苗床

菌床じゃないよ

週間日記(2024/03/18-03/24)

 

2024/03/18 Mon.

 UpNoteに書き出した内容をいくつかピックアップして、旅の日記ブログを書いた。厳選したつもりだったけど、記事のスクロールバーが随分短くなってしまった。

 すき焼きっぽい味付けのおかずが食べたくて、野菜と肉を適当に砂糖醤油味で煮てみた。ところが、本当に適当に作ったせいか、あまりすき焼きのような味付けにはならなかった。これに何を足せばいいのか分からず、おいしくない訳じゃないけど何か違うなあと思いながら食べた。いつもほとんどの料理がレシピ頼りなので、感覚で味付けをするのは難しい。

 

2024/03/19 Tue.

 4回目のオンラインカウンセリング。最近はどう過ごしていたかという話で、知り合いの人達との食事会に参加したことと、大阪へ一泊二日の一人旅に行ってきたことを話した。UpNoteとブログに書いて落ち着いたかと思っていたけど、やっぱり旅行の話を誰かに聞いて欲しかったらしい。しかも、傾聴のプロとなるとこちらも非常に話しやすくて、人に話して聞いてもらう喜びや安心感が確かにあった。また、遡及請求した分のまとまった額の障害年金が口座にあるので、それを資金にある程度の都会へ出て仕事を見つけて一人暮らしをしてみたいという夢も話した。親に言うと苦笑いなり笑い飛ばされるなりしそうだし、自分にはどうせ無理だろうと思って、今まで誰にも話していなかった。ところが、そのお金があるなら実現できるんじゃないかと背中を押してもらえて、遠い憧れが急に夢物語じゃなくなったのでびっくりしたし、嬉しかった。

 それから、街中での一人暮らしについて真剣に考え始めた。メリットとデメリット、どういう地域や物件に住みたいか、仕事は何ならできそうか。どうしよう。自分には到底実現不可能なことだと思って諦めようとさえしていたことだったから、やればできるんじゃないかと思えてきてしまった。一人で旅行に行ったことで、いくらか気が大きくなっているのかもしれない。心理学を学ぶための大学への編入だってこうした勢いでやってしまって、結局心理士になる目標は一旦停止しているのだから、この突然降ってわいた選択肢に対しても慎重にならないといけないかもしれない。でも、編入した時だって「できるか分からないけど、やれる所までやってみよう」と思ってのことだったし、今も後悔はしておらず、やってみて良かったとは思っている。とりあえず、考える分にはまだリスクもないので、「半分自活計画」と銘打って色々書き出してみた。完全に自活したいけど、今は障害年金に頼らずには難しいので「半分」。

 

収入と仕事について

・障害年金がもらえる間は、フルタイムでないパートで給料が月に10万円いかなくても多分暮らせる

・そこそこの都会なら働き先は多いし、車がなくても公共交通機関で通勤できる。「運転できないから働けない」と諦めるのではなく、運転できなくても働いて稼ぐことのできる場所に移動すればいい

・田舎だと社交不安障害としては知り合いとの遭遇が怖くて就業場所が限られてしまうけど、知らない人ばかりの人が多い場所なら気にしなくていい

 

一人暮らしの良い点

・自由。自立したいという目標が、田舎にいる時よりも叶えやすい
・知り合いが怖い社交不安障害にとって、田舎の閉鎖的なコミュニティは生きづらい
・親に車を出してもらわずとも自分一人でどこへでも行ける場所に住みたい
・親に経済的負担をかけたくない。親に養われる、親のすねをかじる状態から脱せられる
・親の顔色を窺わなくていい。家の中で「子」としての自分を演じなくていい、「自分」として生きられる
・プライバシーを完全に確保できる。電話ができる、部屋に人を呼べる
・体調が悪くなって辞めても、転々とできるだけの数の仕事先がある
・都会で病院も多いので、保険適用のカウンセリングを受けやすくなる
・私にだって好きな場所に住む権利がある

 

一人暮らしの懸念点

・やっていけるかどうか。また心身の調子が悪くなって働けなくなり実家に逆戻りは嫌だ
 →以前の自分と全く同じ状態じゃない。その時はその時で考えたらいい。やってみて駄目だったら、また実家に戻ってくればいい

・働けるとみなされて障害年金が降りなくなり、フルタイムで働かないといけなくなる。その時働けるか
 →どのみち今回の受給自体運が良かったようなもの。今の生活を続けていても、働けるようになるとは限らない。チャンスや選択肢の多い場所でいっぱい失敗して経験を積んで治療にこぎつけて、今より良くなる可能性に賭けたい

・金銭的に余裕のない生活になる、好きな物や欲しい物をなかなか買えなくなる
 →どうせ老後も年金だけでは暮らせない。だったら働けるようになりたい。大学時代も仕送りでなんとかやれていた

・祖母と猫が寂しがる
 →猫には両親と祖母がいるし、猫は3日で飼い主を忘れると聞く。祖母の機嫌は祖母自身に取ってもらう。そもそも、私が病気で帰ってきていなかったら本来ここではないどこかで暮らしていたはず

・生活するだけの体力気力があるか
 →ここ数年で多分一番調子がいいし、以前の自分と全く同じ状態ではない。駄目だった時にまた考えればいい

・満員電車だと通勤がつらい
 →自転車に乗ればいい

・観葉植物を運ぶのが大変、一人暮らしの部屋でも育てられるか、場所を取る
 →少数精鋭に絞って連れて行く。いくら植物が好きでも、植物を理由に働き口のない場所で悶々としていたくない

・庭の鉢植え、畑の植物が気がかり
 →鉢植えは全部畑に植えるなり枯らすなりして諦める。植物があるからと自立チャンスを手放す気にはなれない

 

2024/03/20 Wed.

  一時間ほど散歩をした。ものすごく風が強い日で、どうしてこんな強風の中を歩いているんだろうと我ながら不思議に思うほどだった。でも天気は良かったし、つばめが飛んでいて、桃、れんげ、オオイヌノフグリ、ムラサキハナナなどの花も咲いていた。パン屋さんでいくつかパンを買い、お昼ごはんにした。モーンプルンダーというケシの実のパンが、とても好きな味でおいしかった。熱いコーヒーとの相性が最高。

 午後は県知事選の期日前投票に行った。この人にぜひと思えるような候補はそうそういないけど、選挙はベストではなくベターな方を選ぶものなので、消去法で一番ましだと思える人に票を入れた。

 半分自活計画として、さっそくネットで物件を探してみた。かなりの都会でも、希望の条件を大体満たす家賃3万円台の物件があり驚いた。どうして安いんだろう、築年数が経っているからか。それにしても、自分には絶対に無理だと諦めてしまいたかったことに実現の可能性があることに気付いて、未だにかなり動揺している。やってみて無理だったらまた実家に戻ってくればいいし、これは本当にチャンスなのでは。やっぱりできなかったと思って帰ってくる羽目になることもないとは決して言いきれないけど、先のことは分からない。チャンスがあるなら挑戦してみてもいいんじゃ…。

 

理想の物件

・ワンルーム、可能なら1K
・キッチンは絶対にIH、コンロが2口以上あると特に良い。調理スペースも少しは欲しい(自炊のモチベーションに関わる)
・風呂トイレ別(ユニットバスは無理)
・南向きの大きな窓(日光がないと病む)
・洗面台も欲しい(洗面台のない部屋は不便だった)
・観葉植物の植え替えができる広さのベランダも欲しい(多分植物無しには生きていけない)
・スーパーの近く(食生活に大きな影響がある)
・できれば公園も近くにあると嬉しい(外出しやすくなる)
・最寄りの駅までは徒歩15分以内、できれば10分以内だと助かる
・築年数にはこだわらない

 

2024/03/21 Thu.

 洗濯機を4回回して、ダイニングテーブルを念入りに拭き上げたり、先日の強風で庭に飛んできたごみを拾ったり、せっせと家事に励んだ。庭の倒れた植木鉢も起こして水をやる。畑を見ると、いつ植えたか忘れたアスパラガスがにょっきりと生えてきていた。初めて収穫できるので嬉しい。もう少し伸びてから採ろう。

 半分自活計画について考える。一個だけどうしても引っ掛かる部分がある。猫達と離れるのがものすごく寂しい。現在猫達が家族の中で一番懐いているのはおそらく私だから(でも両親も同じことを言いそう)、日中いつも家にいて撫でたり構ったりする人間がいないとなると、猫達も寂しがるんじゃないだろうか。私はそれ以上に寂しがるけど。私にすり寄ってくるふわふわの温かい生き物と一緒に暮らせないことを思うと、想像しただけで涙が出てくる。私が泣きながら毛並みを撫でていても、撫でられている本人は何の関心も示さずぐっすり寝ていて、そのマイペースさがまた愛おしい。こんなかわいい生き物を置いて、私は私のやりたいこと(自活、自立、一人暮らし)にかまけるのか。こういう場合に世の中の人はどうするんだろうと検索してみると、結構よくある悩みらしく、ちょっと安心する。犬と違って、猫は一ヶ月も経てば飼い主を忘れるものらしいとある一方、飼い主を探してそわそわしたり、寂しそうに鳴いたりもするらしい。大好きなとらふくにそんな寂しい思いをさせたくないなあ。ペットを飼っている人はそのペットを愛するものだと知識としては知っていたけど、まさかこんなに離れがたい存在になるとは思ってもみなかった。

 

2024/03/22 Fri.

 明日から雨が続くので、今日のうちに猫達のクッションやブランケットを洗濯して庭に干した。ふかふかに乾いたものを取り込むと、さっそくとらちがクッションに寝ていた。

 リラックスチェアに座っていると、膝の上にふくちが乗ってきた。毛繕いをしたり、うとうとと眠たそうにしたりとくつろいでいる。温かさと適度な重みが心地良く、撫でるとふわふわで、猫って本当にいい生き物だなと思う。

 

2024/03/23 Sat.

 思い思いの場所でのんびりと過ごしている猫達に申し訳なく思いながら、家じゅう掃除機をかけた。スイッチを入れた途端にちりぢりに逃げていって、自分のせいながら気の毒だった。

 ロルバーンの手帳がとても気に入っているものの、方眼ページを書き損じるとテンションが下がること、リングノートゆえにページの並べ替えができないことなどがささやかな不満となり、システム手帳に手を出してみた。A5サイズで無色透明のビニール製の本体に、クリーム色の方眼レフィルをセットした。A5サイズともなるとかなり大きくて、持ち歩くのには不便かもしれないなと思うけど、たくさん書けるのが嬉しい。使い始めては中途半端になっているノートが何冊もあるので、これらを一元化してしまうのにも憧れる。やることリストなどをUpNoteで管理するのはとても便利だけど、紙に書いたほうがなんとなくより達成感が得られそうだし、字を書く機会がめっきり減ったのでペンを持つ頻度を少しでも増やしたい。デジタルにはデジタルの、アナログにはアナログの良さがあるので、気分で使い分けられるようになりたい。とりあえず今は紙とペンの気分。

 表紙として、無地のレフィルにボールペンでとらふくの絵を描いたページを挟んだ。一発書きだけど、思ったより好きな感じに描けた。絵を描く機会も増えるといいなあ。

 

2024/03/24 Sun.

 半分自活計画において、障害年金とアルバイトで一人暮らしをやっていくためのお金関係のシミュレーションをしてみた。九州一の都会である福岡市に住むとして(福岡市に良さそうな物件があった)、ネットの情報を頼りに以前園芸店で働いていた時と同じくらいの勤務時間と出勤日数で考えてみると、多分こうなる。「多分」というのは、計算という行為全般に全く自信がないからだ。

 

福岡県の最低賃金941円×1日当たり5時間勤務×月に15日出勤(週4日程度)×社保等で引かれるので0.75を掛ける=手取り52,900円くらい

障害基礎年金132,500円×6回+年金生活者支援給付金10,280円×6回=一年間に障害年金として受け取れる額は合計856,680円

856,680円÷12ヶ月=1ヶ月当たりの年金は71,390円

手取り52,900円+年金71,390円=1ヶ月当たりの生活費は124,290円

 

 また、別のサイトには、手取り12万円の場合でやりくりする生活費の内訳も書いてあった。私は物欲の塊で、欲しい物は多分かなり人より多い方なのではないかと自覚している。だから、そういう自分にとってはかなり金銭的に厳しい生活にはなる。こまめに帰省したいとは思っていても、片道5,000円の新幹線代はおろか、高速バス代だって相当痛い出費になる。ただ、文学部の大学生だった時の生活費を考えると、税金を引いた額でもその頃より少しは余裕がある。そう思うと、やってやれないことはないんじゃという気が湧いてきてしまう。それに、全国39位の最低賃金の低さを誇る我が県の順位を思うと、全国19位である福岡県に行ってみるべきなんじゃないだろうか。ただし、898円と941円というどんぐりの背比べではあるものの。お金を払えば一人の人間に労働を強制して職場に縛り付けられるという考えだけでおこがましいのに、この安さはなんだろう。全国の最低賃金をせめて1,500円くらいにはしてほしい。