫌われたくないなと思うほど余計に空回りしがち

2025/01/12 Sun.

 育てている鉢植えから収穫したコーヒーの種を持ち帰ってきたので、フライパンで焙煎の真似事をしてみた。弱めの中火で加熱するもなかなか色が変わらず、フライパンが傷みそうだったので、アルミホイルに包んでトースターで焼いてみた。加熱すればそれっぽくなるんじゃないかという算段。すると、ぱちぱちと爆ぜる小さな音がして、焼きむらはあれどそれらしい色になり、しかもほんのり甘いようなコーヒーの良い香りがする。コーヒーミルは福岡の部屋にあるので、戻ったら挽いてみよう。
 昨日のおしるこを、ミルク味のアイスにかけて食べてみた。あいすまんじゅうそっくりの味になった。

週間日記(2024/12/30-2025/01/05)

2024/12/30 Mon.

 夜、私の足の上でとらちがぐうぐう寝ていた。起こしたくないので寝返りが打てず腰を痛めそうだったけど、それ以上に嬉しいし、何しろかわいいので仕方ない。
 お昼に肉うどんを作ったら、うどんつゆにだしを入れ忘れた。白だしを少し足したらおいしくなった。
 庭のさざんかの花を、飛んできたヒヨドリが食い散らかしていた。我が家の庭のさくらんぼを食い荒らす憎い奴だけど、赤い頬とぼさぼさの頭がかわいい。野鳥が飛んでくる庭があるというのは、やっぱりいいなあ。
 きょうだい達が帰省してきてくれた! 元気そうでとても嬉しい。

2024/12/31 Tue.

 父母ともようやく熱が下がる。調子の戻った母が例年通りおせちを作り始め、きょうだいの1人がそのアシスタントをしてくれていたので、その間に私は大量(5人分の冬服)の洗濯物を干したり畳んだり、軽く掃除したり片付けたりと他の家事をした。どうも、2024年も今日で終わりという感じがまだしない。
 台所が空いた隙に、栗でなくさつまいもできんとんを作ってみた。少し柔らかすぎた気もするけど、裏漉しを頑張ったおかげでなめらかなおいしいものができた。
 こうして長く帰省していると、福岡で一人暮らしをしていることを忘れそうだ。今も2階に上がれば、植物だらけの自分の部屋があるような気がする。
 夜は、無理して年明けまで起きていることもないかと思って11時頃には布団に入った。寝る直前まで飲み食いしていたのでなかなか寝付けず、夢うつつの中ジルベスターコンサートのアイーダが聞こえた。ここに来て、ようやく大晦日だという実感が湧いた。


 2024年の目標は、「頑張ろうとまた思えるようになる時まで、気力体力を温存しておく」というものだった。とても何かを頑張れそうという状態ではないので、頑張ってもどうにもならない時に無理して頑張ろうとしないための目標。いつかまた、頑張りたいと思える時が来るのかどうかは、正直なところ疑わしかった。自分に対する期待や信頼をなくしている。
 治療へのモチベーションも、すっかり失ってしまった。どうなれば「治った」状態と言えるのか、そもそも自分の困りごとは治るものなのか、治さないといけないものなのか、昔ならはっきり答えられたことが今となっては全然分からなくなってしまっている。それでも、働いて経済的に親から自立したいという夢はどうしても捨てきれない。

 臨床心理士になるという夢も、ようやく諦めがついた。通信制大学に編入した時は、確かに「もしかしたらできるかもしれない」という希望に満ち溢れていたはずなのに、この変化は何だろう。今後また何か別のことについて最初は「できるかも」と思えても、同じように無力感や劣等感でいっぱいになる時が来るんだろうか。でも、自分が思い描く心理士像にふさわしい「良い人間」にならなければいけないという自分へのプレッシャーがなくなり、悔しいことにほっとした部分もある。
 一応、認定心理士の資格は取得しておいた。これで、「心理学の専門家として仕事をするために必要な,最小限の標準的基礎学力と技能を修得している,と日本心理学会が認定した人」ということになる。

 障害基礎年金を受け取れることになり、遡及請求した分も口座に振り込まれた。「働けないから生きていけない、じゃあ死ぬしかない」という強迫観念が和らぎ、「この先も生きていけるかもしれない」と前向きに感じられるのが嬉しい。行政から「生きていていいよ」とでも言われたような気分。ただし、毎月6,7万円という額では経済的に自立した生活など営めるはずもなく、やはり家族に扶養されることなしに精神障害者が生きる選択肢は、国から想定されていないらしい。
 通院している精神科では、以前から服薬しているアリピプラゾールに加え、トリンテリックスという薬が増えた。これを飲み始めてから、なんとなく日中の活動量が増えた気がする。
 臨床心理士の先生によるオンラインカウンセリングも受けてみた。「話してみて良かった」と心底ほっとする時もあれば、言いたいことが伝わらずもやもやしたり、なんとなく引っ掛かるような物言いをされたりすることもある。ただ、全体的には「悪くはなさそう」という感じがする。いざという時に、お金さえ払えばプロに話を聞いてもらえるという安心感は大きい。

 障害年金の遡及請求で自分にとって大きな額を手に入れたことで、それを資金にある程度の都会へ出て仕事を探し一人暮らしをするという夢の実現を試みることになった。自分にはどうせ無理だろうと思って周りには話していなかったものの、オンラインカウンセリングの中で臨床心理士の先生に背中を押されたことをきっかけに、親や主治医の先生に話してみると、意外にも反対はされなかった。メリットとデメリットを思いつく限り洗い出して考えた結果、チャンスがあるなら挑戦してみても良いのではないかという結論に至った。
 実家にいれば生活はできるけれど、やっぱり親から経済的に自立したい。地方は車の運転ができないと仕事に就くことも通勤もかなり厳しくなるけど、都会に出れば車がなくても仕事もあるし通勤もできる。これまでのように仕事が長続きせずすぐに辞めることになっても、他に仕事はいくらでもある。どうせ老後も年金だけでは生活していけないし、だったら少しでも自活できるようになる可能性に賭けたい。一年前の夏は「普通に働けない」「治療を続けても人並みに働けるようになる訳ではないらしいことを認めたくない」と苦しんでいたのに対して、今年は「普通に働けないなりに、自分の望む生き方に少しでも近付こう」という風に考え方が変わってきている。同じ所でずっとぐるぐる回り続けているような気がしていたけど、少し時間を置いて見てみるとちゃんと変化はあるらしい。10年治療しても自分が理想とする「普通」になれないなら、もう自分にとっての「普通」を受け入れるしかない。

 そうして、10月1日から福岡市内で一人暮らしを始めた。32歳の誕生日を、一人暮らしの部屋で迎えることができた。今は就労移行支援に通いながら、新しい生活に少しずつ慣らしている。
 小さなトラブルやアクシデントもそれなりにありながらも、大学卒業後9年振りの一人暮らしを満喫している。自分一人のために料理を作り、自分一人が暮らす部屋を整え、自分一人が浸かる用に溜めたお湯で温まると、いかにも自分自身の生活を送れている満足感がある。夜に静かな部屋で本を読んでいる時、寒い日に温かい飲み物を飲んだ時などに、はっきりと「幸せ」を感じられる。あちこち出歩いて、買い物をしたり、美術館や植物園に行ったり、演奏会を聴いたり。よく歩くようになったので、体重も2ヶ月で3kg落ちた。
 これから仕事を見つけられるか、働き続けることができるか、一人暮らしできるだけの収入を得られるかなどといった将来の不安は、もちろんある。けれど、今は「どうにかなるかもしれない」という希望を持っているし、現状まだ困ってはいない。「悩みや不安があるにはあるけど、まあ、なるようになるんじゃない?」という、数年前の私がなりたくてなりたくてたまらなかった境地に現在の私が至っているらしい。
 「頑張ろうとまた思えるようになる時」は、ちゃんと来た。このまま現状の生活を続けていても何も事態は変わらないと思っていたけれど、良くも悪くも「何もかもがずっとこのまま同じ」ということはないらしい。それができないなら死にたいとまで思い詰めた「親からの経済的自立」という理想を叶えたいと願い、もしかしたらそれは実現できるかもしれないと自分の可能性を信じることができている。その状態が今後も長く続くとは限らないけど、状況というものは必ずしも不変ではないことを思い出すことができれば、気持ちが上向きになれない時もやり過ごせるのかもしれない。


2024年に読んだ本

2024/01/08『意識をゆさぶる植物 アヘン・カフェイン・メスカリンの可能性』マイケル・ポーラン、亜紀書房
2024/01/24『クルミわりとネズミの王さま』ホフマン、岩波少年文庫
2024/01/28『布団の中から蜂起せよ アナーカ・フェミニズムのための断章』高島鈴、人文書院(再読)
2024/02/12『くらしのアナキズム』松村圭一郎、ミシマ社
2024/02/15『死ぬまで生きる日記』土門蘭、生きのびるブックス
2024/02/17『暮らしの図鑑 フィンランド時間 季節の北欧生活44×基礎知識×実践アイデア』吉田 Öberg みのり、翔泳社
2024/02/19『ティンダー・レモンケーキ・エフェクト』葉山莉子、タバブックス
2024/03/09『私の生活改善運動 THIS IS MY LIFE』安達茉莉子、三輪舎
2024/04/20『脳のお休み』蟹の親子、百万年書房
2024/04/21『かわいいピンクの竜になる』川野芽生、左右社
2024/05/12『自分のために料理を作る 自炊からはじまる「ケア」の話』山口祐加、星野概念、晶文社
2024/06/22『長い読書』島田潤一郎、みすず書房
2024/07/28『生きのびるための事務』坂口恭平、道草晴子、マガジンハウス
2024/08/25『ワンルームワンダーランド ひとり暮らし100人の生活』佐藤友理、落合加依子、小鳥書房
2024/10/12『百年の孤独』G・ガルシア=マルケス、新潮文庫
2024/11/07『ケルト人の夢』マリオ・バルガス=リョサ、岩波書店
2024/11/29『家父長制はいらない』 「仕事文脈」セレクション、仕事文脈編集部、タバブックス
(計17冊)


2025/01/01 Wed.

 朝、皆でおせちとお雑煮を食べた。元々は、午後にきょうだい3人で祖母の家へ行く予定だったけど、きょうだいの1人が今朝発熱したのもあって、さすがに取りやめになった。
 毎年元旦に撮る家族写真の撮影が終わってスマホスタンドを片付けていると、かつて隣家があった空き地に何か動くものが見えた。野良猫かと思って期待しながら窓の外に目を凝らすと、野生の雉だった。しかも、雄が3羽もいる。喧嘩をしている訳でもなく、まとまってのんびり歩いている。写真は撮り損ねたけど、珍しい光景に家族でわいわい盛り上がれて楽しかった。

2025/01/02 Thu.

 ハンドミキサーがある実家にいるからと、チョコレートシフォンケーキを作った。薄力粉をふるうのをさぼったので少しダマになったけど、ふわふわでおいしかった。

2025/01/03 Fri.

 すみっコぐらしの日本旅行ゲームで盛り上がる。私はビリだった。
 インフルエンザに感染していない方のきょうだいが帰省を終えて戻っていくので、近くの新幹線の駅まで家族で送っていった。きょうだい2人が一度に戻ると寂しいけど、今回は1人ずつなので寂しさが薄れて助かる。
 夜、両親とすっかり熱が下がったきょうだいと一緒に、お茶やノンアルコールのチューハイを飲みながらお菓子を食べておしゃべりして楽しかった。1人分空いたダイニングの椅子にはきょうだいの代わりにとらちが座って、おしゃべりを聴き時折撫でられながらすやすや眠っていた。
 今年の目標は、「楽しそうなことは積極的にやる」にした。自分のような人間がやってはいけないのだと自分で刷り込んだ(あるいは世間から刷り込まれた)思い込みをなるべく退けて、楽しそうだと思ったこと、少しでも憧れを抱いたことには気軽に手を出してみようと思う。ZINE作りとか、編み物とか、パン作りとか、少し派手でかわいい服や小物を身に着けるとか。

2025/01/04 Sat.

 七輪で色々焼いて食べた。市販のフランクフルトを炭火で焼いてケチャップをたっぷりかけて食べると、お祭りの屋台で売られているフランクフルトの味になっておいしい。
 夜、なんだかしんどくなってしまって、AIが返事してくれるというメンタルヘルス系のサービスに書き込んでみた。案の定、返ってくる返事にイライラしてしまい、すぐにやめた。AIを用いたこの手のメンタルヘルスケアとはどうも相性が悪い。

2025/01/05 Sun.

 もう1人のきょうだいも帰省を終えて戻っていった。インフルエンザの症状はほとんど治ったようでひと安心。
 冬服がセールで安くなっていたので、ZOZOTOWNでいくつか注文した。せめてLサイズの服が着られるようになれば、安く買える服の選択肢が増えて助かるのだけど、人間が着るために作られた物(服)に合わせて人間が体型を変えるというのは順序が逆にしか思えずどうも釈然としない(今はXLを着ている)。
 とらちが甘えてきてとてもかわいい。人見知りが強く繊細な性格のとらちが、私に対して喉をごろごろ鳴らしてしっぽを震わせながらまとわりついてきてくれて、懐かれている実感があってすごく嬉しい。

週間日記(2024/12/23-12/29)

2024/12/23 Mon.

 おみやげを持って、近所に住む祖母の家へ行く。焼きたてのステーキと、お皿いっぱいのサラダを出してくれた。色々おしゃべりして、楽しそうにしていてくれたので良かった。
 ふくちが私のスカートの裾に興味を示すので、何だろうと思ったらスカートに草の種がたくさん付いていた。歩いた時に、その辺の草の種が引っ掛かったんだと思う。地元に帰ってきたなあと実感。
 晩ごはんにチキン南蛮を作った。フライヤーがあると、簡単に揚げ物ができて良い。

2024/12/24 Tue.

 毎年我が家ではこれと決まっているクリスマスのごちそうを食べた。私はきのこのクリームスープが入ったポットパイを作り、母がチキンを焼き、予約していたクリスマスケーキを父が受け取ってきた。ポットパイは我ながらおいしくできたし、チキンは皮がぱりぱりに焼けていて、ケーキもコーヒーとよく合っておいしかった。チャイコフスキーのくるみ割り人形を聴いて、ノルウェーのスローテレビの暖炉の映像を眺めて、例年通りのクリスマス。
 実家は快適だけど、ずっとここにいるとなると、自由もプライバシーもないので息が詰まるような気がする。でも、時々帰省してくる実家としては最高。

2024/12/25 Wed.

 リビングを中心に、母と2人で床掃除をした。掃除機をかけた時点でとらちは2階に引っ込んでくれたけど、好奇心旺盛なふくちに掃除中うろうろされてはかなわないので、その間ケージに入ってもらった。すごく不満そうに鳴いていた。
 無事に床掃除が終わり、ふくちも解放されてこたつで幸せそうに熟睡。時折起きて、隣にいる私のノートパソコンのキーボードの上に陣取っていた。

2024/12/26 Thu.

 せっかく蒸し器がある実家にいるからと、一度作ってみたかったチャーシューまんの材料をスーパーで買い集めた。豚バラブロック、ラード、オイスターソース、テンメンジャン、黒砂糖。後は家にある物で何とかなりそう。まずはチャーシューを作るので、調味液を作って豚バラを一晩漬け込む。調味液がすごくおいしそうな匂いだった。
 年に一度の予防接種を受けるべく、ふくちを動物病院に連れて行った。行きの車の中では悲しそうに鳴いていたけど、病院に着くとおとなしくいい子にしていた。5種のワクチンを打ってもらった。帰宅して少しすると機嫌を直してくれたようで、お気に入りの籐椅子の上で気持ち良さそうに昼寝を始めた。

2024/12/27 Fri.

 昨日漬け込んでおいたチャーシューをオーブンで焼く。故宮博物館の肉形石のような、おいしそうなチャーシューができた。強力粉やイーストを使って生地を作り、チャーシューを刻んで香味野菜と炒めてあんを作って、包んで蒸してチャーシューまんの完成。包むのがすごく難しくていくつかは成形に失敗したけど、味はとてもおいしい。手間をかけただけある。蒸したてのおいしいチャーシューまんをお腹いっぱい食べるという密かな野望を叶えることができた。
 夜、なんだか疲れてしまって、ひたすらスマホを見ていた。TwitterのおすすめTLを何度も読み込んで興味のないツイートを眺めたり、インスタで昔の知り合いのアカウントをわざわざ探して落ち込んだり。こんなことしなければ良いのにと自分でも思う。

2024/12/28 Sat.

 お昼ごはんに、昨日のチャーシューの残りを使ってあんかけ炒飯を作ってみた。見よう見まねでも、それなりにおいしくできた。チャーシュー自体は漬けて焼くだけで作れるので、手軽でいいな。
 夜、お風呂に入るのがだるくて面倒くさくて、ただただスマホを眺めていた。10月に一人暮らしを始めて以来、動けるし家事もできるし、お風呂にも入れるし、死にたくならないしで自分にしてはかなり調子が良かったものの、帰省して実家で1週間ちょっと過ごした所、なんだかぐったりしてきてしまった。福岡にいた時は「先のことはどうなるか分からないけど現状まだ困ってはいないし、案外なんとかなるのかも」と思えていたのが、地元にいると「なんか、駄目かもしれない」と思えてくる。こういう時、支援職の人に相談しても良いのかもしれない(事業所がまだ年末年始の休みに入っていなければの場合)。就労移行支援や相談支援のスタッフさんからは、何かあったら電話やメールをするようにと言われてはいるけれど、自分からSOSを出すことができるなら、これまでこんな苦労をしてくることはなかった。「別にこの程度大したことはない」と本心にしろ強がりしにしろそういう考えで押さえつけて、何ともないと思おうとしてしまう癖が染み付いている。とらふく会いたさ(と祖母喜ばせたさ)に長めに帰省することにしたんだけれども、まだ2週間もある。いけるだろうか。Blueskyにぶちぶちと愚痴を書き連ねる。次からは、帰省は長くて1週間程度に留めておいた方が良いのかもしれない。観葉植物も枯れるし。

2024/12/29 Sun.

 父母が発熱。病院での検査の結果、インフルエンザA型とのことだった。私だけどうともないので、家事をしたり、病人用に雑炊を作ったり。
 夜、疲れて動けなくなって、22時頃にようやく食器を洗ってシャワーを浴びて寝た。