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週間日記(2025/09/08-09/14)

2025/09/08 Mon.

 夜中、皆既月食を窓越しにちらっと見た。その間、ふくちがごろごろと喉を鳴らしながらすり寄って頭突きを繰り返してきてかわいかった。
 午前中は2時間庭の草取りをやった。真夏だから、さすがに咲いている花が少ない。百日紅と百合だけ咲いている。畑のさつまいもにはでかくて柔らかくて脚の多い虫が何匹もしがみついていて、葉という葉が食い荒らされている。少しだけ土を掘ってみると、小さめの芋ができていた。でも、虫だらけであまり近付きたくないので、芋掘りは来月にしたい。作業を始めるまでは面倒だけど、草むしりはやり出すとなぜかおもしろい。地面から雑草を引き抜く感触がとにかく愉快だ。着ているポロシャツを絞れそうなほど汗をかき、久し振りのしゃがみ仕事で腰痛一歩手前の状態になった。
 祖母のアパートへ遊びに行き、お昼ごはんとおやつを食べて、おしゃべりしたり一緒にクロスワードを解いたり。おみやげも喜んでもらえた。
 晩ごはんは、チキンクリームコロッケとにんじんのポタージュを作った。柔らかいホワイトソースをコロッケの形に形成するのが本当に難しくて、プリンセストータよりも作るのが大変だった。
 父母が社会人弦楽アンサンブルの練習に行ったので、ひたすらとらちを構う。ころんころんと床に寝転がるのを撫で、専用のブラシ付き手袋でブラッシングをした。甘えん坊ですごくかわいい。新聞を敷いてみたら、さっそくその上にくつろいでいた。猫ってなんで新聞紙が好きなんだろう。

2025/09/09 Tue.

 今回の帰省では、毎晩ふくちが私の布団に寝に来てくれた。嬉しい。
 猫の写真を約160枚撮って帰省終了、福岡に戻る。高速バスの中で爆睡した。
 一人暮らしのマンションに戻ってきて荷解きをした後、母が持たせてくれたお弁当を食べた。使い捨てのプラ容器におかずがぎっしり詰まっていて、おにぎりが3つも添えてある。おいしかった。

2025/09/10 Wed.

 就労移行支援の事業所に行く途中にある花壇の植物が抜かれて、土が耕されていた。秋の花を植えるんだろうか。
 就労移行支援で、隔週の読書の時間に佐藤春夫の『田園の憂鬱』を読み返した。薄い文庫本ではあるけど、久し振りに本を一冊読み切ることができて嬉しい。「そこには、百合と百日紅とが咲いて居た」という一文があって、つい一昨日自分が日記に書いたばかりの文章が似ていたからびっくりした。それにしても、「神経質かつ内向的でプライドの高いインテリ青年が夢破れ恋に破れ悩み苦しみ憂鬱、苦悩、煩悶、葛藤など鬱屈とした感情をこじらせた挙句精神に異常を来たしやがてゆっくり破滅に向かっていくような文学作品」は本当に大好きだ。読書の後は、広報部のメンバーで今月分の広報紙を作る作業。私がPowerPointを操作してレイアウトを作り、それをホワイトボードに投影しながら、他の利用者の人達とああでもないこうでもないと意見を出し合った。
 生きていると何が起こるか分からないというのは本当にそうで、来週どうやら自分は人前で発表をすることになったらしい。信じられなさ過ぎて、まだ現実味がない。就労移行支援のスタッフさんから、先日行った実習について実習報告会で発表しないかと言われた。それに頷いてしまった。聞く側として報告会に参加したことはあるけれど、発表するとなると就労移行支援のスタッフさんや他の利用者さん達が聞いている状況でZoom越しに話すことになる。しかも、Zoomの先にはまた別の事業所(複数)のスタッフさんや利用者さん達が聞いている。数年前までの自分だったら恐ろしくて絶対に挑戦しなかったけど、今は「もしこれをこなせたらかなりの自信がつくし、相当な経験値が稼げるな」と目論んでしまっている。できなかった時のことは考えないようにしている。なんとかならなくても、なるようになるので(多分)。
 皮膚科に行き、帰りにミスドへ寄った。冷凍しておく用にと欲張った個数を買ったので、テンションの上がる長い紙箱に入れてもらえた。それを持って歩いていたら、通りすがりの小学生グループに「ミスドすぎる!」「ポンデリング入っとるかな」と話題のネタにされた。分かる。この箱はミスドすぎるし、ポンデリングもおいしいよね。帰宅して、さっそくドーナツを食べた。秋限定のさつまいものブリュレドーナツ?がすごくおいしかった。生地がさつまいもの味でしっとりほくほくしていて、表面にたっぷりかかったばりばり食感のカラメルもおいしい。これは期間中にもう一度食べたい。ハニーディップはレンジで10秒温めるととんでもなくおいしくなる。オールドファッションのハニー、シナモン、チョコは冷凍してまた後日食べるつもり。
 敬老の日のカードを描いた。誕生日に描いた祖母の似顔絵を祖母がいたく気に入ってくれたので、今回も祖母の絵を描いてみた。芸術の秋っぽく、歌っている祖母ととらふく、その様子を絵に描いている私という図を描いた。秋なので、コスモスやもみじの絵も添えた。ボールペンでの線画ができたので、明日は色を塗る。

2025/09/11 Thu.

 予約した美容室へ。都会は通いやすい値段の美容室があるし、何よりネット予約ができるので本当にありがたい。ウォーターパーマで髪をくるくるにしてもらい、少し梳いて量を減らしてもらった。髪がくるくるしていると、なぜか愉快な気分になれて良い。帰り道は風が強く、建物のガラス窓に映った自分の頭がドゥダメルにそっくりだった。ヒナステラの曲でも指揮しようか。昨日掘り返されていた花壇には、マリーゴールドと千日紅、アキランサスが植えられていた。なるほど秋の花だ。
 祖母宛ての敬老の日のカード作りの続き。スキャンした線画を、A5サイズに切った白い画用紙に印刷した。ポストカードの方が一般的な大きさだろうけど、こっちの方が見やすくて良い気がする。プリンターを買って本当に良かった。色鉛筆でせっせと色塗り。楽しい。

2025/09/12 Fri.

 就労移行支援で、相談支援と就労移行支援それぞれのスタッフさんと3人で面談があった。相談支援事業のスタッフさんが「生活などで困っていることはないか」と尋ねてくれるものの、3ヶ月おきにしか会わないのもあってかどうにも相談しづらく、あまりないと答えてしまった。私が心を開けていないだけなのかもしれないけど、なんとなく頼りづらいと感じてしまう。
 面談の後は、来週使うPowerPointのスライドを作った。本当に人前で発表するんだろうか。自分が?
 就労移行支援が終わって、郵便局で敬老の日のカードを発送した。敬老の日当日に間に合うそうで良かった。そのまま駅から電車に乗り、遊びに出かけた。一度行ってみたいと思っていた福岡の園芸店「平田ナーセリー」の最寄りの店舗に向かう。途中、太平閣という肉まん屋さんで温かい肉まんを2個買い、人が少ないのを良いことにそれを頬張りながら歩いた。生地がふかふかで、中にお肉がぎっしり詰まっていておいしかった。つぼみをたくさんつけたおしろい花や側溝から芽を出した朝顔、いくつも生えている大きなカラカサタケらしききのこの写真を撮り、地図アプリを見るのをさぼったせいで何度も道を間違えながら知らない土地を歩くのは楽しかった。
 平田ナーセリーに行って驚いたのは、以前2年ちょっとバイトとして働いた園芸店があまりにもここの店舗を真似しすぎているのではないかということだった。センスが良いなとこっそり思っていたけど、まさか完璧なお手本があったとは。全然関係ない会社だろうに、こんなことをして良いんだろうか。そう怪訝に思いはしたものの、園芸店という場所はなんだかんだ楽しい。アガベや亀甲竜、コウモリラン、エアプランツ、アデニウム、ユーフォルビア、フィカス、カラテア、アグラオネマ、パキラ、かつて毎日のように水をやって世話をしていた植物達がずらりと並んでいる。私が大好きな幻覚サボテン、ロホホラもいくつかある(銀冠玉という品種)。外売り場は、ジニアやマリーゴールド、千日紅、マム、トレニア、トルコキキョウ、観賞用トウガラシなど秋らしい植物にラインナップが移り変わっていくところだった。店内をうろうろ歩き回って結局何も買わなかったけれど(日当たりの悪い北向きの部屋で、しかもしょっちゅう帰省で部屋を空けるので新しい植物を育てる自信がなくなってきている)、植物だらけの場所に行くというのはやっぱり良い。
 夜、食器洗いも洗濯も終わらせて、お風呂上がりにサクレレモン(氷菓)を食べているという幸せな時間のはずなのに、Blueskyにひたすら愚痴を書き連ねた。メンタルが健康で、健全な人間関係を築くことのできる人間は、きっと愚痴や悩みも生身の人間に打ち明けることができるのかもしれない。想像がつかないけれども。

Blueskyから
・相談支援の職員さんに「困ってることはないですか」と訊かれて特にないと答えたんだけど、困ってることがないか人から訊かれて答えられないことが困ってることかもしれない 他人に相談したり頼ったりするという選択肢がそもそもないから「人に言ってもな…」みたいに思ってしまう
・困りごとを人に話して良かったという経験をあまり記憶していないので(臨床心理士の先生によるカウンセリングを除き)、勇気を出して慣れない相談じみたことをしてみたところで「そうなんだ、自分もこういうことがあってさあ云々」みたいにその人のターンに突入してひたすらこちらが聞き役に回り相槌を打ち慰めたり励ましたりするみたいな羽目に陥ることが多いから、ほんとに、人に話したところでな~~~と
・他人の話の聞き役に回ることは全然嫌とかないんだけど、私もちょこっとくらい話す側に回ってみたいなという欲がある でも話すの下手だし自分の話を長めに繰り広げる度胸もないから結局全肯定相槌botになり果てるしかない
・Blueskyをご覧の通り本当は隙自語だ~~い好きなのにね 我こそはネット弁慶
・私の性格の最悪なところのひとつは全然そんなこと微塵も思ってないのに「やっぱり人に話すとちょっと落ち着くね~」とか「話して良かった~!」とか自動で言っちゃうところ 相手にこう言ったら喜んでくれるかなみたいなご機嫌伺いをするのがデフォになってるから、そういうのはむしろ失礼だとか冷静に考える前に脳と口が勝手におべっかを使ってしまう、最悪!!!!
・相手の気持ちが分かるとかそういうHSP()的なものではなく、ただただ自分が嫌われたり見捨てられたりするのが怖くてがっかりされないように「こうしたら相手の気分を良くすることができて結果として自分を良く思ってもらえるんじゃないか」という強迫観念じみた思い込みに振り回されているだけです 相手の気持ちを考えてるんじゃなくて自分がどう思われるかを気にしているだけ
・本当に性格が終わっているので、支援者側としては困ってることはないか尋ねて「ない」と答えられれば安心したりもするのかな~とか思ってしまう 困っていることは色々あるけどそれを伝えることができないです!!でもそれを汲み取られてしまうと他人(支援者)に心配されてしまうので全力で察されないように振る舞ってしまいます!!!ピエロ!!!!!!
・ちょっとした課題について支援者の人と話していて「どうしたらそれができるようになると思いますか?こういうサポートがあればとか、こういう訓練をしていったらとか…」みたいに訊かれて、本当は「それができないのがこの病気の症状だから専門家に心理療法を受けるしかないんじゃないかと思う」と答えたいんだけど結局相手の顔色を窺っちゃうから「就労移行支援の訓練中にこういう練習をしていったらいいのかなと思います」みたいなことを言っちゃう
・田園繋がりでさっそく隙自語すると数年前に自殺未遂を図った日の翌朝目が覚めた時に頭の中で流れてた曲がベートーヴェンの田園の冒頭だった 今検索したら第1楽章のタイトルが「田舎に到着した時の愉快な感情の目覚め」とあって愉快
・私の中ではむちゃくちゃおもしろいできごとなんだけど迂闊に人に言えない話、服毒した時に頭の中で流れてた曲がパドストウのライフボート(救命艇) 未遂に終わる気満々すぎる

2025/09/13 Sat.

 就労移行支援を休んだ。というのも、数日前から両のふくらはぎに筋肉痛のような痛みがあり、なかなか治らないためだ。階段の昇り降りのようにふくらはぎに力を入れる動作ではかなり痛むものの、平地を歩く分にはそこまで気にならないので構わず歩き回っていた。とはいえ、筋肉痛にしては長引いている気がするし、それらしい心当たりもない。今日の午前中を逃してはまた月曜日まで病院に行けないので、初めて行く整形外科を受診してみた。問診があり、神経痛の可能性もなくはないからと腰のレントゲンまで撮ってもらい、結局出た診断は「筋肉痛」とのことだった。数日経てば治るらしい。処方された湿布の枚数に慄く。毎日貼っても1ヶ月分はある。こんなに要る?
 単なる筋肉痛だと分かれば心なしか痛みも軽くなり、当初の予定通りうきうきと護国神社の蚤の市へ向かった。護国神社という場所だからそれもそうなのだけど、「知っていますか 命をかけて私たちを守ってくれた人たちのこと」というキャッチコピーのポスターが掲示されていて、ぎょっとしてしまった。調べてみると(あまり調べたくなかったけど)、全国護国神社会なるもののポスターらしい。本当に、他国を侵略しに行った側の国が何を言っているんだろう。私なら「知っていますか 自分達は安全な場所で生き延びておきながら大勢の人々を死に追いやった人たちのことを」みたいに言い換えたいかもしれない。あまりうまくもないか。
 護国神社という存在にもやもやしたものを抱えつつも、蚤の市自体は楽しかった。焼き菓子やハンドメイド作品、食器、紙小物などの売り場をひと通り眺めた後、いかにもおいしそうな匂いを周囲に漂わせているお店でパエリアを買って食べた。前回の蚤の市に来た時には長い行列ができていて買うのを断念したのだけど、今回はちょうど列ができていないタイミングで買うことができた。いかや海老、パプリカなどの具が載ったパエリアはすごくおいしかった。特にムール貝がやたらおいしい。これだけをいっぱい食べてみたいくらい。お値段はしたけれど、後悔はないおいしさだった。スパイスカレーや大鶏排(いつか食べてみたいと思って憧れている)、魯肉飯、ちまきなどおいしそうなごはんが他にも色々あってすごく目移りするものの、あのパエリアを食べたのだからと穏やかな気持ちでいられた。一連のお店を再度眺め歩いて、自分用に焼き菓子を2個(キャロットケーキ、メープルとオールスパイスのサブレ)、祖母へのおみやげ用にと羊毛フェルトで作られた小さなだるまの人形を買った。木いちごやブルーベリーの小さい盆栽がすごくかわいくて、いつか私は盆栽に手を出してしまう日が来るんだろうかとちょっと思った。サボテンや多肉植物を売っているお店では、ロホホラ(銀冠玉)も何鉢かあった。自分の部屋に5鉢あるのを毎日見ているとはいえ、2日続けて違う場所でこの幻覚サボテンを目にすることができるなんてラッキーかもしれない。せっかくこういうイベントに来たのだからプロの淹れるおいしいコーヒーが飲みたいと思い、コーヒー屋さんで水出しのアイスコーヒーを一杯買って木陰で飲んだ。苦みの少ないすっきりした味わいでおいしかった。屋外で飲むと一層おいしい気がする。境内の芝生に生えた小さなきのこを写真に撮って、地下鉄に乗り帰宅。
 夜、実習報告会の発表用の原稿を作った。大体できたので、練習として読み上げてみた。ボイスメモアプリで録音してみて、おっかなびっくり聞いてみたら、あんなにゆっくり読むことを心掛けたのになあと思う速さだった。滑舌も悪い。

2025/09/14 Sun.

 家事を色々。野菜を切って冷凍したり、きょうだいの一人が泊まりに来るからとあちこち片付けだの掃除だのをしたり。見栄っ張りなので、人が来てくれるとなると嫌いな掃除のモチベーションになるので助かる。
 夜、駅まできょうだいを迎えに行く。こんな時間だというのに外はあちこちに若者が出歩いていて、居酒屋や焼き肉店の窓から漏れ出る光が明るい。きょうだいと落ち合うと、お互いにおしゃべりが止まらなくてすごく楽しかった。