投稿者: naedokodesuka

週間日記(2024/05/27-06/02)

2024/05/27 Mon.

 Twitterでポケモンfitというぬいぐるみが流行っているのを見かけて、つい欲しくなり、迷いに迷ってノクタスのを注文した。ポケモンセンターで実際に見て選んで買うという行為に憧れるけど、最寄りのポケモンセンターは200km近く離れているのでさすがに厳しい。Twitterで「ポケモンfit」と検索すると、色んな人がお気に入りのポケモンと楽しそうに生活している様子が見られて、とても楽しい。人目を気にしすぎるので、私は家の敷地の外ではぬい撮りができないけど、色んな場所でぬいと過ごせたら楽しいだろうなあ。

2024/05/28 Tue.

 午前中は警報級の大雨。うんざりしながら梅雨の防災用備蓄の確認をした。これらの準備が活かされる羽目にならないのが何よりだし、苗さんは心配性だからねと親に笑い飛ばされるのは癪だけど、起こらないと思っていても起こるのが自然災害なので仕方ない。今は猫達と暮らしているうえ、指定の避難所も水没のリスクがあるので、いざという時は在宅避難、垂直避難になると思う。電気や水道が止まってもしばらく籠城できるだけの備えをと思うと、どれだけ準備してもし足りないような気がしてくる。とりあえず、これが最低限とネットやSNSで言われている量くらいは揃えておきたいけど、それにしても気が滅入る。
 昼頃に雨が上がって、良い天気になった。田植え前の田んぼの水面が風で波打っていて、湖のようできれいだった。

2024/05/29 Wed.

 防災用品に買い足したい物があったので、自転車で少し遠い大きな百均に行った。行き道に、三尺バーベナの花がたくさん咲いているのを見かけた。缶切りや湯煎調理袋、湯煎でごはんが炊ける袋などを購入して帰宅。
 IKEAのリラックスチェアに座っていたら、久し振りにふくちが膝に乗ってきてくれた。ふわふわで温かくて重くて、とてもかわいい。猫を膝に乗せるとどうしてこんなに癒されるんだろう。小さな生き物が自分の膝の上でくつろぎきっているから、人間の方もつられて安心できるのか。それとも重たい掛け布団で寝る時みたいに、重さで圧迫されるのが良いんだろうか。

2024/05/30 Thu.

 防災備蓄用の食品や医薬品、雑貨を買いにスーパーへ行った。歩いて行ったのにあれこれ買い込んだうえ、2kgの無洗米まで買ってしまったので帰りの荷物が重かった。まだ田植えが始まっていない田んぼの水面に竹林が反射していて、絵みたいだった。用水路に水が流れているのを見ると、なぜかわくわくする。小川のようで水がきれいだし、葉っぱや花を浮かべて遊びたくなる。道端にねこじゃらしが生えていたので、摘んで持ち帰った。この季節の猫草(として食べさせられる草)は硬くて食べにくそうなので、ねこじゃらしの種を鉢にまいて育てておけば、いつでも柔らかい葉を猫達にあげられるんじゃないだろうか。エノコログサが一年草なのか、多年草なのかは分からないけど。
 摘んできたねこじゃらしで、猫達とたくさん遊んだ。羽じゃらしのような市販の猫用おもちゃでも遊んでくれるけど、エノコログサへの食いつきの良さは半端じゃない。人工物と植物の違いなのか、理由は分からないけど、とにかく夢中になって遊んでくれる。種がぱらぱら落ちて後から床を掃除する必要があるけど、こんなに楽しそうに遊んでくれるなら、それくらい何の問題もない。猫達が楽しそうで良かった。
 観葉植物の生育シーズンなのか、自室で育てているコーヒーノキとフィカス・ウンベラータに新芽がどんどん出てくる。明るい黄緑色の柔らかそうな葉が日を追うごとに増えてきて、見ていて楽しい。

2024/05/31 Fri.

 中途半端に進めていた、本やグッズの片付けを終わらせた。もう手放しても良いと思ったものがいくらかあるので、そのうち古本屋などに持っていきたい。以前ハマっていたコンテンツのアクスタやぬいぐるみなどのキャラグッズも、捨てるのは気が引けるのでまんだらけや駿河屋のようなお店に持ち込みたいけど、近くに店舗がない。メルカリに出品するのはメッセージなどのやりとりにとてつもなく気力が要るし、どうしようかなあ。グッズの扱いはこういう時に困るけど、だからといって買わないという選択肢はない。オタクの悲しい性。
 「料理の名前がちょっと…」と食わず嫌いのような感じで食指を動かせずにいた、よだれ鶏という料理を初めて作ってみた。鶏もも肉を玉ねぎと一緒にだし汁で1時間煮込んで、ねぎ・生姜・にんにくなどの薬味がたっぷり入ったたれで食べる。食べてみたら、ものすごくおいしかった。さっぱり食べられるので、これからの暑い時期に良さそうだし、時間こそかかるけど手間はそんなに要らないので、比較的楽に作れる。これは良い料理だ。

2024/06/01 Sat.

 畑と鉢植えの水やりをしていたら、種をまいた覚えのない朝顔の双葉が生えているのを見つけた。朝顔の涼しげな花が庭に咲いていたら季節感があって見た目に良いけど、朝顔には巨大な柔らか多足虫(キャタピーとかビードル的なやつ)が発生するからなあ…。早めに引っこ抜いておいたほうが精神衛生上良いかもしれない。先日種をまいた枝豆やにんじんも順調に発芽している。ひまわりとジニアも本葉が出てきた。ひと雨ごとに植物が生育していて、良い季節だ。
 買い物に行く途中、ばらと百合とあじさいが一箇所に固まって生えている(植えられている?)のを見かけた。どれもまだつぼみだったけど、一斉に咲いたらさぞ華やかだろうな。初夏を代表する花が集まって、なんだかとても豪華に思える。何色の花が咲くのかも気になる。
 IKEAのリラックスチェアに座って本を読んでいたら、ふくちが膝に乗ってきてくれた。適度な重さと温かさが心地良くて、本を読み進めたいのにみるみる眠くなってくる。読んでいたのは『自分の「声」で書く技術 自己検閲をはずし、響く言葉を仲間と見つける』で、読んでいると「自分も何か文章を書けるんじゃないか」という気がしてくる。本に出てくる「フリーライティング」という手法がおもしろそうで、やってみたい。
 川沿いを散歩したら、夕暮れの空がきれいだった。風も涼しくて、歩くのにちょうど良い気候だった。

2024/06/02 Sun.

 さぼっていた3日分の日記を書いた。日記のネタになりそうなことだけメモしておいて、翌日以降にそれについて書くというやり方が自分には一番合っているように感じる。
 発売された『キメねこの薬図鑑』が届いた。絵が上手い、漫画が上手い、文章も上手い、そして何よりおもしろい。にやにやしながら楽しく読んだ。この本を読むことで、合法の範囲内で薬物に対する知的好奇心を満たせるので非常に助かる。本当に、大麻やサイケデリックスには過剰なほど目くじらを立てるのに、それらよりはるかに毒性も依存性も強いアルコールやタバコには寛容すぎるこの国の社会は何なんだろう。
 プリンケーキというお菓子をずっと食べてみたかったので、作ってみることにした。ケーキ型にカラメルとプリン液、スポンジケーキの生地を順番に流し入れて焼くという作り方で、プリンこそ滅多に作ることはないけれど、レシピを見ても特に難しい点はないように思えた。ところが、カラメルをしっかり固めないままプリン液を注いだことでカラメルとプリン液が混ざってしまい、もうその時点で完璧な仕上がりは望めなくなってしまった。そのうえ、オーブンで焼いても焼いても火が通らない。どうやらプリン自体はなんとか固まってくれたらしいものの、スポンジ部分がいつまでもべちゃっとしている。同じ温度のままさらに焼いたり、温度を上げて焼いてみたり。火さえ通ってくれれば食べられるから、もう美しい見栄えまでは望まないからせめて火は通ってくれ、と祈るような心地だった。ようやく食べられる状態にまで焼き上がったプリンケーキは、すごくおいしかった。ふわふわのスポンジケーキとなめらかなプリンに濃いめのカラメルソースがからんで、できたての熱々というのがまたおいしい。半分ほど食べたので、残りは冷たく冷やしてから食べることにする。

週間日記(2024/05/20-05/26)

2024/05/20 Mon.

 一ヶ月ぶりのオンラインカウンセリング。今回もあまり手応えはなし。「埒が明かない」という感じすらある。現在の困りごとやこれまでの経過を伝えようとするものの、自分の話し方があまりにも下手で、かつて知能検査で出た言語理解IQ141という数字が信じがたくなるほどの口下手ぶりで、情けなさや無力感が募った。頭では言葉が色々思いついている気がするのに、言葉として口から出力する過程で詰まったり絡まったりして、紙詰まりを起こしたプリンターのようにぐしゃぐしゃの形でしか出せなくなる。おまけに早口で噛むし、どもるし、滑舌は悪いし。口頭での会話じゃなくて文字に書き起こしてのやり取りだったら、頭の中身をもっとスムーズに分かりやすく伝えられるんだろうか。
 外出先で家族以外の人と5時間以上過ごして、ぐったり疲れた。本当に疲れた。晩ごはんは一人だったので、帰宅してからカップ焼きそばと菓子パンを貪り食った。こういう食べ物は手軽で助かるけど、「ごはんを食べた」という満足感のようなものはあまり得られない気がする。それでも何も食べないよりはましだ。IKEAのリラックスチェアに座ると、もう指一本動かしたくないと思うほど、どっと疲れが出てきてしまった。お風呂に入ってから寝たいけど、お風呂に入る気力体力はとうに尽きている。BlueskyなりUpNoteにつけている日記なりに弱音を吐きたいのに、スマホを操作するのさえ億劫だった。結局、夜中までお風呂には入れなかった。床に座り込んでソファの座面に突っ伏して1時間ほど寝ると、今にも充電が切れそうなスマホに10%くらい充電できたような程度のエネルギーが補充できたので、なんとかお風呂と歯磨きを済ませることができた。人と関わってこんなに疲れるような人間に、カウンセラーはおろかカウンセラーになるための学生生活だって到底無理だと改めて思う。働くことさえやっぱり無理なんじゃないだろうか。働けなかったら一生親に養ってもらわないといけないのか、自立に憧れながらみじめな思いで生きていくのは嫌だな、という、もう何百回も考えたいつもの思考が頭に浮かんでくる。幸い、ベッドに入ると強制シャットダウンされたように眠れたので、それ以上悪い方へ考えずに済んだ。

2024/05/21 Tue.

 昨夜は日付が変わってから就寝したので、今朝は9時頃まで寝ていた。たくさん寝て気分もすっきりした。やっぱり、睡眠は疲労回復にも、メンタル面にも一番効く。無事復活できたので、午後は祖母のアパートへ遊びに行き、お茶を飲んでおしゃべりしてきた。私にできる唯一の祖母孝行。

2024/05/22 Wed.

 祖母も誘って、二人で畑のじゃがいもとミニにんじんを収穫した。じゃがいもは去年も植えたけど、梅雨の雨と湿気で腐ってしまって収穫まで漕ぎ着けることができなかった。その教訓を活かして今年は梅雨入り前に収穫することにした。じゃがいもを育てて収穫するのはなんだかんだ初めてで、はたしてきちんと芋ができているのか心配だったけど、いざ掘ってみるとごろごろ出てきた。芋堀りってなんでこんなに楽しいんだろう!土の中からお宝を見つけ出しては、芋の大きさや収穫量にはしゃいで楽しかった。大して手もかけず適当に育ててもそれなりのものが採れたので、来年も植えてみたい。夕方まで日陰で表面を乾かした後、祖母と山分けした。ゆでてバターと醤油をつけて食べたら、ちゃんとおいしかった。自分で育てて収穫した野菜や果物を食べるのは、本当に楽しい。
 夜、録画しておいたテレビ「ブリティッシュ・ベイクオフ」を観ていたら、ベイカー達が作っているカスタードタルトをどうしても食べてみたくなり、レシピを検索して作ってみた。普段作るタルト生地とは違う砂糖入りの生地だったせいか、柔らかく崩れやすくてとても扱いづらく、タルト型から外す時に崩壊してしまった。確か、ベイクオフでも「崩壊事故が多発!」と司会のスーが言っていた。そこまで真似するつもりはなかったのに…。見た目はともかく、焼き上がったカスタードタルトはおいしかった。底もよく焼けているし、カスタードもしっかり固まっていて、甘さもちょうど良い。本来は冷蔵庫で冷やしてから食べるもののようだけど、焼きたてのまだ温かいカスタードタルトだってなかなかおいしい。自分でおいしいものを作れると、自信だの自尊心だのを回復できるような気がしてほっとする。

2024/05/23 Thu.

 昨夜うっかり手を滑らせて猫のごはん皿をひとつ割ってしまったので、新しいのを買いに行った。以前のものより値段も高さも少しアップしたものを選んだ。皿の位置が高くなっていて、猫があまりかがまずに済む、ごはんを食べやすい造りらしい。とらふくが気に入ってくれるといいけど。その足でホームセンターへ行き、じゃがいもを収穫してスペースが空いた畑に植える植物を買い求めた。5月の園芸コーナーには平日にも関わらずお客さんが結構いて、トマトやゴーヤなどの夏野菜の苗をかごに入れていた。同志がたくさんいて心強い。野菜の種と、買う予定のなかった花の苗を買い、自転車のかごに載せてほくほく顔で帰宅した。
 午後は、昨日カスタードタルトを作った際に残った卵白を使ってシフォンケーキを焼いた。前から作ってみたかった、スパイスが入ったレシピにしてみた。シナモン、ナツメグ、オールスパイスを使うレシピだ。スパイシーすぎるんじゃないかと若干心配していたものの、焼き上がったものを食べてみると程良くスパイスが効いていて、食感も抜群にふわふわで、我ながらとてもおいしかった。こんなにおいしいものを私が作ったなんて、と内心で自画自賛したくなる。多くの人が普通にできることが私にはできないけど、誰でもができる訳じゃないことを私はぽつぽつできたりするので(ホームメイドのお菓子作りもその一例)、それでなんとか今日もプライドを保っている。本来なら、何もできなかったとしても、誰でも自己肯定感だの自尊心だのを持っていていいはずなのに。
 二階の自室の大きな窓を開けると、猫達が寄ってきて、網戸越しに外の風を楽しんでいた。鳥の声がする度に注目して、鼻をひくひくさせながら外の空気を嗅いで、気持ち良さそうにくつろいでいる。両手を伸ばしてとらふくの背中を撫でてみたら、2匹とも振り返って私を見て満足そうに目を細めていて、「こんなに幸せなことってないな」と思った。かわいくて温かい小さな生き物が警戒もせず私に気を許してくれていて、うとうととまどろんだり、すうすうと寝息を立てたりと安心しきっている。こういう猫達を見ていると、人間の方も心底安らぐ心地がする。猫と一緒に暮らすというのは本当に最高だな、と毎日思い知らされる。

2024/05/24 Fri.

 午前中は庭仕事というより、畑仕事をした。昨日買ってきた枝豆とにんじんと大葉の種をまき、ニチニチソウとアズーロをそれぞれ鉢に植えた。花苗は玄関に置くことにする。外の水道から離れた場所なので水やりが少し手間だけど、玄関に花があると気分も明るくなるので、メンタル面の夏バテ防止(?)のために置いておく。ニチニチソウは夏の暑さに強いとテレビ「趣味の園芸」で言っていたが、アズーロはどうなんだろう。初めて育てるので分からない。アズーロは園芸店で働いていた時によく見ていたのに、何の花の仲間かも知らなかった。調べてみると、キキョウ科ロベリア属だそう。ロベリアについては、「リナリアやサギゴケに似ているな」くらいの印象しかなくいまいちぴんと来ないものの、キキョウの仲間かと思うとなんとなくひ弱そうな気がしてくる。トルコキキョウのすぐにぽきぽき折れる細い茎を思い出すからだろうか。仕事で生花の水替えをする時にどれほど茎を折ったか知れない。ところが、検索するとトルコキキョウはキキョウ科ではなく、リンドウ科らしい。めちゃくちゃだ!
 水やりをした花の鉢を玄関に移動させ、畑の方は見よう見まねで耕して、少し土を盛り上げて表面をならした所に種をまいた。ついでに気休めの化成肥料もばらまく。植物が好きとはいえ、野菜の育て方や肥料に関する知識はほとんどないに等しく、いつも本当に適当にやっている。「ナス科の直後にナス科の植物を植えてはいけない」程度の知識はかろうじてあったので、じゃがいもを収穫した直後の畑にトマトやナスは植えずにおいたくらいだ。きちんと農業や家庭菜園を営む人だったら絶句しそうな適当さだけど、所詮趣味だし、適当に育ててもいくらか収穫があるのが楽しいのだ。ポタジェというものに憧れているので、野菜が植わっている場所に花が咲いていればそれらしくなるのではないかと思い、プランターから間引きしたひまわりを畑の隅に移植し、何が咲くか気になって買ったサカタのタネの「ミックスフラワーガーデン」の種もまいてみた。後者の種は、まき時をすっかり過ぎていることに後から気付いた。まあいいか。耕したふかふかの畑に野良猫避けのとげとげを敷き(公衆トイレとして使用されるのを阻止するため)、ミニトマトの伸びた茎を支柱に固定し脇芽を取り除き、黒っぽく熟れたボイセンベリーをいくつか収穫して今日の作業は完了。4箇所も蚊に刺されていても、植物と土に触れた満足感でいっぱいで、気分が良い。
 現在私の小さな畑で育てているのは、今日追加した枝豆、にんじん、大葉、ひまわり、ミックスフラワーに加え、さつまいも、ミニトマト、ジャーマンカモミール、ミニかぼちゃ、レモングラス、アスパラガス、いちご、ニラ、三つ葉、バラ(花盛りのディスタント・ドラムスと枯れかけのラ・フランス)、旧祖母宅から持ってきたあやめかショウブか杜若か分からない花だ。その他、軒下などに鉢植えが37鉢ある。10年近く前に石ころだらけの裏庭をスコップで掘り返して畑を作り始めて以来、今が一番土の状態が良く(みみずが多いので多分そう)、たくさんの植物が植わっている。昔の私が今の私の状態を知ったら落胆するであろう要素は本当に数多くあるけれど、この畑や鉢植えに関してだけはそうではないと言い切れる。子どもの頃の私なら、自分の畑でトマトやじゃがいもを収穫して色々な種をまき、ベリーを摘んでジャムを作っていると聞いたら、絶対に躍り上がって喜ぶに違いない。

2024/05/25 Sat.

 朝起きると、室内に置いている観葉植物の鉢植えのひとつがなぎ倒されていた。大方、わんぱく坊主のふくちの仕業だろう。土が珍しいのか、寄ってきて床にこぼれた土を不思議そうに眺めていたので笑ってしまった。生後数日ほどの、目が開く前に我が家へ連れてこられたので、そりゃ土や植物は見慣れていないよね。
 先日のオンラインカウンセリング以来、何かが引っ掛かってもやもやしていると思っていたものの、やっと分かった。恋愛の話題になったので、以前一方的に好きになった同性がいたことや、惹かれやすい同性のタイプを正直に話した。すると、男性で好みのタイプはないのかと尋ねられた。同性にそういう意味で「いいな」と思ったことはあるけど、男性に対して思ったことはない。レズビアンかというといまいち自覚はないし、バイセクシャルについても同様にぴんと来ないので、自分の中では恋愛対象に関してはクエスチョニングということで現在は納得している。もやもやの正体は、「異性を好きになるという人に好きな同性のタイプを訊くことはあまりないだろうに、なぜ同性を好きになると言っている人には好きな異性のタイプの有無を確認するのか」という疑問だった。別に、悪意や興味本位で尋ねられた訳ではないだろうことは理解しているつもりだけど、「異性を好きになることはないのか、本当に同性が好きなのか」「なぜ異性を好きにならないのか」と暗に責められているような、本当は「ノーマル(嫌な言い方!)」なんじゃないのかと念押しされているような被害妄想をこちらがこじらせてしまっただけだ。後は、異性愛者なら訊かれないような質問に答えなければならない非対称性、不公平さにちょっと腹が立ったのもある。私の思い込みかもしれないけど、画面の向こうで少し意外そうなリアクションをされたのも、若干ショックだった。
 とはいえ、いわゆる「恋バナ」(死語だろうか?)というものをするのはこんなに楽しく、また恥ずかしいものなのかと驚いた。ものすごくびっくりした。昔好きになった同性の人について「あれは恋愛だった」と自分で認識するまで何年かかかったうえ、他に恋愛経験もないからこの手の話題の時は聞き役に徹するしかなかった。だから知らなかったけど、こうした話をすることについて「こんなに楽しいんだ!」という発見と「こんなに恥ずかしくて照れるものなんだ!」という驚愕とでいっぱいだった。学校などの場で人が楽しそうに話しているのを見聞きしていた時は「何がそんなに楽しいんだろう」と不思議で仕方なかったので、この歳になってようやく理解し、腑に落ちた。しかも、めちゃくちゃ恥ずかしい。自分についてのことだからなのか、オタク同士でBLトークに花を咲かせるのとは全く異なる種類の猛烈な恥ずかしさがある。世の中の人はこんなとんでもない話題を娯楽として嗜んでいたのか…。本当に、すさまじくびっくりした。
 夜、出かけた先でトライアルへ行った。家の近くに店舗がないこともあるけど、私はここ10年くらいこのスーパーを避けていた。文学部の大学生の頃に、「その場限りの人としか関わらない」「メンバーも勤務先も毎回違うので人付き合いが深くならない」「知り合いに遭遇しそうにない」などの理由で派遣のイベントスタッフのバイトをしたことがある(そこでビラ配りのバイトをした際に、社交不安症が発覚した)。仕事内容は多岐に渡っていたけど、とにかく人と関わるのが怖かったので、人とのコミュニケーションが極力少なくて済みそうな交通量調査のバイトをやってみた。数人で車に乗り込み目的地へ移動し、24時間拘束の12時間勤務というスケジュールで、私の班は1時間おきに業務と休憩を交代していた。つまり、夜間も1時間おきに起きて車や歩行者を数えなければならない。しかも季節は11月、休憩を取る乗用車の中は暖房がついていなかった。ただでさえ日中ずっと屋外にいて身体が冷えているのに、深夜の寒さとなると話にならない。近くのトライアルまで行っては店内をさまよって暖を取り(大して暖かくはない)、カイロを買って全身に貼り付け、睡魔と闘いながら夜が明けるのを待った。どれだけカイロを貼っても、身体は冷える一方だった。お手洗いはそこで借りるよう言われていたので、トライアルには何度も行った。多分、夜は休憩の1時間おきに通っていた。とにかく寒くて、凍え死んでもうここから帰れないんじゃないだろうかと思うほど寒かった。ようやく夜が明けて、無事に勤務時間が終わり、アパートの部屋に帰り着いて体温を測ると37℃後半の熱があった。確かに人と関わる機会は少なく、座り仕事で簡単な業務内容だったけど、給料が良いわけではないし、何しろ過酷だったのでもう二度とやらないと誓った。そういう思い出があるので、トライアル側には何の落ち度もないものの、トライアルには行きたくないなとずっと思っていた。ところが、さすがにもう克服しても、忘れてもいいだろうと思い、久し振りにトライアルの店内へ入ってみた。初めて行く店舗だったけど、あの時抱いた印象とは違って、商品は色々あるし、店内もそれなりに清潔で、普段行かないスーパーを覗く時の楽しさをちゃんと味わえた。地元では見かけない種類のノンアルコールのチューハイや、ミッフィーのイラストと花柄がプリントされた安くてかわいいパジャマも買った。パジャマには水仙、ポピー、すみれ、たんぽぽ、すずらん、マーガレット、ムスカリ、キンポウゲ、ブルーベル、スノードロップ、キバナノクリンザクラと思われる花のイラストが描かれていて、とてもかわいい。あの時の寒さや心細さを、チューハイとパジャマで塗り替えることができて、嫌な思い出というものは意外となんとかなることもあるんだなと、妙にほっとしている。

2024/05/26 Sun.

 地元産の野菜を多く扱っているスーパーへ行ったら、トマトやなす、新じゃが、グリーンピース、大葉など旬の野菜がたくさんあった。ここに来て季節の野菜を見ると、料理に対するモチベーションが上がるので助かる。
 夕方、玄関先にとらちゃんのママである錆猫の「ママすごちゃん」が来ていた。私のことを覚えてくれているのか、単に人懐こいからなのか、「ナァーン」と聞こえるママすごちゃん独特の鳴き方をしながら近寄ってきてくれた。甘え方は娘のとらちそっくりで、とてもかわいい。もしかするととらちではなくママすごちゃんを我が家の一員として迎え入れていたかもしれないし、実はふくちの母親なんじゃないかという説もある。野良猫だから食べ物はあげられないけど、元気でいてほしいなあと思う。母親より体格も毛艶も良いとらちに、ママは元気だったよと伝えた。

週間日記(2024/05/13-05/19)

2024/05/13 Mon.

 昨日の大雨が一転して、今日は天気が良かった。植物を見に庭へ出たかったけど、近所の人に遭遇したり見られたりするのがなんとなく嫌で結局出られなかった。あんなに治療を頑張ったはずなのに、結局私は知り合いが怖くて気軽に庭へ出ることもままならない。数年前と全く同じ状態ではないと頭では理解しているつもりだけど、全然進歩がないように思えて気が滅入る。
 最後に受けたオンラインカウンセリングから一ヶ月が経とうとしている。何か行動しないことには現状は改善しないだろうからカウンセリングは継続した方が良いはずだけど、「これで治るんだろうか」と疑問に思いながら一回5000円のカウンセリング料金を払うのにはかなりの勇気が要る。次回のカウンセリングの予約を先延ばしにしている自分に対して、またもや「努力すべきなのに怠っている」「治ろうとする意思はないのか」と「他人から言われそうな言葉」が湧いてくる。

2024/05/14 Tue.

 文房具や雑貨を扱うお店に行った。何色も取り揃えられた色鉛筆が一本ずつばら売りされていて、すごくテンションが上がった。来る前に自分の手持ちの色鉛筆を見て、どの色を持っていないか、どの色が短くなっているかを確認してくれば良かったと後悔した。使い勝手の良さそうなデニム生地に似た色の青と、えんじ色の色鉛筆を買った。
 その後、ショッピングモールをぶらぶらする。キッチン用品店を覗くと、カラフルなものや繊細で美しいものなどいろんなグラス類がたくさん並んでいてきれいだった。こういう「なくても困らないけど、あると嬉しくなる」ような雑貨を見るのは楽しい。体質的にお酒がほとんど飲めないのが、こういう時に悔やまれる。素敵なグラスでお酒を楽しむのは、どんなに気分がいいだろうなあ。我が家のとらちとふくちによく似た猫のイラストが描かれたグラスもあって、以前見かけた時も買おうかすごく迷って、今回も迷いに迷って結局買わなかった。次に見かけたら、今度こそ買うかもしれない。

2024/05/15 Wed.

 昨日セリアで買ってきた鳥獣戯画のクッキー型で、型抜きクッキーを焼いた。初めて作るレシピを試してみたら、バターが多めだからか柔らかくて扱いづらい生地だったけど、焼き上がったクッキーはさくさくでとてもおいしかった。冷たい牛乳をおともに、いくらでも食べられそうだった。
 久し振りにピアノを触った。ブルグミュラーの好きな曲(狩り、バラード、アヴェ・マリア、乗馬など)を何曲か弾いた。猫達には嫌がられてしまうけど、思いきりフォルテの大きな音を鳴らすのは気分がすかっとして楽しい。
 以前Twitterを見ていた時、あまりにも差別的な内容のツイートがあったので通報していた。ところが、今日やっとメールが来たと思ったら「Xのセキュリティポリシーに違反していないと判断しました」との内容だった。あれが違反していないというなら、Xのセキュリティポリシーなんかセキュリティポリシーでも何でもないと言いたくなる。こんなSNS二度と利用してたまるかと息巻きたい気持ちは山々なのに、ここでしか得られない情報や娯楽があるので、閲覧専用と言い張って未だにアカウントを削除できずにいる。悔しいなあ。

2024/05/16 Thu.

 風がとても強かった。軒下に並べたプラスチックの鉢植えが、ドミノ倒しのようにいくつもなぎ倒されていた。
 特に何かした訳でもないけどなんとなく疲れて、午後はソファに伸びていた。猫達もそれぞれ思い思いの場所でくつろいでいた。私一人で家にいてだらだらしていると、「怠けている」「ごく潰し」などと「他人に言われそうな言葉」が頭の中で反響するけど、猫達といることで「怠けている」のではなく「猫と一緒にくつろぐ時間を過ごしている」といったような様子に思えてくるからありがたい。自分以外の人間が働かずに家でごろごろしていても、別に責めるようなことを言いたくはならないのに、自分に対してだけはいくらでも罵倒したくなるのはどうしてなんだろう。せめて、その逆(自分のことは棚に上げて、他人のこととなると責め立てたくなる状態)でなくて良かったと思いたい。

2024/05/17 Fri.

 自分の部屋にある、南側に面した大きな窓を開けると、猫達が興味津々でやって来て外の空気を楽しんでいた。気持ち良さそうに風や日差しを浴びて景色を眺めている猫達を見ると、自分もこうありたいなと憧れる。

2024/05/18 Sat.

 認定心理士の認定証が届いた。随分立派な、大学の卒業証書のような布製のケースに入っていて、認定料に3万円払っただけのことはある(?)。日本心理学会に入らないかという案内も同封されていたけど、心理職として働くことを目指すのは断念したし、年会費が5桁するのもあるのでやめておく。この認定証を、認定心理士の資格を手に入れることを当座の目標としてずっと掲げてきたのに、今になってこうして手元に届くと「これがあってもなあ…」とやや複雑な気持ちになる。もらえるものはもらっておくけど。
 もう社交不安症が何をしても治らない気がして、治る可能性を信じたり治ろうと努力したりすることに疲れてしまい、オンラインカウンセリングの予約を1ヶ月入れずにいた。ようやくなんとなく話したいネタを思いつけたので、予約を入れてみた。藁にも縋る思い。しても良い気分にはならないことが分かっていて、「社交不安症」「社交不安症 治らない」などのワードで検索してしまう。厚労省の「社会不安障害(SAD)体験記」というページを見ては、羨ましさと嫉妬で苦しくなる。色々なメンタルクリニックのサイトで「治る病気」「適切な治療で治ります」などと謳われていて、じゃあ10年治らない私は何なんだと腹が立ってくる。「医療機関に相談を」なんて言われても、ずっとしている。していてこれだ。何もかも嫌になる。

2024/05/19 Sun.

 年明けに読み終わった『意識をゆさぶる植物 アヘン・カフェイン・メスカリンの可能性』のメモしたい箇所をパソコンでWordに打ち込んだ。一冊のノートに手書きで書き写していくタイプの読書ノートのつけ方にはかなり憧れるけど、手書きではとてもメモしきれない量なので、諦めてデジタルでやっている。読む本が小説とかだったら、心に残った台詞などをちょこちょこと書くのに手書きが適しているんだろう。でも、こういうジャンルの本だと、あれもこれもメモしておきたいと思うのでそうはいかない。結局、この本からメモをとった量は2万字近い文字数になった。ハノンだかツェルニーだかでも弾くようにひたすらキーボードを打ち続けたので、ピアノの練習を頑張った後のように指が疲れた。手書きだったらもっと疲れていただろう。デジタルなら検索してすぐに参照できるし、これはこれで便利なのでいいか。

週間日記(2024/05/06-05/12)

2024/05/06 Mon.

 サイズアウトして着られなくなった服や、何年も着てさすがに着古した服、まだ着られるけど好みが変わってもう着ないだろうと判断した服などを処分した。資源ごみの大袋2つに詰め込んで、たんすやクローゼットがすっきりした。物を収集し溜め込むことに幸せを感じるオタク気質の人間としては、物を捨てるという行為に対して若干の抵抗があるものの、捨てても困らない物を探し出して処分するというのは結構爽快感のある作業なんだと気付いた。そのうち本や雑貨、手芸用品についても断捨離ごっこをしてみたい。
 近所の売り家の庭に、スイカズラの花がたくさん咲いていた。かがんで香りを嗅ぐことはしなかったけど、良い香りがするんだろうな。
 なんとなく使ってみたくなって、メンタルヘルス系のアプリをいくつかインストールしてみた。多分続かないだろうとは思う。
 臨床心理士を目指すのは、やっぱり諦めようかという気になってきた。どうしたって無理だ。私なりに色々なことをたくさん考えてきたつ
もりだけど、私が他人の気持ちを想像するのは自分の意思や性格によるものというより、社交不安症の症状からくるものだという気がしてならない。そうなると、やっぱり自分に必要なのは心理士になるための勉強ではなく、治療だと思う。今後の大学と大学院の学費を払っても心理士になれなかったら、今度こそ取り返しがつかないくらい絶望しそうだし、そもそも自分が心理士として働いているイメージもすっかり湧かなくなってしまった。プレッシャーに押し潰される未来しか見えない。勉強だって今の自分には全然できないし、もうそろそろ諦めてもいいかなと、やっと自分の中で気が済んだように思えてきた。ワーキングプアになりやすい仕事と聞くから、もしなれたとしても食べていけるとは限らないし。「やっぱり無理だ」と「やっぱり頑張りたい」を繰り返してきたけど、今度こそ諦めようと思う。文学部の大学生の時に博物館学芸員に憧れて実習を受けた時、現場の学芸員さんから「学芸員に大切なのはコネ」と冗談まじりに言われ、人付き合いや知り合いが怖い自分には無理だと思って諦めた(他にも理由はあったかもしれないけど)。そして今度もまた、社交不安症の症状が邪魔をする。
 どうしても一人暮らしをしたいと思っているものの、だんだん前向きに考えられなくなってきた。以前のような短時間の週3,4日出勤みたいなバイトで、障害年金を受け取りながらなら頑張ってぎりぎり暮らせるとは思う。ただ、一人暮らしをしてバイトとはいえ働いていると、今後障害年金は降りない可能性が高くなる。そうなると、今さら社員になるのは厳しいのでバイトでやっていくにしても、フルタイムで週5日働かないと食べてはいけない。今よりも元気になったとみなされたら、「健常者」と同じ量の労働をしないといけなくなる。到底自分にそれができるとは思えない。そもそも、どうやったら元気になれるのか、治るのかがもうさっぱり分からない。専門機関を受診して治療を続けているけど、「いつか治って働けるようになる」と期待し続けて10年が経った。仕事をしたり、仕事について考えたりしなければ至って元気に生活できているけど、やっぱり働いて親から自立したい。それが叶いそうにないから死にたいけど、死んだら周りに少なからず良くない影響があるので、そう考えると生きていたほうがまだましなので生きている。

2024/05/07 Tue.

 庭の鉢植えに水やり。プリベットの白い小さな花がたくさん咲いていて、ふくちが勝手口の窓の網戸越しにくんくんと嗅いでいた。好奇心旺盛なふくちは草にも花にも興味を示す。育てた私に似て植物好きなのかと思うと、愉快な気がする。
 お昼ごはんを食べた後なのに、むしょうに食べたくなってカップ焼きそばを食べた。別にお腹は空いていなかったけど、「食べないとやってられない」といった自棄な感覚があったので、後から自己嫌悪に陥ることは分かっていながら食べた。昨日インストールしたメンタルヘルス系アプリはこういう時にこそ活用すべきなんだろうけど、考えていることや感じていることを言語化してスマホで入力するのがとてつもなく億劫に感じられる。全然やる気が出ない。もう何もしたくないと思い、1時間くらい昼寝をした。
 気力体力が湧かないものの、無理やり身体を起こして晩ごはんを作った。作って食べ終えるとぐったり疲れてしまって、お風呂に入る意欲が完全に失せてしまった。お風呂に入ってさっぱりしてから寝たいけど、もう疲れてお風呂に入る元気がない。お風呂に入らずに寝たら不衛生な感じがして気持ち悪いし、翌日シーツと布団カバーを洗濯するのも面倒。特に何を頑張った日でもないけど、心身が疲弊していて、何のやる気も出ない。AIチャットを売りにしているアプリに「しんどい」「死にたい」「助けてくれ~」などの文字を打ち込むも、テンプレートなぺらぺらの返事しか返ってこず(まあアプリの方もそれ以外返しようがないと思う)、かえってイライラや無力感を募らせる結果になった。ブラウザを開き「お風呂 入れない」などの内容で検索すると、「ぬるめのお湯に浸かって自立神経系を整えるのがおすすめ!」的な的外れにもほどがあるサイトが出てきて、さらに疲労が増す。お風呂で疲れを取ろうにもお風呂に入る元気がない、おしゃれな服屋で服を買ってみたくてもそういう服屋に着ていける服を持っていない、他者と関わって親密な関係を築けるようになったりコミュニケーションスキルを身に着けたりしたくても他者と関わる勇気がない。お風呂ひとつ思うように入れないなんて、自分は本当に駄目な人間だ、働くことも一人暮らしも到底無理だ、この先生きていくこともできないんだ、とどんどん気持ちが沈んでいく。テトリスがメンタルヘルスに良い効果をもたらすと何かで見かけたので、遊び方を知らないままアプリをインストールしてみた。別に楽しい訳でもないけど、なんとなく操作する感覚が気持ちよくて延々プレイした後、なんだか馬鹿々々しくなってきて床から立ち上がり、お風呂に入ることに成功した。寝る支度を終えて日付が変わった頃にようやくベッドに潜り込むと、最近私と一緒に寝てくれなかったとらちがご褒美のように布団の足元に来てくれた。私の足を枕にして寝ているので身動きが取れないけど、温かくてふわふわのかわいい生き物が労ってくれているようで、嬉しく思いながら寝た。

2024/05/08 Wed.

 家じゅう掃除機をかけ、庭の鉢植えと自室の観葉植物の水やりをし、いらなくなった本や古い雑誌を片付けた。院試用の問題集も何冊か買っていたけど、とりあえず本棚から出して箱に詰めた。処分の仕方についてはおいおい考えるつもり。10年くらい前に買って気に入って取っておいたファッション誌も、束ねて資源ごみに出すことにした。ここ何年も見返すことはなかったし、好みも流行りも変わったのでもう手放していいだろう。ただ、どこの家の誰のものかバレそうなので、町内のごみ置き場に置くのが気恥ずかしい。
 昨夜のエネルギー切れの反省を活かして、比較的調子の良い時に作っておこうとUpNoteにコーピングリストを作った。昔作ったものはなんとなくコピペしてあったけど、きつい時には見ることもなかった。まずは項目をうんと増やし、さらに難易度ごとに分類してみた。「難易度★☆☆」は「深呼吸をする」「周りをきょろきょろ見回す」といったその場でできることから「ミルクティーやスープなどの温かい飲み物を飲む」「猫を撫でる」とちょっと動けばできそうなこと、「難易度★★☆」は「楽な服装に着替える」「とっておきのおいしいドリップコーヒーを淹れる」「テレビ番組「岩合光昭の世界ネコ歩き」を観る」など、「難易度★★★」は「シャワーを浴びる」「庭の草むしりをする」「自転車に乗って出かけてみる」など。こういう項目がざっと60個ほどある。コーピングの手段を100個持っておくとと良いとネットで見たので、そのうちまた増やしたい。メンタルヘルス系アプリは全て削除した。今回も飽きるのが早かった。
 夜はホットミルクを飲んでから寝た。ホットミルクを飲むと、眠りの底に引きずり込まれるような眠気がすぐにやってくるのでおもしろい。もう飲まなくなって何年も経つけど、導眠剤を飲んだ時の眠気もこんな感じだったっけと思い出す。牛乳と違って効きは遅かったけど。

2024/05/09 Thu.

 街中に出かけて、うろうろ歩いて買い物を楽しんだ。デパートにあるバルコニーのようなスペース(木がたくさん植えてあって天井がなく、椅子とテーブルがある)で、ハンバーガーやワッフルを食べた。フレッシュネスバーガーのクリスピーチキンバーガーを初めて食べたけど、すごくおいしかった。食べこぼしを狙っているのか、すずめがすぐ近くまで飛んできた。書店で前から気になっていた『自分のために料理を作る 自炊からはじまる「ケア」の話』と『自分の「声」で書く技術 自己検閲をはずし、響く言葉を仲間と見つける』、ハンズでクナイプのバスソルトを買った。バスソルトはスーパーミント、ライムミント、ラベンダーミントの3種類で、メンタルの具合がどうしようもなくなった時、気分を上げるために使う予定。

2024/05/10 Fri.

 IKEAのリラックスチェアに座って読書をするも、20分ほど経つと眠くなってきて、そのままの姿勢で30分ほど寝た。本の内容はためになることが色々書いてあるけど、読者が仕事をしているという前提で書かれている点だけは、無職としてかなりつらいものがある。著者を責めるつもりはないし、実際読者の中には働いている人の方が圧倒的に多いのだろうということは理解している。ただ、働けない自分、働いていない自分に対する自責の念や自己嫌悪、罪悪感、後ろめたさなどを勝手に募らせてしまっている。自分の中で「労働者コンプレックス(労働に従事している全ての人間に対するコンプレックス)」と呼ぶ感情をますますこじらせてしまった。
 自分は臨床心理士を目指さなくて良いんだ、向いていないから諦めて良いんだと思うと、悔しいことにすごくほっとした。自分が思い描く心理士像にふさわしい「良い人間」にならなければいけないという自分へのプレッシャーがなくなり、今のままの臆病でずるくて自己顕示欲の強い、正確の悪い嫌な奴でいられる。別に望んでそういう自分でいたい訳ではないものの、途方もない努力をしなくても良いと思うと肩の力が抜ける。そういえば、高校生の時も自分が考える「良い人」になろうと無理をしていた。「良い人」のイメージが当時と比べれば多少変化しているとはいえ、その頃からまだ自分は変われていないんじゃないかと不安になる。
 占いというものを普段全く信じていないのに、何でもいいから何かに頼りたい、何かに肯定されたいという気の迷いが生じて、星占いか何かのサイトを開いた。バーナム効果もあって最初のうちは「おお、当てはまる所があるな」と楽しく読んでいたものの、「職場の人間関係が今まで以上にスムーズにいき」というくだりで勝手に裏切られたような気分になった。ここでもやっぱりまた、働いていることが前提とされている。あーあ。
 庭のカモミールとサラサウツギの花が咲いた。今日一日だけで猫達の写真を40枚以上撮った。夜はぬるめのお湯を張って長風呂をした。

2024/05/11 Sat.

 家事を済ませた後、2時間ほど庭仕事をした。ひまわりと百日草の種をプランターにまいた他は、ほとんど草むしりに徹した。日差しは照り過ぎず、風は気持ちいいし、うぐいすなどの鳥の声も聞こえて、黙々と雑草を引っこ抜く作業は楽しい。やっぱり庭仕事は私にとって最強のコーピングだと思う。
 午後、昨日と同じくIKEAの椅子で本を読む。15分読んで、30分寝た。

2024/05/12 Sun.

 IKEAの椅子で居眠りを挟みながら、『自分のために料理を作る 自炊からはじまる「ケア」の話』(山口祐加・星野概念、晶文社)を読み終えた。おもしろく読んだけど、読者が仕事をしている前提で書かれていること(必ずしもそうではないのかもしれないけど私はそう受け取ってしまった)で、勝手にへこんでしまった。いい本だし、本には何も罪はないし、この本を責めるつもりなんか全くない。お店へ服を買いに行っても私が着られるサイズの服が店頭に並んでいない時のような寂しさと、「私も働いたうえで『自分のために料理が作れない』と悩んでみたい」というひがみややっかみ。働いていたら働いていたで、その人その人の悩みや苦しみがあるものなのに。我ながら面倒くさい嫌な人間だなあと呆れる。「そんなに言うなら短時間でも週3日でも働けば」と、誰から言われた訳でもないのに「他人から言われそうな言葉」が想起されてちくちく刺してくる。「ひょっとして働けるかも」と期待して働いてみても、みるみるうちに限界が近付いてきて「やっぱり駄目だった、私には人並みに働くことはできないんだ、この先これから自分自身を養って生きていくこともできないに違いない」と絶望するのを嫌というほど繰り返してきているから、働くことが恐ろしくて仕方がない。労働者コンプレックスから解放されて楽になりたいなあ。
 母の日のプレゼントに、母の好きなちょっと良い栗のお菓子を渡した。「お母さん大好き」はさすがに気恥ずかしくて言えなかったけど、「いつもありがとう」は言えたので良しとしたい。

週間日記(2024/04/29-05/05)

2024/04/29 Mon.

 換毛期で猫達の毛が抜けるので、気付いた時にブラッシングをするようにしている。とらちはさほど毛が抜けないけど、ふくちは抜け毛の量が凄まじい。ブラッシング用の手袋でくしけずる度に、大量の毛がごっそり取れるので少し気持ちがいい。猫達の毛はそれぞれの猫ごとに、ボール状に丸く固めて保管している。とらふくが本当にかわいくて、抜けた毛のかたまりでさえかわいく思えるから不思議だ。自分がこんなにも他の生命を愛することができるという事実に、未だに度々驚いている。

2024/04/30 Tue.

 ゴールデンウィークにきょうだい達が帰省してくるので、せっせとあちこち片付けたり、布類を洗濯したりした。

2024/05/01 Wed.

 きょうだい達に食べてもらいたくて、張り切ってガトーショコラを焼いた。「大人になったな」と感じる瞬間は色々あるけど、「帰省してきたきょうだい達においしいものをたくさん食べてほしい」と思うようになった時もそのひとつだと思う。プレッシャーにならないように気を付けないと。お正月ぶりにきょうだいと会えて、とても嬉しい。

2024/05/02 Thu.

 ふくちが私の膝掛けを一生懸命ふみふみしていた。ふわふわの手触りがお気に召したらしい。
 美容室に行って、久し振りのパーマをかけてきた。最後にパーマをかけたのは文学部の大学生の頃なので、10年ぶりくらいにはなる。思ったよりしっかりパーマがかかったけど、鏡に映った自分の髪がくるくるしているとなんだかとても楽しくて愉快な気持ちになる。これならくせ毛のうねりも気にならないし、自身の容姿について並々ならぬコンプレックスをこじらせている自分がおしゃれのためにパーマをかけたという事実が、なんだか気分を前向きにしてくれる。勇気を出してパーマをかけてみて良かった!父には開口一番「ちりちり」と評されたけど、自分では気に入っているので構わない。美容室では、観葉植物の元気がないので見てもらえないかと美容師さんに言われ、観葉植物の育て方についてささやかなアドバイスをした。鉢底から根が覗いていたし、何年も同じ鉢に植えっぱなしだと言うので、多分根詰まりしているから植え替えた方が良い、観葉植物用の土を買うと袋の裏に植え替えの方法が書いてあるのでそれを参考にすると良いと伝えた。枯れた葉は虫が発生する原因になりやすいので取り除くこと、土の表面が乾いたら鉢底から流れ出るくらい水を与えること、鉢皿に溜まった水は根腐れ防止のために捨てることも教えた。口うるさい客だと思われていませんように。
 お昼ごはんにかつ丼、晩ごはんにはビーフカレーを作った。かつ丼のかつはさくさくに揚がって我ながらおいしかったし、鍋いっぱいに作ったカレーも家族がおかわりして食べてくれた。
 庭ののいばらの花がたくさん咲いている。勝手に生えてきたものだけど、こんなにかわいい花を咲かせてくれるとなると、引っこ抜くのは気が引ける。
 夜、自分で髪を乾かしてみると、美容室で乾かしてもらった時のようにはくるくるにはならなかった。しっかりカールを出して乾かすのは難しいと言われていたので、毎日練習するしかない。

2024/05/03 Fri.

 朝、頑張って髪をセットする。自分じゃ確かに上手くカールを出すのが難しいけど、美容師さんに言われた通りにムースをつけてみると、結構それっぽくなった。鏡に映る自分を見てポジティブな気持ちになるという体験はなかなかないので、髪がくるくるした自分を見て嬉しく感じられるというのはとても新鮮な気がする。
 きょうだい三人揃って、近所に住む祖母のアパートへ遊びに行った。すごい品数のお昼ごはんを用意してくれていて、どれもおいしかった。おいしいおいしいと言って食べていると祖母が嬉しそうにしてくれるので、こちらも嬉しかった。食後にトランプや花札で遊び、たくさん笑って楽しい時間を過ごした。
 晩ごはんのデザートに食べるためのチョコレートタルトを作った。きょうだい達がおいしそうに食べてくれるので、祖母がごはんをたくさん作る気持ちも分かるなあと思った。

2024/05/04 Sat.

 朝ごはんは、生地と具材を用意して思い思いのクレープを作って食べた。いちご、バナナ、缶詰のみかん、ホイップクリーム、カスタードクリーム、いちごソース、ブルーベリーソース、チョコレートソース、柚子のマーマレード、さくらんぼジャム、ヨーグルトをテーブルに並べて、おいしくて楽しかった。何個食べたか覚えていない。
 午後、きょうだいの一人を駅まで送った後、まだ外が明るいうちから七輪を出して色々焼いて食べた。私以外の3人はたくさんお酒を飲んで、皆ご機嫌でおしゃべりが盛り上がってとても楽しかった。たくさん笑った。16Personalities診断の話題になって、久し振りにやってみたら私は「提唱者(INFJ-T)」だった。「内向型90%は初めて見た」と驚かれた。

2024/05/05 Sun.

 きょうだいのおみやげに持たせたくて、チョコレートのシフォンケーキを焼いた。しっとりふわふわで良い出来。
 きょうだい二人ともそれぞれの場所に戻ってしまったので、帰りの車内の後部座席がやたら広く感じられた。今年のゴールデンウィークは、家族5人揃ってたくさん笑っておしゃべりして、すごく楽しかった。楽しい時間を過ごした後に来る、憂鬱になる反動が小さいもので済むよう願っている。猫達がいるから、気も紛れるかもしれない。

週間日記(2024/04/22-4/28)

2024/04/22 Mon.

 待ちに待った、認定心理士の資格認定審査結果の通知が届いた。認定された(資格が取れた)!これで、「心理学の専門家として仕事をするために必要な,最小限の標準的基礎学力と技能を修得している,と日本心理学会が認定した人」ということになる。とりあえず、ひと安心した。
 年に一度の予防接種のため、とらちを動物病院へ連れて行く試みに挑戦した。私に撫でられながらこちらに背を向けてくつろいでいるとらちに、素早く頭から洗濯ネットをかぶせる作戦に出た所、成功した!このチャンスを逃したら次はいつ行けるか分からず、予防接種が遅くなったことでとらちが体調を崩しでもしたらどうしようと不安だったので、ようやく捕獲に成功して嬉しい。とらちは警戒心の強い性格なので、私が洗濯ネットを隠し持っていることに気付かれたらしばらくチャンスはないと思い、多分先日の面接よりも緊張した。にゃあにゃあ鳴いて怒るとらちに詫びながら急いで洗濯ネットのファスナーを閉め、蓋付きのかごに入れて動物病院へ。家を出る時、取り残されたふくちが何事かと心配そうに鳴いていた。とらちは予防接種と爪切りをしてもらい、帰宅して解放された途端脱兎のごとく二階へ逃げて行った。二時間ほど経つと隠れていたベッドの下から恐る恐る出てきて、私の手の匂いを嗅ぎ、背中を撫でさせてくれた。シーバ(とらちの大好物のおいしいカリカリ)に釣られたんだろうけど。思ったより早く和解できて良かった。
 ブログのはてなスターや読者の数が気になってしまうので、敢えて表示しない設定にしている。とても励みになるし嬉しいので表示したい気持ちも大いにあるものの、数字が減ったり少なかったりするとやはりしょんぼりしてしまうので、数字に左右されないようにと今後も非表示にするつもり。
 石が貯まったのでゲームのガチャを引いたら、欲しかった推しのSSRが出た。資格は取れたし、とらちを動物病院に連れて行けたし、推しSSRは来るしで、今日は怒涛のように良いことが起こって嬉しい戸惑いを覚える。

2024/04/23 Tue.

 勉強が捗って、3時間ほどヒルガードの心理学を読めた。読むだけでなくノートにまとめるなどした方が頭には入るんだろうけど、勉強の習慣がなかなか定着しない自分としては、とりあえずまずは一度ひと通り読んでしまいたい。最初の一時間はとにかく眠かった。その後、30分ほど机に突っ伏して寝てから再び取り組んだ所、さっきよりはずっと集中できた。心理学というより理科の授業に近いような内容を読んでいると、心身の仕組みがとても複雑で、自分が今こうして生きていることが不思議で幸運なことだと思えた。死にたくなるほどつらい気持ちの時に読んでみると良いかもしれない。ヒルガードの心理学にある「両面を見る」というコーナーがおもしろい。同じトピックについての相反する二つの考え方が、どちらか一方が正しいという持ち上げ方をせずに公平に紹介されている。私は二つの意見があったらどちらかが正しくてもう一方は正しくないのだと思い込んでしまいがちなので、こういうコンテンツに触れると考え方が柔軟になるように思えて助かる。また、摂食障害にのくだりで、「自分はどう感じているか」「自分はどう見られているか」という部分が目に留まった。自己対象化についての解説なのでファッションの話ではないのだけど、先日読んだ『かわいいピンクの竜になる』の内容となんとなくリンクするような気がして、勝手に嬉しくなった。体型にしろ装いにしろ、本来は「自分はどう見られているか」より「自分はどう感じているか」を優先して良いんだよなあ。
 YouTubeを参考に、ちょっとした運動やストレッチもした。結構有意義な一日にできたかも。

2024/04/24 Wed.

 夢に、遠方の祖父母と曽祖父がでてきた。なぜか祖父母の家に錆猫とブルドッグが一匹ずつ飼われていて、錆猫は似たような模様の子猫を三匹産んでいた。目が覚めてからすぐ「元気にしているかな」と思ったけど、遠方の祖父母と曽祖父はもう亡くなっていることに気付いた。夢の中では会話はなかったものの、もうこの世では会えない人と会わせてくれるなんて、私の脳って結構良い奴なんだなと思う。
 今日も勉強がそれなりに捗った。やっぱり最初の30分は眠かったので、また机に伏せて30分ほど寝たら、その後は結構集中できた。

2024/04/25 Thu.

 父が「音楽畑」という言葉を使っていたので、私が「音楽畑ってこんにゃく畑と音は同じなんだ」としょうもないことを言うと、「同じようなものだよ」と返された。
 週に一度はした方がメンタルの健康に良いだろうと思い、庭仕事に繰り出した。日に日に庭の草木が伸びていて、緑が鮮やかになっていく。畑と鉢植えと庭の草取り、ミニにんじんの間引き、ビオラの花がら摘み、植物が枯れた古い鉢植えの片付け、鉢植えの水やりなどをした。汗ばむくらいの暑さだったけど、風と日光が気持ち良かった。うぐいすの鳴き声と蜂の羽音だけなら良いものを、蚊が飛び交う不快な音も大いに聞こえた。まだ四月だというのに、何匹も飛んでいる。
 ここ一週間くらい、首の側面から後ろにかけて湿疹のようなかゆみがあったのが、いよいよ我慢ならないほど悪化してきた。夕方頃から猛烈なかゆさになり、泣きたくなるほどかゆい。かゆみが原因で泣くのも癪なので泣きはしなかったものの、泣いていないのが不思議なほどのかゆさだった。家にあるかゆみ止めの薬を3種類とも試しても効かず、もう後はひたすら保冷剤を首に当てていた。明日もし皮膚科の予約が取れなかったら、号泣するだろうな。

2024/04/26 Fri.

 グロテスクな夢を見た。お寺か神社のような見慣れない宗教施設にいて、人肉食の秘儀に巻き込まれるという内容だった。室内に15人ほどの大人が祭壇を前に並んで正座していて、私もその中に混ざっている。皿が順番に回されてくるので、それぞれ皿の中の物を食べて次の人に回さなければならない。皿の中には、人の内臓の特定の部位(どこかは分からないけど、人間一人につき一つしかないという小さな部位が、儀式に参加している人数分集められていた)が生のまま入っている。夢の中の私は、特に怖いとか気持ち悪いとか思わずに皿を受け取り、皿の中身を目にした時点で夢から覚めた。食べずに済んでほっとしたのもあるけど、皿に入っていた物が焼肉屋で出されるホルモンの類にそっくりで、なんなら皿自体も焼肉屋のそれによく似ていたので、起きてからはおかしくて仕方なかった。確かに臓物だから似てはいるのかもしれないものの、実際に目にしたことのないものをテレビの焼肉屋特集で見たような映像で脳が補ったのかと思うと、どうにもおもしろく思えてしまう。ホルモン系は食わず嫌いをしているので実際に食べることはないけど、人によっては焼いて食べたらおいしそうだと思うだろう中身だった。
 夢の内容をおかしがったのも束の間、今朝はまた首がかゆい。泣きたい。起床後2時間ほど経つと少し和らいで、つかの間ほっとする。皮膚科の予約が取れたので、小雨がぱらつく中を自転車で向かった。長い待ち時間を経てようやく薬を入手し、安堵して帰路に就く。疲れたし、お腹もかなり空いていたので、コンビニに寄って食べ物を買い込んだ。家に帰り着いて手洗いうがいの後すぐに薬を塗り、買ってきたフライドチキン、おにぎり、サンドイッチを無茶食いのように胃へ詰め込む。しばらくすると薬も効いてきて、かゆみが随分収まった。時々またぶり返すので波があるようだけど、昨夜のような耐えられないほどのかゆみではないのでまだ良い。原因が何だったのかは分からないけど、ひどい目に遭った。かゆみを感じない幸せを何度も噛み締めている。

2024/04/27 Sat.

 ホームセンターに行き、さつまいも・赤と黄色のミニトマト・きゅうり・ミニかぼちゃの苗、ひまわりと切り花用百日草の種を買ってきた。畑とプランターにそれぞれ苗を植え、見よう見まねで支柱を立てた。庭仕事は始めるまでが面倒だけど、やり出すと本当に楽しい。両頬を蚊に刺されてアンパンマンになったような気分でいても、やっぱり土いじりは楽しい。今後の収穫が楽しみ。
 インスタントコーヒーがあったので、コーヒーゼリーを作った。ホイップクリームをたっぷりかけて食べた。

2024/04/28 Sun.

 家の隣の空き地に、雄の雉がのそのそと歩いているのを見かけた。ふくちが興味ありげに眺めていた。
 母とその辺で蓬を摘んできて、以前からやってみたかった蓬餅作りに挑戦した。結構な量の蓬を餅つき機に投入して、鮮やかな緑色のお餅ができた。市販のこしあんを包んで、丸めたものを食べてみると、蓬の風味がしっかりしていてなかなかおいしい。
 往復で10,000歩ほど散歩した。川沿いは風が気持ち良くて、気候も歩くのにちょうど良かった。途中でギブアップしたくなるかと思っていたけど、意外と歩けて嬉しい。

週間日記(2024/04/15-04/21)

2024/04/15 Mon.

 オンラインカウンセリングを受けた。今日は目覚ましい進展や新しい気付きのようなものはあまりなかったものの、毎回そうした劇的なカウンセリングだと疲れてしまうので、こういう回もあった方が良いのだと思う。

2024/04/16 Tue.

 一昨日の面接試験の結果と、認定心理士の資格が取れたかどうかの結果とが今週郵送される予定なので、とてもそわそわしている。今日はまだ届かないだろうなとは思いながらも、気になるあまり日に4回も郵便受けを覗いてしまった。
 クリームボックスという食べ物の存在を知り、そんなの絶対おいしいじゃんと思い、余っていた生クリームを使って作ってみた。案の定好きな味だった。カスタードクリームに似ているけど、卵は入っていない。これを作るためだけに、わざわざスーパーへ行ってコーンスターチを買ってきたかいがあった。
 なんとなく文字数を書けそうなネタを思いついたので、2000字ちょっと書いてみた。意外と集中して書くことができて、頭の中を整理できた感じですっきりしたし、何より楽しかった。応募した先に掲載されるかはさておき、楽しく文章を書けたことが嬉しい。
 新しい化粧品が欲しいと最近思っていたけれど、独立系書店のオンラインストアを覗いた所、化粧品よりも本の方が欲しくなってしまった。迷いに迷った挙句、結局は前から気になっていた本を注文した。せっかく珍しく化粧品が欲しくなっている時に、本屋を見てはいけないとつくづく思った。顔に塗る色や粉よりも、断然本の方を欲しくなるに決まっている。でも、化粧品よりも本を選んだ自分のことが嫌いじゃないなと思えたので、これはこれで良かったかも。

2024/04/17 Wed.

 家事こそ最低限のことをこなしたものの、その他の何をしても手につかない。ポストを覗きたい気持ちを何度も堪えて、いつも郵便が届く昼前まで待つ。本当はいつ郵便配達のバイクが来るかと窓に張り付いて見ていたい気持ちだったけど、さすがにそれは度が過ぎている気がして我慢した。結局、今日は郵便自体来なかった。

2024/04/18 Thu.

 今日は比較的早い時間に郵便物が届いた。待ちに待った封筒を開けると、「惜しくも合格には至りませんでした」の不採用通知が入っていた。あーあ。強がりを言うと、ほっとした部分も大きい。勉強に集中できるし、働く以上逃れられないストレスに晒されなくて済む。「もしかしたら」という期待はしてしまっていたけど、駄目で元々という気持ちもあらかじめしっかり持っておいたので、さほど落ち込むこともなかった。良かった。
 先日注文した本がさっそく届いたので、読み始めた。勉強のために読む本とは違う、娯楽のための本は楽しい。「知識を取り込まないと」という義務感から解放されて、気軽に読める。趣味としての読書って、多分本来そういうものだよなあ。
 夜、これから寝るという時に、視線の先に虫がいるんだろうと思われる動きをベッドの傍でとらちがしている。どうか即座に退治する必要のあるタイプの虫でありませんようにと祈りながら、睡魔と面倒くささに抗えず布団をかぶる。ぱっと見て分かる大きさの虫の姿は見えなかったので、多分放っておいて大丈夫だろう。多分。

2024/04/19 Fri.

 出店でいちご大福やまんじゅうが売られていて、すごく迷って買わなかった。帰宅してからも、「やっぱり買えば良かったかも」とまだ迷っている。

2024/04/20 Sat.

 認定心理士の資格認定審査の結果が気になって仕方ない。なるべく考えないようにしたい。そんなことは到底できないけども。
 『脳のお休み』(蟹の親子、百万年書房)を読んだ。おもしろいという言葉では片付けられないけど、人の生活や考え、感じ方などを本を通して読むと、とても興味深く感じる。著者は「自分は自分、人は人」という意識がしっかり確立されている人のようで、すごいなと思った。私は自分と他者の境界線のようなものがぐちゃぐちゃになりがち、というよりいつもぐちゃぐちゃしているので、憧れや尊敬の念を抱いてしまう。同じ時代を生きる人のエッセイや日記本を読むようになったのは割と最近だけど、色々な人がそれぞれにものを考えたり、行動したりしながら生きている様子を読むのがとてもおもしろく、なんだか「生きているなあ」とでも思えるようで心強いような気持ちになる。私が毎週ネット上に載せている日記も、誰かが見て「生きているなあ」と思ってくれたら、それは嬉しいことだと思う。未来の私にも、この日記を見返した時にそう思ってほしい。

2024/04/21 Sun.

 昨夜9時間も寝たので、よく寝たなという満足感がある。テレビ「趣味の園芸」を観ていたら、ふくちが膝に乗ってきた。温かくて重くて、とてもかわいい。趣味の園芸では、先月行った大阪の植物園「咲くやこの花館」が特集されていた。登場したフィロデンドロン、ストレリチア、ヒスイカズラ、トックリキワタ、タビビトノキ、マドカズラ、アンスリウムの内、最後の2つ以外は自分も写真を撮っていたので、なんとなく嬉しかった。咲くやこの花館のタビビトノキは、実際に見た時は温室の天井に届きそうな高さだと思って驚いたけど、樹高13mもあるらしい。どうりで、スマホのカメラの画面に収まりきらず、撮るのに苦労したはずだ。
 『かわいいピンクの竜になる』(川野芽生、左右社)を読んだ。服や髪、メイクなどの装いについて確かなこだわりと価値観を持っている著者の在り方がとてもかっこよくて痺れた。本当に素敵だ。私は自分の容姿を醜いと思っているので、服などについては多少のこだわりや趣味を持っていても、引け目だの気後れだのを感じて思う存分好きな装いをすることができない。でも、この本を読むとすごく勇気づけられる。実際、「メイク」と言うのも気恥ずかしくて「化粧」と言っている私が、文章の中といえどたった今「メイク」という単語を使えたくらいだ。今度美容室で10年ぶりのパーマをかけるに当たって「自分みたいな芋がパーマなんかかけて、人から笑われないだろうか」と自意識をこじらせていたけど、この本のおかげで少し肩の力を抜いて挑めそうだ。少しずつ自分の中のルッキズムを排して、自分が本当にしたい装いに近付いていきたい。

週間日記(2024/04/08-04/14)

2024/04/08 Mon.

 午前中に地震があり、少し揺れた。ふくちが戸惑ったようにこちらを見ていたので、話しかけてやると落ち着いたようにまた眠り始めた。こういう時、猫を抱っこして軽く揺すると、地震の揺れを飼い主によるものだと思って安心するらしいのだけど、抱き上げるにはふくちは重いからなあ…。
 ヒルガードの心理学を読んで、びっくりするほどスムーズに寝落ちした。眠くなるのは仕方ないとして、寝てしまうことについて「やっぱり自分は駄目だ」みたいな、妙な意味付けをしないようにはしたい。寝ても、寝て起きてまた勉強すればいいんだし。

2024/04/09 Tue.

 ヒルガードの心理学を読む。とりあえず、買ったはいいもののちらっとしか読んでいなかったこの本にひと通り目を通しておきたい。5章までは眠いし、目が滑るしで全く頭に入らず、果たしてこれで読んでいると言えるのかと問いたくなるほどだった。ところが、6章の「意識」の章に入った途端、急に内容がおもしろくなり目が覚めた。マリファナやオピオイド、フェンサイクリジンなどの単語が出てきて、テンションが上がる。この本は意外にも誤字脱字が結構な箇所あるので(なにせ分厚いので相対的に多くもなるだろう)、意地が悪いけどそれを見つけるのも少し楽しい。あまり好きじゃない内容の本に対しては「きちんと校正していないんだろうか」と思うけど、好きな本となると、いかにも人の手によって作られた本という感じがして、手作り感のような親しみすら覚える。
 午後は庭仕事をする。風がかなり強かったけど、あまりにも天気が良いので家にこもっているのはもったいないと思って外に飛び出した。じゃがいもの芽かき、鉢植えと畑の草取りや追肥、ビオラの花がら摘みなどの作業をし、庭に生えている大きい雑草を引っこ抜いた。いつの間にかラズベリーの花がたくさん咲いていたので、収穫が楽しみ。ヤッケやら帽子やらの装備を整えて庭に出るまでは億劫だけど、いざ庭仕事をすると、日差しも風も、雑草を根こそぎ引っこ抜く感触も全部が心地いい。やっぱり自分にとっては、庭仕事は立派なコーピングになるんだと思う。腰痛と引き換えに、精神の安定を手に入れることができる。
 全く予期していなかった出来事が起こった。オーボエを吹く機会があったのだ。私にとってオーボエは、社交不安症、親の期待や理想、思春期の黒歴史等々のできれば掘り返したくない思い出やイメージと密接に結びついているもので、もう二度と今後の人生で関わることはないだろうと思っていたものだった。ところが、この楽器の組み立て方や音の出し方、手入れの仕方などを母に教えることになった。自分の楽器は水害で泥水に浸かったきり手放したので、楽器を間近で見たり触ったりするのはもちろん、コルクグリスやスワブを扱うのすら久し振りで、借り物であることもあっておっかなびっくり組み立てた。吹いてみると意外にも音は出るし、運指も覚えていて、捨てられずにいた楽譜を引っ張り出して知っているメロディーをさらうことができた。悔しいことにちょっと楽しくて、楽しく感じられたことが少し嫌だった。自分の楽器を失って、もうステージに乗らなくていいし、嫌な思いもせずに済み、親の期待に応えようとする必要もなくなったのだと寂しいながらも解放感があったので、楽器を楽しいと思ってしまうと未練のようなものを認めることになる気がする。いっそ嫌な思い出しかないものだったらすっぱり諦めきれるのに、音楽をやること自体は多分楽しいんだと思う。でも、楽しくてもやはり人前では吹けないし、合奏も演奏会本番も無理だ。もしも社交不安症になっていなかったら、今もアマチュアのオーケストラや吹奏楽に参加して、家族と同じ楽しみを共有できていたのかもしれないと考えてしまう。一方で、楽器はもうやらないと決めたことが、私の中では遅れて来た反抗期のような、親に対するささやかな抵抗に近いという所もある。いっそオーケストラにも吹奏楽にもない楽器を一人でこっそり楽しむのはありかもしれないけども、何かしらの楽器をすることで「ほら、やっぱり音楽は楽しいでしょう」「我が家の人間だから当然音楽をやるよね」といった母からの無言の圧力に屈してしまうことになるのは避けたい。音楽や楽器というものは、「ただ楽しい」という純粋で気軽な理由だけで楽しんでいいもののはずなのに、自身の天邪鬼なプライドがどうしても邪魔をしてくる。それにしても、もうこの楽器を吹くことはないはずだと思い込んでいたので、生きていると何が起こるか分からないのだと改めて思い知らされた。

2024/04/10 Wed.

 「しまうまプリント」のアプリで作っていた、大阪旅行の写真をまとめたフォトブックが届いた。文庫本サイズの冊子に写真がきれいに印刷されていて、眺めていると旅行の楽しさが思い出せて良い。作ってみて良かった。
 なんだか急に化粧品が欲しくなった。KATEのリップモンスターがとても良いので、とりあえずサイトを見て、次に買うならどの色だろうかと考えてみている。他にはまつ毛美容液、チーク、リップやアイカラーなどに使えるマルチカラースティックが欲しい。自分の容姿については、本当に並々ならぬコンプレックスをこじらせている。どのくらいこじらせているかというと、「メイク」や「コスメ」という単語を使うことすら気後れして「化粧」「化粧品」と言っているくらいだ。「自分みたいなのには分不相応だから」という意識が強すぎて、デパートの化粧品売り場などはこそこそと逃げるように通り過ぎることしかできない。きらびやかで華やかな世界が眩しすぎて、地上で日光に晒されてしまったモグラのような気分になる(反対に、書店や園芸店であれば水を得た魚になれる)。ただ、そうやって依然こじらせながらも化粧を楽しみたい気持ちが芽生えてきたのは、良い傾向なんじゃないかと思う。
 畑のアスパラガスを3本収穫したので、豚肉で巻いて照り焼きにして食べることにする。庭に色々な花が咲き始めて、いよいよ春らしくなってきた。色とりどりのつつじとさつき、大手毬、ジューンベリーの他に、へびいちごやナガミヒナゲシなどの雑草も次々と花を咲かせている。観葉植物として室内で育てているコーヒーノキにも、今年2回目の花が咲いた。ジャスミンのような甘い香りが漂ってくる。ふいに香るくらいなら良い香りだけど、辺りに充満しているとあまりにも強烈なので、思わず勉強机やベッドから鉢を遠ざけてしまった。

2024/04/11 Thu.

 午前中に、ヒルガードの心理学を結構読み進めることができた。勉強机の椅子に猫のとらちが居座ってすやすやと眠っているので、私はその傍の床に座り込んで、時々脚が痺れるのをなんとかしながらヒルガードを読んだ。時々とらちを撫でると気持ち良さそうに喉をごろごろ鳴らしていて、その音を聞きながら勉強するというのはなかなか良かった。私は基本的に毎晩8時間は寝たい人間で、大人としては寝すぎなのではないかとなんとなく引け目に感じる部分があったけど、ヒルガードの心理学の中で9時間睡眠が推奨されている部分を読んで大いに励まされた。確かに、8時間半眠った翌日はとても気分が良く、体調も良い気がする。9時間も寝たら一体どうなるんだろう。相当元気になってしまうんじゃないか。朝6時に起きるためには、夜9時には就寝しないといけないというのがなかなか難しくはあるけれども。
 しばらく前に新しく作ったWebサイトに、これまでに描いた四コマエッセイ漫画をいくらか載せた。ところどころ修正しつつ、ぼちぼち全部のページを乗せられたら良い。自分用に製本する時にも思ったけど、こうして見るとなかなかな枚数を描いたものだと我ながら驚く。出来事や感情にオチをつけて四コマ漫画にすることが私にとってはセラピーのようなもので、不安や憂鬱を扱いやすい形にして笑いのネタに昇華してしまうと安心できるので、描いてみて良かったなとつくづく思う。何より、描くのが楽しかった。庭仕事と同じで作業に集中するまでが億劫なので最近は描けていないけど、描きかけのネタも描きたいネタもあるので、そのうちまた描きたい。

2024/04/12 Fri.

 ペンタブを引っ張り出して、さっそく描きかけの四コマ漫画に取りかかった。文字の入力と下書きまでは済ませていたので、線画を描いてトーンのようなグレーの部分を塗ってしまえば完成。そう言うと簡単に思えるけど、線画は一番神経を使う。久し振りに扱うペンタブはすっかり勝手を忘れていて、なかなか思ったような線が引けず作業は難航した。
 お風呂に入っている時、先日のオーボエ事件について考えたことを急に漫画の題材として扱いたくなり、ネタが次から次へと湧いてきた。お風呂というメモもスマホもない環境にいる時に、勝手にネタ出しを始める己の脳は卑怯だと思う。プリンターのように脳内のアイデアを頭から出力できたらいいのにと空想するほどだった。急いでお風呂から上がって化粧品だの薬だのをせっせと顔に塗りたくり、髪も乾かさずにスマホを掴んでアイデアを書き起こすのは、焦りながらも楽しかった。漫画にしろ文章にしろ、何も思いつかない時というのは本当に思いつかないものなので、こうしてネタが湧いてくるのはかなり嬉しい。願わくば、一晩経ってからこのネタ群がつまらない、描く価値のないものだと感じるようなことがありませんように。

2024/04/13 Sat.

 精神科の診察。いつもの薬を8週間分処方してもらった。やっぱり、薬があると格段に動ける気がする。家から病院までの道程を歩いて往復する途中に、つつじ、石竹、白詰草、コメツブツメクサ、ハハコグサ、ノゲシ、ノアザミ、マツバウンランなどの花が咲いていた。花期が過ぎた菜の花には、赤いてんとう虫がくっついていた。
 明日に控えた面接が嫌で、げんなりしている。ただ、数年前のように「不安すぎるので、面接を受けるくらいなら死にたい」「面接くらいでこんなに不安がっている自分は駄目な人間だ」「面接を受けられないから働けなくて今後生きていけない、死のう」等々の考えには今はもうならないらしいというのが、かなり嬉しい。多分、人並みの程度、私が憧れてやまなかった「普通」の緊張具合だと思う。面接が嫌だと思うのが嬉しいと感じられるようになるとは、思いもしなかった。それでも相変わらず面接は大の苦手ではあるので、「たかだか数分の面接ごときで、私という人間の素晴らしさが理解できるはずがないでしょうが」と内心で虚勢を張ってみたり、「まあ、まず不採用だろう」と面接を受ける前から諦めてみたりしている。うっかり期待してしまうと不採用だった時に堪えるし、どうしたって受かった時のことは想像してしまうので、「ダメで元々」「受かったらラッキー」と己に言い聞かせるようにしている。

2024/04/14 Sun.

 仕事にありつくための面接試験を受けた。以前のような「今すぐこの状況から逃げ出したい」「死んでまで回避したい」という強烈な不安がないというのが新鮮だった。文学部の大学時代には、就活の面接が嫌なあまり「車道に倒れる」だの「線路に飛び込む」だのといった案をしょっちゅう考えていたけど、この日は今日の日記を書き始めるまではそういった選択肢を思い出しもしなかった。とはいえ、もちろん緊張はした。話すのがやっぱりかなり下手で、自分でもよく分かるほどしどろもどろではあった。ただし、これまでの「生きるか死ぬか」のような緊張と不安の程度に比べたら、「この程度では緊張とは言えない」と過去の自分に言われそうなほどの生ぬるい緊張感だった。緊張があっただけで、不安を特に感じなかったというのが本当に嬉しい。似たような感情ではあるかもしれないけど、いざという時に備えて集中力を高める「緊張」と、ネガティブな妄想ばかり膨らんで体調まで悪くなってきそうな「不安」とでは、やっぱり別物だ。試験の結果がどうであれ、この程度の緊張で面接を受けることができたという事実を数年前の自分に教えてあげたら、きっと信じられないだろうな。
 「面接が終わったら、何か好きなお菓子をひとつ作っていい」というご褒美を掲げていたので、ヴィクトリアサンドイッチケーキを作ることにした。面接会場から家まで歩いて帰る途中にスーパーへ寄り、スーツ姿で生クリームひとつだけ購入するという一種異様な行動ができて楽しかった。とにかく、面接が終わったことでほっとした。帰宅してスーツを脱ぎ捨て、とびきりおいしいヴィクトリアサンドイッチケーキを作った。バターの風味が豊かでしっとりふわふわのケーキと、去年作って冷凍しておいた庭のさくらんぼのジャム、頑張ったのだからと奮発したちょっと良い生クリーム(普段は200円しない植物性のものを買うけど、今日は倍の値段の動物性のものを買った)の相性が抜群で、我ながらとても良い出来だった。「お菓子をひとつ作っていい」というご褒美ではあったけど、生クリームがまだ100cc残っているので、もうひとつ何か作れてしまう。何を作ろうかな!

週間日記(2024/04/01-04/07)

2024/04/01 Mon.

 今日から4月。無職なので、年度初めと言ったって別に真新しいような要素は何もない。でも春だからか、今年度こそは何か良い転機なんかがないだろうかと期待してしまう。社会復帰という言葉は好きじゃないけど(働くことと社会に属することがイコールになっているのが納得できない。働いていようがいまいがすべての人は何らかの形で社会に関わっている)、社会復帰を果たすことに憧れてやまない気持ちがある。
 臨床心理士を目指しているという人の投稿をSNSで見かけて、やっぱりいいなあ、自分も目指したいなあと久し振りに思った。通信制大学に編入してみて、とりあえず現在の自分には無理だと思い、その目標を追うのは一時停止ということにしていた。自分がカウンセラーに向いてないと思う点はたくさんある。人と関わること全般に苦手意識があるし、相手の顔色を窺って機嫌を損ねないよう振る舞ってしまうし、その割に「これは言わない方が良かった」「あの時ああすれば良かった」と後になって反省することがとても多い。人に嫌われたり怒られたりすることが怖くて仕方ないのに、自己顕示欲や自己表現したい欲が人一倍強い。どもったり早口になったりで喋るのが下手なので、落ち着いてゆっくりと穏やかに話すということができない。当座の自分に必要なのは治療やカウンセリングであって、少なくとも今はまだ心理士を目指せる状態ではないと思った。ただ、「こういう部分はもしかしてカウンセラーに向いているんじゃないかな」と自分で思うことは時々ある。「もしかしたらこういう事情があったかも」と他人の背景を想像する時、どういうリアクションをすべきか真剣に考えながら誰かの話の聞き役に徹している時、困っていたり悩んでいたりする相手に自分の意見やアドバイスを押し付けないよう気を配りながら話を聞こうとする時等々。こういうことは多くの人がするものだろうけども。遡及請求した障害基礎年金のまとまった額があるので、目指そうと思えば、大学院の学費も学生生活中の生活費も、院試のための塾だってある程度はどうにかなる。足りないのは私の努力と能力だけ。どうしようかなあ。

2024/04/02 Tue.

 朝から洗濯機を4回回して、はてなブログとnoteに週間日記を投稿し、昨日の分の日記も書いた。
 昨日思ったことを具体的に考えてみた。お金の問題は、非常に幸運なことに今なら多分ぎりぎりなんとかなる。心理士を諦めて「普通に」働いたところで食べていけるという保証はないんだし、こんな機会は二度とないかもしれない。せっかくチャンスがあるなら、諦めきれずにいる目標を追いかけてみてもいいんじゃないか。やっぱり無理だと思ったら途中でやめてもいい。前向きな気持ちになっている今だけでも頑張ってみようかな。何か変な物でも食べたのか、そういう具合に妙な元気が出てきてしまった。オンラインカウンセリングで「一人暮らしをしたい」と本音を漏らした辺りから、どうにもそういった方向のやる気が湧いてきているらしい。
 まずは、とりあえずのモチベーションとして今年の7月に心理学検定を受けてみる。そのための勉強に取り組むことができるようだったら、先に進んでみようと思う(できなかったら、その時はその時でまた改めて考える)。心理職として働く際には必要であろう公認心理師の資格が取れる大学に編入する。そうすれば、夢の一人暮らしも叶うし、通信制のカリキュラムでは心もとなかった実習や実験もきちんと学べる。そして大学院に進んで、臨床心理士と公認心理師の資格を取り、5年後の今頃には心理職としてどこかで働き始める。理想通りにうまくいくとは限らないし、心理学検定を受ける頃にはもう「やっぱり何もかも無理だったんだ」と早々に挫折している可能性だってもちろん大いにある。でも、この計画を思うとひとつ頑張ってみようかという気になれるので、それだけでも意味がある気がする。「働けないから生きていけない、死ぬしかない」とずっと思ってきた自分が、未来のことを建設的に考えられるようになったということ自体、私にとっては希望に思える。「やっぱり駄目だ」と「もしかしたらやれるかも」をこの先もきっとたくさん繰り返して、それで最終的にどういう方向に進んでいくかは分からないけど、とりあえず2024年4月時点の自分が進みたいと思う方向へ歩いていってみようと思う。先のことを悲観せずに考えられるという状態がこんなにも幸せなものなのだということを思い出せて良かった。

2024/04/03 Wed.

 久し振りにヒルガードの心理学を引っ張り出して、2時間ほど読んだ。最初の30分が経つと眠くなってきて、やっぱり自分には勉強は無理なのかと情けない気持ちになったけど、少し身体を動かしてから再開したら眠気はどこかへ行ってくれた。通信制の大学では学べなかった生理学的な分野の解説を読んで、理科に対する苦手意識はありつつも新鮮だった。人間の脳というものは複雑でおもしろい、と素直に思えたことが嬉しい。日本語ではあまり見ない、英語圏のものらしい言い回しもおもしろかった。私はとにかく数学及び理系の科目が大の苦手で、物理や地学よりは数字と計算が少なそうだからという理由で高校の理科も生物を選択した。そこでも結局数学からは逃げきれず、メンデルの豆がどうの遺伝がどうのの計算ができずに、試験で赤点を取った覚えがある。大学の文学部に進んで、理系科目と完全に縁を切ることができたと思った時は本当に嬉しかった。なのに、今度は生物学とは切っても切れない関係にある心理学、そればかりか統計学という途方もない強敵にまで無謀にも挑もうとしている。人間の心って不思議だな、と思うしかない。
 当座の仕事にありつくための面接の練習をする。面接で尋ねられそうな質問に対する応答の文面をいくつか考えて、それを暗記しようとした。緊張で平常心じゃなくなってもそらんじることができるように、しっかり覚えておきたい。ところが、面接を想定して暗唱してみるも、自分の話しやすいペースで話すとどうにも滑舌が悪く、噛んだりどもったりしてしまう。自分はこんなにも話すのが下手だったのかと驚くほどだった。自分ではそうは思わないけど、人が聞いたら結構な早口なんじゃないだろうか。そうでないと説明がつかないと思うほど下手な話しっぷりで、どうしようかと焦る。とにかく滑舌をなんとかしようと、ネットで見つけた「外郎売り」の文章を何度か音読してみるものの、必要なのは多分これによって身に着くものではなくて、ゆっくり話す練習の方だと思う。落ち着きのあるゆったりとした話し方にはすごく憧れるけど、どうやったらそのように話せるようになるんだろう。
 美容室に電話をかけて、カットとパーマの予約をした。パーマをかけるのはちょうど10年ぶりだ。2時間も美容室で過ごすことに耐えられるだろうかという不安はあるものの、自分の容姿にまつわる並々ならぬコンプレックスをどうにかやり過ごして、自分がこうなりたいと思う髪型を目指そうとしている勇気は我ながら褒めてやりたい。苦手な電話をかけたことも。

2024/04/04 Thu.

 Spotifyで「大和田慧と安達茉莉子のもちよりRadio」の「5-2 私たちは変化を恐れる生きもの」の回を聞いていたら、「変化を選んで後悔したことはない」という言葉が出てきた。あああ、そんなことを言われてしまったら、自分は変化を選んでしまう。
 2時間ほど、ヒルガードの心理学とオリヴァー・サックス『幻覚の脳科学 見てしまう人びと』を読んだ。サックス先生の本は本当におもしろいので、『妻を帽子をまちがえた男』もそのうち読んでみたい。

2024/04/05 Fri.

 昨夜は猫達が2匹ともベッドに来てくれた。とらふくはそれぞれ来て私の掛け布団の上に寝ることはあっても、2匹同時にいるということは今までなかったので珍しいし、何より嬉しい。少し経つとふくちがとらちにじゃれかかって、とらちが逃げてしまったけど。
 ヒルガードの心理学を1時間ほど読む。ここから日々の勉強時間を増やしていけるだろうか。スタディプラスのアプリもまたインストールした。
 夜、録画していたテレビ「ブリティッシュ・ベイクオフ」を観た影響で焼き菓子を作って食べたくなり、シュークリームを作った。シュー生地は、焼きたてこそいい具合に膨らんでくれたけど、オーブンの扉を開けないまま冷ましているうちにいくらかしぼんでしまった。でも、味は我ながらとてもおいしくて、甘くないシューととろりと甘いカスタードクリームの相性が抜群だった。夜中にお菓子を作って食べるというのは背徳感や特別感があって、格別に楽しくておいしい。なかなか起きていられないので難しいだろうけど、深夜にお菓子やジャムを作るという行為に妙な憧れがあるので、いつかはやってみたい。

2024/04/06 Sat.

 羊文学の音楽が気になっていて、YouTubeで何曲か聴いてみた。楽器の音もボーカルの声も心地良くて、「more than words」が特に好きな感じだった。コミュニティサイト「She is」が作ったSpotifyのプレイリストで「砂漠のきみへ」を聴いて以来、そのうち他の曲も色々聴いてみたいと思っていた。親から刷り込まれたジャンル(クラシック音楽)でない音楽を聴いていいなと思えるのは、親とは違う自分の個性が確立されたような感覚がしてちょっと嬉しい。
 ABEMAでアニメ「刀剣乱舞 廻 -虚伝 燃ゆる本能寺-」の第一話を観た。銀河英雄伝説のOVA以外のアニメを観るのが久し振りで(と思ったけど、アイドルマスターシンデレラガールズU149も観ていた)、アニメ鑑賞といういかにもオタクらしい行動を取っていること自体が楽しく思えた。大勢の刀剣男士達が動いて喋っている新規の映像を見られるのは純粋に嬉しかったし、布団を干したり、とうもろこしの髭をむしり取ったりといかにも人間らしい生活をしている推しも拝めて良かった。最近は毎日ゲームにログインこそしていてもノルマのように遠征と内番しかさせていなかったので、ちゃんと出陣させてあげたくなる。刀剣乱舞をプレイしている人達はよく本丸に「帰る」という言い方をするので、それがすごく良いし、分かるなあと思う。たとえゲームの世界であっても、自分が帰る場所があると思えるのはなんだか安心する。一番好きな男士は我が初期刀歌仙兼定だけど、最近Twitterで話題になっていた「結婚したい刀剣男士ランキング」の個人的な一位は石切丸だと思った。本邦の結婚制度に反対している現実はさておき、あのおおらかさ、包容力、おっとりとしたマイペースさ、御神刀としての貫禄、ちょっと抜けた所のあるかわいい性格、最高じゃん!友達になりたい刀剣男士ランキングだったら、歌仙、古今、南海太郎が個人的ベスト3かな。文系、文系、理系。
 珍しく映画を観たい気持ちになり、いつか観ようと思っていた「そばかす」を観てみた。すごく良かった!どうしてこんな良い作品を今まで観ずにいたんだろうと思うほどだった。以下、ネタバレ有りの感想。
 主人公が実家に暮らしているというのが、個人的にとてもポイントが高い。都会でかっこよく一人暮らしをする女性というのも憧れはもちろんあるけど、同じ実家住みのアラサーとしては、雑然とした生活感溢れる実家で同居家族と揉めたり笑い合ったり、歩み寄ったりすれ違ったりしながら生きている感じがすごく良かった。家族なら何でも分かり合えるという展開じゃないのも良い。家族でも全てを理解して受け入れてくれる訳じゃないというのはがっかりすることではあるけど、家族だからって全部理解し合えなくてもいいんだとほっとする部分もある。児童館で自作のシンデレラを発表する場面は、正直観ていて苦しかった。どうして異性愛者のストーリーは何の疑問もなく「普通」のものとして受け入れられて、それ以外のアイデンティティは悪気なく排除されるのか納得がいかなかった。でもその後の、真帆が父親に気持ちをぶつけるくだりで救われた。いかにも映画の感動的なシーンらしい、よく練られたかっこいい言い回しではない「馬鹿」というシンプルだけどリアルな怒りの表現だったのが、却ってかっこよかった。真帆が結婚するという話を聞かされた時、私は過去に似た状況で「ああやっぱりこの子も”そっち”側なんだ」というやるせなさと疎外感を覚えたので、素直におめでとうと祝福できた佳純はすごいと思う。それから、食卓を囲んで家族で焼き肉を食べている場面、こんなにも正直にはっきりと伝えているのに家族に理解されない場面もやっぱりつらかったけど、その後の「私、もうチェロやめる」という台詞にはもっと泣いた。佳純に楽器をやってほしいという父親の期待(佳純がチェロを好きだったからそう思っているのであって、父親自身のエゴからくる期待ではない)には応えず、昔は確かに好きでやりたいと思っていたことだったけど、今の自分はそうではないと思って「やめる」と決断できたというのがとてもかっこよかった。それに触発されたのか、今の仕事を辞めてやりたい仕事をやると言えた佳純のお父さんもかっこよかった。そして最後の場面、本当に良かった!異性愛至上主義、恋愛至上主義の社会はなかなか簡単には変わらない、万人がすぐに理解してくれる訳じゃない、身近な家族だって分かってくれない。でも私がそのままそこにいるだけでそれが救いになるという人もいて、そうであってもそうでなかったとしても、私は私のままでそこにいていいんだという安心感。時々でも、息ができる瞬間が確かにある。主題歌が流れて、たまたまそれが羊文学による楽曲で、何の偶然かと嬉しく思った。曲も歌詞も、主演の三浦透子さんの伸びやかで透明感のある歌声もとても良くて、映画を観終わってから何回も繰り返して聴いている。「走る、その先に、どんな未来がきたって きっと今ならば目を逸らさないよ」という歌詞が特に好きだ。それにしても、良い作品を観たなあ。

2024/04/07 Sun.

 出かけた先で久し振りに八重桜の花を見かけた。桜餅そっくりの花がおいしそうでとてもかわいかった。八重桜のぬいぐるみなんかがあったら欲しいくらいにかわいい花だと思う。
 一昨日シュークリームを作った時の残った卵白があったので、それを使ってラングドシャを焼いた。焼きたてのクッキーというのはふわふわと柔らかくてバターの香りも立って本当においしいので、冷めてさくさくになる前につい食べてしまう。
 隙あらば三浦透子さんの歌う「風になれ」を聴いている。何かが救われて明るい気分になれるような、それでいて泣きたくなるような不思議な曲で、これを聴いていると「大丈夫」だと思えるし、「大丈夫じゃなくても大丈夫」という気もしてくる。覚えてきたメロディーを口ずさんでみたら、自分の音痴具合が全然大丈夫じゃなかった。歌うのって難しい。

週間日記(2024/03/25-03/31)

2024/03/25 Mon.

 昨日の県知事選の結果に、地味にショックを受けている。自民党・公明党が推すような人物には絶対に票を入れたくないと思って、まだマシじゃないかと思える方に投票したのに、その自公推薦の人が当選してしまった。あーあ。ポジティブに考えると、反ワク思想や途方もない案を掲げている人が知事にならずに済んだのはせめてもの救いなのかもしれない。確か地元の新聞だったと思うけど、最近の記事に「熊本県は政治的に保守的な人が多い地域で、自民党支持者が多い」といった旨のことが書かれていて、さもありなんと思った。どうりで、社会との間に障害がある人や海外にルーツを持つ人、性的マイノリティの人などに対して差別的な発言をする人が体感として多い。普段とても温厚で優しい人であっても、急にびっくりするようなことを言い出すからその度に悲しくなる。そして、それは差別だとその場ではっきり言えなかった自分に対して、猛烈な自己嫌悪に襲われる。市内に統一教会の新しい支部が近々できるらしいことといい、今回の県知事選の結果といい、家父長制・男尊女卑・レイシズム・セクシズム・排他主義等々てんこ盛りの県らしくていいんじゃないですか。自称左翼の自称フェミニストとしては本当に嫌になる。こんな社会で生きていくのはしんどすぎると思って死にたくもなるけど、高島鈴さんの「生存は抵抗」を思い出してなんとかやる。
 夜、なぜか突然むしょうにイライラが募ってしまい、まだ夕食後の食器洗いが残っているにも関わらず、座ったきり動けなくなってしまった。こんな調子で夢の一人暮らしが実現できるんだろうかと思うと、ますます落ち込む。一時間ほど座り込んで、何ができる訳でもないのでTwitterを眺めていたら、ふくちがのそのそと足元にやってきた。心配でもしてくれたのかと一瞬ぬか喜びするも、ごろごろと喉を鳴らしながら私の足に爪を立てて噛みついてきた。こちらの思惑など一切気にせずマイペースにじゃれてくるふわふわの生命体が本当にかわいくて、猫って最高な生き物だと改めて思った。痛い痛いと言いながら笑ったら元気が出たような気がして、食器を洗い、お風呂と歯磨きを済ませて就寝までこぎつけることができた。

2024/03/26 Tue.

 昨夜は私のベッドに久し振りにとらちが来てくれた。温かいふわふわの生き物が私の足元に寝ていて、とてもかわいかった。足に爪を立てられて起こされても、やっぱりかわいい。
 先月挑戦しようとしてし損なった仕事の求人がまた出ていたので、駄目で元々とは思いながらも応募してみた。ハローワークで「この一年間、仕事は?何かされていたんですか?」と訊かれて、やっぱりこの社会は働くこと・働けることがデフォルトとして求められているんだなと痛感させられた。とても「働くことについての不安やネックが多く、働けそうになかった」と正直に言える雰囲気ではなく(私がビビりなだけかもしれないが)、それらしい理由っぽいものを答えてみたものの、どうだろう。こういうことを面接でも訊かれるんだろうな。
 畑のアスパラガスを収穫した。たった2本だけの細いものだったけど、軽く茹でて、ベーコンで巻いてフライパンで焼いてから食べてみたらおいしかった。来年はもっとたくさん収穫できますように。
 IKEAのリラックスチェアに座っていると、ふくちが膝に乗ってきた。すっかりくつろいだ様子で毛繕いをしたり、すやすやと眠ったりして、多分一時間以上は膝にいたんじゃないだろうか。7.2kgともなるとさすがにちょっと重いけど、草むらで拾ってきた当初の170gの体重を思うと、よくここまで育ってくれたと嬉しい重さに感じられる。ふくちお気に入りの膝掛けを身体にかけてやると、さらにぬくぬくと暖かく、こたつにでも入っているかのようだった。やっぱり、気を抜いて心地よさそうに過ごしている小動物が傍にいると、人間もすごくリラックスできる気がする。いいものを拾ったなあ。

2024/03/27 Wed.

 学生時代の友人達が夢に出てきた。目が覚めた直後は、実際に自分が経験したできごとの記憶なのかと錯覚してしまったものの、中学の友人と大学の友人が幼馴染みという設定の夢だったので、ちょっと考えれば夢だと分かることだった。数年前の自殺を試みる以前だったら、こういう夢を見るといつも「走馬灯だ」「やっぱり自分は近いうちに死ぬんだ」と夢の内容と自殺とを結び付けていたけど、今なら「脳が記憶を整理しているな」「それにしても懐かしい人が出てきたな」くらいにしか思わない。健康的なことが必ずしも良いことだとは思いたくないけど、健康的な考え方ができるようになってきたのには喜びを覚えてしまう。
 出かけた先で、柑橘類を買い込んできた。甘酸っぱくほのかな苦みがおいしい甘夏、濃い甘酸っぱさが特徴的な不知火、酸味が強くすっきりした味の紅八朔、酸味が控えめで甘く食べやすいはるかの4種類。全部おいしいけど、個人的な好みとしては紅八朔、甘夏、不知火、はるかの順に好きだ。紅八朔は先日初めて食べて、口内に小さな傷でもあれば必ず沁みるような強い酸味が本当においしく、傷に沁みても食べたいと思わせる味だった。実際にそうした。
 育ち過ぎたのを放置していた畑のサニーレタスとチマサンチュ、パセリをようやく収穫した。猫に掘り返されたのを埋め直したじゃがいもも、いつの間にか芽が出ていた。
 再放送のを録画していたテレビ「美の壺 日本のすし」を観たので、猛烈におすしが食べたい。

2024/03/28 Thu.

 明け方、布団の足元にふくちが来ていて、ひたすらもぞもぞと毛繕いをしている。人間が身だしなみを整えていてもかわいくもなんともないのに(その結果多少かわいくなることはあったとしても)、毛繕いをする猫というのは本当にかわいい。まだ寝ぼけている頭でもそう思った。
 STORESのショップ「stand up with you」さんで購入したステッカーが届いた。きらきらに加工された紙に、ポップなかわいいフォントで「家父長制ぶっつぶす」と書いてある。見ているだけで元気が出てくるようなステッカーなので、さっそくiPhoneケースに挟んだ。保守が多い県だろうが構うものかと強がりたい気持ちはありつつも、実際は自分の父親に「CDの音量を下げてほしい」と意見するのさえ勇気が要る。父がシベリウスやマーラーを家じゅうに響くような大音量で聴くのなら、私だって刀ミュやカリスマを堂々と聴いてもいいはずなのに…。村正やWSAのソロ曲を思うと到底それはできないものの、そうしたリスク(?)のない音楽まで隠れてこそこそと聴くのはもう嫌だ。父親のことはちゃんと父親として尊敬しているし好きではあるけど、それはそれとしていつかは父の扶養から抜け出したい。自分で稼いだお金や自分で申請した制度を利用して、誰に遠慮することなく好きな音楽を楽しめる生活をしたい。自分を取り巻く家父長制から脱出し、ゆくゆくは世の中の家父長制という家父長制をぶっ潰すために、iPhoneケースに挟んだきらきらの主張が自分の支えになりそうな気がする。

2024/03/29 Fri.

 以前働いていた園芸店へメネデールを買いに行くと、私が書いたレモンの苗木の販促POPがまだ使われていた。よく見ると字の書き方や絵の細かい部分が私のものと違うので、私が書いたPOPの文面やイラストをそのまま真似して新しい紙になぞり書きしたのだと分かる。辞めてもう随分経つのに、こうして使い回してくれるのはちょっと嬉しい。
 帰り道、神社の桜が満開できれいだった。桜はこの国のナショナリズムと密接に結び付けられてしまっているので、当の桜には何の罪もないのに、本当に気の毒な植物だと思う。
 久し振りに燻製を作りたいと思い、その下準備をした。手羽先やサーモン、ゆで卵、チーズなどの食材に塩とスパイスをすり込み、まずは冷蔵庫で丸一日置く。おいしく作れるといいなあ。

2024/03/30 Sat.

 年に一度の予防接種のために、とらちを動物病院に連れて行くことになった。ところが、元野良猫で抱っこに不慣れなうえ、とびきり警戒心の強い性格なので、不穏な気配を察したのかすぐにするりと逃げられてしまった。そこからはもうどたばた喜劇で、俊敏に逃げ回る猫を人間ごときが捕まえられるはずもなく、病院はまた後日ということになった。それが朝の話で、無事に逃げおおせたとらちはお昼前になってそろそろと一階に降りてきて、もう追いかけ回されないらしいと分かるとほっとしたように網戸越しの外の風を楽しんでいた。
 庭に燻製器やガスコンロを置いて、昨日仕込んだ食材を燻製にした。燻製を作るのはこれで3,4回目くらいだけど、未だに正解がよく分かっていないので、素人の手探りで毎回やってみている。チップが炎上したり、なかなか煙が出なかったりとスムーズにはいかなかったものの、とりあえず自分で食べておいしいと思えるようなものには仕上がった。特に手羽先がおいしくできて、生焼けにならずきちんと火が通っただけでも嬉しいのに、スモークの風味がそれらしくついていて良い味だった。燻製、スパイスカレー、ミルで豆を挽いて淹れるコーヒーなど、こだわって手間をかけて作る食べ物は面倒だけどとびきりおいしくておもしろい。いつかはこれらを趣味だと言い張れるくらいには極めてみたいかもしれない。

2024/03/31 Sun.

 庭に出たついでに、鉢植えに生えていた雑草を抜き取ってみたら、久し振りにする草むしりの感覚が楽しくてしばらく草取りをした。素手で土や草に触るのってやっぱりいいなあ。お隣に人が引っ越してきてからは、聞こえてくる不機嫌そうな声が怖くてめっきり庭仕事をしなくなったけど、やっぱり庭で何かするのは楽しい。昨日の燻製作りも、野鳥の声が聞こえるだけの前半はそうだった(後半は、帰宅してきた隣人の声に怯えて満足に楽しめなかった)。植物に対する私の情熱や執着は隣人の罵声なんぞに負けないもののはずなのに、臆病風に吹かれてしまって悔しい。

週間日記(2024/03/18-03/24)

2024/03/18 Mon.

 UpNoteに書き出した内容をいくつかピックアップして、旅の日記ブログを書いた。厳選したつもりだったけど、記事のスクロールバーが随分短くなってしまった。
 すき焼きっぽい味付けのおかずが食べたくて、野菜と肉を適当に砂糖醤油味で煮てみた。ところが、本当に適当に作ったせいか、あまりすき焼きのような味付けにはならなかった。これに何を足せばいいのか分からず、おいしくない訳じゃないけど何か違うなあと思いながら食べた。いつもほとんどの料理がレシピ頼りなので、感覚で味付けをするのは難しい。

2024/03/19 Tue.

 4回目のオンラインカウンセリング。最近はどう過ごしていたかという話で、知り合いの人達との食事会に参加したことと、大阪へ一泊二日の一人旅に行ってきたことを話した。UpNoteとブログに書いて落ち着いたかと思っていたけど、やっぱり旅行の話を誰かに聞いて欲しかったらしい。しかも、傾聴のプロとなるとこちらも非常に話しやすくて、人に話して聞いてもらう喜びや安心感が確かにあった。また、遡及請求した分のまとまった額の障害年金が口座にあるので、それを資金にある程度の都会へ出て仕事を見つけて一人暮らしをしてみたいという夢も話した。親に言うと苦笑いなり笑い飛ばされるなりしそうだし、自分にはどうせ無理だろうと思って、今まで誰にも話していなかった。ところが、そのお金があるなら実現できるんじゃないかと背中を押してもらえて、遠い憧れが急に夢物語じゃなくなったのでびっくりしたし、嬉しかった。
 それから、街中での一人暮らしについて真剣に考え始めた。メリットとデメリット、どういう地域や物件に住みたいか、仕事は何ならできそうか。どうしよう。自分には到底実現不可能なことだと思って諦めようとさえしていたことだったから、やればできるんじゃないかと思えてきてしまった。一人で旅行に行ったことで、いくらか気が大きくなっているのかもしれない。心理学を学ぶための大学への編入だってこうした勢いでやってしまって、結局心理士になる目標は一旦停止しているのだから、この突然降ってわいた選択肢に対しても慎重にならないといけないかもしれない。でも、編入した時だって「できるか分からないけど、やれる所までやってみよう」と思ってのことだったし、今も後悔はしておらず、やってみて良かったとは思っている。とりあえず、考える分にはまだリスクもないので、「半分自活計画」と銘打って色々書き出してみた。完全に自活したいけど、今は障害年金に頼らずには難しいので「半分」。

収入と仕事について
・障害年金がもらえる間は、フルタイムでないパートで給料が月に10万円いかなくても多分暮らせる
・そこそこの都会なら働き先は多いし、車がなくても公共交通機関で通勤できる。「運転できないから働けない」と諦めるのではなく、運転できなくても働いて稼ぐことのできる場所に移動すればいい
・田舎だと社交不安障害としては知り合いとの遭遇が怖くて就業場所が限られてしまうけど、知らない人ばかりの人が多い場所なら気にしなくていい

一人暮らしの良い点
・自由。自立したいという目標が、田舎にいる時よりも叶えやすい
・知り合いが怖い社交不安障害にとって、田舎の閉鎖的なコミュニティは生きづらい
・親に車を出してもらわずとも自分一人でどこへでも行ける場所に住みたい
・親に経済的負担をかけたくない。親に養われる、親のすねをかじる状態から脱せられる
・親の顔色を窺わなくていい。家の中で「子」としての自分を演じなくていい、「自分」として生きられる
・プライバシーを完全に確保できる。電話ができる、部屋に人を呼べる
・体調が悪くなって辞めても、転々とできるだけの数の仕事先がある
・都会で病院も多いので、保険適用のカウンセリングを受けやすくなる
・私にだって好きな場所に住む権利がある

一人暮らしの懸念点
・やっていけるかどうか。また心身の調子が悪くなって働けなくなり実家に逆戻りは嫌だ
 →以前の自分と全く同じ状態じゃない。その時はその時で考えたらいい。やってみて駄目だったら、また実家に戻ってくればいい
・働けるとみなされて障害年金が降りなくなり、フルタイムで働かないといけなくなる。その時働けるか
 →どのみち今回の受給自体運が良かったようなもの。今の生活を続けていても、働けるようになるとは限らない。チャンスや選択肢の多い場所でいっぱい失敗して経験を積んで治療にこぎつけて、今より良くなる可能性に賭けたい
・金銭的に余裕のない生活になる、好きな物や欲しい物をなかなか買えなくなる
 →どうせ老後も年金だけでは暮らせない。だったら働けるようになりたい。大学時代も仕送りでなんとかやれていた
・祖母と猫が寂しがる
 →猫には両親と祖母がいるし、猫は3日で飼い主を忘れると聞く。祖母の機嫌は祖母自身に取ってもらう。そもそも、私が病気で帰ってきていなかったら本来ここではないどこかで暮らしていたはず
・生活するだけの体力気力があるか
 →ここ数年で多分一番調子がいいし、以前の自分と全く同じ状態ではない。駄目だった時にまた考えればいい
・満員電車だと通勤がつらい
 →自転車に乗ればいい
・観葉植物を運ぶのが大変、一人暮らしの部屋でも育てられるか、場所を取る
 →少数精鋭に絞って連れて行く。いくら植物が好きでも、植物を理由に働き口のない場所で悶々としていたくない
・庭の鉢植え、畑の植物が気がかり
 →鉢植えは全部畑に植えるなり枯らすなりして諦める。植物があるからと自立チャンスを手放す気にはなれない

2024/03/20 Wed.

  一時間ほど散歩をした。ものすごく風が強い日で、どうしてこんな強風の中を歩いているんだろうと我ながら不思議に思うほどだった。でも天気は良かったし、つばめが飛んでいて、桃、れんげ、オオイヌノフグリ、ムラサキハナナなどの花も咲いていた。パン屋さんでいくつかパンを買い、お昼ごはんにした。モーンプルンダーというケシの実のパンが、とても好きな味でおいしかった。熱いコーヒーとの相性が最高。
 午後は県知事選の期日前投票に行った。この人にぜひと思えるような候補はそうそういないけど、選挙はベストではなくベターな方を選ぶものなので、消去法で一番ましだと思える人に票を入れた。
 半分自活計画として、さっそくネットで物件を探してみた。かなりの都会でも、希望の条件を大体満たす家賃3万円台の物件があり驚いた。どうして安いんだろう、築年数が経っているからか。それにしても、自分には絶対に無理だと諦めてしまいたかったことに実現の可能性があることに気付いて、未だにかなり動揺している。やってみて無理だったらまた実家に戻ってくればいいし、これは本当にチャンスなのでは。やっぱりできなかったと思って帰ってくる羽目になることもないとは決して言いきれないけど、先のことは分からない。チャンスがあるなら挑戦してみてもいいんじゃ…。

理想の物件
・ワンルーム、可能なら1K
・キッチンは絶対にIH、コンロが2口以上あると特に良い。調理スペースも少しは欲しい(自炊のモチベーションに関わる)
・風呂トイレ別(ユニットバスは無理)
・南向きの大きな窓(日光がないと病む)
・洗面台も欲しい(洗面台のない部屋は不便だった)
・観葉植物の植え替えができる広さのベランダも欲しい(多分植物無しには生きていけない)
・スーパーの近く(食生活に大きな影響がある)
・できれば公園も近くにあると嬉しい(外出しやすくなる)
・最寄りの駅までは徒歩15分以内、できれば10分以内だと助かる
・築年数にはこだわらない

2024/03/21 Thu.

 洗濯機を4回回して、ダイニングテーブルを念入りに拭き上げたり、先日の強風で庭に飛んできたごみを拾ったり、せっせと家事に励んだ。庭の倒れた植木鉢も起こして水をやる。畑を見ると、いつ植えたか忘れたアスパラガスがにょっきりと生えてきていた。初めて収穫できるので嬉しい。もう少し伸びてから採ろう。
 半分自活計画について考える。一個だけどうしても引っ掛かる部分がある。猫達と離れるのがものすごく寂しい。現在猫達が家族の中で一番懐いているのはおそらく私だから(でも両親も同じことを言いそう)、日中いつも家にいて撫でたり構ったりする人間がいないとなると、猫達も寂しがるんじゃないだろうか。私はそれ以上に寂しがるけど。私にすり寄ってくるふわふわの温かい生き物と一緒に暮らせないことを思うと、想像しただけで涙が出てくる。私が泣きながら毛並みを撫でていても、撫でられている本人は何の関心も示さずぐっすり寝ていて、そのマイペースさがまた愛おしい。こんなかわいい生き物を置いて、私は私のやりたいこと(自活、自立、一人暮らし)にかまけるのか。こういう場合に世の中の人はどうするんだろうと検索してみると、結構よくある悩みらしく、ちょっと安心する。犬と違って、猫は一ヶ月も経てば飼い主を忘れるものらしいとある一方、飼い主を探してそわそわしたり、寂しそうに鳴いたりもするらしい。大好きなとらふくにそんな寂しい思いをさせたくないなあ。ペットを飼っている人はそのペットを愛するものだと知識としては知っていたけど、まさかこんなに離れがたい存在になるとは思ってもみなかった。

2024/03/22 Fri.

 明日から雨が続くので、今日のうちに猫達のクッションやブランケットを洗濯して庭に干した。ふかふかに乾いたものを取り込むと、さっそくとらちがクッションに寝ていた。
 リラックスチェアに座っていると、膝の上にふくちが乗ってきた。毛繕いをしたり、うとうとと眠たそうにしたりとくつろいでいる。温かさと適度な重みが心地良く、撫でるとふわふわで、猫って本当にいい生き物だなと思う。

2024/03/23 Sat.

 思い思いの場所でのんびりと過ごしている猫達に申し訳なく思いながら、家じゅう掃除機をかけた。スイッチを入れた途端にちりぢりに逃げていって、自分のせいながら気の毒だった。
 ロルバーンの手帳がとても気に入っているものの、方眼ページを書き損じるとテンションが下がること、リングノートゆえにページの並べ替えができないことなどがささやかな不満となり、システム手帳に手を出してみた。A5サイズで無色透明のビニール製の本体に、クリーム色の方眼レフィルをセットした。A5サイズともなるとかなり大きくて、持ち歩くのには不便かもしれないなと思うけど、たくさん書けるのが嬉しい。使い始めては中途半端になっているノートが何冊もあるので、これらを一元化してしまうのにも憧れる。やることリストなどをUpNoteで管理するのはとても便利だけど、紙に書いたほうがなんとなくより達成感が得られそうだし、字を書く機会がめっきり減ったのでペンを持つ頻度を少しでも増やしたい。デジタルにはデジタルの、アナログにはアナログの良さがあるので、気分で使い分けられるようになりたい。とりあえず今は紙とペンの気分。
 表紙として、無地のレフィルにボールペンでとらふくの絵を描いたページを挟んだ。一発書きだけど、思ったより好きな感じに描けた。絵を描く機会も増えるといいなあ。

2024/03/24 Sun.

 半分自活計画において、障害年金とアルバイトで一人暮らしをやっていくためのお金関係のシミュレーションをしてみた。九州一の都会である福岡市に住むとして(福岡市に良さそうな物件があった)、ネットの情報を頼りに以前園芸店で働いていた時と同じくらいの勤務時間と出勤日数で考えてみると、多分こうなる。「多分」というのは、計算という行為全般に全く自信がないからだ。

福岡県の最低賃金941円×1日当たり5時間勤務×月に15日出勤(週4日程度)×社保等で引かれるので0.75を掛ける=手取り52,900円くらい
障害基礎年金132,500円×6回+年金生活者支援給付金10,280円×6回=一年間に障害年金として受け取れる額は合計856,680円
856,680円÷12ヶ月=1ヶ月当たりの年金は71,390円
手取り52,900円+年金71,390円=1ヶ月当たりの生活費は124,290円

 また、別のサイトには、手取り12万円の場合でやりくりする生活費の内訳も書いてあった。私は物欲の塊で、欲しい物は多分かなり人より多い方なのではないかと自覚している。だから、そういう自分にとってはかなり金銭的に厳しい生活にはなる。こまめに帰省したいとは思っていても、片道5,000円の新幹線代はおろか、高速バス代だって相当痛い出費になる。ただ、文学部の大学生だった時の生活費を考えると、税金を引いた額でもその頃より少しは余裕がある。そう思うと、やってやれないことはないんじゃという気が湧いてきてしまう。それに、全国39位の最低賃金の低さを誇る我が県の順位を思うと、全国19位である福岡県に行ってみるべきなんじゃないだろうか。ただし、898円と941円というどんぐりの背比べではあるものの。お金を払えば一人の人間に労働を強制して職場に縛り付けられるという考えだけでおこがましいのに、この安さはなんだろう。全国の最低賃金をせめて1,500円くらいにはしてほしい。

週間日記(2024/03/11-03/17)

2024/03/11 Mon.

 ショッピングモールの服売り場で、植物画のようなリアルな植物のイラストが描かれたTシャツを見つけた。イラストの雰囲気が好みなうえ、それぞれの植物についてスウェーデン語で説明が書いてある。サイズが3Lと4Lしかなく、普段自分が着ているLLがなかったので少し迷ったものの、大は小を兼ねるし何より植物の絵がかわいいからと結局購入した。翻訳アプリで調べてみると、描かれているのはリンネソウ、西洋イラクサ、イワミツバ、スズラン、ヤブイチゲらしかった。イラクサとスズランはぱっと見て分かるし、日本の三つ葉に似た葉と、イチリンソウっぽい花だと思ったので正解にかなり近かった。リンネソウという植物は「確かそういう名前の植物があったような」というおぼろげな記憶しかなく、見たことのない植物だったので、未知の植物をTシャツのプリントという形で身近に感じられてわくわくする。それにしても、大抵の服屋さんにはフリーサイズという名のワンサイズの服しかなく、あってもMかLサイズばかりで、大きいサイズのコーナーには3Lや4Lが主なので、LLの服となると本当に選択肢が限られて困る(LL以上のサイズ自体とても少ない)。服を買いに行ってもサイズがないとなると、顧客として認められていない疎外感をこじらせて、まるで社会に自分のような体型の人間が存在していることを許されていないかのようなむなしさを覚える。服は人間が着るために作られたものなのだから、服のサイズに合わせて人間が体型を変えようとするなど順序がおかしいし、巷のルッキズムに抗うためにも社会から求められる画一的な体型からはみ出そうと思いたい気持ちはある。でも、やっぱり好きな服を着たいから、痩せたい。この矛盾がまた悲しい。

2024/03/12 Tue.

 書くのをさぼっていたここ数日分の日記をまとめて書いた。毎晩書くのは自分にはどうも難しく、日記のネタになりそうなことを思いついた時にUpNoteに箇条書きでメモしておいて、後から文章として書くやり方が合っているらしい。Evernoteから乗り換えたUpNoteは、かなり使い勝手が良くて気に入っている。
 紫色の花だけ先に咲いていたチューリップのプランターに、黄色の花が加わった。古い球根も鉢に植えておいたら、赤とピンクと黄色の花が咲いた。先日畑に植えたじゃがいもは、野良猫にほとんど掘り返されてしまった。頑張ってふかふかに耕した土が、トイレとして気に入られてしまったらしい。芋を適当に埋め直して、野良猫対策のとげとげしたやつ(名前が分からない)を置いた。ミニにんじんの種をまいた畝もめちゃくちゃになってしまっているけど、これは面倒だったので放置している。

2024/03/13 Wed.

 明日からの旅行に備えて、荷造りをしたり、旅の計画や下調べを見直したり。家じゅう掃除機をかけたり、整頓したり、洗濯物もぎりぎりまで洗って干した。楽しみでそわそわしている。飛行機に乗ると、着陸に向けて降下している間じゅう耳が激痛に襲われるので、まだ習得できていない耳抜きの練習をしてみた。どうやら上手くできたような気がする。
 晩ごはんを作っている時、IHコンロ3つと電子レンジを並行して使いこなしているのがいかにも料理をしているようで我ながらかっこいいなと思ったものの、そうやって自惚れていたらおかずのひとつに塩胡椒をし忘れてしまった。食卓に出す直前で気付いたから良かったけども。

2024/03/14 Thu.

 「大阪一人旅日記 その1」参照

2024/03/15 Fri.

 「大阪一人旅日記 その2」参照

2024/03/16 Sat.

 朝起きると、枕元にふくちがやって来た。真っ白の毛並みで視界が埋め尽くされて幸せ。しばらく一緒に布団でごろごろして過ごした。掃除機をかけたり、観葉植物や庭の鉢植えに水をやったり。一人旅が終わって、すっかりいつもの日常に帰ってきた。先日食べたネーブルオレンジの種をとっておいたので、小さい鉢に植えてみた。
 旅行の思い出を逐一誰かに聞いてほしくて、とりあえず自分用にと思ってUpNoteにまとめてみることにした。2日間で600枚以上撮った写真を一枚一枚人に解説したい欲求が収まらず、かといって親を付き合わせる訳にもいかない。Blueskyにアップするのも大変なので、写真を厳選してブログにでもまとめてみようかなあ。でも枚数が多すぎるしなあ。

2024/03/17 Sun.

 昨日に引き続き、UpNoteに自分用の旅のまとめを書いた。人に話したいこと、自分の中だけで留めておきたいことを全部書き出して、写真も全部添付して、かなりの時間がかかった作業だった。ひとまず出力はしたので、誰かに全部聞いてほしいという欲求はいくぶん鳴りを潜めてくれた気がする。自分は話すことが下手だから苦手なつもりだったけど、話すこと自体はひょっとしたら好きなのかもしれない。でなければ、こんなに「私の楽しかった話を聞いて!」と思うはずがない。