カテゴリー: Diary

週間日記(2026/06/15-06/21)

2026/06/15 Mon.

 道端のサギゴケをヤクシマスミレかと思ったり、植え込みのジューンベリーをオオシマコバンノキかと錯覚したりと、奄美大島旅行の気分が抜けていない。クロガネモチらしき街路樹の葉ですらガジュマルの葉に見えてくる。幹や枝が全然違うのに。
 昨夜に旅行から帰ってきて、今朝はちゃんとお弁当を作り、大量の洗濯物を干してから就労移行支援に行った。えらい。行ったは良いものの、Pさんがいないのでつまらない。
 昨日の飛行機で両耳が激痛に見舞われてからというもの、今に至るまで耳の調子が悪かったけれど、ようやく聞こえ方が平常に戻ってきた。いそいそと荷解きに取り掛かり、おみやげや自分用に買った物をテーブルに並べて写真を撮った。黒糖ちゃんと名付けたアマミノクロウサギのぬいぐるみが本当にかわいい。おやつに大きなふくれ菓子を食べたら、とてもおいしかった。

2026/06/16 Tue.

 就労移行支援。帰りに皮膚科へ寄り、肌荒れ用のいつもの薬を処方してもらった。
 先日入稿した漫画が届いた。292個もあるファイルをひとつひとつ開いて確認するのが大変だからと、一冊だけ本の形にしてそれを確認することで修正箇所を探そうという魂胆だ。最初に製本した時と本の大きさが異なるので、余白の塩梅がどうかと心配していたけれど、どうやら良さそうな感じだった。

2026/06/17 Wed.

 就労移行支援。皆がいるフロアで、電話応対の仕方についてロールプレイをするプログラムに参加した。人に聞こえる環境で電話をすることに強い不安を感じるので、決して気乗りはしなかったけれど、数年前なら絶対に参加できなかったようなプログラムに参加できたことが嬉しかった。スタッフさんが優しかったのもあるだろうものの、特にダメ出しをされるということもなく、ばっちりだと言ってもらえて少しだけ自信に繋がった。
 電話の練習に勢いづいて、歯科定期検診の電話予約も完了した。虫歯が見つかりませんように、治療が恐ろしくありませんように。
 奄美大島旅行で取ったメモをWordにまとめた。小さいノートにせっせと書き込んでいたメモは結構な量があり、我ながらびっくりした。A4用紙に8ptのフォントサイズで箇条書きにしたものが、12ページにもなった。このメモと大量に撮った写真をもとに、また旅行の思い出本を作りたい。
 ふと手帳を見てみたら、就労移行支援に通所する残りの日数が10日を切っていた。実感が湧かない。中でも、Pさんに会える機会がもう残り10回もないということが問題だ。なけなしの勇気を振り絞って行動を起こさなければならない。勤務開始まで一ヶ月あるからのんびりしようと思っていたのに、やること・やりたいこと・やらなければいけないことがそれなりにあり、全然暇だと感じられない。やりたいことが多すぎるのかもしれない。

2026/06/18 Thu.

 夢の中で、昔の祖母の家に一人でいる。水害に遭って2階まで泥水に浸かった後の、小さい頃から慣れ親しんできた懐かしい祖母の家だ。なぜか巨大なおもちゃの車があって、私はそれを1階のガレージに収めようとしている。その作業が済むと、庭を歩いた。先端が丸っこい花びらをつけた草丈の低いユリ科らしき白い花や、水色と薄紫のモクゲンジに似た花をつけたつる植物と、見たことのない花が咲いている。こんな花が咲いていたよと祖母に教えようと思って、モクゲンジ似の花を写真に撮った。もと来た場所(「現在」から来たと認識していた)に帰ろうと思いタクシーを呼んだものの、なかなか来ない。今いる場所の住所を電話口で伝え忘れた気がして、帰れないのではと不安になってきたところで目が覚めた。起き抜けの一瞬、実家の布団に戻ってこられたとほっとしていたけど、いるのは一人暮らしの部屋だった。祖母のあの家は今頃どうなっているかなと考えて、既に取り壊されてマンションが建っていることを思い出した。祖母はというと、その近くのアパートに暮らしている。来週帰省するので会う予定だ。ちゃんと現在に帰ってこられた。
 今日の入社前面談に緊張しているのか寝つきが悪く、朝起きるまでにも何度か目が覚めた。就労移行支援のスタッフさんお二人と一緒に勤務先へ行き、会社の方々と面談をした。とても緊張した。職場になるオフィスを実際に見て、本当にここで働くのかと驚いている。目が覚めたら実家のベッドにいるんじゃないかとまだ思っている。面談が終わって帰り際に、スタッフさんが笑顔で手を振ってくれたのがすごく嬉しかった。
 恐れ慄きながら歯科定期検診に行く。何番だったか忘れたショスタコーヴィチの交響曲が頭の中で断片的に流れていた。とにかく怖いので、頭の中で必死に奄美の植物を思い出していた。へろへろになって帰宅したものの、虫歯が見つからずひと安心。
 奄美で拾った貝殻や珊瑚、ビーチグラスをきれいに洗い、並べて乾かした。使い道は特にないけれど、見ていると奄美の美しい砂浜を思い出すことができる。
 iPhoneのカメラロールにある大量の写真を見返し、奄美大島旅行のメモを書き起こした。旅先で買ってきた図鑑『琉球弧・植物図鑑 from AMAMI』(片野田逸朗、南方新社)のページをめくって、写真に撮った植物の名前を特定しようと頑張った。合っているかはともかくそれらしい名前を当てはめることができた植物は75種類になった。その他に、まだ名前が分からない植物も多くある。植物を撮った写真自体は、全部で300枚ほどあった。図鑑片手に調べる作業がとても楽しくて、知的好奇心が大いに満たされて素晴らしい時間だった。

奄美大島で撮った植物
アオノリュウゼツラン、アコウ、アダン、アデク、アマミカジカエデ、アメリカハマグルマ、アレカヤシ、イジュ、イヌビワ、エゴノキ、オオイタビ、オオシマコバンノキ、オオバギ、オオハマボウ、オヒルギ、カタバミ、ギョボク、ギンネム、クチナシ、クマタケラン、クロトン、クワズイモ、グンバイヒルガオ、ゲットウ、コシダ、コバテイシ、ゴムノキ、サガリバナ、サトウキビ、サルトリイバラ、サンタンカ、シェフレラ、ジシバリ、シナガワハギ、シマイボクサ、シマサルスベリ、シロノセンダングサ、ストレリチア、スパティフィラム、センダン、ソウシジュ、ソテツ、タカサブロウ、タコノキ、タンカン、チョウメイソウ、ツワブキ、テイキンザクラ、トベラ、ナワシロイチゴ、ネジバナ、ノアサガオ、ノブドウ、ノボタン、ハイビスカス、ハナシュクシャ、パパイヤ、ハマアズキ、ハマウド、ハマオモト、ハマゴウ、ハマニガナ、ハマボウ、ヒカゲヘゴ、ヒナギキョウ、フカノキ、プルメリア、ポトス、ホルトノキ、ミフクラギ、メヒルギ、ユウゲショウ、ヨモギ、ランタナ、リュウキュウイトバショウ(計75種類)

2026/06/19 Fri.

 久し振りにPさんと会えるからと、うきうきで就労移行支援に向かう。お話しできて、色々と良いことがあって本当に嬉しかった。
 業務に必要な電卓を買いに行った後、帰宅して絵を描いた。就労移行支援のスタッフさんと、特に仲の良い利用者さん宛てに小さなカードに手紙を書いて渡そうと思っていて、そのカードに印刷するイラストを描いた。新しく買ったペンタブも設定をして初めて使った。薄くて軽くて使いやすい! ボールペンで描いた線画をスキャンして、ペイントソフトで色を塗り、17枚のカードに印刷した。久し振りにちゃんとお絵描きした気がするけれど、楽しく描けて嬉しい。

2026/06/20 Sat.

 就労移行支援。Pさんと二人でたくさんお話しできて、とてもとても嬉しかった。
 博多に行き、今度の帰省用の新幹線の切符を発券した後、母と祖母の誕生日プレゼントを探してさ迷い歩いた。良さそうな物が見つかって良かった。
 帰宅してのんびりしていたら、Pさんからランチのお誘いを頂いてしまった。激しく動揺しながら一も二もなく返事をする。嬉しくてたまらないけれど、就活の二次面接の比ではないほど緊張する。どうしよう。さっき発券してきた切符の便より遅い新幹線を予約し直した。明日払い戻しに行こう。あああ、どうしよう。

2026/06/21 Sun.

 博多駅に行き、昨日発見した切符を払い戻した。川の上をツバメが飛んでいるのを見かけて気分が浮き立つ。
 父の日なので、普段父になかなか言えずにいることをスタンプに代用してもらってLINEで伝えた(「だいすき~!」と書かれたスタンプを送った)。部屋を片付けたり、掃除をしたり、お弁当用に煮物を作ったり。Pさんとのランチに緊張しすぎていて、まだ日があるというのに寝付けそうにない。思いを伝えるのにはこれ以上ない機会なので白状したいけれど、そうすることでPさんを傷付けてしまったら嫌だなと思っている。

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週間日記(2026/06/08-06/14)

2026/06/08 Mon.

 朝、慣れないヘアアイロンで髪を巻いてみたところ、河童頭が少しだけましになった。ああ良かった!
 就労移行支援。今日からしばらくPさんに会えないので悲しい。お昼休憩に利用者さん達とおしゃべり。
 帰宅して、奄美大島旅行に向けて自分用に旅のしおりを作った。とても楽しい。

2026/06/09 Tue.

 昨日よりはまだ少し上手く髪を巻くことができた。やっぱり難しい。
 就労移行支援。毎日のようにお昼休憩は誰かとおしゃべりしている。
 奄美旅行のしおりが完成したので、小冊子の形で印刷した。荷造りもちまちまと始める。難しいかもしれないけれど、奄美大島でリュウキュウバライチゴとヤドリコケモモを見てみたい。食べられる赤い実がなぜか昔から好きだ。カンアオイも見たことがないから見てみたいし、植物園の温室ではなく海辺に自生しているアダンも見たい。見てみたいと思えるものが世の中にいくつもあるというのは幸せなことかもしれない。

2026/06/10 Wed.

 広報部の部署活動(利用者さん達と一緒に広報紙を作る共同活動プログラム)で、あれこれ頑張った。色々褒めてもらえて嬉しい。
 晩ごはんはきょうだいの一人と一緒に食べ、カフェでおしゃべりをした。恋愛面における大先輩が相談に乗ってくれて非常に心強く思った。きょうだいと友人2人にPさんのことを相談していて、3人とも背中を押してくれていて本当にありがたい。優しい。人に相談するのが苦手だからという理由で就労移行支援のスタッフさんに相談する練習をさせてもらっていたけれど、その経験がまさかこういう分野において活かされることになるとは想像もしなかった。

2026/06/11 Thu.

 目覚ましアラームを設定せずに好きなだけ寝て、起きてからも布団でごろごろしている。最高。ようやく起き出して、皮膚科に行く用事を済ませようと身支度を済ませたものの、Web予約する段階になって今日は休診日だということに気付いた。
 社交不安障害の四コマエッセイ漫画を製本し直すべくせっせと作っていた原稿が、ついに完成した。と思ったら、入稿できるファイル形式がPDFだったことを思い出し、慌ててAffinityをダウンロードして全てのPSDファイルをPDF形式に変換した。無事292ページの本文データと表紙データを入稿できたので、後はただ不備がないよう祈るだけになった。
 せっせと旅行の荷造りをする。とても楽しみ! 全く眠気が来ないものの、明日は4時起きなので寝ようと努めた。

2026/06/12 Fri.

 奄美大島旅行一日目。詳細は一冊の本にまとめたいと思っているので、ここには書かず。

2026/06/13 Sat.

 奄美大島旅行二日目。とても楽しい。

2026/06/14 Sun.

 奄美大島旅行三日目。無事帰宅。

週間日記(2026/06/01-06/07)

2026/06/01 Mon.

 就労移行支援。『他人がこわい あがり症・内気・社会恐怖の心理学』(クリストフ・アンドレ、パトリック・レジュロン、紀伊國屋書店)を読み終えた。
 帰宅してから、さっそく奄美旅行の計画を練り始めた。

2026/06/02 Tue.

 就労移行支援。入社書類の準備を進めた。

Blueskyから
・目が覚めたら実家の布団にいそうな気がするって就労移行支援のスタッフさんに話したら「つねりましょうか?」って笑ってくれたから「強めにお願いします」と返したんだけど、こういう気軽な冗談のやりとりができるのすごく楽しいしなんというか救われる
・一人暮らしをしてるのも就職決まったのも好きな人ができたのも全部幸せな長い夢で、起きたら実家の布団の中にいてまた不安と憂鬱でいっぱいの泣き暮らす日々に引き戻されるんじゃないかって気がしてくる それくらい昔からしたら想像もできなかったような状態になっている
・これは夢ではなく現実なのだと知らしめてくれる量の入社書類が届いたのでようやく実感が湧いてきた
・人が怖くて外に出られない、働けないから死ぬしかないと毎日のようにめそめそ泣いてた自分が、今や頓服薬無しで公共交通機関に乗って好きな場所へ行き週5の頻度で就労移行支援の利用者さん達とおしゃべりを楽しみ、都会のビルでオフィスカジュアルなる装束に身を包んで事務仕事をするらしい 働けないからといって死のうとする必要は一切ないと思えているのも嬉しい
・労働への向き不向きに関わらず全ての人間は生きていて良くて(良いも悪いもない)、思うように働けなくても健やかに文化的な生活を送ることができるよう制度を整えるのが政治家の仕事で、その生活がままならないとしたらそれは個人の自己責任なんかに由来するものではなくて政治の怠慢だから自分を責める必要は一切なくて

2026/06/03 Wed.

 就労移行支援。Pさんがお休みだったのは寂しいけれど、利用者さん達とあれこれおしゃべりしたのは楽しかった。
 お昼ごはんに、コメダ珈琲店でエビカツパンを食べた。隣のテーブルに座ったお客さんがアメリカンコーヒー一杯だけを注文していて、いつか自分もカフェでコーヒーだけを頼むような大人になってみたいと思った。未だに自分にとってはカフェへ入ることが非日常的な特別感のある行為なので、コーヒーを一杯飲むためだけに利用するのにはちょっとした勇気のようなものが要る。

2026/06/04 Thu.

 電車通勤の練習をしようと思っていたものの、昨夜はだらだら夜ふかししてしまい、結局出かける予定だった時間まで寝てしまった。その後、入社手続きのために健康診断を受けたり(身体測定の結果は身長162.1cm、体重59.0kg)、役所に行ったり、証明写真を撮ったり。区役所前の花壇には、見たことのない色のパンジーが植わっていて珍しかった。薄い黄色の花びらに、鮮やかな赤い模様が入っている。
 前から気になっていた、カトリック教会の隣にある書店を覗いてみた。店内には聖書やキリスト教に関する専門書、子ども向けの絵本、文房具や信仰の用具などが並んでいる。国内各地の修道院で作られた焼き菓子が並ぶコーナーがあり、もしかしてと期待していたものが売ってあった。那須トラピスト修道会が作っているガレットという焼き菓子で、形は小さめのワッフルに似た形状で、食感はクッキーのようにさくさくしているお菓子だ。カトリック系の幼稚園に通っていたので、毎年の七五三には園の隣にある教会へ行き、メダイとこのガレットをもらっていた。このガレットがおいしかった記憶があり、いつかまた食べてみたいと思っていたのだった。七五三のガレットといい、クリスマス会でキリスト降誕劇を演じた後に食べるタルト(聖ヨゼフ修道院が作っているカナダ風タルト レターレ)といい、私の現在に至る焼き菓子好き・洋菓子好きは幼稚園の頃に形成された気がする。思い出のお菓子を久し振りに味わうことが叶い嬉しい。
 せっかくの平日休みだから午後は博物館に行こうかと思い立ち、少し迷った結果電車に乗って太宰府へ移動した。九州国立博物館へ向かう前に太宰府天満宮に立ち寄り、なんと人生で初めて縁結びのおみくじを引いてしまった。誰か三十路の思春期の迷走を止めてほしい。普段はおみくじにも初詣にもさっぱり縁のない人間ではあるものの、開いたおみくじにはバーナム効果と言い切れないくらいには思い当たる箇所が見受けられた(そうした項目が目につきやすいだけかもしれない)。浮かれてしまいそうで怖い。
 境内の池はちょうど花菖蒲が満開で、ゲーム「刀剣乱舞」の本丸の景趣かと思うような光景が広がっていた。濃淡の紫、白、黄色、赤みがかった紫、薄ピンク、一口に花菖蒲といっても様々な色の花が咲き誇っている。池のほとりにはあじさいも咲いている。天気は雨だったものの、雨に濡れた木々の緑の色が濃くなっていて、これはこれで風情があった。
 九博に辿り着き、特別展「若冲、琳派、京の美術 きらめきの細見コレクション」の2回目を見る。撮影禁止の展示で、前回は鉛筆とメモ帳を忘れたので、展示に関する記録を残すことができなかった。今回はちゃんと筆記用具を持参したので、あれこれメモを取ることができた。たんぽぽやわらび、千日紅やトクサなど、現代も親しまれている植物がこの時代に絵のモチーフとして描かれていることがなんだかおもしろくて、遠く離れた時代の作品と植物を通じて繋がれたような感覚もあって楽しかった。展示室を堪能し、神坂雪佳の「十二ヶ月草花図」に描かれた春草のポストカードを購入した。それから、常設展もじっくり鑑賞した。いくつかの用事を済ませ、気分が良くなる内容のおみくじを引き、博物館を満喫して、充実した休日になった。以下は常設展に関するメモ。

メモ
・縄文時代には既にマメ類の栽培が行われていた
・材質のパンダン(ニオイタコノキ)、前職の園芸店でハーブ苗として売られていたパンダンリーフと同じもの? →調べたら同じだった
・「生命樹文様絨毯」イラン、20世紀…「ユーラシアでは古くから東西の遊牧民族を中心に、樹木に生命の根源と再生を仮託して神聖視する概念があった。イランでも絨毯によくこの生命樹のモチーフが用いられる。」、北欧神話のユグドラシルみたい、共通する概念なのかなと思って調べたらユグドラシルは「生命樹」でなく「世界樹」だった
・「佐波理 王子形水瓶」中国、唐7~8世紀…「インド仏教由来の聖水を入れるための器」とある、聖水という概念はキリスト教だけに見られるものかと勝手に思っていたけど仏教にもあるのか、おもしろい
・「三彩鴛鴦文枕(さんさいえんおうもんまくら)」…ういろうみたいでなんかおいしそう、ういろうを食べたことはないけど
・「正倉院宝物復元 紺玉帯(こんぎょくのおび)」原品:奈良時代8世紀…ベルトってこの時代からこんな形だったんだ!という驚き、金具の形も現代の物とかなり近くておもしろい
・「鍍金霊芝角有翼獣文帯金具」遼、10~12世紀…「霊芝というキノコ形の角をもつ有翼獣を飾り」、きのこの角を持った獣という概念があるのおもしろすぎる、ポケモンのパラス?獣じゃないけど
・「白麻地車に菊藤桜牡丹葵文様 帷子(しろあさじくるまにきくふじさくらぼたんあおいもんようかたびら)」、江戸時代、19世紀…武家女性の衣服、いろんな植物がいっぱい刺繍されていて素敵、色使いもオレンジ色が目を惹いてかわいい
・「竹菊図(ちくぎくず)」清時代、1799年…「気品ある君子に見立てられた植物である四君子(蘭、菊、梅、竹)のうち竹と菊を描く」、シクンシって沖縄で見たコバテイシ(モモタマナ)の分類のシクンシ科のシクンシ? →調べたらコバテイシのシクンシの漢字は「使君子」だった

2026/06/05 Fri.

 政治のことで文句を言ったら、高市早苗に胸ぐらを掴まれて殴りかかられる夢を見た。せっかくその前の夢にPさんが出てきてうきうきしていたのに、その後に見た夢がこれだから台無しだった。
 マンション前にある欅の木に生えたサルノコシカケが成長していて、ホットケーキみたいな色と形になっている。ちょっとおもしろい。
 就労移行支援で、やることがないので通信制大学で使用していた心理学の教科書を読んで過ごした。利用者さん達ともちょこちょこ話す。
 部屋の本棚の側面にポストカードを何枚か貼り付けているのだけど、それを初夏っぽい絵のものに貼り換えた。モネ「セーヌ河の朝」、ゴッホ「ドービニーの庭」、コロー「湖畔の木々の下のふたりの姉妹」、小林古径「芥子」、高島野十郎「さくらんぼ」。とらふくに似た猫が描かれたポストカードは、通年貼ったままにしている。
 来週末に奄美大島へ旅行に行くことを決めたので、前から気になっていた本を読んだ。『奄美旅【上】1.2日目「アダンの海辺」』と『奄美旅【下】3~6日目「徳之島のガジュマル」』(いずれも中村一般)の2冊。どちらも素晴らしかった。自分の旅の計画をある程度固めてから読んだのだけれど、行こうと思っていた場所が色々出てきてなんだか嬉しい。樹齢300年のガジュマルが見開きいっぱいに描かれたページでは、自分も圧倒されたような気持ちになり、なぜか泣きそうになった。今回自分はその実物を見に行くことはできないけれど、実際に本物を目にしたら本当にすごいんだろうなと思った。作中に出てきたので、青葉市子さんのアルバム「アダンの風」を聴きながら読んだ。静かな音楽を聴きながら本を読む時間がとても幸せだった。

2026/06/06 Sat.

 窓の網戸越しに、野良猫のきいちゃんと闘うとらちの動画が親から送られてきた。しっぽをふさふさに太くして威嚇するとらちの隣で、ふくちは一体何事だろうというようにきょろきょろしていた。猫の人間関係(?)にもドラマがあっておもしろい。
 就労移行支援。Pさんと話せて嬉しい。帰りに八百屋さんへ寄り、キャベツとトマト、紅甘夏を買った。
 汗と湿気で髪がうねるのが嫌で、美容室で縮毛矯正をかけてみた。ところが、驚くほど似合わない。頭髪がまっすぐさらさらになったこと自体は喜ばしいものの、鏡を覗き込むと河童に似た生き物がこちらを見返してくる。縮毛矯正をかけてしまってから後悔しても遅いけれど、しまったなあとつくづく思った。髪のボリュームを減らしたら頭が小さく見えるかと思いきや、かえって顔の大きさが強調されてしまう。私が元々くせ毛であったことにはどうやら意味があったらしい。あーあ。とはいえ、前髪や顔周りの髪を軽く巻いて、サイドの髪を耳に掛けたらまだいくらかはましになりそうな希望はある。なんとかするしかない。

2026/06/07 Sun.

 帽子をかぶってビックカメラに行き、小さめのヘアアイロンを買ってみた。ヘアアイロンは全く使い慣れない道具ではあるけれど、頑張るしかない。「縮毛矯正 河童」と検索したら割とよくある事象らしく、ちょっとだけ慰められた。何も解決はしていないものの。
 髪の毛のことでわあわあ言うついでに、首相官邸のご意見フォームにも国民投票法改悪反対だとわあわあ述べてきた。独裁反対。
 中村一般さんの『奄美旅』上下を読んで以来、もう何度青葉市子さんのアルバム「アダンの風」を聴いたか分からない。どの曲も本当に美しくて、聴く度きれいな海辺に連れてこられたような心地になる。

週間日記(2026/05/25-05/31)

2026/05/25 Mon.

 就労移行支援。去年やっていた不安障害向けの認知行動療法の本『不安・心配と上手につきあうためのワークブック』(デイビッド・A・クラーク、アーロン・T・ベック、岩崎学術出版社)のワークが途中だったので、久し振りに続きを始めた。自分が不安だと思っていることが、いかに現実には起こる可能性の低いことなのか分かると少し安心する。帰り際、Pさんとの会話のやりとりの中ですごく嬉しい場面があって、スキップしたい気持ちで帰宅。少しでも気を抜くと顔がにやけそうになるから危ない。
 すっかり勇気づけられて、ただでさえ数少ない貴重な友達が減ってしまったら嫌だなあと思いつつInstagramのストーリーズに思想が強めの投稿をした。「#国家情報局設置反対」や「#武器輸出反対」などのハッシュタグをいっぱい付ける。それから、Xで見た参議院議員らの公式サイトのお問い合わせフォームに、国家情報会議設置法案に反対してほしい旨を片っ端から送りつけた。面倒だったし、楽しい作業ではないけれど、自分にやれることはやっておきたい。

Blueskyから
・とりあえずいろんな議員のお問い合わせフォームにお気持ち送りつけてきた
・人をころしたいですって実行に移そうとしてる人がいたらそれはまずいよねって何らかの措置が講じられると思うんだけど、戦争の準備を進めてる人達が政治家面してのさばってるのに対して未だお咎め無しなのはどういう理屈なのかちょっと分からない
・ハイドリッヒ・ラング氏のAAを見て久々にワロてられるのはその手の法律が現代の日本に実在しないからなので ワロえなくなる世の中にならないでほしい

2026/05/26 Tue.

 就労移行支援。『不安・心配と上手につきあうためのワークブック』のワークをひと通りやって読み終えた。昨日の嬉しかった場面をまだ反芻している。
 三越のデパ地下を覗いてみたら、ベビー母恵夢の期間限定ブルーベリーチーズ味があったので、実家へのおみやげに買った。

2026/05/27 Wed.

 就労移行支援。読書の時間に『季刊日記 2号』(日記屋 月日)を読み、広報紙を作る共同活動で議事録とレイアウト作成を担当した。訓練終わりに、なけなしの勇気を振り絞ってPさんと連絡先の交換をすることに成功した! もう今年の運は使い切ってしまったかもしれない。
 メディバンペイントでひたすら漫画の製本用原稿作り。3時間ほどパソコンと睨み合って頑張ったところ、身体がばきばきに固まってしまった。

2026/05/28 Thu.

 貴重な平日の休みを活かし、電車通勤の練習をすることにした。想定される出勤時間に合わせて出かけ、用事もないのにわざわざ満員電車に乗る。こんな感じか、と思った。人との距離が近くて疲弊するものの、乗車時間自体は短いからなんとかなるかもしれない。これまで電車通勤というものをしたことがないので(徒歩か自転車でしか通勤通学をしたことがない)、なんだか新鮮に思えた。駅を降りて勤務先のビルまで歩き、回れ右して帰ってきた。
 連日パソコンに張り付いて、漫画だの日記本だのの原稿を作っている。とても楽しい。今日は4時間ほど頑張った。手軽に印刷してフォントの大きさなどを確認できるので、プリンターを買って本当に良かった。

2026/05/29 Fri.

 就労移行支援。『他人がこわい あがり症・内気・社会恐怖の心理学』(クリストフ・アンドレ、パトリック・レジュロン、紀伊國屋書店)を読み始めた。Pさん関連で嬉しいことがあり、ほくほくしている。
 午後から帰省! 高速バスの窓から見える山々の緑が濃く、夏の気配を感じた。実家に帰り着く前に祖母のアパートへ寄り、おしゃべりしたり新茶を飲んだり。その後帰宅し、とらふくの写真を撮って、晩ごはんに肉じゃがを作った。適当に作った割にはおいしくできた。
 寝る時、部屋が暑かったので窓を少し開けたところ、涼しくて気持ち良かった。とらちが私の布団に乗ってきて、その後ふくちもやってきて、一瞬だけ二匹とも私の布団にいてくれた。虫の音とカエルの声を聞きながら寝た。

2026/05/30 Sat.

 午前中のまだ風が出ないうちに、庭へ出て植物の写真撮った。ガクアジサイが満開。ヤマボウシやキンシバイ、ホタルブクロ、どくだみも咲いている。花期が終わった畑のカモミールを引っこ抜いて、ひまわりやマリーゴールドの芽に水をやった。とはいえ、こまめに水やりができる訳ではないので夏の間に枯れてしまうかもしれない。さつまいもは根付いたらしかった。空が広いから、どの時間帯にでも空を見上げて写真を撮りたくなる。青空も夕暮れもきれい。
 録画してもらっておいたEテレの「toi-toi」を観た。テーマは「”健康”に生きるって、どういうこと?」で、『布団の中から蜂起せよ アナーカ・フェミニズムのための断章』の著者である高島鈴さんが出演している。観ていると、自分でもよく理由の分からない涙が出そうになった。「健康」であることを義務のように強いられている世界の中で、「健康」でなくても存在することを許されたという安心感による涙かもしれない。私が番組にエンパワメントされている間、膝にはふくちが乗ってきて、ひとしきり毛繕いをした後に寝ていた。一時間ほど私の膝の上で過ごしていた。
 前から作ってみたいと思っていたクリームパン作りに挑戦。慣れないパン生地は柔らかくて扱いにくかった。とらちが足元に寝転がり、「にゃー!」と力強く鳴いて撫でるよう要求してきた。パン生地と闘っている最中なのでご要望にお応えできず不甲斐ない思い。けれど、この神経質でプライドの高い猫が、私に対しては強気で甘えてくるのが光栄でたまらない。当のとらちはというと、腹いせのように勢い良く壁で爪を研いでいた。奮闘努力の末に焼き上がったクリームパンは、4個中1個だけ中のカスタードが流出したものの、良い感じの焼き色に仕上がった。生地はふかふか、カスタードが熱々でおいしかった。焼きたてのクリームパンって初めて食べたかもしれない。
 夕方、そこら辺で摘んできたエノコログサの穂で猫達に遊んでもらった。夜はふくちと一緒に寝た。

2026/05/31 Sun.

 朝、ふくちがベッドの上でもそもそ歩き回っている気配で目が覚めた。幸せな目覚め。窓を開けていたら、ウグイスの鳴き声が聞こえてきた。
 テレビで「植物園!これ、かっこイイぜ!」を観ていると、小石川植物園を特集していた。一昨年の東京旅行の際に行って、とても楽しいかった思い出がある。日本で一番古い植物園で、4,000種もの植物があるそうだ。「一般的な体験型の植物園ではなく、アカデミックな植物園」という紹介をしていて、個人的には前者も好きだけど後者の方が好きだなと思った。その後、それぞれ訪れたことのある咲くやこの花館と筑波実験植物園も出てきた。また行きたい。東山動植物園、熱川バナナワニ園、広島市植物公園、熱帯ドリームセンターといった植物園も出てきて、いつか行ってみたいと思った。
 PさんからLINEが来て、内心で激しく動揺しながら返信をした。同じ部屋の中に親がいなかったら、一人で大騒ぎしているところだった。
 午後、母と一緒に出かけて、ソフトクリームを食べた。PさんからのLINEといい、おいしいソフトクリームといい、今日は最高の一日かもしれない。
 とらふくに後ろ髪を引かれながら福岡へ戻る。今朝のテレビでオオシマコバンノキを見て、奄美大島に行ってみたくなった。行ったことがないからいつか行ってみようとぼんやり思い始めたものの、旅行に行くなら仕事が始まる前の今がチャンスなのではと真剣に考え始めてしまった。今なら体力的にも時間的にも余裕がある。梅雨と台風が気がかりとはいえ、働き始めたら当分は旅行には行けない。去年の沖縄旅行では、九州本島と全く違う植生に大きな衝撃を受け、心の底から感動した。本当に楽しかった。普段の環境と異なる場所で、またあの力強い南国の植物に圧倒される体験をしたい。来月からは新しい仕事や新しい人間関係に翻弄されるだろうから、それを耐え抜けるように心の充電をしておきたい! もういてもたってもいられなくなり、勢いで飛行機とホテルを予約した。楽しみができて嬉しい。

週間日記(2026/05/18-05/24)

2026/05/18 Mon.

 就労移行支援。内定が一つは出た以上もう就活でやるべきことはないので、久し振りに情報処理技能検定(表計算)の準一級と、日本語ワープロ検定の準一級と一級の過去問を解いた。
 「気になる人」や「好きな人」という表現を使うことすら気恥ずかしいので、便宜上Pさんと呼ぶことにする。私の頭の中で絶えず動き回る無視できない存在として、数学に出てくる「点P」になぞらえてPさん。うまい例えではないけれど、妙な表現だとPさんが笑ってくれたら嬉しい。もういっそ、正直に気持ちを白状してしまおうかと迷い始めた。プライベートブラウザで「30代 恋愛 初めて」だの「告白 女性から」だのといったワードを検索し出す始末だ。手に負えない。ところが、たまたま開いたサイトでは告白に適したタイミングとして「デート中」なる例が挙げられており、告白する前に既にデートをしているという状況にもう理解が追い付かない。こちらは連絡先すら未だ訊けずにいるというのに。ただ、就労移行支援を退所する前に連絡先を訊いたところで、その後に会いませんか的なお誘いをする勇気が自分にあるとは到底思えない。当然、告白のタイミングも作れない。だったら、最後の最後で気持ちを伝えてしまえば、振られてもその後お互いに気まずい気持ちで顔を合わせることもないし、もう会うこともないのだろうと諦めがつく。私の方はというと、新しい仕事の初出勤前日に多大なる精神的ダメージを負うことにはなる。でも、Pさんが気まずさを感じなくて済むならそれで良い。自分の中で踏ん切りをつけたいから何らかの形でこっそり伝えたいけれど、Pさんはとても優しいから断るのにも気を遣わせてしまいそうで申し訳ない。そもそも、直接伝えるタイミングを作ることも現状かなり難しい。脈があるのかもと信じたい根拠になりそうなことも色々あるものの、私が一方的に浮かれているだけという可能性もある。今までの人生で考えたことのない悩みだから、まるで勝手が分からず一人で迷走している気もしてきた。これは思い切って誰かに相談してみた方が良いのかもしれない。人に相談することが苦手だから、就労移行支援のスタッフさん相手に「相談する練習」を時々させてもらっているけれど、まさかその経験がここに活かされるとは思いもしなかった。

2026/05/19 Tue.

 なんとか起き出し、お弁当を作って洗濯物を干し、身支度を済ませて就労移行支援へ。内心そわそわしながら待っていると、先週最終面接を受けた第一志望の企業から電話がかかってきた。慌ててスマホを引っ掴んで廊下に飛び出し、通話ボタンを押す。内定! 就活担当のスタッフさんの一人に伝え、利用者さんの中では一番にPさんへ報告した。プレッシャーを与えてしまわないかとも思ったけれど、どうしても(利用者さんの中で)一番に伝えたいエゴを抑えきれなかった。
 帰りに八百屋さんで紅甘夏を見かけ、普段買う時より少し高い値段だったけれど、第一志望の内定が出たのだからと自分へのご褒美に買った。まだ全然実感が湧かないし、信じられない思いでいる。もちろん企業の名前は出さないけれど、かなり有名な企業だ。そこに、自分のように職歴は空白だらけ、事務職も未経験、電話応対も苦手な人間が就職できたという。夢でも見ているみたいだ。目が覚めたら実家のベッドの中にいて、思うように外出もできず、不安と憂鬱と死にたさでいっぱいの自分のままなんじゃないかという気さえしてくる。一人暮らしを始めた時も、好きな人ができた時もそうだったけれど、「自分の人生にこういうことって起こりうるんだ!」と何度も新鮮に驚いている。
 夜、きょうだいと友人とそれぞれLINE通話をした。通話時間の合計は驚きの約3時間。

2026/05/20 Wed.

 就労移行支援。いよいよ本当に就職活動が終わったらしいけれど、一晩経っても実感がない。癖と惰性でつい求人サイトを開いてしまいそうになりながら、情報処理技能検定(表計算)の準一級の過去問をやった。朝、Pさんの方から話しかけてきてくれて嬉しい。
 気分が浮き立っているので、いつか行ってみたいと思っていたお店へ勢いで行ってみた。台湾料理屋さんで、テイクアウトの台湾混ぜ麺を注文する。パックのふたには「多謝! 訳:ありがとう」と書かれたシールが貼られていた。「多謝」の字に「どーしゃ」とルビが振ってある。うどんに似た太い麺に、甘辛いお肉と大きな厚揚げという具材で、濃い味付けがおいしかった。行ったことがない国の初めて食べる料理を味わって、おいしいと感じたり驚いたりする体験はとても楽しい。世界中で誰もがその体験を楽しめるように、平和な世の中であってほしい。食後に、昨日買った甘夏を剥いて食べる。さっぱりしてみずみずしく、これもおいしい。
 自分への就職祝いという口実で、新しいペンタブを買うことにした。働き出しても趣味を楽しもうという意思表明。現在使っているものは高校生の頃にお年玉で買ったペンタブで、約15年ほど使用し、サポートも既に終了している。それでも壊れていないのがワコムのすごいところではある。新しいペンタブは、アウトレットとタイムセールの組み合わせで安く買うことができた。届くのが楽しみ。
 社交不安障害漫画を再度製本すべく、ひたすらメディバンのファイルを作る。当初はクリップスタジオでやっていたものの、メディバンペイントに切り替えた。どうやらUSBにぱんぱんにデータを詰め込んだせいでファイルが破損してしまったらしく、そのファイルをクリップスタジオで開くとソフトが落ちてしまうので、なぜか落ちずに済んでいるメディバンの方でやり直している。今日の作業は結構進んだ。頑張った。

Blueskyから
・昨日めちゃめちゃめちゃ勇気出してきょうだいに相談したんですよ、人生で初めて気になる人ができたんだけどどうすればみたいなお悩み 結果話してみてほんと〜〜〜に良かった
・持つべきものは優しく賢くかわいいきょうだい
・6月いっぱいは就労移行支援に通う予定なのでそれまでに連絡先を交換させてもらえたらな〜とは思うものの言い出す勇気とタイミングがない しかも連絡先を知ったところで後日お会いしませんか的なお誘いを私ごときにできる訳もなく
・言わずにいたら自分の未練や悔いになるからこの際いっそ正直に伝えてしまおうというのはエゴだよな〜〜〜 とは思うものの今のところ来月末頃にどさくさに紛れて白状してみようと考えている
・基本的に通所日が被ってて週に5日くらい会っておしゃべりしているので嫌われてはいないはず、多分、
・画数が最悪とされる名前に密かな誇りを持つくらいにはジンクスや占いの類を信じることのできない私のような人間でも、一緒に占いへ行ってみないかと友人から誘われてうんと言ってしまうくらいにはブレまくっている
・怖いですね〜〜〜〜〜〜
・記憶している限り初めて「恋愛占い」的なワードを検索したんだけど、地球上の全てのてんびん座生まれがこの内容に当てはまるとでも???と憤慨してしまい駄目だった この手の娯楽に向いてない

2026/05/21 Thu.

 目覚ましアラームをオフにし忘れて、いつもの時間に起きてしまった。ちょっと悔しい。よく冷やした甘夏がとてもおいしい。
 用事を済ませるべく出かける。行きは晴れていて、元気いっぱいすたすた歩いた。ところが、帰りは雨が降った。朝ごはんを少なめで済ませたことも災いし、凄まじい空腹感に襲われ、とぼとぼと歩く羽目になった。自分はどうも人より空腹に耐性がないタイプなのではないかと思う。お腹が空くとそのことばかりに意識が向き、パフォーマンスが著しく低下する。本当は朝ごはんをちょっとしたもので軽く済ませるような優雅な朝に憧れるけれど、しっかり食べないと後で激しく後悔することになるから無理だろうな。鮮やかなピンク色のあじさいが咲き始めているのを見かけてかすかに励まされ、無事帰り着くことができた。
 今日も漫画の製本原稿作り。2時間ほど作業した。途中でノンブルと実際のページの数字がずれてしまったらしく、これまたやり直しになってしまった。地道な作業。

Blueskyから
・頓服薬飲まなくても外に出かけられるようになったし、とりあえず就職先も決まったし、なんと好きな人もできたしでびっくりするほど生きるのが楽しくなってるのでそれを政治にぶち壊されるのが納得いかない 高市首相〜!!逮捕されて〜!!!
・政治ってその土地に住む全ての人間が安心して自由で楽しく健やかに暮らせるようにするシステムでしかないと思うんだけどむしろそれと正反対のことを推し進めてる現政権、普通に悪の組織すぎる
・人を殺したい(=戦争したい)って気持ちを持ってる人が政治家なんかやっちゃ駄目なのでは
・単純な善悪二元論で物事を片付けちゃいけないよな〜とは思うものの高市自民に”善”の要素を見出すのがあまりにも困難
・戦争はしちゃいけないものだと理解している点では私の方が高市総理より政治家に向いてるな〜みたいな自信を与えてくれるかもしれないけどそんな低レベルな土俵で闘いたくない
・Xのおすすめ欄に女性の天皇がどうこうみたいなツイートが時々流れてくるんだけど、性別に関わらず天皇制は人権侵害だから廃止するのがいいんじゃないかな〜派です
・たまたまその家系に生まれたからという理由だけで名前に「様」付けしてうやうやしく敬語を使わなきゃいけないみたいな風潮って時代錯誤な身分差別だし、たまたまその家系に生まれてしまったらバンド活動で生計を立てたり髪をハイトーンに染めたり趣味でBL同人誌を描いて頒布したりする自由が制限されるの酷すぎる 二重の意味で人権侵害

2026/05/22 Fri.

 就労移行支援。情報処理技能検定(表計算)の準一級。今日はPさんが休みだったのでつまらない。帰りにスーパーでPさんが好きだという味のお菓子を買い、自分で食べた。Pさんの好物だと知って以来、もう何度この味のお菓子を食べたか分からない。私も元々好きな味ではあるけれど、それを食べる頻度が不自然に増えていて我ながら笑ってしまう。
 今日も漫画原稿作り。ずれていたページ番号を修正した。社交不安障害の漫画も製本したいし、追加で描きたい話もあるし、新しく作りたいZINEもあるし、2026年上半期の日記ZINEにもそろそろ着手したい。やりたいことが多くて嬉しい。

2026/05/23 Sat.

 就労移行支援。ネットでちょこちょこやり方を調べながら、情報処理技能検定(表計算)の一級の過去問に取り組む。今日はPさんとあんまり話せなかったけれど、帰り際ににこにこの笑顔を向けてくれて眩しさで蒸発しそうになった。
 せっせと漫画作り作業を進めていると、注文していたペンタブが届いた。開封してみると、思っていたより小さめのサイズだった。そして15年ほども経つと技術が進化しており、薄くて軽い。しかもワイヤレス。今やっている原稿作業がひと段落したら使ってみよう。

2026/05/24 Sun.

 Pさんと一緒に公園のベンチでおしゃべりしたり昼寝したりする夢を見て、心底びっくりしながら目が覚めた。こんなにも鮮明に夢に出てきたのは初めてだった。申し訳なさすら覚える。しかも夢の中の自分は、今なら2人だけだから気持ちを伝えられるタイミングかもしれないと内心で画策していた。
 出かけた先で、韓国語を話す方からバス乗り場の場所を訊かれた。翻訳アプリでなんとか伝えようと奮闘する。私の拙い案内に対して「ありがとうございます」と日本語で言ってくれて、感謝の意を伝える言葉をわざわざ学んで実際に使ってくれたことが本当に嬉しかった。言語や文化が違っても、好意的なコミュニケーションを交わせるのだということがとても尊いもののように思えた。私も、「お気を付けて」とか「良い旅を」みたいな意味に相当する言葉だけでも、相手の言語で伝えられるようになりたい。
 友人が他県から遊びに来てくれたので、一日遊んだ。美術館に行ったり、ガラス工房を見学したり。社交不安障害を発症して以来、自分が友達とこうして楽しく遊べるような日が来るとは思ってもみなかったから、なんだか不思議な感じだった。充実した休日になって、とても楽しかった。どさくさに紛れて、Pさんのことも相談させてもらった(大いに背中を押してくれた)。来てくれてありがとう!

週間日記(2026/05/11-05/17)

2026/05/11 Mon.

 ビオラが抜かれた花壇に、ペンタスとアンゲロニアの苗が植えられていた。一年前の夏と同じ花だ。
 就労移行支援で、企業研究だの面接対策だの。お昼休憩は利用者さん達とおしゃべり。
 醤油と砂糖を適当に入れて煮物を作ったところ、かなりおいしいものができた。大きめに切ったじゃがいももちゃんと火が通っていて、ほくほくとした食感でおいしい。おいしい煮物が作れると自信や自尊心の回復に繋がるので、コーピングとしての煮物作りは今後も定期的に続けていった方が良さそう。

2026/05/12 Tue.

 就労移行支援。悪あがき(面接対策)。お昼休憩のおしゃべりが楽しい。

2026/05/13 Wed.

 久し振りに、実家の猫が脱走する悪夢を見た。ストレスを感じているのかもしれない。
 就労移行支援で14回目の面接の練習。明後日の面接本番を想定してみっちりやってもらったので、へとへとに疲れた。
 漫画のZINEを作ってみたいと思い、プロットだかネームだかを考えた(どっちがどっちかよく分からなくなる)。これらの用語を使うことへの憧れはあるものの、気恥ずかしくて使うのには勇気が要る。四コマ漫画でなくてコマ割りからやってみようと思ったものの、なかなか難しい。どのページもなんだか似たようなコマ割りになってしまう。でも楽しい。

2026/05/14 Thu.

 それが事実であることが嫌なので認めずにいたけれど、ここしばらくコーヒーの香りと風味、苦みがほとんど感じられない日が続いていた(結構長い期間)。ところが、今朝はコーヒーの香りが少し分かった。不思議なもので、香りが分かるとなぜかちゃんと苦みも感じられる。嬉しい!
 夏本番に備えてエアコンのフィルターを掃除し、冷房が効くか確認し、布団カバーとシーツを取り換え、衣替えをし、製氷皿に氷を作った。暑がりで汗かきなので困る部分もあるけれど、嫌いな季節という訳ではないので、それなりに夏を楽しみにしている。
 肌荒れにミントティーが良いとのポストをXで見かけ、一人のミーハーとして飲み始めた。とはいえミントだけだと飲みにくいだろうと思い、無印良品の水出しのミント&グリーンティーを飲んでみている。レモングラスも入っているらしい。清涼感もあって、飲みやすくておいしいので気に入っている。
 明日は午前中に一社、採用の合否が出ることになっていて、午後には別の企業の最終面接が入っている。とても緊張している。こんなに緊張するのは随分久し振りだと思うくらいには緊張している。怖い。もし両方とも駄目だったら、また一から起業を探して書類選考から始めなければならないと思うと怖い。梅雨の時期にスーツを着て就活なんかしたくないから、そろそろ働き口を見つけたい。うまくいくかもしれないと期待したい気持ちもあるけれど、どちらも落ちた時の心の準備もしておかないと落差が堪える。なるようにしかならないとはいえ、緊張するものは緊張する。午後にはいよいよ落ち着かず、何も手に着かなくなった。アルパカのぬいぐるみを抱きかかえ、狭い部屋の中をぐるぐる歩き回りながら面接の練習をした。想定される質問のリストを作って印刷したものを見ながら、ひたすらぶつぶつと小声で答える練習。もうさっぱり身が入らないけれど、面接の練習をしたという事実によって少しでも安心感を得たい。
 合否と面接、どちらも緊張するし不安だ。だけど、この程度の不安は、社交不安障害の症状が一番ひどかった時と比べたらなんでもないとも思う。こんな人並みの緊張と不安で収まるような状態でいられる日が来ようとは、昔は思いもしなかった。それはそれとして、やっぱり緊張する。今の心境に「断頭台への行進」がしっくりくるだろうと思い、ベルリオーズの幻想交響曲を聴いた。歯医者の診察台に座った時によく頭の中で流れ出す音楽。

Blueskyから
・駄目だった時ばっかり考えるのはフェアじゃないから何もかもうまくいった場合の想像もしよう 第一志望の企業に採用されて高市総理とその取り巻きがきちんと法に裁かれて自民党が解体してトランプとネタニヤフが虐殺をやめて逮捕されてカルビーのポテチに色が戻ってミレービスケットが店頭に並んで世界中の武器という武器がなくなってほしい
・採用はともかくそれ以降は絶対実現させるべきことだな

2026/05/15 Fri.

 なかなか寝つけないだろうことを見越して、昨夜はうんと早い時間に布団へ入った。しかし、結局は寝つきが悪ければ眠りも浅く、睡眠時間もいつもより短くなった。目覚ましアラームが鳴るよりも早くに目が覚めた。いつも通りの熟睡とはいかなかったものの、想定の範囲内ではある。朝ごはんを食べたり身支度をしたりしながら、せめて少しでも心を鎮めようとバッハのマタイ受難曲を聴いた。
 就労移行支援に行く。事業所へ向かう途中に黒白の猫を見かけ、途端に今日はうまくいくんじゃないかという気がしてきた。我ながら単純。
 さて、一社の合否はというと、合格だった! スタッフさんと、仲の良い利用者さん達に祝ってもらえて嬉しい。ああ良かった。
 一旦マンションの自室に戻り、そそくさとお昼を食べる。就労移行支援の事業所から戻る途中、モンキチョウが目の前をひらひら飛んでいて、午後もうまくいきそうな気がした。
 いよいよ、第一志望である会社の最終面接を受ける。とはいえ、万一この結果が駄目でも、内定が一社出ているので就職先は確保できている。油断、もとい安心して臨める。そう思っていたものの、面接会場に着くと、当然ではあるけれどすさまじく緊張した。面接は一時間みっちりあり、疲労困憊の体で会場を後にした。明らかにまずい失態はやらかしていないと自分では思っているので、後はもう縁と運だ。なるようにしかならない。合否については来週に判明する予定。
 面接が終わったことを事業所のスタッフさんへ電話で伝えると、お疲れさまでしたとねぎらってもらえた。他者の優しさを言葉のままに受け取って喜べることが嬉しい。とにかく、頑張った! これで就職活動が終わるとなると、もう当分スーツは着なくて良いのかもしれない。パンプスによる足の痛みともおさらばだ! 解放感がすごい。我ながら結構頑張ったんじゃないか? 昔は自分が30歳を過ぎてものうのうと生きているなんて思いもしなかったし、まさか福岡市内で就職することになるとは考えもしなかった。生きていると何が起こるか分からないというのは、悪い意味に限らず良い意味でもそうらしい。
 自分自身にご褒美を与える口実としてこれ以上のものはないので、この機を逃す訳にはいかない。面接を頑張ったことへのケーキと、内定を獲得したことへのお寿司を褒美として買って帰った。
 コンビニのアイスコーヒーをおともにケーキを平らげ(ユーハイムのショートケーキ、レモンパイ、フロッケンザーネトルテ)、全身の疲労を癒やすべく湯船に熱いお湯を張って限界まで浸かり、お風呂上がりに冷たいミント緑茶をがぶ飲みした。それからゆっくり、ちょっと良いパック寿司を堪能した。まだ就職先が確定してはいないし、新しい仕事や職場がはたして自分に合っているかも実際に働いてみないと分からないけれど、とりあえずは未来の選択肢をひとつ捕まえることができた。なるようになったから、きっと今後もなるようになる。先のことを悲観せずにいられることの幸せを噛み締めた。

2026/05/16 Sat.

 就労移行支援。就活に関する相談などをスタッフさんが一対一で面談してくれる日だったので、昨日の最終面接の内容などを報告した。これまでの面接や選考の内容については、毎回後から思い出してWordに書き起こしたファイルを作っていて、印刷してスタッフさんにも渡している。今回も同じようにしたところ、記憶力に対してびっくりされた。精神科のカウンセリングで、毎回同じように内容を思い起こしてメモにまとめていた時の経験が活かされているのかもしれない。面談の中で、就労移行支援の退所手続きについての案内も少しあった。まだ全然実感がない。
 昼間は気温が上がるらしいからと、水出しアイスコーヒーを解禁した。朝のうちに作っておいたものを午後に飲む。暑い日に飲む冷たいコーヒーはおいしいから、これから夏になるにつれてさらにおいしくなっていくはず。
 昔描いた社交不安障害エッセイ四コマ漫画を再度製本し直したいので、その原稿作り作業の続きをやった。今日は結構はかどった。

Blueskyから
・33年生きてきて初めて検索したワード、「告白」
・や〜〜〜〜無理かも駄目かもそんな度胸ないな
・すごいや世の中の恋愛してる人達ってみんなそんな高度で複雑なコミュニケーションを取ってるんです???住む世界が違いすぎる
・この手の分野において経験値が中学生と変わらないレベル(むしろ中学生の方が上である可能性もある)だから、勝手が分からなさすぎるあまり血迷って恋愛おみくじ的なものでも引いてみようかという気にさえなってくる 引きませんが
・連絡先交換しませんかだけは就労移行支援利用中になんとしても伝えたい けど昨日の最終面接以上に緊張する
・わ〜〜〜〜〜自分がこんなことで悩むような日が来るとは夢にも思わなかったのでちょっと嬉しくはある けど何をどうしたらいいやらさっぱり

2026/05/17 Sun.

 今日は朝から植物園を歩き回り、お昼にカレーを食べ、本屋さんを覗き、喫茶店で作業をするという最高の休日を計画した。一人でごはん屋さんに入るのは勇気が要るけれど、おいしいカレーを食べたいから頑張ろう。
 バスの窓から、オレンジ色の丸い小さな実がいっぱい生っている木が見えた。木の名前が書かれた札が幹に付いていたので目を凝らして見たところ、ソヨゴとあった。名前だけ知っている木の実物がどんなものか知ることができて嬉しい。同じくバスの中で、小さな女の子とお互いに手を振り合えた瞬間があって嬉しかった。動物園、楽しんできてね。
 私は植物園の傍で下車する。障害者手帳を提示して園内に入り、それからは夢中で植物の写真を撮りまくった。花壇には色とりどりの花々が咲き誇り、天国にでも来たかのように思えるほど美しかった。さまざまな品種の大輪のばら、デルフィニウム、ジギタリス、オステオスペルマム、矢車菊、忘れな草、三尺バーベナ、ゼラニウム、クラスペディア、オルレア、レースフラワー、ニコチアナ、他にも名前の分からないしゃれた園芸品種の花が色々。
 針葉樹が植えられたエリアの木陰には、草いちごが一面に広がる茂みがあった。当然、この季節だから宝石のような赤い実がちらほら覗いている。勝手に生えている雑草だろうとはいえ、思わず手を伸ばしてみたくなるほど魅力的だった(植物園の植物を勝手に採取するなど植物好きの名折れ、ルールとマナーはもちろん自己嫌悪で立ち直れなくなることは確実なのでもちろんやらない)。
 ハーブ園でカレープラントの香りを嗅ぎ、ジャーマンとローマンとダイヤーズの3種類のカモミールを見比べ、ブラックベリーとラズベリーとブルーベリーのまだ青い実を眺め、広葉樹エリアを散策する。青々とした木々の若葉の下を歩くのは本当に気持ちが良くて、ストレスが溜まった時には絶対にここへ来ようと思った。
 温室では大発見があった。去年の冬に旅行で初めて沖縄を訪れた時、平和祈念公園の敷地内に植えられたコバテイシ(モモタマナ)という木を知った。フィカスのような葉、くるみや青梅に似た実、知っている植物のどれとも異なる、初めて目にする樹木。沖縄で買った植物図鑑を見ると、コバテイシという名前だと分かった。これはフトモモ目シクンシ科モモタマナ属という文類で、フトモモの木こそ分かるけれどシクンシという植物は聞いたことがなかった。沖縄県立博物館に行くと収蔵品の中に「使君子」という薬用植物があり、どうやらそれがシクンシらしいということまでは理解した。そして今日、福岡市植物園の温室を訪れるとどうだ。「シクンシ(使君子) シクンシ科」の札が目についた。壁を這った蔓の先に、かわいらしいピンク色の花がたくさん咲いている! これがシクンシの花! 点と点が繋がった感動、脳のシナプスが接合されたかのような感覚に興奮が止まらなかった。シクンシの花はハゴロモジャスミンやクサギに似ていて、おもしろいのは葉の形状がコバテイシとは全く似ても似つかないところだ。頭上を見上げて何枚も写真を撮っていると、すぐ隣に同じく沖縄で初めて見かけた花が咲いているのに気付いた。その時は自分で調べた結果アサヒカズラだろうと判断した植物によく似たその花には、「ニトベカズラ(別名アサヒカズラ) タデ科アサヒカズラ属」との札が付いていた。シクンシといいアサヒカズラといい、こういうおもしろさを感じる瞬間があると、生きているって素晴らしいなとさえ思えてくる。同じ温室の中ではヒスイカズラも満開で、鮮やかなブルーの花をこれもたくさん撮影した。 月桃の花もちょうど咲いていて、また沖縄へ行きたいなと思った。
 別の温室では、ブロメリアの株から花だか実だか分からない真っ赤な房がにょっきりと突き出していた。こういう形状のものが生えてくるのか。ウツボカズラにも花が咲いていて、絶対に臭いだろうと確信し息を止めて傍を通った(写真は撮った)。ジャックフルーツの木に、とげとげの大きな実が2つ下がっているのも見かけた。結局、植物園の中で300枚以上の植物の写真を撮り、満足して天神行きのバスに乗った。ああ楽しかった!
 お昼は気になっていたカレー屋さんへ。チーズナンのセットを頼んだ。カレーが2種類(チキンカレーと野菜のカレー)とサラダ、マンゴーらしきソースのかかったヨーグルトが付いている。アイスのマサラチャイも併せて注文した。カレーは中辛を選んだものの、結構しっかり辛かった。でもおいしい。ナンにはびっくりするほどチーズがたくさん入っていて、これまたとてもおいしかった。
 それから無印良品と百均を覗き、上島珈琲店に入った。喫茶店で趣味の創作活動の作業をするという行為に強い憧れがあるので、自宅ではかどらないからという理由もあり実践してみることにしたのだった。気が散る要素が少ないので、漫画のネームのようなものを進めることができた。アイスコーヒーはおいしかった。
 帰りに初めてワンビルの蔦屋書店を覗いてみた。前から欲しいと思っていた画集があったので惹かれたけれど、今日のところは我慢した。いつかは買いたい。
 計画通り、最高の休日を完遂することができた。大いに満足。

週間日記(2026/05/04-05/10)

2026/05/04 Mon.

 起きたら布団にふくちがいた。夜中も一緒に寝てくれたのだろうか。
 風が強いけれど良い天気。IKEAのリラックスチェアに座っていると、久し振りにふくちが膝に乗ってきてくれた。重くて柔らかく温かくてかわいい。最高の生き物。
 未だ右脇腹が痛むので、明日予定しているお出かけを存分に楽しめるよう不安を解消しておくことにした。今日当番医になっている内科に電話をかけ、受診してみる。本来は病院が休みの日だからか、血液検査やレントゲンはできないとのことだった。虫垂炎や尿管結石ではなさそうで、帯状疱疹でもないらしい。悪化するようならまた受診するようにと、とりあえず痛み止めを処方してもらった。それを1回飲んでみたところ、なぜか以降は痛くならなかった。何だったんだろう。
 今日も祖母の所へ遊びに行く。甘いおやつと塩気のあるおやつが用意されていた。ひと通り食べた後、一緒にクロスワードを解いてわいわい盛り上がった。

2026/05/05 Tue.

 お腹が痛くなくて嬉しい! 今日は父母と鹿児島へドライブ。母が朝ごはん用におにぎりを作ってくれていて、車の中で食べた。いかにもこれからお出かけするんだという感じがあってわくわくする。びわの木に実が生っていて、丁寧に紙袋で覆ってある光景をしばしば見かけた。センダンとすいかずらの花があちこちに咲いている。
 吹上浜海浜公園に着き、父母は展望台へ、私は砂浜に向かう。青い空と青い海、海風が気持ち良い。子どもの頃に野草図鑑の「海辺の植物」の章で見たことのある、名前は覚えていない植物が砂浜に生えていた。公園内の芝生には、芝の隙間から小さいホコリタケが顔を覗かせていた。
 枕崎お魚センターで一時間ほど並び、鰹の藁焼きの丼を食べた。分厚く切られていて、食べ応えがあってとてもおいしい。並んだかいがあるごちそうだった。
 JR日本最南端の駅である西大山駅に着くと、ちょうど電車が来たところだった。駅に来ている多くの人が電車の写真を撮っているので、乗り物には全く興味がない自分もなんとなくつられて撮る。駅の傍に植わったニオイバンマツリの花が満開だったので、これも写真を撮った。開聞岳とキャベツ畑を眺めながら、緑茶のソフトクリームを食べた。
 フラワーパークかごしまに私だけ降ろしてもらい、父母は長崎鼻を見に行った(カップルだらけだったそうなので私は行かなくて本当に良かった)。フラワーパークかごしまへは小学校低学年頃に連れてきてもらったことがあり、アイスランドポピーが一面に咲いていたことだけ覚えている。父曰く、当時の私は「わあ~!わあ~!」と歓声を上げながら、花畑に吸い寄せられるようにふらふら歩いていたらしい。園内入口の傍に植えられていた巨大なアコウの木に、イヌビワのような小さい実がびっしりとついている。目玉がいっぱいついているみたいでちょっと怖い。売店には、『九州の蔓植物』というややマニアックでおもしろそうな本があった。一番好きなきのこであるベニテングタケのぬいぐるみキーホルダーがあったので、これを購入。園内には色とりどりの着生蘭、ブーゲンビリア、あじさいなどが咲き誇っている。南九州の島々の植生を再現したエリアで木々の間を歩くのは気持ちが良い。サンゴシトウやヒギリ、ヤエヤマネコノチチ(すごい名前)といった、初めて知る植物を目にしてテンションが上がった。沖縄で見かけたタイワンモクゲンジやビロウも植わっている。福岡市植物園だと温室の中にあるベンガルヤハズカズラは、屋外でのびのびと葉を茂らせていた。エンジェルストランペットやトケイソウといった、かつて実家の庭で育てていた植物の花も久し振りに見た。温室では大きなサラセニアが毒々しい色の花を咲かせ、不気味に揺れていておもしろい。小さめの怪物のようなメディニラの花もたくさん咲いている。パイナップル、パパイヤ、合掌バナナが実っている。ショクダイオオコンニャクの鉢植えもあり、いつか花が咲いたらぜひ見てみたいと思った(相当臭うだろうけれど)。温室を出て見晴らしの良い高台を目指しているうちに父母が戻ってきたので、入口で合流した。
 道の駅いぶすきに寄り、お芋のソフトクリームを食べる。店内にはパイナップルやマンゴー、グァバ、ライチの鉢植えが売られていた。
 蒸気屋でおみやげに焼きドーナツやかすたどんを買う。そこから車で5分ほどの場所に、かつて2ヶ月ほど住んでいたアパートがあったので、遠目に見てみたいから近くを通ってほしいと親に頼んだ。新卒で入社したはいいものの、当時の社交不安障害の症状が今とは比べ物にならないほどひどく、毎日のように泣いて過ごしていた時期に住んでいた場所だ。線路に飛び込みたいと心療内科で訴え、適応障害の診断書を書くから明日退職しなさいと言われて生き永らえた。自殺未遂を図った頃と同じくらいか、それ以上にしんどかった時期だった。ところが、11年も経つと記憶というものはあやふやになるようで、住んでいたはずのアパートを見てもいまいちぴんとこない。月日が経っているので、当然周囲の風景も大きく変わっている。いくら当時は周りの様子を見る余裕がなかったとはいえ、「私は本当にこの辺りに住んでいたんだっけ?」と疑わしくなるほどだった。地図アプリを見た限り確かにあのアパートに住んでいたはずだし、白い建物の2階に住んでいた記憶もある。つらかった時期を思い出すはずのものを見ても特に動揺していない自分がなんだかおかしくて、一方で少したくましくも思えた。あの頃は大丈夫じゃなかったけれど、今の自分は結構大丈夫らしい。
 帰宅して家で晩ごはん。枕崎で買ってきた鰹節を開封した途端に、賢いとらちが鼻をくんくんさせていた。目ざとい。

2026/05/06 Wed.

 とらふくを撫で、植物の写真を撮る。お昼は久し振りに七輪を出し、色々な具材を焼いて食べた。ピーマン、玉ねぎ、さつま揚げ、ウインナー、冷凍のチヂミやコロッケ、鯖、鶏肉、おにぎり。
 バス乗り場へ送ってもらい、福岡へ戻る。GWだからか、新幹線の車内は家族連れが多かった。博多駅の構内もいつも以上に人が多く、キャリーを引いて歩くのが難しかった。
 帰宅して荷解きを済ませ、しばらく様子を見ていたもののどうも枯れてしまったらしいオーニソガラムとアグラオネマの鉢植えを処分した。やっぱり北向きの部屋は植物を育てるのが難しい。今住んでいる部屋は立地が最高に良いけれど、いつかは南向きの部屋で暮らしたい。

2026/05/07 Thu.

 就活の選考を受けるべく一日出かける。街路樹に大きなきのこが2本生えているのを見かけて、なんだか良い兆しのように思えた。午前が終わり、お昼休憩は外に出て、持参したお弁当を公園で食べた。木陰のベンチでお弁当をつついていると、ピクニックでもしているような気分で少し楽しかった。午後もせっせと取り組み、予定より少し早い時間に選考は終了した。気疲れでへとへと。
 結果はまだ分からないとはいえ頑張ったので、ご褒美にクリスピークリームドーナツを買って帰った。大学生の時に初めて食べて以来いつの間にか九州から店舗が撤退していて、ようやく福岡に戻ってきてくれたので、食べるのは10年振りくらいになる。オリジナル グレーズド、オールドファッション プレーン、ブリュレ グレーズド カスタードの3つ。どれもおいしい。オリジナル グレーズドはレンジで軽く温めて食べた。大学時代を思い出してちょっと懐かしい気持ち。
 ドーナツでエネルギーを補給したものの、ひどく疲れている。お湯に浸かった方が良い気もするけれど、浴槽を掃除する気力もない。諦めてシャワーで済ませ、とにかく寝ることで疲労回復を図った。

2026/05/08 Fri.

 花壇のビオラが引っこ抜かれている。夏の花に植え替えるんだろうか。
 就労移行支援。昨日の選考試験の内容を思い出してメモにまとめたり、面接問答集の内容を暗記しようとしたり。
 帰宅してお昼ごはんを食べていたら、連絡が来ないからこれは駄目だろうと諦めていた企業(昨日選考を受けた場所とは別の企業)から電話があった。次の選考試験についての案内だそう! 心底びっくりした。これまでに書類選考の時点で何社も落ちているから、もしかして自分はいつまでも就職できないんじゃないかと落ち込みかけていたけれど、もしかしたらうまくいくかもしれない可能性が出てきた。まだ油断はできないので安心しないでおきたいけど、少し前向きな気分になってきた。午後、皮膚科に向かう足取りが心なしか軽かった。
 金糸梅の学名は何だったかと急にど忘れしてしまい、しばらく考えた。ピラカンサ、カランコエ、マトリカリア、これらに似た響きの名前だった気はするけれどいずれも違う。結局思い出せず、検索して解決した。ヒペリカムだった。最初の2つはともかく、マトリカリアはさすがに違いすぎる。

2026/05/09 Sat.

 朝起きたら、頭の中でルロイ・アンダーソンの「トランペット吹きの子守唄」が流れていた。起床したばかりなのに、何者かに寝かしつけられようとしている。
 面接練習会。もう13回目の参加になる。「上手になりましたね」とのフィードバックをスタッフさんに頂いて、素直に嬉しい。
 マンションの自室が少し暑かったので、窓を開けた。近くでやっている工事の音は気になるけれど、涼しくはなった。IKEAのリラックスチェアに座って、のんびり本を読む。ちゃんと読書をするのは久し振りかもしれない。最初に読んだZINEはすごく良くて、理由をうまく言語化できない理由による涙が出そうになった。次に読んだ本は前半こそおもしろく読んでいたものの、後半の内容がかなり極端な方向に偏ってしまっていて自分には合わなかった。読んでみないと分からないこともある。

Blueskyから
・なんだかんだあれど結局母のことは大好きなんだけど、それはそれとしてGW帰省中私が描いたものを母が勝手にコピーして人に配ろうとしてて、一人暮らしを始めてから忘れかけてたけどアッ母のこういう…こういう所…!!!となった
・母なりの愛情は大いに感じられるし明るく朗らかで大好きな母親ではあるんだけど、同時にXのおすすめに流れてきた毒親の特徴に当てはまる部分もあり 人間ってそういう多面的なものだよなと思い知らされている
・私は人に愚痴を言ったり悩みを相談したりするのが苦手なたちだと自分では思ってるんだけど、母に話せば「お母さんも職場でさ〜」と母の話に回収され母の話に相槌を打ち共感し慰める羽目になり、父に話せば「世の中ってそういうものだよ」と正論で返され、そういう家庭環境でそれらのスキルを身に着けるのは難しいよな〜と
・でももう良い年した大人だし愚痴や悩み相談も一人前にできるようになりたいですね
・インターネット上でならいくらでもクダを巻けるんですけども
・とっくに成人したとはいえ頑張って作ったものを両親に認めて褒めてほしくて沖縄旅行本を見せたんだけど、一応読んでくれた父は「仕事にするのは大変だからやめたほうが良い」みたいな感想だったし、母はといえば本を手に取って見るということもしてくれなくて、褒めて〜!!!と危うく床に大の字で寝転んで手足をばたつかせ激しく駄々を捏ねるという実績をこの歳で解除するところだった
・応募した文章が掲載されたことを報告した時は「お母さんも学生の頃読者投稿が雑誌に載ったよ」より「すごいね」って驚いてほしかったし、痴漢に遭った時は「お母さんも昔男の人に声掛けられてさ〜」じゃなくて「嫌だったね」って慰めてほしかったし、私が自殺未遂から一年生き延びた時は「24歳で死ぬはずだったのにね」は思ってても言わずに「生きてて良かったね」って言ってほしかったんだよ〜〜〜〜〜もう根に持ちたくない
・自分で自分を認められるようになったら親への執着や承認欲求から解放されるのかな〜とは思うものの道のりは遠い
・こ〜〜〜んなに甘やかされてすねをかじらせて頂いた身でSNS上に文句を垂れるのは非常に申し訳ないのですが、ですが…
・母が言う「厳しい人(社会との間に精神的な障害がある人)」も「何か問題がある人(良い歳をして結婚していない人)」も私ことあなたの子どもがばっちり該当してますよ〜〜!!!って思い知らせたい気持ちがある 面と向かってアピールする勇気はないけど
・猫と庭恋しさにGW期間いっぱい実家にいたけど親への拗らせが再燃してる辺りちょっと帰省が長過ぎたのかもしれない

2026/05/10 Sun.

 目覚ましアラームを設定せずにゆっくり寝るぞと意気込んでいたにも関わらず、6時半に目が覚めてしまって悔しい。
 家事を色々やっつけ、しばらくさぼっていた日記もいっぱい書いた。

Blueskyから
・やっと溜めてた日記を消化したぞ〜〜!!!すっきり
・あくまで趣味なんだから義務感を覚えてまでやらなくても…とは思うもののこうして日記を書いておくと未来の自分が娯楽としておもしろがってくれるはずなので
・書きたくなくてサボってたというより面倒くささが阻んでたというか 絵を描くのは大好きだけど清書するのは気合いが要るみたいな感覚
・とはいえ日記を書くと頭の中が片付いた気分になってやっぱりいいな
・紙のノートに書く日記が全く続かない人間にしてはこんなに日記の習慣を継続できてるのは奇跡に近い 精神科に入院してる間だけはやることがなかったので紙の日記も続いたものの
・大学卒業直前の頃の自分にこれだけは伝えたい 身辺整理をするな、今の私が読んでおもしろがるために日記と手帳を捨てずに取っておいてほしい
・今の私が書いてる日記も10年後20年後の自分が読み返しておもしろがってくれたらいいな

週間日記(2026/04/27-05/03)

2026/04/27 Mon.

 就労移行支援。お弁当を作ることに対する特別感がなくなってきたから、いい加減その日のお弁当箱の内容をいちいち書かなくても良いかもしれない。求人検索、企業研究、応募書類作成。
 15時に終わってハローワークへ歩いて行き、次に応募する企業の求人票を発行してもらった。そのまま今度は区役所に行き、用事を済ませる。人が多く、結構な待ち時間だった。空腹を抱えてとぼとぼ歩き帰宅。街路樹のベニバナトチノキの花が咲き始めていた。先週太宰府で見かけて名前が分からなかった木と同じものを見かけた。細い花びらの白い花がたくさん咲いている。たまたまXのおすすめ欄に同じ木の写真が流れてきて、名前だけ聞いたことのあるヒトツバタゴがこの木なのだと知った。別名ナンジャモンジャの木。

2026/04/28 Tue.

 就労移行支援。応募書類を整える。帰りに郵便局で発送した。
 先日受けた健康診断の結果説明を聞きに行く。特に引っ掛かる箇所はなく、5分程度で終わった。大丸に寄って、今度帰省する時の祖母へのおみやげにと和菓子を買って帰る。アメリカハナミズキの花が咲いていた。ベニバナトチノキも満開。マンションの近くで、とらち似の麦わら猫とふくち似の黒白の猫を見かけた。いずれもとらふくよりひと回り小柄。
 夜、インスタントの温かいチャイを飲んだら猛烈な眠気が来た。お手軽な導眠剤でいいや。

2026/04/29 Wed.

 さすがにそろそろ起きないと出かける直前に後悔すると分かっているにも関わらず、しばらく布団でうだうだしていた。
 就労移行支援。広報部(広報紙を作る共同活動)でホワイトボードに板書をした。
 午後は美容室に行き、色が抜け始めていた髪を黒く染めてもらい、整える程度にカットしてもらった。ショートに飽きたので伸ばしていきたいけど、理想の長さまでは当分かかるだろうな。
 ニラだと思って見ていた道端の草に花が咲いたけれど、花を見る限りどうもニラではなさそうだった。調べてみると、ハタケニラという雑草らしかった。食用ではないらしい。
 日記屋月日さんのトークイベント「日記に何を書いてるの?」のアーカイブを見た。1年前、2年前の日記を書いている人もいるという話を聞いて、なんだか勇気づけられた。私は普段日記に書きたいことをUpNoteにメモだけしておいて数日後にまとめて文章に書き起こすやり方で日記をつけていて、毎日その日のうちに書けていないことにほんのり後ろめたさを感じていたけれど、日記というのは本当に人それぞれで自由なものらしい。去年買ったは良いものの全然書けていない紙の連用日記も、今から振り返って書いてみて良いのかもしれない。
 部屋が少し散らかってきたので、片付けた。潰したいちごに砂糖を加えて凍らせたものに牛乳をかけて食べたら、甘酸っぱくておいしかったけど凍えた。

2026/04/30 Thu.

 就労移行支援に行く。今日でよその事業所に異動するスタッフさんと、利用者さん数名で話せたので良かった。
 皮膚科に行こうと思ったら休診日だった。新しく近所にできていた小さめのスーパーを冷やかしに行く。好物の辛ラーメン焼きそばの袋麺が売っていて嬉しい。川の傍に白い野いばらが咲いていた。石焼き芋を売っているトラックが留まっているのを見かけて、こういう昔ながらの焼き芋を買う機会なんか滅多にないぞと思い勇気を出して買ってみた。焼き芋は予想以上に良いお値段がしたけれど、甘くて柔らかくておいしかった。

2026/05/01 Fri.

 就労移行支援。ゴールデンウィークが楽しみなあまり浮かれており、あまり身が入らない。
 お昼までで訓練は終わり、キャリーを取りに戻って帰省! 博多駅のチョコレートショップが珍しく空いていたので、初めて店内を覗いてみた。父母と祖母用にそれぞれチョコを買った。
 先週と同じように祖母のアパートへ行き、お茶とおしゃべり。祖母の子どもの頃の話を色々聞かせてもらった。
 実家に帰ると、とらふくがお出迎え。猫達に歓迎されていると思うととても嬉しい。開いたキャリーケースにとらふくが代わる代わる入っていた。
 夜、父は毎週の吹奏楽の練習に行き、私は母とおやつ食べながらだらだらおしゃべりして過ごした。
 寝る時はふくちが布団にやってきて、私の足の間に寝そべるので、一人と一匹で「太」の字になって寝た。寝返りを打てず腰を痛めそうだったけど幸せ。

2026/05/02 Sat.

 朝、目が覚めた時もふくちが布団にいた。嬉しい。
 我が家は父がいる時は大抵何かしらのクラシック音楽が流れているのだけど、今朝オーディオから聞こえる曲について「これ、タコ?」と訊くと「メーデー」との答えが父から返ってきた。ショスタコーヴィチの交響曲第3番「メーデー」だった。
 食器洗い、洗濯、掃除機がけをやっつける。母は午前中だけ仕事へ、父はメーデーの集会に出かけていった。私はというと精神科の診察に行く。以前入院した時に病棟でお世話になった看護師さんを受付で見かけた。向こうはもう私を覚えていないかもしれないけれど、一言だけでも挨拶をかわせて嬉しかった。70日分のいつもの薬を処方してもらい、帰りにホームセンターへ寄ってさつまいもの苗(紅はるか)を買った。グラウンドカバー用にへびいちごの苗が売られていて(258円)、お金を出してへびいちごを買う人もいるのかと驚いた。うちの庭にいっぱい生えてくるのに。側溝の中で草いちごが茂っていて、赤い実が熟しているのを見つけた。摘んで食べることはしなくなってしまったけれど、野いちごというものはいくつになっても見つけると嬉しくなる。
 初夏の日差しが眩しい。窓越しに見える庭の緑が鮮やかで、ぴかぴかしている。庭に飛び出して、2時間ほど畑仕事をした。畑の草取りをし、鍬を振るって土を耕し、さつまいもの苗を植えて花や野菜の種をまいた。厄介な紫かたばみが至る所に芽を出していて、スコップで球根を掘り上げながら駆除に励んだ。花は可憐でかわいいけど、すぐ増えるから困る。長い時間しゃがんでいたので腰痛は免れないかと思っていたものの、直後にしっかりストレッチをしたおかげか痛くならずに済んだ。
 大きなトンボが窓に近付いてきて、目ざとく見つけたとらちが伸び上がって興味を示していた。かわいい。生まれて半年ほどは外で野良猫として暮らしていたとらちは、もしかするとトンボを捕まえたことがあるかもしれないし、その味を知っているのかもしれない。
 少し早めの母の日のプレゼントにコーヒーミルを渡した。さっそく豆を買ってきて、使ってくれて嬉しかった。

2026/05/03 Sun.

 私の寝相が悪すぎたせいか、昨夜はふくちが一緒に寝てくれなかった。朝ごはんは母が焼いてくれた具だくさんのピザ。おいしい。
 今日は一日雨が降るらしい。猫と遊んだり、テレビを観たりしてのんびり過ごす。父母がスーパーで買ってきた野菜を祖母に届けに行き、お茶だけごちそうになっておしゃべりした。
 揚げ物を作って食べたいからと、晩ごはんにとんかつを揚げた。我ながらおいしくできて嬉しい。父母が喜んで食べてくれたのはもっと嬉しかった。
 一昨日からなんとなく右の脇腹に痛みがあり、気にしなくても良いかと放っておいたものの、今夜はそれが妙に痛む。息を深く吸うと特に痛い。何か症状がある時にネットで調べようとすると却って不安になることは過去の経験から理解しているので、検索しないようにしている。普段痛むことのない部位だから、筋でも痛めたのか、それとも内臓が痛いのかさえ分からない。

週間日記(2026/04/20-04/26)

2026/04/20 Mon.

 お弁当の中身はピーマン肉巻き、卵焼き、きんぴら、ふりかけごはん。
就労移行支援に行く。午前中はすごく眠かった。先週見つけた求人の志望動機を書き、スタッフさんに添削をお願いした。午後は他の利用者さんの作業のお手伝い。
 商店街の八百屋さんで、2パック540円のいちごと5個入り214円の甘夏を買った。これで好きな果物が食べ放題だ!
 帰宅して、昨日終わらなかったイベントの荷解きの続き。どの本が何冊売れたのか、売上額がいくらになったのかなど数字とにらめっこした。自分の本が金銭と引き換えに人様の手に渡ったことへの驚きが未だに大きい。

Blueskyから
・パートナーいない歴=年齢33歳独身女性こと私、たとえSNS上でのぼやきであっても「好きな人」という言い回しを使用することが気恥ずかしすぎるあまり懸想の対象みたいなキモい言い方しかできずにいる
・その懸想の対象たる人と久し振りにゆっくりおしゃべりできたので浮かれている 今の私にマラカス持たせたらルンパッパと同じ動きをしそうなくらいには
・ルンパッパやってていいから食器洗って洗濯物を干してくれ自分
・化粧を「メイク」、化粧品を「コスメ」、スパゲッティを「パスタ」と言うことにすら自己卑下からの気後れを感じる人間が「恋愛」などという単語を口にできるはずもなく 「そういう意味の矢印を向ける」みたいな回りくどい婉曲表現しかできない
・こんなビビりなルンパッパがいてたまるか

2026/04/21 Tue.

 お弁当を作る。照り焼きハンバーグ、ブロッコリー、卵焼き、にんじんと椎茸の煮物、ふりかけごはん。朝はぎりぎりまで布団でうだうだしていたので、後でばたばたする羽目になった。
 就労移行支援で求人検索と企業研究。
 ソラリアステージのINCUBEのぬいぐるみ売り場を覗くと、とてもかわいい青い鳥のぬいぐるみがいた。毛足が長くふわふわで、まるまるとしたフォルムがとてもかわいい。オオルリだろうか。衝動買いしたい気持ちと激しく闘った。
 昨日買ったいちごのへたを取り、ジップロックに入れて砂糖を加え、粗く潰して冷凍した。後日これに牛乳をかけて食べる予定。つまみ食いしたいちごはおいしかった。甘夏も1個剥いて食べた。みずみずしくてとてもおいしかった。

Blueskyから
・今日も今日とて首相官邸へ怒りのお気持ちを表明 人殺し反対
・私が個人的に人を殺すための道具を作ったり持ったりするのは良くないのに政府がそれをするのはOKというのは一体???? 別に私も武器を持ちたいというのではなくて人としてやっちゃ駄目なことは国とかいうシステムにも許されるものではないのではという話

2026/04/22 Wed.

 就労移行支援。企業研究と志望動機作成。応募している企業の次の選考に進めることが分かり、ひと安心。
 作ったZINEを販売すべく、STORESに登録してネットショップを作った。あれこれせっせと設定し、あとは封筒さえ買ってくれば発送できる状態になるはず。多分。
 今日も甘夏がおいしい。

2026/04/23 Thu.

 目覚ましアラームをセットせずに10時間くらい寝るつもりだったのに、休みの日に限って早く目が覚めてしまった。使える時間が増えるから良いかと思い、いそいそと起き出す。今日は博物館に行ってその後喫茶店で読書をするという最高の休日を企画しているけれど、あいにくの雨。でも出かける。剥いておいた甘夏を朝ごはんに食べた。ビタミンたっぷりの甘酸っぱい果汁が身体中に染み渡っていくような心地。
 電車で隣に座った人の傘と、自分が持っている傘がたまたま全く同じ物だった。ちょっと嬉しい。太宰府駅で降りると、雨とはいえやっぱり人が多い。太宰府天満宮の敷地には、あちこちに青い梅の実が生っていた。雨に濡れながらもつつじはまだ咲いている。天気が良かったらなあとは思っていたものの、木々の緑がしっとり濡れてつややかに光っていて、これはこれできれいだから有りかもしれないと思った。
 九州国立博物館へ、一昨日始まったばかりの特別展「若冲、琳派、京の美術 きらめきの細見コレクション」を見に行く。この頃は撮影可の展示ばかりだったから今回も大丈夫だろうと気を抜いていたら、全て撮影禁止だった(最後に展示されているレプリカを除く)。うかつだった。メモ帳はあるけれど鉛筆を忘れたから、メモもできない(博物館内で使用できる筆記用具は鉛筆のみ、シャーペンやボールペンは駄目なのだと大学時代に博物館学の講義で教わった)。感想やキャプションの文言をなるべく覚えておこうと頭をフル回転させながら、1時間半ほどかけて展示を見た。驚きも学びも多く、楽しくておもしろくて仕方がない。これはちゃんとメモを残したいから、鉛筆を持ってまた来なければ。図録を買うつもりはなかったはずなのに、つい購入してしまった。伊藤若冲「里芋図」のポストカードも買った。良い買い物。せっかく来たからには常設展も見たかったけれど、頭の中に詰め込んだ内容を早く紙に書き出したかったし、お腹も空いたので今日のところは我慢した。
 近くのごはん屋さんに入り、かつ丼を注文した。どこから来たのかとお店の方から尋ねられ、福岡市からと答える。福岡市内は今週末に嵐が来るそうだと言われた。天気が荒れるのかと思いきや、話しているうちにそちらの嵐ではないようだと気付いた。かつ丼は熱々でおいしかった。
 本を読むべく上島珈琲店へ。観光地だし混んでいるようだったら他を当たろうと思っていたけれど、席数の少なさにも関わらず店内は空いていた。コーヒーを注文して、持ってきた4冊のZINEを読む。何かを書きたい、表現したいと思って作られた作品というのはやっぱり良い。読んだ本にすぐ影響される質だから、船に乗って泊まりがけの旅行をしてみたいなと思った。海上で何時間も過ごすってどんな気分なんだろう。船酔いは少し不安かも。コーヒーは酸味がしっかり感じられる味だった。
 電車に乗って福岡市内へ戻る。混んでいるから仕方ないとはいえ、すぐ目の前に立っている人との距離が近くてしんどかった。電車通勤というものを未だ経験したことがないけど、無理かもしれない。大きい百均まで足を延ばし、2種類のサイズのクッション封筒を買った。母の日のプレゼントに何かないかロフトを覗くと、良い物があったのでこれも購入。興味があるのだと母が以前話していたので、コーヒーミルを買ってみた。新しいおもちゃとして遊んでくれたら嬉しい。願わくば、既に母が自分でミルを買っていませんように。
 小雨が降る中せっせと歩いて帰宅。歩数に応じてランダムに植物が育つPixel Potというアプリにはまっている。このアプリのおかげで、せっかくなら歩こうという意欲が湧くので助かる。今はアデニウムらしき植物がウィジェットの中で葉を茂らせている。
 STORESであれこれ設定して、ZINEフェス福岡で販売した5種類のZINEの通販を始めた。早くも購入してくださる方がいて嬉しい。注文内容と合っているか何度も確かめ、印刷した納品書と一緒にクッション封筒に入れて封をした。
 シャワーを浴びていたら、次に作りたいZINEのアイデアがふと湧いてとてもわくわくした。忘れないように、今すぐ頭の中身をメモしたい! どうしてアイデアというものは、書き留めることができない時に限って思い浮かぶんだろう。ありがたいけれども。
 寝る前に、さぼっているうちの一週間分の日記をUpNoteに書いた。いつの間にか、まだ文章として書き起こしていない分が一ヶ月近く溜まってしまっている(普段、日記のネタになりそうなことを箇条書きでメモしていて、後日それを文章として書き直すようにしている)。仕事を始めてからも日記を続けられるか心配になる。でも、書き続けたい。

若冲・琳派展メモ(※番号は出品目録から)
・3「桐竹鳳凰鏡」…鳳凰は桐の木に住み竹の実を食べるとキャプションにあった、だから花札の桐に鳳凰が描いてあるのか
・6「金銅五鈷鈴」、7「金銅五鈷杵」、8「金銅種子五鈷鈴」…すごくきれい、厳か、宗教や信仰の尊さを感じる、キャプションの解説が専門用語だらけでおもしろい
・荘厳(しょうごん)とか仏教独自の読み方おもしろい、それとも元々こういう読み方でそうごんに変わっていったのか
・11「金銅千体阿弥陀懸仏」、12「熊野十二社権現懸仏」…懸仏(かけぼとけ)、仏像って置き型しかないのかと思ってたら壁掛けタイプもあるのか!
・33「七宝夕顔文釘隠」、34「七宝流水蛇籠文釘隠」…七宝って本当にきれい
・36「能装束 紅白黒段青海波籬露芝秋草文様唐織」…もみじ、なでしこ、菊が描いてあるから秋の草花だと分かる、色合いも秋っぽい
・39「花車図屏風」…すごすぎ、牡丹か芍薬か分からないけど花のリアルさ、葉のめくれ具合、白い大きめの薔薇も描いてあるけど薔薇っていつから日本にあるんだろう
・44「四季草花図屏風」…これだっけ、植物がいっぱい描いてあってそれぞれの名前もキャプションに書いてあるの、メモ取りたい
・49「鹿楓図団扇」…花札っぽい、50点
・50「桜に小禽図」…オオルリ?かわいいぬいぐるみをINCUBEで見た後だからタイムリー、桜の葉の色合いがすごい
・65「糸瓜群虫図」…ほんとに虫が群がってて笑った、へちまの表面の質感とか蔓とかすごい
・67「海老図」…海老なのにかっこいい、なんで海老ってやちむんとか芸術のモチーフになるんだろう
・70「里芋図」…でっかい里芋だけが描いてある絵、大胆で良い
・76「鼠婚礼図」…絵本の14匹のねずみシリーズみたい
・79「群鶏図」…これだったかな、尾羽の表現がすごい、力強い、迷いがない
・80「金銅春日神鹿御正体」…金属でできている鹿の置物、葉っぱの造りが細かくてすごかった
・83「虎渓三笑図」…良い、渡らないと決めていた橋を話に夢中になっているうちに気付かず渡ってしまって大笑いしている3人の絵、仏教・道教・儒教の教えは同じ
・96「黒根来双蝶文瓶子」…赤と黒の色や蝶の絵が現代アートみたいだった、福岡市美術館にありそうな
・103「織部千鳥文手付入隅四方鉢」…千鳥の絵が素朴でかわいい、ひねってある取っ手がかっこいい
・スギナとつくしが描いてある絵が2つはあった
・あひるの絵、リアルさすごかった、柔らかそうな身体や硬そうな足
・歌舞伎や狂言、見世物などを見ている絵、人が楽しそうにしている様子が描いてあるのは良い
・ミュージアムグッズ、芦屋釜の形の箱に入った米粉サブレ、アイデアがおもしろい

2026/04/24 Fri.

 就労移行支援。事業所へ向かう途中、昨夜さっそく購入頂いたZINEをポストに入れて発送した。無事に届いてくれますよう。就労移行支援では応募書類の作成を進めた。
 訓練が終わり、コンビニで買ったお昼をさっと食べ、荷物とおみやげを携え帰省! 地下鉄の中でぼんやり広告を眺めていたけれど、広告やテレビ番組の中で「若い女性と年配の男性」の組み合わせはよく見かけるのに「若い男性と年配の女性」の組み合わせはなかなか見ないなと改めて思った。さすが性差別大国なだけある。新幹線の中は、指定席だけど普段より乗客が多い。みんなどこかに出かけるのかな。移動中は、昨日買った「若冲、琳派、京の美術 きらめきの細見コレクション」展の図録を眺めた。美術館の図録を見て時間を過ごすのってすごく贅沢な気がする(美術館そのものに行くのももちろん素晴らしいけど)。
 地元に帰り着き、祖母のアパートへ遊びに行く。いつものようにお茶を飲んでおやつを食べ、たくさんおしゃべりした。すぐ近所にある実家に帰ると、かわいい2匹が揃って出迎えてくれた。ふくちはその後プルチネルラの楽譜の上に寝そべっていて、「プクチネルラだ!」と盛り上がった(ふくちのことをぷくちと呼ぶことがよくある)。
 夜、父は社会人吹奏楽団の練習に行き、母と私は散歩に出かけた。それぞれ棒アイスを買い、帰りはそれを食べながら歩いて楽しかった。
 夜中に目覚めると布団の上にふくちがいた。人の足を枕にして、せわしなく毛繕いをしていておもしろかった。

2026/04/25 Sat.

 朝起きると、とらちもふくちも私の部屋にいた。私が起きるのを待っていてくれたのだとしたら嬉しい。
 父と地元のパン屋さんへ。人気のお店なだけあって、狭い店内に続々とお客さんが来る。どれもこれもおいしそうで、選ぶのが大変だった。
 植物の写真を撮りに庭へ出る。ばらがもりもりと咲いていて、ジャーマンカモミールも咲き始めていた。矢車菊とネモフィラ、ノースポール、金盞花は終わりかけだ。プランターのみょうがは勢いよく葉っぱを伸ばしている。オオデマリ、ナガミヒナゲシ、マツバウンラン、キツネアザミ、ヒルザキツキミソウ、カタバミ、ジシバリ、アメリカフウロ、ハルジオンかヒメジョオンか分からないやつ。色々な花が咲いている。カメラロールがあっという間に緑色になった。庭のさくらんぼの木に鳥避けネットを掛けるための帰省ではあったのだけど、既にヒヨドリが襲来しているせいか、今年は実が少ない。結局、鳥避けネットは諦めることにして、母と2人でせっせと収穫した。食べてみると、独特の渋みはあれどちゃんとさくらんぼらしい味がした。
 植物の次はとらふくの写真を撮る。顎をくすぐると気持ち良さそうに目を細めたり、窓越しにクロアゲハを目で追ったり、私を見てはごろんと床に寝転がって撫でるよう要求したり、おもむろに床で爪を研いだり。一挙手一投足がかわいくてたまらない。
 父母がスーパーで買い物をしている間、私はその隣にある元バイト先の園芸店を覗いた。今は何の仕事をしているのかと訊かれるのが怖くて、知り合いのスタッフに会わないようこそこそと店内を見て回った。でも、やっぱり植物がたくさんある場所というのは良い。外売り場に並ぶ花苗は、マリーゴールドやジニア、ニチニチソウ、ケイトウ、マーガレット、スカビオサなど春から夏に移り変わっていくところだった。ハーブの苗もたくさんある。沖縄で知った植物、キバナイペーの苗木も入荷していた。
 ブリティッシュ・ベイクオフの録画を観る。サーモンとアスパラガスのパイがおいしそうで、いつか食べてみたいと思った。
 その後、2時間ほど庭仕事。庭木を剪定したり、草むしりをしたり。蚊が漂っているのは見かけたものの、幸い刺されずに済んだ。窓の網戸越しに、とらふくが作業を監督してくれている。イネ科の葉っぱを摘んできて猫達に差し出すと、待ってましたとばかりにむしゃむしゃと食いついていた。

2026/04/26 Sun.

 起きたら私の布団にふくちが陣取っていた。足元に悠々と寝そべっていて、撫でると満足げに大きな伸びをしていた。
 2羽のヒヨドリが庭に飛んできて、さくらんぼをばくばく食べている。人間の食べる量が減るから癪だけど、さくらんぼみたいに赤い頬とぼさぼさの後頭部、いかにもおいしそうに勢いよくさくらんぼの実を呑み込む様子はちょっとかわいい。
 お昼は母がコロッケを作ってくれた。揚げたてのコロッケを、おいしいおいしいと平らげる。あんなに手間暇がかかった料理なのに、あっという間にお皿が空になってしまった。
 思い思いの場所でくつろぐとらふくを代わる代わる撫でる。私に撫でられるのを当然のように受け入れてくれていることが嬉しい。写真もたくさん撮った。
 バス乗り場まで送ってもらい、福岡に戻る。高速バスと新幹線の中で、「苦手なことリスト」を作ってみた。ネガティブな点ばかり挙げるのは自分自身に対してフェアじゃないのではと思い、「得意なことリスト」も作る。

【苦手なことリスト】
・人前に出て注目を浴びる(スピーチなど)
・他の人に聞こえる静かな場所で会話や電話をする
・改まった場での食事(会食、飲み会など)
・多くの人が着席している空間で立ち歩く
・仕事や作業をしている人に話しかける
・頼まれごとや誘いを断る
・相談する、助けを求める
・自分から人に連絡をする
・遅刻して途中入室する
・一緒にいる人に「そろそろ帰る」などと言って自分からその場を切り上げる
・チェーンでない飲食店に行く(自分の食べ方がおかしいと思われないか怖い)
・おしゃれなお店に入る(場違いだと笑われそうで怖い)
・複数人で移動する時に先頭を歩く
・その他、人から悪い評価をされないか不安になること全般

【得意なことリスト】
・お絵描き
・言葉を扱う
・手先を使った細かい作業
・タイピング(WPM400)
・にこにこして人と接する
・物事の良い点を見つける、ポジティブに考える
・転んでもタダでは起きない
・人の話を聞く
・ちょっとした軽口や冗談を言う
・他人の気持ちや事情について想像を巡らせる
・相手が喜んでくれそうな言葉や行動を考える
・申し訳なさなどを感じさせにくい言い回しや態度で人のフォローをする(落とした物を拾う時、頼まれごとを引き受ける時など)
・楽しい予定を自分で作る
・一人でも楽しく過ごす

週間日記(2026/04/13-04/19)

2026/04/13 Mon.

 朝ごはんにお餅を食べようとレンジで加熱してみたところ吹きこぼれ、片付けに手間取り、出かける時間ぎりぎりになってしまった。慌しかった。お弁当の中身は鶏つくね照り焼き、卵焼き、きんぴら、小松菜ごまあえ、青菜わかめごはん。
 就労移行支援に行き、企業研究、面接問答集の暗記、SPI問題集。午後はとてつもなく眠かった。
 訓練時間が終わってからそのまま地下鉄に乗り、博多駅で電車に乗り換える。カップルや家族連れが多そうで行きづらいけれど行ってみたい場所があるので、今日行ってみることにしたのだった。自分が一人でそのような場所へ行くことで、世に蔓延る恋愛至上主義へのごくごくささやかな抵抗になるのではと無茶苦茶な合理化が思い浮かんだ。持ってきた『チベット死者の書 サイケデリック・バージョン』(ティモシー・リアリー、平凡社)を読み始めたものの、後でメモを取るためにふせんを貼りたい箇所が多々あり、電車の中で突っ立って読むには向かない本だと悟った。
 海の中道海浜公園に着く。今が花盛りだというネモフィラを見るのが目的。ところが、公園の敷地が想像の何倍も広い。16時過ぎに入園し、歩けども歩けども水色の花畑に辿り着けない。レンタル自転車を借りることも頭をよぎるものの、貸出手続きに時間がかかったり、そもそも久し振りの自転車を自分が乗りこなせなかったりする可能性がある。17時半の閉園時間には全ての門が閉まるとのアナウンスが聞こえてくる。せっかく片道1時間かけてやって来たというのに、ネモフィラの花を一輪も目にすることなく帰る羽目になる可能性が出てきた。とはいえ、一帯が水色に染まっている場所が遠くに見えてきた。青いシャツと白いボトムスというネモフィラ色の服を着てくる程度には浮かれているので、ここで諦めて帰る訳にもいかない。ようやくネモフィラ畑に辿り着く。のんびり散策したい気持ちもあるけれど、閉園時間が迫っているので慌ただしく花の写真を撮る。可憐な淡いブルーの花がこれだけたくさん咲いていると、さすがに気分が浮き立つ。(自分がそこに行けるかは怪しいといえ)天国というものがもしあるのならピンク色の花が咲く木が植わっていてほしいと考えたことがあるけれど、その足元にはぜひ青いネモフィラが一面に咲いていてほしいと思ったくらいだ。地上の天国のネモフィラはといえば、色とりどりのリナリアと一緒に植わっていたり、隙間にひっそりと草丈の低いチューリップが咲いていたり、似て非なる雑草(オオイヌノフグリ)とも並んでいたり。近くには白詰草の花がたくさん咲いた原っぱもあり、ここで花冠を作って遊んだら楽しいだろうなと思っていると、誰かが作ったらしい冠が近くの杭に引っ掛けられていた。後ろ髪を引かれつつ、駅に向かって来た道を戻る。やっぱり遠い。写真を撮りたいおしゃれな花があちこちの花壇に咲き誇っていたけれど、時間の余裕がない。なんとか園内に閉じ込められずに済み、電車に乗って帰路に就くことができた。
 帰りに普段行かないスーパーへ寄ると、期間限定かつ店舗限定のなんばん往来(福岡の人気おみやげ菓子)を見つけた。味は定番のラズベリーや糸島ミルクではなく、唐津産レモンだという。柑橘好きとして買わない手はなく、自分用と家族へのおみやげ用にそれぞれ買った。

2026/04/14 Tue.

 就労移行支援。部署活動(利用者同士での共同活動プログラム)の一環で、数人が聞いている中でスライドを見せながら発表をした。けっして上手いとは言えないお粗末な発表ではあったと思うけれど、社交不安障害の自分が人前での発表を引き受けたということ自体がかつての自分からすればあり得ないような成果なので、それで満足しておくことにする。できていない点に目を向け出すときりがない。

2026/04/15 Wed.

 就労移行支援。ひたすらSPI問題集。練習問題が少し理解できてきたからと実践問題を解いてみたら、見事にぼろぼろだった。

2026/04/16 Thu.

 寝つきが悪く、夜中に何度も目が覚めた。早めに布団に入っておいて良かった。
 奇跡的に書類選考が通った企業の面接と筆記試験を受けに行く。できる限りの努力はした。後はもう結果が出ないことには動きようがないので、全てを忘れて待っておくことにする。帰りの地下鉄で、自分にしてはわりかしスムーズに席を譲ることができて嬉しかった。今日は頑張ったからと、博多駅のトランドールでパンをいくつか買って帰った。
 夜、己をねぎらうべく久し振りにお酒を飲んだ。果汁100%の柑橘のジュースが好きなので、その味に似たカジューハイというチューハイのピンクグレープフルーツ味にすっかりはまっている。もう泣いても笑っても過ぎたことはどうしようもないので、楽しいことをして結果を待ちたい。とりあえずは、今週日曜のZINEフェス福岡を全力で楽しむ予定。
 夜、イベントで販売するシールを作るべく、そのイラストを描いた。春の野花ととらふくがモチーフ。花はすみれ、野いばら、白詰草、へびいちご、ナガミヒナゲシの5種類で、どれも個人的に好きな植物だ。

2026/04/17 Fri.

 就労移行支援。面接の本番や練習が終わる度に、その日の質問や回答の内容を思い出してWordに書き起こしてまとめている。昨日の面接の内容も同じようにまとめてから印刷して就労移行支援のスタッフさんに渡したところ、記憶力を褒めてもらえて嬉しかった。精神科でカウンセリングを受けていた頃、カウンセリングの度にその日の内容を思い出して書き起こす癖があったので、そのおかげで鍛えられたのかもしれない。就職活動は、現在3社が選考の途中で結果待ちという状態。全滅だったら、また次に受ける企業を探さなければいけない。先が見えない。
 昨日描いたシール用のイラストの線画をスキャンして、デジタルで色塗り。それをL判の写真用紙に印刷して、シールとして貼れるようはさみでカットした。結構な枚数を手作業で着ることになったけれど、黙々と手を動かすのは楽しかった。
 それから、イベントの最終準備。リュックサックとアンデューティネス号(キャリーケースの名前、意味は「親不孝」号。小説及びOVA「銀河英雄伝説」から拝借して父が名付けた)に、5種類の本と必要な持ち物を詰め込む。なかなかの重さになった。本はどうやって持ち込んだら良いか分からなかったので、数冊ずつ束ねて袋に入れ、角が折れないよう梱包材で包んでみた。どう運ぶのが正解なんだろう。作った本もシールも、売れるかどうかは全く分からない。分からないけれど、「本を作って売る」ことが夢なので、売りさえすれば売れなくても構わない(気にはするけど)。でも、誰かが手に取ってくれたらそれはとても嬉しいことだと思う。

2026/04/18 Sat.

 就労移行支援。面談で、就職活動の状況についてスタッフさんに共有した。
 段ボールと雑紙をリサイクルステーションに持ち込み、その足で百均とドラッグストアに行った。
 インクが乾いたと思われるシールを袋詰めする。Bluesky、X、InstagramでZINEフェス福岡前日の告知を投稿した。明日は初めてのイベント! とても楽しみ。

2026/04/19 Sun.

 ZINEフェス福岡に参加! 詳細はおいおい一冊のZINEにまとめたいので、日記には書かず。最高に楽しい一日だった。

週間日記(2026/04/06-04/12)

2026/04/06 Mon.

 お弁当を作る。ピーマン肉巻き、卵焼き、にんじんと椎茸の煮物、青菜わかめごはん。
 就労移行支援でSPI問題集、面接問答集の暗記。お昼休憩に利用者さん達とおしゃべりして、優しさが沁みた。

2026/04/07 Tue.

 9時間寝た。お弁当の中身はオムライス。
 就労移行支援に行き、面接問答集の内容を頭に詰め込む。早めにお昼休憩を取らせてもらった後、地下鉄で移動して採用面接を受ける。実技試験もあった。大失敗はしなかったつもりでいるけど、どうだろう。帰りがけ、満開のこでまりの花を見かけた。やけに花の密度が高いと思ったら、八重咲きだった。再び就労移行支援の事業所に戻り、スタッフさんと面談。
 面接と試験を頑張ったのを口実に、コンビニで甘いものを買い込んだ。シュークリーム、レモンのマドレーヌ、黒糖ミルクティープリン。全部おいしかった。

2026/04/08 Wed.

 就労移行支援。SPI問題集、企業研究。
 夜は人生二度目のデモに参加。福岡パルコ前広場には、参加者が500人も集まったそう。「戦争やめて飲みに行こうぜ」という歌詞の反戦歌を皆で歌って、久し振りに大きな声を出せて楽しかった。小腹が空いたので、コンビニで買った肉まんを頬張りながら帰った。地元の夜とは比べ物にならないくらい明るいけれど、夜である以上は外が暗いのでさして人目が気にならない。デモの帰りに食べる肉まんはいっそうおいしい。

2026/04/09 Thu.

 休みだから植物園に行きたかったけれど、大雨らしいので部屋に一日ひきこもることにした。洗濯、床にフローリングワイパー、カーペットに粘着クリーナー、甘夏を剥いて冷やす、朝ごはん用の味噌汁の作り置き、などなど家事を色々やっつけた。
 以前描いた社交不安障害エッセイ四コマ漫画を再度製本したくて、原稿を作るべく作業を始めた。印刷所や用紙を調べたり、本文が何ページになるか構成を考えたり。とりあえず今描いてある分の漫画を一冊にまとめようと思ったものの、目次だの中扉だのを含めるとどうも総ページ数が286ページになるらしい。286個のPSDファイルを作らなければならないと思うと、道程は遠い。
 妊娠出産という現象が昔から怖くて仕方ない。それらの映像や漫画、文章などに触れると血の気が引いてしまう。高校生の時、何かの授業でドキュメンタリーか何かの映像を見た後、椅子から立ち上がれなくなったことがあった(どうやらあれが脳貧血というものらしいと後になって思い至った)。自分のそういう性質は分かっているくせに、うっかり出来心でコウノドリの漫画を試し読みしてしまい、脳貧血を起こして動けなくなってしまった。そろそろ晩ごはんを食べたいと思いつつも立ち上がれず、空腹を満たすまでに時間を要した。

2026/04/10 Fri.

 就労移行支援のスタッフさんに同行してもらい、企業見学へ。応募してみようと思っていた企業だったものの、今は障害者雇用の求人を出していないとのことだった(見学は受け入れているそう)。残念。
 週末に健康診断が控えているというのに食欲に負け、コメダ珈琲店でカツカリーパンとサマージュースのお昼。熱々の1,200kcalはおいしかった。帰り道、慣れないパンプスを履いた足がひどく痛んだ。就職活動において女性はパンプスを履くべきという風潮を蔓延らせている奴に、うんとヒールの高いパンプスを履かせてグラウンドを何週も走らせてやりたいくらい。本当はパンプスでないもっと歩きやすい靴を履いて就活をしたいけれど、それを実行に移す勇気がない自分にほんのり嫌気がさす。そう思わされることも不愉快。
 マツバウンランの花を見かけた。地元ではよく見るけど、こちらではなかなか見かけないので出会えて嬉しい。ところが、写真を撮ろうとするも小さい花のためピントが合わない。それでもかわいい花なので、ぼやけたまま撮影した。実家の庭で草むしりをしている時、見逃してやるくらいには好きな花だ。庭に生えてくる雑草だと、すみれとネジバナも好き。ヨモギ、どくだみ、酸葉、スギナ、ノチドメ、カタバミ、紫カタバミ、この辺とは力いっぱい闘う(引っこ抜く)。
 帰宅して、引き続き漫画の原稿データ作り。しかし困ったことに、漫画関係のデータを入れたUSBにファイルを突っ込みすぎたせいか、USBが言うことを聞かなくなってしまった。USBの中にあるデータをパソコンにコピー&ペーストしたいのに、右クリックしてもコピーの選択肢が出てこない。その上、開いたクリップスタジオも勝手に落ちるようになってしまった。もうどうしようもないので、後日の自分に問題を丸投げして今日の作業は終了。
 今週から来週にかけてあれこれ用事が詰まっているけれど、これを乗り越えたらZINEフェス福岡が待っている。楽しみ!

2026/04/11 Sat.

 今日は面接練習会なのに、次に受ける面接用の志望動機を一切覚えていない。後日暗記できるはずだと信じて、志望動機抜きで面接の練習をさせてもらった。練習が終わって、スタッフさんからは「慣れましたね」とのフィードバックをもらった。空いた時間で、昨日の企業見学で取ったメモをまとめた。
 天気が良くて散歩日和だからと、買い物に出かけた。無印良品と百均とドラストで、日用品や雑貨をちまちまと買い集めた。街路樹のベニバナトチノキにつぼみがついている。
 いよいよ来週末に迫ったZINEフェス福岡に備えて、作ったZINEや値札、お品書きなどを机に並べてみた。デスクの大きさがちょうどブースと同じなので、シミュレーションしやすくて良い。こうして売り物を並べてみると、幼稚園児の頃に好きだった遊び「お店屋さんごっこ」にそっくりでなんだかうきうきした。
 夜、この私にしては珍しく食欲がなかった。普段いっぱい食べているからたまには食事を抜いても構わないだろうし、こういう時くらい食欲のない人っぽい行動でもしてみようと思い、晩ごはんをカップスープのみで済ませた。翌日は健康診断で朝ごはん抜きなので、明日の自分にさぞ恨まれるだろうな。

2026/04/12 Sun.

 今日も天気が良くて気持ちが良い。春の陽気ってすごく好きだ。一重の黄色い山吹が咲いているのを見かけた。ぱきっとした明るい山吹色。
 去年も受けた市の健康診断。子どもの頃から注射が大の苦手なのだけど、昔ほどには怯えず採血に挑むことができたので誇らしい気持ち(顔を真横に向けて注射器を一切視界に入れないよう努めていたので滑稽ではあったと思う)。いつか献血をしてみたいという憧れはあるけれど、皮膚に針が刺された途端、自分には献血は到底無理だと改めて思い知らされた。感覚が本当に怖い。何か他の形で社会貢献をしたい(どのみち、精神科の薬を飲んでいるので献血はできない)。
 身長162.3cm、体重58.6kg。夕食と朝食を抜いているというからくりはあれど、一番重かった頃の体重から約10㎏減ったことにはなる。それでも10代の頃からすればちょうど10kg増えていることにはなるけれど、当時はどう考えても痩せすぎだったので、今がちょうど良いのかもしれない。20㎏増えて、10㎏減った状態。人間の重さって変化するものだなあと思うとちょっとおもしろい。体重が変化するように、心境や価値観も結構変わっていくものなのかもしれないと思えてくる。去年問題だった腹囲は、若干数字が小さくなってはいるものの相変わらず豊かな感じなので、具体的な数値はここには記載しない。
 己の腹部から轟音が鳴り響いている。さすがに食欲が戻ってきている。ウエストに入り、去年と全く同じ牛肉うどんに舞茸の天ぷらをトッピングしたものを注文した。ところが、だしの香りが全く分からない。どうもまた嗅覚が鈍くなっているらしい。そういえば、認めたくなくて気にしないようにしていたけれど、コーヒーの香りもいまいち分からない状態になっていた。こんなにおいしそうなうどんなのに、だしの香りが感じられないのが無念で仕方ない。風邪らしき症状がある訳ではないけれど、耳鼻科に行った方が良いのかな。でも、前に同じ理由で行った時も原因はよく分からなかったしなあ。
 お腹も落ち着いたところで、40分かけて歩いて帰宅。これも去年と同じように、草いちごの花がたくさん咲いている場所を見かけた。マツバウンランの花が満開になっている一角も発見。歩いていて好きな植物を見かけるとテンションが上がる。
 ふと思い立って、天神地下街の服屋さんに入ってみた(サマンサモスモス)。しばらく前まではXLサイズの服しか着られない体型だったけれど、いつの間にかLサイズがちょうど良くなってきて、今はトップスならフリーサイズでも着られることが出てきた。そうなると、随分足が遠のいていたこうした「普通の」服屋さんの服も再び着られるということになる。どきどきしながら店内に入り、店員さんに声をかけられたらどうしようと内心怯えながらおっかなびっくり服を見て、これぞというものには出会えなかったのでそそくさと退散した。だけど、自分が着られる服の選択肢が増えたという事実はとても喜ばしい。本来は人間が着るために服というものが作られたのであって、着たい服に合わせて人間の方が体型を変えようとするというのは、順序が逆でおかしい話だとは思っている。そうした屁理屈を捏ねたい気持ちはありながらも、やっぱりかわいい服を着られるのは嬉しい。
 通りすがった花壇に濃い紫色のカンパニュラが鈴なりに咲いているのを見て、「ラ・カンパニュラ」という駄洒落を思いついた(リスト作曲のピアノ曲「ラ・カンパネラ」とキキョウ科ホタルブクロ属の一年草または多年草カンパニュラを掛けたギャグ)。既出の可能性は大いにある。

週間日記(2026/03/30-04/05)

2026/03/30 Mon.

 お弁当を作る。照り焼きハンバーグ、ブロッコリー、卵焼き、にんじんと椎茸の煮物、青菜わかめごはん。
 就労移行支援で、ひたすらSPIの問題集に取り組む。練習問題を解いたら、国語はほぼ満点だったけれど数学は壊滅的だった。評価面談なるものがあり、スタッフさんと一対一で話した。「支援者が手助けしなくても自分を客観視できていますね」みたいなことを言われた。
 夕方、美容室で髪を切ってもらった。ほんの少しすっきり。
 Xを見ていて、つくしがトクサ科だと初めて知って衝撃を受けた。そうだったんだ! 確かに、トクサとスギナは見た目が似ている。すごい。何がどうすごいのかと問われると上手く説明できないけれど。

2026/03/31 Tue.

 就労移行支援。今日もSPIの問題集。
 訓練が終わってからそのまま地下鉄に乗り、遊びに出かける。ゼラニウムが露地植えしてあるのを見かけて、もう何度目かの「この地域は霜が降りないし気温も氷点下にならないんだろうな」を思った。花壇にはチューリップ、ビオラ、オステオスペルマム、アリッサム、ラナンキュラス、レースラベンダーなどが咲いている。桜もまだあちこちに咲いていた。福岡市美術館の敷地には、やたら花が大きい椿が植わっていて、思わず写真を撮ってしまうほどの大きさの花がぼとぼとと地面に落ちていた。
 一昨年の10月に福岡市内で一人暮らしを始めてから「月に一度は博物館・美術館・植物園のどれかに行く」と決めていて実行に移している。ところが、今月はまだだったので、今日になって慌てて福岡市美術館へやってきた。芸術っておもしろいけど分からないなあと思いながら、ぶらぶらと展示を眺める。マーク・ロスコの「無題」という絵がなんとなく好きだ。ラズベリーソースがかかったレアチーズケーキみたいな色合いで、おいしそうに見えるからかもしれない。
 大濠公園の池の傍を歩く。雨が上がって良かった。雑木林のように木々が植えられたエリアを散策するのが本当に気持ち良い。私のマナエリアはここだと思う。もみじの葉も地面の苔も青々としている。セリかドクゼリかはたまたシャクか分からない白い花がたくさん咲いている。その合間にオドリコソウのピンクも踊っている。草いちごの花がたくさん咲いている場所があって、初夏になってここに来れば真っ赤な甘い実を食べられるんだろうと胸が躍った。どくだみやスギナ、スイバなど、実家の庭で見つけたら目の敵にして引っこ抜くような奴らも、こちらで見かけると親しみすら感じられるような気がしてくる不思議。
 コメダ珈琲店に寄り、コーヒーとおやつ。キャラメルサレというケーキが気になって注文したところ品切れとのことだったので、ベイクドチーズケーキを頼んだ。これはこれでおいしい。確認用に一冊だけ製本した3作目の日記ZINEを推敲。半分読んだ。
 せっかく本屋さんがあるからと蔦屋書店を覗いた。平凡社の『速水御舟随筆集』という本を見つけて、あの繊細で美しい日本画を描く画家の文章をぜひ読んでみたいと思った。岩波現代文庫の『ショスタコーヴィチ』もいつか読んでみたい。同じビルの中の花屋さんを横目で見ながら通り過ぎると、POPの「山丹花」という文字が目に留まった。園芸店でバイトをしていた頃にずっとカタカナで書いていた「サンタンカ」という花は、漢字でそういう風に書くのかと今さらだけど学びになった。
 帰宅してから、日記ZINEの残り半分を推敲する。自分の日記ながら読むのが楽しかった。
 夜、生理痛に苦しむ。鎮痛剤が効いてくるまで、うんうん唸りたくなるようなしんどさだった。布団の中で黙って痛がっているうちにやがて眠りに落ちた。

2026/04/01 Wed.

 就労移行支援。今日も今日とてSPI問題集。
 サンマルクカフェでたまごサンド、チョコクロ、カフェラテのお昼。カフェへ行く度に写真を撮っているけれど、いつか慣れて撮らなくなる日が来るんだろうか。地元にはチェーンのカフェなどないので、未だに物珍しく感じられてしまう。区役所に行って用事を済ませた。街路樹にベニバナトチノキと書かれた札が付いていた。たまに見かけるアメリカハナミズキといい、沖縄で見たパロボラッチョといい、ピンク色の花が咲く街路樹というのはなんだかすごく良い。かわいいし、見ているとなんだか気分が浮足立ってくる。花が咲くのが楽しみ。
 ゲーム「魔法使いの約束」のエイプリルフールデー限定のミニゲームに3時間くらい費やしてしまった。こういうスイカゲーム的なものは、私がやってはいけないタイプのゲームなのだと理解した。やり出すと、別に上手くもないのにのめり込んでしまう。
 生理がきつい。怠くて何もできない(まほやくのミニゲームを除く)。あまりのしんどさに「もう嫌だ」という言葉が何度も口をついて出た。スマホのブラウザを開いて「生理 きつい」「生理 やめたい」みたいなワードを検索すると「無理をせず休みましょう!」みたいな文言が出てきて、分かりきってはいたもののそれを見る度にいらいらしてしまう。休んだところで、じゃあ誰が食器を洗って洗濯物を畳んでお風呂に入ってくれるのか。怒りを原動力になんとかそれらをやっつけ、お腹が痛いなあと思っているうちに寝た。

2026/04/02 Thu.

 お弁当を作る。オムライス、ハムとブロッコリーを炒めたもの。
 就労移行支援で面接問答集の内容を暗記したり、SPIの問題集に取り組んだり。同じ問題をひたすら繰り返し解いている。ちょっとだけ分かってきた気がするけれど、問題の形式が少し変わるとやっぱり分からない。ここ最近で捻り出した珍回答は「-1/4km」「3.6分」「22/35」等々。いくら算数ができない自分でも、明らかに間違っているということだけは分かる。
 推敲を終えた日記ZINEの誤字脱字を修正して、入稿した。趣味で本を作ることにずっと憧れがあったから、入稿という言葉を使う度になんだか気恥ずかしくてそわそわしてしまう。いつかは使い慣れることもあるのかな。
 台所仕事をしたり、帰省の荷造りをしたり。昨日の夜は生理痛きつさに動けなくなっていたから、昼間の動けるうちにあれこれやっておきたい。
 夜、本来は睡眠に充てるはずだった3時間をまるまるまほやくのミニゲームに溶かしてしまった。怖すぎる。私は絶対にスイカゲームをやってはいけない人間。

2026/04/03 Fri.

 当然のごとく寝不足。自業自得ではある。
 就労移行支援に行き、SPIと闘う。ほんのちょっぴりではあるけれど、問題集に取り組み始めた最初の頃よりは分かってきたかもしれない。
 コンビニでお昼を買って自宅でさっと食べ(Lチキと和風ツナマヨおにぎり)、帰省! 新幹線の中では自分の日記本を読んでいた。昨日入稿したのとは別の2作目の日記本で、まずい記述がないかイベント頒布前に最終確認をして安心しておきたかったという理由がある。新幹線の窓かられんげや菜の花、桜、大きなこいのぼり、田植えの様子などが見えた。春だなあ。高速バスに乗り換えた時、れんげ畑や、緑の草が生え出していてまだ耕していない田畑が広がっていて、その向こうに山々があり、山にはところどころ桜が咲いている景色を見て、高島野十郎の絵みたいだと思った。れんぎょうや草いちごの花も咲いていた。地元に着いてバスを降りると、春の日差しと気温、肌に当たる風がとても気持ち良かった。
 晩ごはんは父のリクエストでスパイスカレーを作った。我ながらおいしくできた。父が社会人吹奏楽団の練習、母は職場の飲み会へと出かけて行ったので、留守番をしている私はとらふくを独り占めして羽根じゃらしでたくさん遊んだ。夜はとらちと寝たり、ふくちとも寝たり。夜中に目が覚めた時、ふくちが床に寝そべってごろごろと転がったり伸びをしたりしていて、甘えん坊でかわいかった。

2026/04/04 Sat.

 朝ごはんは母が作ってくれたスコーンに、私が以前作って冷凍しておいた3種類のジャムを添えて食べた(さくらんぼ、ブルーベリー、柚子)。
 裏庭に作った私の小さな畑を見ると、すっかり春だった。菖蒲(あやめ)か菖蒲(しょうぶ)か杜若か未だに分からない植物が、青い花を5つも咲かせていた。種をまいたネモフィラとノースポール、キンセンカ、ヤグルマギクも咲いている。かつての職場だった園芸店で「病気にやられていて売り物にならないから」とただでもらってきたばらにも、つぼみがいくつもついている。花々の合間に、2本のアスパラガスが地面からにょっきりと伸びている。庭のさくらんぼには青い実が生っていて、海棠もピンク色の可憐な花を下げている。色々な花が咲く庭があるというのはつくづく良いなと思った。

2026/04/05 Sun.

 詳細は書かないけれど昨日はあれから色々な出来事があって、今日はへとへとになって福岡へ戻ってきた。ひと安心して良いのかな。そうだったら良いな。
 晩ごはんに、母が持たせてくれたお弁当を食べた。おにぎり2個に、おかずがたくさん。21時に布団へ入り、一度も目を覚ますことなく10時間寝た。