カテゴリー: Diary

週間日記(2025/11/24-11/30)

2025/11/24 Mon.

 就労移行支援。事業所の近くをスタッフさんや他の利用者さんと一緒に散歩するプログラムに参加した。その後は、職場で困った時の対処法について学ぶプログラム。
 沖縄旅行ZINEを作る。楽しい。

2025/11/25 Tue.

 就労移行支援。日本語ワープロ検定試験と情報処理技能検定試験(表計算)の過去問をやり、面接問答集の回答を覚えようとした(覚えられてはいない)。昼休みはずっと利用者さんとおしゃべりしていた。
 帰ってから沖縄ZINE作りの続き。やっぱり楽しい。

2025/11/26 Wed.

 沖縄ZINEも作りたいし、ふくちの写真をプリントしたスウェットも作りたい。今日は後者の作業を優先し、とびきりよく撮れているふくちの顔写真を編集し、SUZURIでスウェットを注文した。それからまた沖縄ZINE作り。
 沖縄で買ってきたアンダンスー(油味噌)がおいしい。生姜やにんにくの効いた肉味噌という感じで、白いごはんにとてもよく合う。おにぎりにしてもおいしいんだろうな。
 ふと「ユスラウメとユスラヤシの『ゆすら』は同じものか?」という疑問が浮かび、調べてみた。Wikipediaだから信憑性はやや怪しいけれど、ユスラウメは別名をユスラともいうらしい。ユスラウメは植物学者の牧野富太郎曰く「食用できる果実を収穫するのに木を揺するのでこの名が付いた」とのことだそう。そして、ユスラヤシは「果実がユスラウメに似るため」という理由でこの名だそうだ。てっきり「ゆすら」という私の知らない単語か何かがあるのかと思ったら、思わぬ関係性があっておもしろかった。

2025/11/27 Thu.

 就労移行支援。面接練習会に参加し、自分ではしどろもどろの体だったけれど、スタッフさんからは「お上手」との評価を頂いた。その後は別のスタッフさんと模擬会社プログラムの振り返り、「場を和ませるのが上手」とのフィードバック。また別のスタッフさんからは、私が色々な利用者さん達と話すようになっていて嬉しいという旨のことを言われた。皆さん優しいなあ。
 デジタルトイカメラが届いたので、それ用にmicroSDHCカードを買いに行った。一番安いのが売り切れていたので、その次に安いものを買った。とりあえず何か写真を撮ってみたくて、窓辺に飾っている雪の結晶のガーランドを撮った。パソコンでデータを見てみると、かなり暗い写真ではあったけれど、なんとなく雰囲気がある気がして良い。これは楽しいおもちゃを手に入れた。
 自分を果物に例えるならなんだろうと考えてみて、栗かなあと思った。食感がもさもさしていそう。好きな果物は赤いベリーや柑橘類だけど、それらのかわいらしく或いは爽やかなイメージは自分がかけらも持ち合わせていないものだと思う。

2025/11/28 Fri.

 目覚ましアラームより30分早く目が覚めた。今日から帰省するので、とらふくに会える!
 就労移行支援で、日本語ワープロ検定試験と文章入力スピード認定試験の過去問。そろそろ就活ステージですねという面談をスタッフさんとして、障害者向けの求人サイトへの登録申請をした。
 午後は新幹線と高速バスを乗り継ぎ、地元に帰ってきた。そのままタクシーで祖母のアパートへ遊びに行き、二人でお茶を飲み飲みおしゃべり。どっさり持ち帰った沖縄みやげを渡したら、喜んでくれて嬉しかった。
 すぐ近くの実家に帰ると、庭のもみじやドウダンツツジが真っ赤に紅葉していた。コブシの葉も鮮やかな黄色だ。畑にはばらと4種類の菊が咲き、まいておいた花とレタスがいっぱい芽を出している。とらふくが出迎えてくれてとても嬉しい。ふわふわ達に匂いを嗅がれまくりながら、いっぱい撫でた。

2025/11/29 Sat.

 夜寝る時も朝起きた時も、布団の足元にふくちがいた。(巨大な猫とはいえ)自分より小さい生き物が自分の傍で安心しきってぐうぐう寝ているのを見ると、ものすごく嬉しいしこちらもリラックスできる。
 食器洗い、掃除機がけ、猫トイレの砂の入れ替え、洗濯をやっつける。それから庭に出て、植物の写真を何枚も撮った。先日手に入れたデジタルトイカメラでも撮る。パソコンで確認するまでどんな写真が撮れているか分からないというのもおもしろい。
 母がヴァイオリンできよしこの夜を練習していると、曲に合わせて歌うようにとらちが「にゃあ、にゃあ」と鳴いていた。とてつもなくかわいい。畑のチマサンチュを間引きしてボウルいっぱいにベビーリーフを持ち帰ると、植物好きのふくちが興味津々でかじろうとしていた。こちらもまたかわいい。
 夜、お酒を飲む両親と一緒に、島らっきょうやちんすこうを食べた。夜にこうしておいしいものをつまみながらおしゃべりする実家での時間がとても好き。

2025/11/30 Sun.

 朝、仰向けに寝ていたら足の間にふくちが収まってきた。ふわふわ。
 地元で人気のラーメン屋さんに両親と行き、私がこの世で一番おいしいラーメンだと思っているこのお店の醤油ラーメンを食べた。久し振りに食べたけれど、黒胡椒が効いていてやっぱりおいしい。スープがすごくおいしいものの、全部飲み干したら間違いなく身体には良くないだろうと思い我慢した。お行儀の悪いことを言うと、箸をつける前にタッパーか何かにスープを半分よそって持ち帰りたいくらいにはおいしい。スーパーで地元産の野菜を買い込んで帰宅。
 午後は猫達と昼寝をした。窓辺のぽかぽかと暖かいひなたで大の字に寝転がり、傍では猫達も気持ち良さそうに寝ていて、最高の昼寝だった。ぐっすり寝た後、貰い物のかぼちゃがあったのでパウンドケーキにした(レシピはパウンドケーキだけどマフィンカップで焼いた)。祖母にお裾分けすると、「さっそく食べる」と喜んでくれた。
 とらちの要望で勝手口の窓を開けると、誰かよその猫がいたのかしっぽをたぬきにして網戸越しに威嚇していた。何事かとふくちものこのこやって来て、唸るとらちと窓の外とを見てきょろきょろしていた。とらちのライバルの姿は見えず。
 夜、母が編み物をしていて、その隣で父は楽譜の整理をしたりお酒を飲んだりし、猫達は代わる代わる毛糸にちょっかいを出していた。私はと言うと、幸せな光景だなあと思いにやにやしながら島らっきょうをかじっていた。おいしいけど、一度に量を食べられないのでなかなか減らない。寒い福岡では飲む気にならないと思い持ち帰ったペットボトルのさんぴん茶は、沖縄で飲んだ時のようにはおいしく感じられなかった。不思議。

週間日記(2025/11/17-11/23)

2025/11/17 Mon.

 企業実習前の顔合わせが午後に控えているので緊張しているのか、妙に寝つきが悪かった。
 お弁当を作る。厚揚げと長ねぎの煮物、卵焼き、きんぴら、小松菜ごまあえ、にんじんの炊き込みごはん。
 就労移行支援で、情報処理技能検定(表計算)の過去問など。その後、事前の顔合わせのためにスタッフさんらと実習先の企業へ行った。とても静かなオフィスだったので、ものすごく緊張した。
 帰宅後、明日からの沖縄旅行に備えて荷造りやら家事やら。先ほどまでの緊張は一旦脇に置いて、すっかりうきうきしている。ああ楽しみ!

2025/11/18 Tue.

 今日から2泊3日の沖縄一人旅! 旅の記録は一冊のZINEか何かにまとめたいと思っているので、詳細はここには書かず。

2025/11/19 Wed.

 沖縄旅2日目。とても楽しい。

2025/11/20 Thu.

 沖縄旅3日目。無事帰宅。

2025/11/21 Fri.

 就労移行支援。プログラムを受講。
 3日間私にしてはかなり歩いたので、足がだるい。また階段を降りられないような筋肉痛になっている気がする。
 キャリーケースとリュックの荷解きをすると、これは重かったはずだと納得がいく量のおみやげがあった。よくキャリーがパンクしなかったものだと思う。アンデューティネス号(キャリーの名前、意味は親不孝号)、ありがとう。
 沖縄で買ったペンギンのぬいぐるみは、コバテイシという名前をつけることにした。コバちゃん。
 壺屋焼物通りで購入したやちむんのカップとお皿で、さっそくサーターアンダギーのおやつにした。どちらの器も鮮やかな水色をしていて、飛行機の窓から見えた沖縄の海の色に似ている。この器達の色があまりにもきれいだったので、焼物は買うつもりがなかったのに買ってしまった。いつものコーヒーではあるけれど、このカップで飲むと不思議とやたらおいしく感じられる。商店街で買ったサーターアンダギーもすごくおいしい。日持ちのするタイプはもっと固くてぱさついているかと思ったものの、ちゃんとおいしかった。
 旅行中は、一度しかXを見なかった(アプリは以前アンインストールしたのでブラウザから)。この調子でXと距離を置けたら嬉しいけれど、政治や社会のニュース、好きなゲームの情報をXからしか得ていないので、世の中のことがいよいよ分からなくなってしまう。でも、大事な情報がX頼りで良いのだろうかとも思う。

2025/11/22 Sat.

 就労移行支援。PDF化訓練なるものがあったのでやってみたら、普段自宅での趣味の中でやっているものと何ら変わらないものだった。紙の書類をスキャンして、PDF形式でパソコンに保存する。仕事となるとそこからAcrobatなどを使ってあれこれやるのだろうけど、訓練の中にそこまでの内容はなかった。いつもの情報処理技能検定(表計算)と、日本語ワープロ検定の過去問もやった。
 今度の帰省用の新幹線と高速バスの切符を発券するために、博多駅に行く。駅前ではクリスマスマーケットが開かれていて、ホットチョコレートの甘い香りが漂っている。クリスマスオーナメントやマトリョーシカのお店が出ていたので覗いてみた。楽しそうな人達が集まっている場というのは、結構良いものかもしれない。
 今日のおやつは紅いもタルトとちんすこう。やちむんのカップとお皿でいただいて、沖縄の余韻に浸った。

2025/11/23 Sun.

 目覚ましをセットせずに寝て、目が覚めてからはしばらく布団でごろごろしていた。幸せ。
 溜め込んでいた日記を3週間分サイトに載せた。就労移行支援の通所日数と訓練時間が増えたせいか、日記を書くことをすっかり後回しにしていた。日記のネタになりそうなことだけメモしてそれを基に文章を書いていくのだけど、この分だと就職して仕事をし始めたらさらにおろそかになりそうだ。
 Xで見かけた酒蒸しハンバーグを作ってみた。全くレシピ通りには作れなかったけれど(ベーコンと牛乳を買い忘れていた)、それでもかなりおいしかった。一緒に蒸したブロッコリーと舞茸もおいしい。ちゃんと料理をしたという達成感もスパイスになる。
 沖縄旅行の思い出を一冊のZINEのような形にまとめたくて、原稿作りを始めた。旅行中にたくさんメモを取ったのだけど、そこから文章の形に組み立てていく作業がすごく楽しい。

週間日記(2025/11/10-11/16)

2025/11/10 Mon.

 お弁当を作る。アスパラ肉巻き、卵焼き、きんぴら、小松菜ごまあえ、鮭フレークごはん。
 就労移行支援。事業所の近くを散歩するというプログラムに初めて参加してみた。車や工事の音が騒がしい屋外で人と会話するのは難しい。散歩から戻ってきてからは、ワープロ検定の過去問を解いた。
 相談支援事業所のスタッフさんが私の住む部屋を訪れて、近況などの聞き取りみたいなものがあった。向こうがどう思っているかは分からないけれど、こちらとしてはどうも「そういう訳じゃないんだけどな」と思うことが多い。スタッフさんが考えたイメージ上の私に現実の私をすり合わせさせられている感じがして、都度修正しようとしてもしきれない。疲れた。
 お風呂掃除を頑張ったので、久し振りに湯船にお湯を張って浸かってみた。温度を確かめるのをさぼったので、いざ入ってみるとお湯がぬるかった。

2025/11/11 Tue.

 お弁当を作る。鶏つくねの照り焼き、卵焼き、にんじんと椎茸の煮物、小松菜ごまあえ、鮭フレークごはん。
 就労移行支援で、情報処理技能検定(表計算)の過去問と、相談の仕方について学ぶプログラム。
 夜、きょうだいの一人が泊まりに来た。姉はとても嬉しい。

2025/11/12 Wed.

 昨日用意しておいたサンドイッチと野菜スープで朝ごはん。もちろん、コーヒーも2人分淹れた。
 就労移行支援で、情報処理技能検定試験の過去問。準1級をミス無しで解くことができた。

2025/11/13 Thu.

 お弁当を作る。アスパラ肉巻き、卵焼き、きんぴら、小松菜ごまあえ、ふりかけごはん。
 就労移行支援で、面接用の問答集の内容を練る。強み弱みや長所短所、自己PRの辺りがまだぼんやりしていたので、それらしい文章を作ってみた。一体誰のことを言っているんだろうという回答になってしまった。
 一昨日泊まりに来たきょうだいと晩ごはんを食べる。カンジャンチキンとキンパがおいしかった。その後、カフェに移っておしゃべり。とても楽しい。「パートナーなんかいたことないから分からない」とぼやきながら回答した恋愛タイプ診断は、「デビル天使(FAPO)」という結果が出た。パートナーがいたことがないから本当の所は分からないものの(一生分からないままの可能性も大いにある)。やっぱりまた無謀なマッチングアプリに挑むべきか。

2025/11/14 Fri.
 渋々ながら歯医者へ定期検診を受けに行く。虫歯になりかけの歯はあるそうなので「虫歯がなかった」と言えるかは怪しいものの、とりあえず通院する羽目にはならずに済んだ。良かった。
 来る就活に備えてパンプスで歩く練習をしておいた方が良いのかもしれないと思い立って実行に移したところ、しっかりと靴擦れした。両のすねが筋肉痛。靴音が結構うるさいことが判明したので、就活までに対策しておかなければ。
 ピークから体重が8kg減ったこと自体はとても嬉しいけれど、去年まで着ていたアウターもパジャマも何もかもがXLサイズなので大きい。嬉しいけど、買い替えの出費が痛いのは困る。
 就労移行支援の通所日と通所時間が増えるのに比例して、Blueskyのポストが減る気がする。良いことなのか、そうでないのか。

2025/11/15 Sat.

 足裏は靴擦れ、すねは筋肉痛。パンプスって怖い。
 就労移行支援。就職後に使える就労定着支援の概要について学ぶプログラムを受講。
 帰りにスーパーで食材を買い込み、午後はひたすら台所仕事に励む。お弁当用に冷凍しておくおかずを中心に、力いっぱいを料理した。いんげん肉巻き、豚バラ大根、鶏つくね、厚揚げと長ねぎの煮物、にんじんと椎茸の煮物、にんじんの炊き込みごはん。白ごはんも炊いて冷凍。へとへと。冷凍庫がいっぱいになった。いつかは大きい冷蔵庫を持つことができる暮らしがしたい。
 一市民としてささやかにでも抗議の意思は示しておこうと思い、首相官邸のお問い合わせ欄から総理に対する文句を送りつけた。戦争反対。

2025/11/16 Sun.

 美容室で髪を地毛に近い色に染めてもらい、さらに短く切ってもらった。似合うか似合わないかはともかく、さっぱりして非常に快適。

Blueskyから
・地元じゃなかなか見かけることのない「手を繋いで歩くカップル」というのが物珍しくてすれ違う度についちょっと目に留めてしまう で、私は一生それをすることなく死んでいくのか〜…と
・そんなに恋愛だのパートナーだのに興味があるならマッチングアプリをやればいい話なんですけど、他人と関わることに凄まじくストレスを感じる社不(社交不安症)だからアプリでのやりとりを想像するだにげんなりしてしまう
・アプリのプロフィール文にBlueskyのリンクを貼り付けて、大体こういう人間なのでもしも興味があれば声でも掛けてみてください的なことができたら気楽で良いんだけど 声が掛かる掛からないはともかく

週間日記(2025/11/03-11/09)

2025/11/03 Mon.

 昨日のお昼にコーヒーを2杯半も飲んだからか、眠れない。しかも、横になると咳が出る。日付が変わった頃にやっと眠くなってきたけれど、かといって眠れもしない。1時半頃にようやく寝ついた。
 雲ひとつない青空。とても清々しくてきれいな青だったので写真を撮ったら、証明写真の背景みたいになってしまった。
 近所を散歩。黄花コスモス、こんぺいとうみたいなミゾソバ、ノコンギクかヨメナか分からない薄紫色のキク科の花、セイタカアワダチソウが咲いていて、野いばらの赤い実が生っていて、ミントが茂っていた。
 咳がきつい。

2025/11/04 Tue.

 土曜日に予約していた精神科の診察が、私がコロナにかかったので今日にずれ込んだ。飲み忘れていた薬が2日分あったので、飲めない日は1日だけあったけれど離脱症状が起きるほど薬を切らす羽目にはならずに済んだ。1時間近くみっちり話を聞いてもらえるカウンセリングと違って、診察はいつも5分もかからないくらいで終わるけれど、どうしても話しておきたかったので実習報告会の話を主治医の先生に伝えた。もし話せそうだったら、現在困っているのは「人と関わると疲れすぎる」「人に頼れない」「人から悪く思われるのが怖い」の3つだということも言いたかったけど、話せそうな空気にはならなかった(気がする)ので言えずじまいだった。
 病院から歩いて帰る途中、野葡萄の実がいっぱい生っている草むらを見つけてテンションが上がった。近くに生えているオドリコソウに毛虫がついているんじゃないかと怯えながらも、とびきりたくさん実がついている蔓をちぎって持ち帰った。青や水色、紫の宝石みたいな実がとても美しい。こんなおもしろい植物が野草として道端に生えているなんて最高だ。気分が上がって普段の通院時とは違う道を通ってみたら、実家からどんどん離れて行ってしまう一本道に入り込んでしまい、かといって来た道を戻るのもつまらない気がしてひたすら歩いた。とはいえ、野葡萄の実を手にぶら下げて川沿いを歩くのはなんだか愉快だった。ガガイモの花が咲いていた。
 食べたかったので、かぼちゃのプリンを作った。最初に蒸した時はまだ固まっていなかったのでさらに長めに蒸してみたところ、火が通りすぎてぼそぼそした食感になってしまった。でも、味はおいしいので良しとする。特にカラメルがほろ苦くておいしい。
 晩ごはんは、肉じゃがとだし巻き卵を作った。後者は初めて作ったと思うけど、ちゃんとそれらしいだし巻き卵になって良かった。

2025/11/05 Wed.

 5時に起きて身支度や荷造りをし、猫達に後ろ髪を引かれまくりながら実家を出た。高速バスと新幹線の中でぐうぐう寝た。
 一週間振りの就労移行支援。夏休み明けのように億劫で気が乗らなかったけど、行くと利用者さん達が声を掛けてくれたり心配してくれたりで、みんな優しかった。ありがたい。広報部の活動に参加したけれど、咳が出そうになるので思うように話せなかった。
 スーパーに寄り、食材を買い込んで帰宅。いつも入れているリュックサックの外ポケットにカードキーがなかったので、またしても部屋の中にカードキーを忘れてきたかと一瞬焦ったけれど、上着のポケットにあった。やっぱりリュックのポケットに入れておこう。
 母が持たせてくれたお弁当をお昼に食べた。大人になってもお母さんが作るお弁当が食べられるなんて、こんな嬉しいことはない。味の違うおにぎりが2個に、手作りのコロッケ、私の好きな冷食のソースカツ、他にもおかずが色々、プラスチックのパックにぎっしり詰まっている。ひときれ入ったりんごはなんとうさぎの形に切ってあった。お弁当がおいしかったのと嬉しかったのとを、スタンプも交えてLINEで母にしっかり伝えた。
 いそいそと荷解き。私の「親不孝号(アンデューティネス)」も、まさかこんなに頻繁に地元とこちらを行き来することになろうとは思っていなかっただろうな。アンデューティネスとは、私が使っているキャリーケースに父がつけてくれた名前で、「銀河英雄伝説」OVAに出てきた輸送艦の名前に由来する。

2025/11/06 Thu.

 10時間寝た。朝ごはんにトーストを食べる。洗濯機を2回回した。咳の頻度がかなり減って嬉しい。
 マンションが3時間ほど断水するので、家にいるとうっかり水を使ってしまいそうだからと外出した。PARCOでBOOK MEETS FUKUOKAを覗き、前から気になっていた『35歳からの反抗期入門』(碇 雪恵)を購入した。GUやHoneysをうろうろして、次の企業実習と今後の就職に備えてオフィスカジュアル的な服を買い込んだ。服を買うのは大好きだけど、テンションの上がらない服を買うのはすごく空しい。オフィスカジュアルというものに憧れはあるけれど、自分が着るとなるとどうも「社会人」のコスプレ感が否めない。
 上島珈琲店でアイスコーヒーを注文し、先ほど買った本を読む。いつまでも読み終わらない『金枝篇』を喫茶店で読もうと鞄に入れていたけれど、こちらははただ散歩させただけになった。

2025/11/07 Fri.

 就労移行支援。何したっけ?
 改装が終わったヴィドフランスでお昼を食べる。腹ぺこでありたついたせいか、パンがやたらおいしく感じられた。普段飲むのはブラックコーヒーだけど、なんとなく今日はカフェオレを頼んでみた。これはこれでおいしい。天神の地下街がすっかりクリスマス仕様になっていて、至る所にイルミネーションが飾られている。きらきらできれいだから、通年こうだったら良いのに。
 二度目の高島野十郎展を見に、福岡県立美術館へ行く。県立美術館の近くの道沿いには、シナサワグルミの木が植えられている。クルミが街路樹として使われるというのは珍しい気がするけれど、どうだろう。美術館の展示室内をゆっくり見て回り、絵の上手さに内心で唸る。楽しい。歩き疲れたので、気になっていた県立美術館喫茶室でアイスコーヒーを飲んだ。店内には夢野久作にまつわるグッズが売られている。『ドグラ・マグラ』の有名な「胎児よ 胎児よ 何故躍る 母親の心がわかつて おそろしいのか」のフレーズがプリントされたキャンバストートがあってちょっと心惹かれるものがあったけど、これを外で使う勇気はないと思い留まった。「読むと気が狂う」と言われている『ドグラ・マグラ』は今まで二度読んだことがあるけれど、自分の場合はどうなんだろう。
 帰り道、天神の交差点で信号が変わるのを待っていたら、ふと目の前のガードレールに「FREE PALESTINE」の文字が書かれたステッカーが貼られているのに気付いた。自分はマクドナルドやスターバックスのボイコットを細々と続けているのだけど、それを人に言うとあまり心地の良くないリアクションをされることが多い。それでも、虐殺に反対する意思を表明している同志は確かにいるのだと思えて、すごく心強かった。とはいえ、デモやスタンディングなどの場で積極的な活動ができていないことへの負い目もある。
 街路樹のマロニエにピンク色の花が咲いているのが見えた。百日紅といい、アメリカハナミズキといい、明るくてかわいらしい色の花が咲く木が街中に植わっていると気分が上がるので嬉しい。
 帰宅して、家事をたくさんやっつけた。しばらく前にXで流行っていた、クミンを入れた鶏ひき肉のミートボールと、ピーマンと玉ねぎのみじん切りを混ぜ合わせて食べるごはんを作ってみた。作り始めてから、そういえば自分は生のピーマンも玉ねぎもあまり得意ではないのに大丈夫だろうかと気付いたものの、いざ食べてみるとちゃんとおいしかった。生野菜を食べると、なんだか身体に良い食事を摂っているような気分になる。家事を頑張ったとはいえ部屋の片付けができていない。ここしばらくの間で一番ひどいと言える散らかり具合になってしまい、落ち着かない。早く片付けないと。

2025/11/08 Sat.

 就労移行支援。ワープロ検定の過去問。スタッフの人と最近の様子の振り返りを話していた時に、「人から道を訊かれた時に、分かりませんって言って終わらせないんですね」みたいなことを言われた。言われるまでその選択肢が全く思いつかなくて、目から鱗の思いだった。そういえばそういう選択肢もあるのか。でも、今後もそれはしないだろうなとも同時に思った。「他人から悪く思われるのが怖い」という社交不安症の症状による要因も全くないということはないだろうと思うものの、困って助けを求めてくれた人のために何かしら力になろうとする原動力になるなら、あながち悪い病気でもないのかもしれない。「この人なら教えてくれるかも」と判断して私に訊いてくれたことも嬉しいので、引き続き「私も分からないのでちょっと調べますね」と足掻く方向でやっていきたい。でも、詳しくない人間が慌てて調べて伝えるよりも、他の人に当たってもらった方がより正確な情報を得られる可能性の方があるんだろうか。けど、また別の誰かに声をかけるのも気を遣うかもしれない。考えてもどうしようもないことをうだうだ考える。
 午後、近所のリサイクルステーションに段ボールを捨てに行くだけだからとスマホひとつ(と段ボール)で出かけたところ、ついうっかり部屋のカードキーを忘れて出てきてしまった。これが怖いからオートロックの物件は苦手だ! 管理会社やサポートサービスに電話をかけてどうしたら良いか尋ね、管理会社まで予備の鍵を借りに行くという選択肢を選んだ。段ボールを捨てに行くのも含めて片道40分せっせと歩き、鍵を借りてまた40分歩いて帰った。nimocaもなければ財布もないので、地下鉄に乗る訳にもいかない(設定すればスマホでも改札を通れるんだっけ?)。オートロックのマンションにも関わらずカードキーを忘れて出かけたこと自体は確かに運が悪かった。ただ、スマホは持っていて、管理会社が営業している時間帯の出来事だったというのは間違いなく幸運だった。本当に良かった。そう思える今の自分の精神状態も喜ばしい。しかしながら不本意な突然のウォーキングに見舞われたこと自体は楽しいことではなかったので、今こそ「嫌なことがあったら花を買う」を実践すべきだと考えた。でも、花屋でPayPayを使えるかが分からない。仕方なく、花の代わりにコンビニのロールケーキを買ってきておやつに食べた。無事部屋に帰ることができて良かった。

2025/11/09 Sun.

 よく寝た。部屋の掃除と片付けを完了し、毛布を洗濯、服を少し整理、観葉植物に水やり、着生蘭とコウモリランはソーキング、その他さまざまな細々した大量の家事をこなした。この狭い部屋の中で、よくここまでの家事が見つかったと思うほどだった。とても達成感。

週間日記(2025/10/27-11/02)

2025/10/27 Mon.

 とらふくがそれぞれにごろごろすりすり甘えてくる。かわいくてたまらない。
 猫達に後ろ髪を引かれながら福岡へ戻ってきた。私がいない間に、どうやら隣の部屋が空き室になったらしい(それらしい書類がポストに入っているのが見える)。
 慌ただしく就労移行支援へ行く。職場での業務管理について学ぶプログラムを受ける。
 用事が入って、珍しく夜ふかしした。夜ふかしといっても日付が変わる前なので、世間一般的にはごく普通の就寝時間だろうけれど、毎晩9時間寝たい自分にとってはしんどい。

2025/10/28 Tue.

 2日続けて寝不足になってしまい、かなりきつい。そのうえ、なんだか風邪っぽい。微熱、喉の違和感、腰痛、寒気、怠さ。寝ないことにはどうにもならないと思い、様子見も兼ねて就労移行支援は午後から通所することにした。
 ところが、就労移行支援に行くも、ぼんやりして怠くて何も手につかない。これはいよいよ駄目だと思い、1時間足らずで帰宅した。
 夜、暑がりの自分にしては考えられないくらい寒かった。温度計には過ごしやすいはずの室温が表示されているので、悪寒というやつだろう。コロナかな、インフルエンザかな、私が実家の家族に移してしまっていたらどうしよう。

2025/10/29 Wed.

 熱はごく微熱。喉に違和感はあるものの、痛くはない。咳も出ない。身体は怠くて痛むけれど、昨夜のような猛烈な寒気はなくなった。
 就労移行支援に、今日は休みますとメールを送る。すぐ近くの内科に電話をかけ、コロナの検査を受けたい旨を伝えた。病院に行き検査を受けると、陽性であることを示す線がうっすら見えていた。インフルエンザの方は反応がなかった。来月初めにでも打とうとコロナのワクチンを予約していたけれど、コロナに感染後5ヶ月くらいは抗体ができると言われ、ワクチンはキャンセルすることにした。
 諸々の事情により、このタイミングで帰省することになった。公共交通機関を利用するなと人から怒られそうでそれは全くその通りではあるのだけど、咳・くしゃみ・鼻水などの症状がないのを言い訳に(言い訳にならない)、本当にごめんなさい。
 浴室に洗濯物を干し、除湿機にタイマーをセットし、作り置きの味噌汁を3食分まとめて平らげ、賞味期限が明日に迫った卵5個を茹でて冷まし(実家に持って帰って食べる)、昨日買ってきた食材を冷凍し、水出し緑茶のボトルを空にして洗い、床にフローリングワイパーをかけ、コウモリランと着生蘭のソーキングをし、台所の流しに虫が湧かないよう対策をし、燃えるごみをまとめて出した。
 本来乗るはずだった日時の新幹線と高速バスの切符を博多駅で払い戻ししようとするも、並んでいる人が多くてなかなかに時間がかかる。本当にぎりぎりになってようやく手続きできた。慌てて新幹線の改札を抜け、キャリーを持って息を荒げながら階段を昇り、かろうじて新幹線の車内に滑り込んだ。あと1分遅れていたら乗り損ねていた。息が整うまで、しばらくデッキに突っ立って過ごした。
 慣れ親しんだ実家に帰るとほっとする。両親もコロナに感染していた。とらふくがかわいい。畑を見ると、土曜日にまいた種がもう小さな芽を出していた。濃い赤色のマムの花が満開で、金木犀はまだつぼみながらかすかに香りを漂わせている。

2025/10/30 Thu.

 珍しく寝つきが悪かった。喉が乾燥する度に水を飲んでいたので、頻繁に目も覚める。でも、その度に甘えん坊のふくちを撫でて、ちょっと楽しかった。
 朝起きると、昨日のような怠さはほとんどない。発熱、怠さ、悪寒がない代わりに、咳、くしゃみ、鼻水、喉の痛みがある。とはいえ昨日よりは明らかに身体が楽なので、こざこざとした家事をやったり、さぼっていた日記を書いたり。
 猫達が窓辺で気持ち良さそうにひなたぼっこをして寝ている。毛並みがふかふかのほかほかだった。
 晩ごはんに母のリクエストで豚バラ大根を作ったら、かつてないほどおいしく味のしみたものができた。ごはんが進む。

2025/10/31 Fri.

 夜中、ふくちと一緒に寝た。すねの辺りにずっしりと乗っていて、寝返りを打ちたいけど動くに動けない。重い。でもかわいい。
 鼻をかむためのティッシュが手放せないくらいで、後はもう風邪の治りかけのような状態。本調子ではないけれど、身体が軽くて嬉しい。1階、2階、ロフトと家じゅう掃除機をかけ、興味津々のふくちの妨害を受けながらこたつを出した。さっそくふくちが中に入り込んで、満足げだった。

2025/11/01 Sat.

 コロナに感染して以来、どうも寝つきが良くない。
 母と2人で川岸を散歩、外の空気が気持ち良い。野鳥の声と川のせせらぎ、対岸から聞こえる草刈りの音も良い。
 パソコンを持って帰っていたので、沖縄旅行のしおり作りの続き。凝りに凝って、いよいよ完成。

2025/11/02 Sun.

 畑に焼肉レタス(チマサンチュ)の小さな芽がいっぱい出ている。面倒くさくて間引きはしていない。金木犀の花も完全に開いた。庭にどんぐりが落ちている。勝手に生えてきたでかいヤツデの葉っぱが、天狗の団扇のよう。
 こたつを出したら、ふくちが布団に来なくなった。こたつに負けた。
 以前ホイップして冷凍しておいたちょっと良い生クリームで、クレープを作って食べた。生地は私が混ぜて、焼くのは母に頼んだ。アイスを包んだクレープのようですごくおいしかった。
 とらふくに猫草をあげた。サラダバー。

週間日記(2025/10/20-10/26)

2025/10/20 Mon.

 眠い。8時間睡眠だと寝足りないというのは、なんだか「普通の」人に比べて時間を損しているようで悔しい。
 お弁当を作る。鶏つくね照り焼き、卵焼き、きんぴら、小松菜ごまあえ、鮭フレークごはん。醤油無しの卵焼きは、砂糖をがっつり入れるとおいしくなることにようやく気付いた。
 就労移行支援で、広報部で集めたアンケートの集計結果をまとめたり、面接練習会の振り返りメモをWordにまとめたり。午後はストレス対処法について学ぶプログラムも受講した。訓練時間が終わって帰るまでの間に、利用者さん数名とちょっとした話題で盛り上がる時間ができた。こうして色々な人と楽しく話せる経験ができると、友達がたくさんいる学校のようで楽しい。学校にたくさん友達がいたことなんて思春期以来なかったから、なんだかすごく不思議な感じがする。

Blueskyから
日常の中で自分のことが大好きだと心から思える貴重な瞬間
・お風呂から上がって、食器洗いが既に終わっている台所を目にした時
・自分で作ったお弁当が結構おいしいと感じられた時

2025/10/21 Tue.

 お弁当を作る。アスパラ肉巻き、卵焼き、にんじんと椎茸の煮物、小松菜ごまあえ、鮭フレークごはん。鮭フレークはぱらぱらしていて箸で食べにくいけど、おいしいし見た目が華やかになる。
 就労移行支援で、認知行動療法のワーク。
 政治のニュースがつらすぎて(普段からつらいけどなるべく蓋をしている、それも良くないとは分かっている)、死にたくなっている。せっかくようやくこの先も自分は生きていけるのかもと思えてきているのに、本来すべての市民を活かすためにあるシステムでしかない政治が市民を死にたくさせるのは本当にやめてほしい。人を殺傷する武器を持つか持たないか、社会的に弱い立場に置かれている人を排除するかしないか、個人と個人の間で考えればあり得ない問題について、どうして「国」という単位が絡んだ途端にバグった選択肢が現れてしまうんだろう。

Blueskyから
・国のこと、単なる市区町村の規模がでかいver.に過ぎないと思ってる節がある 政府もでかい市役所みたいなものだと思ってるから、職員(政治家)に対してお仕事お疲れさまです程度のことは市民として思うけど、職員(政治家)が偉そうにふんぞり返ったり裏金だの何だのちょろまかして逮捕されてなかったりするのはちょっと意味が分からないし理解しがたい
・あと政治家の仕事は戦争する羽目にならないように他国とうまくやっていくことだから、軍拡だ防衛力強化だって喚いてる政治家を見ると「私には政治家としての能力がありません!!!」っていう自己紹介にしか思えない やめちまえ
・ただでさえ他国を侵略した前科があるのに「いざという時のために武器を持ちます!これは自衛のためです!」みたいにほざく国とどこが仲良くしてくれるんだろう 人を傷つけるための道具を作ったり持ったりするのを正当化できる理由なんてないでしょうに
・「万が一にも隣町が攻めてきた時のために徴兵制を復活させます!」とか「よその町からの人の受け入れをやめてこの町出身の人間だけでやっていきましょう!」みたいなことを言ってる町があったら、何言ってるんだろうってなると思うんだけど、愛国者()の方々が宣ってるのもそんな感じ
・郷土愛があるのはまあ結構なことではあると思うんだけど、それを排外主義に結びつけちゃダシにされる地元がかわいそうだろうと思う
・悔しいから文句言いまくりながら生き延びてやるぞ〜 くたばるのは私じゃなくて全体主義や軍国主義の方であるべき

2025/10/22 Wed.

 就労移行支援。読書の時間に、高島鈴『布団の中から蜂起せよ アナーカ・フェミニズムのための断章』を読む。政治や社会情勢のことでしんどくなっている時は、これを読むに限る。その後、広報部の時間は書記を担当した。人に見せる文字を書くのはもちろん、やっぱり人前に出るのは苦手だ。
 午後は博多駅に行き、人に渡すおみやげを買ったり、阪急の北欧フェアを覗いたり。北欧フェアでは、フィンランド製の木のマグカップ(もらった人は幸せになれるという、2万円)、クッキー生地に模様をつけるローラー、木のコースター、リサラーソンのあざらし(小さい方で7,000円)などが気になった。クランベリー、アイリス、バラ、いちご、名前の分からない雑草のような植物などの絵がそれぞれ描かれた食器もかわいかった。リンネソウらしきモチーフの食器やレリーフもいくつか見かけた。さすが北欧。自分で作ったものしか食べたことがなかったので、この機会にルーネベリタルトを食べてみたかったけれど、小さいものが1個600円以上したのでさすがにちょっとためらわれて購入には至らなかった。迷いに迷って、もう少しだけ手を出しやすい値段のヨウルトルットゥとモーローツカーカ(キャロットケーキ)を買ってみた。帰宅して、コーヒーを淹れて頂く。前者は甘酸っぱいラズベリージャム、後者はスパイシーな生地がおいしかった。

2025/10/23 Thu.

 夜中、何度も何度も火災報知器が鳴っていた。どうやら誤作動らしい。以前、就労移行支援のスタッフさんとの会話で「不安」という感情について尋ねられて「火災報知器」だと答えたけれど(どこかでそういう表現を見たことがあるから)、ちょっとした不安の要素を感じ取って過剰なまでにけたたましく鳴る辺り、本当に私の不安みたいだなと思った。
 就労移行支援で、認知行動療法のワーク。明日それこそ「不安」な用事ができたので、せっかくだから面談申請書なるものを提出して、相談する練習ということでスタッフさんに話を聞いてもらった。親身になって聞いてくれるのはありがたい。ありがたいけれど、「不安になりやすい」という症状そのものをスタッフさん達が分かってないのだろうなという感じは以前からしている。何か具体的な理由があろうがなかろうが、反射のように不安になる病気だと知られていない気がする。感覚として理解はしなくていいから、せめて知識としては知っておいてほしい。どういう症状や困りごとがあるのか知ろうとしてくれるのは良いけれど、支援を必要としている当事者自身から病気に関するすべての情報を引き出そうとするのは少し違う気がする。かといって病名のラベルやテンプレートにかっちり当てはめてほしいという訳でもないのだけれど、これはわがままなんだろうか。
 荷物を取りに戻り、帰省。高速バスの中でぐっすり眠り、目が覚めてからはfuzkueのプレイリストを聴きながら高島野十郎展の図録を眺めて幸せだった。本当にこの人は絵がうまい。
 祖母のアパートに行き、お茶とおしゃべり。実家に帰るととらふくが出迎えてくれた。

2025/10/24 Fri.

 前職のバイト先だった園芸店のパート仲間6人で、宮崎へ遊びに行った。話が出た当初はちょっと迷ったけれど、誘われたこと自体が嬉しかったので勇気を出して参加を決めた。グループLINEで話が出たということは、私も行って良いんだろう。久し振りに会う人達とあれこれおしゃべりして、おいしいステーキやソフトクリームを食べ、観光名所を歩き、いかにも日帰り旅行らしい旅行になった。みんなが元気そうで良かった。自分自身に対して「頼むから、後から思い出して恥ずかしくなるようなことをしでかさないでほしい」と終始祈るような気持ちではあったけれど、どうやらなんとかなったらしい。無事家に帰り着いてから、「疲れたけど楽しかったな」という感想がすんなり出てきて心底ほっとしている。高千穂峡の岩場でナンバンギセルらしき花を初めて見ることもできて嬉しかった。

2025/10/25 Sat.

 朝から畑の草取りをして軽く耕し、持ってきた種をあれこれまいた。庭の草取りも少し。涼しくて庭仕事日和だと思っていたけれど、日が昇るにつれて汗ばんできたので撤収。
 猫達に詫びながら掃除機をかける。随分慣れてきたのか、掃除機をかけ終わると以前より早く隠れ家から出てきてくれるようになった気がする。
 母がスーパーでお惣菜をいくつか買ってきてくれて、一緒に食べた。舞茸のあんがかかったしんじょのようなおかずが特においしかった。
 午後は祖母のアパートへ遊びに行き、お茶を飲んでおやつを食べおしゃべり。暇潰しにでもなるかと思い貸してみた高島野十郎の図録をいたく気に入ってくれていた。良かった。
 夜、ねじを回すと走り回るねずみのおもちゃで猫達と遊んだ。おっかなびっくり興味を示すとらふくがかわいくておもしろい。ふくちは生後10日程でこの家にやって来たから外の世界を見たことがないけれど(目も開いていなかった)、とらちは子猫時代を野良猫として過ごしていたので、もしかしたらねずみの味も知っているのかもしれない。今はねずみよりおいしいであろうシーバやドライささみに夢中だけれども。

2025/10/26 Sun.

 今日もまた宮崎へ。今度は両親とドライブ。霧島ファクトリーガーデンのパン屋さんでおしゃれなパンを買って、道の駅 都城ニクルでお昼を食べ、風月堂でチーズ饅頭を買った。改装された風月堂の敷地にヤマボウシの木が植わっていて、さくらんぼのような赤い実が生っていた。ヤマボウシは食べていないけれど、おいしいものを色々食べた一日だった。かぼちゃのバスクチーズケーキが特においしかった。

週間日記(2025/10/13-10/19)

2025/10/13 Mon.

 たかが頭部に生えている毛といえど、鏡を見る度に気分が沈んで外出するのに気後れするようでは良くないと思い、昨日とは違う美容室で切り直してもらうことにした。昨日の今日で同じ美容室に行くのは気まずいし、同じ美容師さんだったらまた同じような羽目に陥る可能性もある。当日予約ができる美容室でさらに短くカットしてもらって、ようやく落ち着いた。ひと安心。
 午後は、チケットをもらっていたオーケストラの演奏会を聴きに行った。ベートーヴェンの交響曲第5番「運命」と、ショスタコーヴィチの交響曲第5番「革命」の2曲というプログラム。どっちも聞き慣れた好きな曲だから嬉しい。特にショスタコーヴィチは大好きなので、吼える金管や暴れるパーカッションに大興奮だった。ただただ音楽を聴くだけの贅沢な2時間を過ごした。クラシック音楽というと世間一般的には退屈で眠くなる音楽がイメージされるのかもしれないけど、こういう血沸き肉躍る壮大な交響曲こそ個人的に好きなクラシックだと思う。楽しかった!

2025/10/14 Tue.

 昨夜、お風呂に入って髪を乾かした後、毛沢東のように髪が盛り上がってしまって、どうしたことかとまたしても途方に暮れていたものの、今朝はドライヤーだのヘアバームだので押さえに押さえつけて辛うじてなんとかなった。もう髪の毛ごときで悩むのはうんざりだ。
 お弁当を作る。いんげんの肉巻き、卵焼き、ほうれん草のごまあえ、にんじんと椎茸の煮物、鮭フレークごはん。
 髪をばっさり切ったので、就労移行支援に行くと色々な人からびっくりされたり褒められたりで、嬉しいやら照れるやら。
 模擬会社プログラムで、利用者さん数人と協力して業務を進める。けっして気を遣えている(気が利いている)訳ではないのに、過剰に気を遣ってしまっている。
 幸せとは何かと訊かれたら、今度から「クッキー缶」だと答えたい。自分への誕生日プレゼント用に購入したクッキー缶のクッキーが、それくらいおいしい。どのクッキーも風味や食感が異なって食べていて楽しい。気を抜くとどんどん食べ進めてしまう。ココナッツ味のお菓子は嫌いな訳ではないものの、普段選択肢にあっても選ぶことはない。ところが、このクッキー缶のココナッツクッキーはガレットと首位を争うレベルでおいしい。独特のざくざくとした繊維質な食感がくせになる。良いプレゼントを買ったなあ。

2025/10/15 Wed.

 就労移行支援。今日も模擬会社。人と関わることに疲れてしまって、働ける自信がますますなくなる。今週の就労移行支援はうっかり週5日連続通所のスケジュールにしてしまい、そのうちの2日目にしてもう疲れている。
 午後は皮膚科に行き、ニキビと手湿疹の薬を処方してもらった。どの季節も好きなので当然冬も好きだけど、この季節には手湿疹ができるのが困る。
 せっかく近くに来たからと、おしゃれな生活用品や雑貨を扱っているお店を覗いた。私の生活では縁がない上等な調理器具や食器などを眺める。葉っぱの形のお皿がとてもかわいかったのでそっと裏返して値段を見てみると、私が日頃使っている食器のそれより一桁多かった。ラズベリー柄の薄手の大判ハンカチを見つけ、こちらは割と手頃な値段だったので衝動買いしてしまった。食べられる赤い実の中でもラズベリーは特に好きだし、ラズベリー柄の小物はなかなか珍しい気がする。ところが、帰宅してレシートを見てみたら、ラズベリーではなくブラックベリーと書かれていた。ブラックベリーもおいしいから良いか。

2025/10/16 Thu.

 お弁当を作る。いんげん肉巻き、卵焼き、きんぴら、小松菜ごまあえ、ふりかけごはん。今週は2日続けて終日通所。
 就労移行支援で認知行動療法のワークをしたり、模擬会社プログラムに参加したり。やっぱり複数人の人が聞いている状況で話すのは緊張する。
 帰りに病院へ寄り、インフルエンザの予防接種を受けた。昔はもっと痛みに過敏で、注射となると今よりずっと怯えていたけれど、ここ数年はなぜか感じる痛みのレベルが低くなっている気がする。感覚が鈍くなったのか、耐性がついて慣れたのか。気のせいかもしれないけど、精神科でカウンセリングを受けて不安が和らいでいくのと同じタイミングで痛みに対して(人並みに)強くなってきたので、関連があったら嬉しいなと勝手に思っている。

2025/10/17 Fri.

 就労移行支援。スタッフさんと面談があって、将来どういう生活や生き方をしたいか尋ねられた。どんな内容でも良いとのことだったので、咄嗟に口から出た「おもしろおかしく暮らしたい」という言葉をスタッフさんがそのままパソコンに打ち込んでいた。昔、精神科でカウンセリングを受けていた頃にも、将来のことを訊かれて似たような回答をした気がする。
 初めて福岡県立美術館へ行ってみる。公園内の芝生が青々していてすがすがしい。高島野十郎展のパンフレットを他の美術館で目にして、すごく好きな感じの絵だと思ったので興味を持ち、今日はそれを見に来た。ゆっくり展示を見て回る。とにかく絵がうますぎる! 写実的で繊細な絵も、ゴッホのように背景が揺らめく雰囲気の絵も、何でも描ける。蝋燭や太陽の光の表現もうまいけれど、室内の暗がりや夜空の闇もうまい。個人的に、植物の絵が多いのも嬉しい。好きな絵だと思える作品にたくさん出会えて幸せだった。
 グッズも充実していて、ポストカードの種類が豊富で選ぶのが大変だった。芥子の絵の2枚もすごく迷って、結局からすうりと菜の花、れんげ畑、さくらんぼの絵を厳選した。クリアファイルもかなり迷ったけど、今回は我慢した。欲しいグッズがありすぎて困る。買うつもりのなかった分厚い図録と、祖母へのおみやげにと羊羹を買った。図録の値段に最初は渋ったものの、今ここで買わなかったら今後は同じものを買う機会がもうないのだと思うと、買わざるをえなかった。せっかく好きな画家だと思える人物に出会えたのだから、と己に言い聞かせる。図録を買うと、不織布のトートバッグをもらえた。桜と菜の花の2種類から選べたので、ポストカードでも買った菜の花の絵の方にした。見ていると菜の花独特の匂いが漂ってきそうで、もう春になったのだと脳が勘違いしそうになる。
 美術館を出たところで、ちょっと高島野十郎の絵の感じに似た太陽が木立の隙間に覗くのが見えて、妙に嬉しかった。ぼんやりと光っている様子が似ている。ものすごく歩き疲れてしまって、帰り道の30分を歩くための英気を美術館喫茶室で養おうか迷って、今日のところは寄らずに頑張って歩いて帰った。

2025/10/18 Sat.

 就労移行支援で、志望動機の書き方について学ぶプログラム。
 午後は博多駅に行き、帰省用の新幹線と高速バスの切符を発券した。母に頼まれていたパンの材料も富澤商店で購入。とらふくのおみやげにと、ペット用品店でまたたびの小枝も買ってみた。観葉植物も売られていて、まんまるの烏羽玉があった。帰り道、道沿いの花壇にピンク色のカンナが咲いているのを見かけた。カンナというとオレンジ色のイメージなので、ピンクは珍しい気がする。かわいい。
 初めての5日連続通所を終えた解放感からか、やたら気分が浮き立っている。

Blueskyから
・自分一人で思い立ったら気軽に美術館博物館植物園へ行ける環境が本当に素晴らしすぎて、ここで暮らし続けるためなら就労移行支援もこの先の労働も多少頑張れるかもとさえ思える
・地元だと車の運転ができない人間は何かしらの問題や欠陥があるのだと思われたり(私個人に関してはあるにはある)、一人前の大人としてみなされなかったりするけど、ここだと車の運転ができなくても普通に扱ってもらえるし生活していくこともできる 環境って大事だな…
・それはそれとしてとらふくに会いたい

2025/10/19 Sun.

 9時間睡眠に勝る疲労回復法はないなとしみじみ思う。よく寝た。外に出ると涼しくて、秋が来たことを実感した。マンション前の欅らしき木の幹に生えたサルノコシカケが、着実に生長している。
 六本松の護国神社の近くを通ると、2匹の大きなスズメバチが辺りをゆっくり飛んでいた。蜂に遭遇したらかがんでゆっくりその場を離れるものだと聞いたことはあるけれど、やっぱりいざとなると慌てて逃げてしまう。花壇におしろい花の黒い種がいくつも実っていた。小さい頃、これで「お弁当」を作る遊びが好きだった。おしろい花の種の殻を爪で半分に割り、片方の殻に薄皮を剥いたおしろい粉を詰め、ごはんに見立てる。えんじ色のおしろい花の花びら、黄色いハルジオンやヒメジョオンの花芯、緑色の葉っぱをちぎったものをおかずとしてごはんの脇に添える。もう片方の殻をお弁当箱の蓋にして、「お弁当」の完成。誰かに教わったり、本で見たりした記憶はないので、自分で考えた遊びなのかもしれない。
 福岡市美術館に着き、特別展「珠玉の近代絵画─『南国』を描く。」を見た。大きなアガベの傍に毛艶の良い黒猫がいる絵や、いちじくの木陰でふくちそっくりのぶち猫が眠る絵が特に好きだった。大きな屏風に描かれたかぼちゃの葉がすごくうまくて、なるほどかぼちゃの葉はこう描けば良いのかと勉強になった。日本はかつて「南国」を侵略した前科があるので、ちゃんとそういった歴史に触れて反省を交えながら展示するのだろうかという心配は勝手ながらあった。ここで「南国」とされている国や地域にルーツのある方が嫌な思いをしなくて済む展示になっていると嬉しい。
 美術館を出て、大濠公園の池に沿って雑木林のような道を歩く。この空間が本当に気持ち良くて、歩いているとみるみる心が癒やされていくような気がする。
 舞鶴公園のフリマを覗く。花壇にはコスモスやポーチュラカ、メランポジウムの花が咲いている。キッチンカーのスパイシーチキンビネガーカレーを買って、持ってきた小さなレジャーシートを芝生の一角に敷き、ささやかな一人ピクニックをしてみることにした。レジャーシートを敷いている人達は他にもいて、よく見ると一人で過ごしている人もわずかながらいる。カレーは鶏肉が柔らかく煮込まれていて、名前の分からないいくつかのトッピングも様々な風味や食感が楽しめてすごくおいしかった。雨のぱらつきそうな曇り空ではあるけれど、外で食べるとよりおいしい。歩き疲れた時に、椅子ではなく地面に座り込んで休憩すると、足がすごく休まることを知った。
 大濠公園の池に沿って歩く。池の向こう岸から、トランペットかホルンか、金管楽器が練習している音が聞こえてくる。柳の枝がそよそよと風にそよいでいる。六本松の蔦屋書店を眺め、六本松421内のお手洗いに寄った。トイレ待ちの列に並んでいたら、トイレットペーパーの補充をしに来た掃除の方となんとなく会話が始まった。「お疲れさまです」と伝えると向こうが笑顔を見せてくれたので、自己満足ながらなんだか嬉しかった。器の展示を見に行ったり、手芸屋に寄ってかぎ針を買ったりして帰宅。雨が降り出す前に帰り着くことができて良かった。今日の歩数は15,000歩を超えた。地図アプリを見ずに勘で歩いて目的地と真逆の方向に行くということを繰り返してしまい無駄に稼いだ歩数も少なくないものの、自分のような神経質な人間が気ままに歩き回れた解放感のようなものの方が嬉しい。
 夜、とらふくが柿にちょっかいを出している動画が母から送られてきた。特にふくちが、初めて見る植物に興味津々だった。私に似て植物好きな猫。

週間日記(2025/10/06-10/12)

2025/10/06 Mon.

 祖母と二人で芋掘り。今年は芋自体は大きかったけれど、個数が少なかった。掘れば掘るほどみみずが出てきて、後から鍬で少し耕したらふかふかの土になった。昔はみみず一匹いない粘土やシラスの硬い地面だったのに、水害で山の腐葉土が流れ込んで以来、どうやら土の質が良くなりすぎたらしい。土は良くなったのに、さつまいもが育たないから素直に喜べない。でも、芋掘り自体はとても楽しかった。猫達も網戸越しに作業を監督してくれていた。
 お昼ごはんは、祖母のアパートでごちそうになる。またしても二人分の食事とは思えぬ量のごはんが用意されていた。どれもおいしいので、力いっぱい食べた。午後は一緒にクロスワードを解いたり、アルバムの写真を見返したり。
 夕方、道ばたで摘んできたエノコログサで猫達に遊んでもらった。とらふくの色々な表情が撮れて満足。猫ってかわいいだけじゃなくて、おもしろい顔もできてすごい。
 夜、仕事の後に弦楽アンサンブルの練習に行ってきた父母と、おやつを食べながらおしゃべりした。我が家で「お茶会」と呼ばれている、不定期に開催される夜のこの時間がすごく好きだ。実際は、お茶を飲んでいるのは私だけなんだけども(父母は専らお酒)。

2025/10/07 Tue.

 朝起きて、階段を降りる手前で猫達が足もとをうろうろする。かわいい。一階に降りられない。
 帰省から戻る時は、猫達と離れるのが相変わらずすごく寂しい。この寂しさには未だに全然慣れない。ひたすら撫でて家を出た。5日間で230枚の猫の写真を撮った。高速バスで熟睡し、新幹線でも眠かったけれど、新大阪まで乗り過ごさずに済んだ。
 マンションに戻ってキャリーを置き、就労移行支援へ。この日記を書いたのが一週間後だったので何をしたか忘れたけど、何かはした。15時に訓練が終わって帰宅。いそいそと荷解き。

2025/10/08 Wed.

 就労移行支援で、読書と広報紙作り。
 そのまま地下鉄と電車を乗り継ぎ、新宮のIKEAへ向かった。腹ぺこなので、レストランでお昼を食べる。フィッシュアンドチップスとキャロットケーキ、ドリンクバーのコーヒー。結構な量があってお腹いっぱいになった。2階から店内をのんびり見て回る。ダイニングのコーナーに、テーブルに置かれたプリンセストータがあった(多分、紙粘土か何かで作られている)。作り物といえどプリンセストータを実際に見るのは初めてなので、なんだか嬉しかった。屋外用の椅子やテーブルが並ぶコーナーで、こういう家具をベランダに置いて読書でもしたら楽しいだろうなと思った。私が住んでいる部屋は2階で、近くの建物に取り囲まれて眺めも悪いし、北向きだから日当たりも悪いしでベランダ読書には向かないけれど、憧れるものは憧れる。いつかはベランダ読書を楽しめる部屋に住みたい。クリスマス用の大きな星の形の照明がかわいくて、買って窓辺に飾りたい誘惑と闘った。お目当てのデスクライトと、珍しくて惹かれたミントの造花の鉢植えを買って帰宅。

2025/10/09 Thu.

 今日は休みなので、九州国立博物館へ特別展「法然と極楽浄土」を見に行くことにした。駅のホームで電車を待っていると、韓国語を話す二人連れに電車の時間を訊かれた。翻訳アプリを入れておいて良かった! 電車が出る時間は伝えたものの、その後の乗り換えが心配だったので、お節介だろうかと悩みながら同じ電車の中で二人を探し、乗り換えがあることを伝えて乗り換え先のホームまで案内した。何時何分に出発する電車に乗って、何時何分にこの駅で降りてくださいと翻訳アプリ越しに伝え、そそくさと自分の乗る電車に戻る。日本語でお礼を言ってもらえて、嬉しくて恐縮した。無事に目的地へ着けていますように。
 太宰府に着き、お昼ごはんに玉子丼(親子丼の鶏肉抜き)を食べる。絶対にだしと醤油の風味が素晴らしいはずなのに、それが分からなくてものすごく悲しい。
 博物館は、平日にも関わらず人が多かった。修学旅行なのか校外学習なのか、小学生や高校生の団体も来ている。おもしろくてあれこれメモを取りながら、法然展をじっくり鑑賞した。展示の最後に、写真撮影可の展示品があった(仏涅槃群像(部分)江戸時代 17世紀 香川・法然寺)。釈迦を中心に、羅漢などの取り巻く人々がいて、象、かわうそ、かたつむりなどの生き物たちもいる。それらの像の真ん中に、ふくちにそっくりのぶち猫がいたので驚いた。まるまるとした身体、ふてぶてしい表情、太い手足。ふくちだ! ミュージアムショップで、この猫のぬいぐるみを買うか散々迷い、猫の写真がプリントされたブックマーカーを買った。本を開く度ににんまりしたふくちに出会えるブックマーカー。
 常設展もゆっくり見て回った。展示されている収蔵品が、前回来た時とところどころ違っている。グリーンネックレスのような古墳時代のガラス玉、大宰府の地鎮の祭具として使われた水晶、蕎麦畑の絵が描かれた江戸時代の大皿などの写真を撮った。博物館に来ると、人類や文明の長い歴史を思って途方もない気持ちになる。同時に、知的好奇心を刺激されてとてもわくわくもする。せっかく電車一本で来られるのだから、今後も定期的に来たい。焼きたての梅ヶ枝餅を頬張りながら参道を歩き、電車に乗って帰宅。

2025/10/10 Fri.

 就労移行支援。利用者さん一人一人に広報部のアンケートを配る。他にする人もいないので自分がこの仕事を担当しているけれど、自分から人に話しかけるという行為に結構なストレスを感じる。本当はやりたくないけど、やりたくないと言える度胸もない。模擬会社プログラムという、実際の会社での業務を想定した訓練に参加した。他の利用者さんと協力して業務を完遂するというもの。空き時間に色々な話題のおしゃべりが発生して楽しかった。
 来月の沖縄旅行の計画を練る。沖縄県平和祈念資料館とひめゆりの塔の両方に行きたいと思っていたものの、それらがバスで30分かかるほど離れていることを知り、スケジュールの面でどちらかは断念することにした。斎場御嶽も行きたかったけど、これも交通アクセスを考えると時間的に厳しい。行ってみたい場所を諦めるのは悔しいけれど、旅の予定を組むのはとても楽しい。

2025/10/11 Sat.

 就労移行支援の事業所の近くに、エンジェルストランペットが植わっている場所を見かけた。この辺りで見たのは初めてかもしれない。面接練習会に参加し、障害者採用の面接本番を想定した練習をする。特に駄目出しらしいことも言われず、それで却って拍子抜けした。褒めて伸ばすやり方なのかな。それはそれでありがたいけれども。
 糸島市で気になるイベントをやっているので、行ってみることにした。地下鉄空港線が姪浜駅で普通列車に切り替わり、いつの間にか地上に出ていたのには驚いた。乗り換え案内アプリで「乗り換え不要」と書かれていたので不思議に思っていたけれど、こういう仕組みだったのか。バスを待っていたら、海外(東南アジア?)から来たらしい二人連れにバス乗り場を訊かれた。相手の話す言語が分からず翻訳アプリに頼れなくて内心慌てたものの、道路の向かいのバス乗り場に書かれた「Information」の文字を指さして読み上げることでなんとか伝わったらしかった。親指と人差し指をくっつけた「OK」のようなジェスチャーを笑顔でしてくれたので、同じ表情と仕草を返した。話す言語が違っても、こういう好意の込もったコミュニケーションのやりとりができたように感じられると、すごく嬉しくなる。自分もちゃんと社会的動物の端くれであるらしい。
 志摩中央公園に着き、園芸イベント「THE BOTANICAL WORLD」を覗く。世の中には植物好きの人間がこんなにいたのかと思うほど賑わっている。アガベ、サボテン、コーデックス、コウモリラン、チランジア、盆栽、多肉植物、色々なかっこいい植物達がひしめいていて、私が名前を知らない植物もたくさんある。2万円や3万円のアガベに慄いていたら、24万円のコーデックスを見かけて驚いた。すごい世界だ。金魚すくいならぬ「多肉すくい」や、「アガベ釣り」といったコーナーもある。カラテアの吊り鉢に小さな白い花が咲いているのがかわいくて見ていたら、お店の人に話しかけられて少し会話をした。買おうかすごく迷ったけれど、既にシゾバシス・イントリカータの小さな鉢の誘惑に負けていたのでカラテアは我慢した。シゾバシスは初めて知る植物だったけれど、不思議な形の葉っぱに惹かれてつい買ってしまった。せっかくこういうイベントに来たからとキッチンカーのフードやドリンクを味わいたくなって、レモンスカッシュを買って公園のベンチに座って飲んだ。青空の下、涼しい木陰で風に吹かれながら飲むレモンスカッシュは本当においしかった。
 高速バスに乗って帰路に就く。高速道路に乗るまでの間、バスの窓から色々な植物が見えて楽しかった。ルリマツリ、ハイビスカス ローゼル、芙蓉、アメジストセージ、コスモス、黄花コスモス。見たことのないオレンジ色の小さな丸い実が生っていると思ってよく見ると、デュランタの花が枝先に残っていた。デュランタって、ああいう実がつくのか! ひとつ知識が増えて嬉しい。夜、ブラウザでXのおすすめタイムラインを見ていたら、たまたまデュランタの実の画像が流れてきた。奇遇。

2025/10/12 Sun.

 朝ごはんはコーヒーと目玉焼き、ラズベリージャムのトースト。今日は私の誕生日で、33歳になった。また一年生きたことに対して後ろめたさや惨めさを感じることなく誕生日を迎えられることがとても嬉しい。
 咲くやこの花館の植物プリントTシャツとショクダイオオコンニャクのキーホルダーを身に着け、園芸イベント「FUKUOKA GREEN PARTY」へ向かう。会場は昨日と同じ、糸島市の志摩中央公園。今日も賑わっている。30万円のグロボーサを見かけて驚愕する。アガベのイラストが描かれたTシャツを着ている人を二人も見かけた(多分、探せばもっといる)。すれ違う人の多くが、購入したらしい植物の鉢を手にしている。こんな世界があるのか。会場をうろうろ見て回り、タコスやスパイスカレー、チャイの誘惑に負けたくなるも、バスの時間に間に合わなくなるからと断念した。
 福岡市内に戻り自分用の誕生日ケーキを買い、マンションに帰って冷蔵庫に入れた後、美容室に行った。ここ最近ずっと髪をうんと短く切りたいと思っていたので、美容室でカットの予約をしておいたのだった。ところが、こんな感じのショートにしてほしいと画像を見せて切ってもらったものの、カットが終わった時点でどうもイメージと違う。髪が膨らんで、正面から見ると横に長い楕円形のようなシルエットの頭になってしまっている。でも、美容師さんはこれで完了といったような様子だし、美容室に苦手意識のある自分が「やっぱり切り直してほしい」と言い出せる訳もなく、納得したような素振りを見せてお金を払って帰った。だけど、帰宅して鏡を見ても、やっぱり変だ。どうやら自分の髪質に合わない髪型をオーダーしてしまったらしい。情けないやら何やら。
 とはいえ誕生日ケーキはおいしかった。子どもの頃から「食べられる赤い実」に目がないのだからと、3つともベリーのケーキを選んでみたらこれが大正解だった。いちごのショートケーキは、ホイップクリームがかなり甘さ控えめで、すごくあっさりしていて軽い。スポンジも軽くてふわふわだった。ラズベリーのケーキはラズベリージャムの層が甘酸っぱく、これも甘さが控えめなマスカルポーネチーズのムースとよく合う。飾られているすぐりも酸っぱくておいしい。カシスのケーキはカシスのムース部分が特に酸味が強く、レアチーズのムースも上品な甘さでおいしい。いちごにしては小さいと思ったら、てっぺんに載っているのは粉糖をまぶしたラズベリーだった。全体的に甘さが控えめ、酸味は強めで、食感も軽くて食べやすい、大人向けのケーキだと思った。
 食い意地が張っているから、自分用の誕生日プレゼントは憧れのクッキー缶にした。太陽ノ塔洋菓子店のタイヨウノカンカンという商品で、クッキー缶とは思えぬほどずっしりと重たい缶に10種類のクッキーがぎっしり詰まっている。見ているだけで気分が浮き立つし、食べるのがもったいないくらいだ。食べるけど。

週間日記(2025/09/29-10/05)

2025/09/29 Mon.

 お弁当を作る。いんげん肉巻き、卵焼き、にんじんと干し椎茸の煮物、小松菜ごまあえ、ふりかけごはん。
 就労移行支援で、雑談プログラムに参加した。初回は発言のタイミングが掴めなくて相槌だけになってしまったので、今日はちょっとだけしゃべった。その後の個別訓練の時間に『不安・心配と上手につきあうためのワークブック』を進め、午後は適切な休憩の取り方について学ぶプログラムを受けた。今日は利用者さんともスタッフさんとも、結構おしゃべりした気がする。

2025/09/30 Tue.

 就労移行支援で、認知行動療法のワークと、仕事の選び方について学ぶプログラム。
 そのままドトールに行き、ツナチェダーのホットサンドとアイスコーヒーでお昼。大学時代、就活の合間にこれを食べていたので、食べる度にうっすら就活の記憶を思い出してしまう。早く払拭したい。
 福岡市美術館へ行くべく大濠公園を歩いていると、色々な植物を見かけた。終わりかけのひまわり、まだ青いどんぐり、満開の彼岸花と黄花コスモス、タイサンボクの花がら、植え込みに絡んだ風船かずら、花壇に地植えされたミント(!)、勝手に生えてきたらしいヨモギ。池沿いに植わった柳の木が風で涼しげに揺れている。きのこも4種類ほど見つけた。おまんじゅうのようなカラカサタケ、イグチ科の何からしききのこ、鮮やかな黄色のマンネンタケの幼菌、ぽつぽつといくつか生えた名前の分からない小さなきのこ。きのこ探しをしながら木陰を歩くのは楽しかった。
 福岡市美術館で、「仙厓展」や「秋の名品展」、「東光院のみほとけ」、「「北」へのまなざし」、それらと常設展をじっくり見て回った。桜の咲き誇る山々が描かれた華やかな壷(色絵吉野山図茶壷)や大胆なタッチで白い菊の花が描かれた皿(色絵菊図向付)、秋の花々が入った籠を描いた絵(花籠図)など、植物がモチーフになった作品がやっぱり気になる。後者は植物の絵ではないけれど、なんとなくいいなと思った尾形乾山「花籠図」とマーク・ロスコ「無題」のポストカードをミュージアムショップで買った。せっかく来たからと、美術に関する本を閲覧できるコーナーで画集を眺めてみた。西洋の絵だとゴッホ、日本画だと速水御舟が好きかもしれない。
 区役所に行く用事ができたので、そのまま歩いて赤坂へ向かう。福岡城跡のお堀に沿ってひたすら歩いた。秋めいた空気が気持ち良くて、いくらでも歩けそうな気がしてくる。お堀には蓮がたくさん植えてあって、花の時期はさぞきれいだろうと思った。極楽浄土みたいに見えるのかな。
 さらに歩いて帰宅したので、今日の歩数は14,000歩にもなった。いっぱい歩けて満足。

2025/10/01 Wed.

 就労移行支援。認知行動療法のワークと、仕事を探す上での条件について学ぶプログラム。
 一人暮らしを始めて、今日でちょうど一年が経つ。一年前の今日は、本当にここに住むのか、やっていけるのかと不安な気持ちもあったけれど、なんだかんだこの部屋を住み心地の悪くない場所にすることができた。
 一人暮らし一年経過がめでたいので、それを口実にヴィクトリアサンドイッチケーキを作った。バターたっぷりの生地と甘酸っぱいラズベリージャム、ふわふわのホイップクリームの相性がすごく良くておいしい。これから一年後の今日も、この狭い台所でケーキを作れますように。

2025/10/02 Thu.

 いっぱい寝た。朝ごはん兼お昼ごはんに、コーヒーをなみなみ淹れて昨日のケーキの残りを食べた。嗅覚はそこそこ戻ってきている。それとも元々こんな程度だったんだっけ?
 外に出ると、空気がとにかく気持ち良い。気温はちょうど良く、風もあって、いかにも秋だ。三越に歩いて行き、デパ地下で祖母と父母へのおみやげを見繕った。栗や芋、柿、いちじくなどを使った秋らしいお菓子が売り場に並んでいる。誰かのために、その人の好きそうなお菓子を選ぶのって楽しい。

2025/10/03 Fri.

 就労移行支援で、持参した認知行動療法のワークブックに取り組む。破局的思考についてのワークで、想像する不安が現実に起こりうる可能性の数値を書いてみたら、あまりの低さに笑ってしまいそうだった。こんな起こりようもないものに不安を感じていたのか。
 キャリーを取りに戻り、猫目的の帰省! 祖母のアパートを訪ねて、お茶をしたりおしゃべりしたり。夕方、すぐ近くにある実家に帰って、猫達と遊んだ。キャリーケースをわざと開いて置いておくと、ふくちがさっそくもそもそと入り込んでいた。とらちはカーテンのタッセルにじゃれて、ころんころんと床を転がっている。私の大好きなかわいいふわふわ達。
 父母が吹奏楽の練習に出かけたので、その間にピアノを弾いて遊んだ。「舞台 魔法使いの約束 祝祭シリーズPart1」の西祝祭の出発の序曲ばかり延々と練習した。楽しい。帰ってきた父母を、とらふくが嬉しそうにお出迎えしていた。

2025/10/04 Sat.

 夜はふくちと寝た。大の字に寝ている私の足の間にふくちが伸びているので、「太」の字になっていた。朝起きてベッドから降りると、部屋の床でとらちがごろんと仰向けに寝転がった。撫でろとのご所望。仰せの通りに。その後、ふくちは高い戸棚の上、とらちは籐椅子の上でそれぞれ寝ていた。かわいくて何枚も写真を撮る。
 地元特産の栗を使ったスイーツがあちこちのお店に出ているので、そのうちのひとつを買いに父とケーキ屋さんへ。栗のクリームパイを購入。昼まで仕事だった母は、帰りに和菓子屋さんの栗きんとんを買ってきてくれた。栗三昧のおやつ。
 昨日祖母から預かったカネノナルキを、新しい鉢に植え替えた。なんてことない植え替え作業だけど、久し振りにやるのもあってやたら楽しく感じられる。このカネノナルキは、5年前の水害に遭って取り壊した祖母の家の庭から拾ってきたもので、最初は根も生えていない小さな枝だった。水害前に祖母が育てていた大きな鉢植えからちぎれたものらしく、鉢植えが置いてあった場所から離れた所に落ちていた。せっかく見つけたからとこっそり鉢に植えて根を生やして育て、去年私が一人暮らしを始めるタイミングで祖母にあげた。以来、祖母がせっせと日に当てたり水をやったりして育ててくれている。この一年で、またひと回り大きくなった。根からいくらか土を落として、先日園芸店で買ってきたかわいい花柄の植木鉢に植え替えると、ちょうど良いサイズだった。

2025/10/05 Sun.

 午前中は庭仕事をした。私の小さな畑に生い茂ったさつまいもの蔓を切って取り除く作業。相変わらず柔らかくて脚の多い虫がたくさんくっついているので、恐れ慄きながら挑んだ。その間、窓の網戸越しにふくちが羨ましそうに見ていた。私が振り回しているさつまいもの蔓で遊びたいんだろうな。少しだけ庭の草取りもした。一時間足らずの作業だったのに、結構な汗をかいた。買ってあったさつまいもを焼き芋にして、祖母に少しお裾分けをした。すると、ちょうど作っていた里芋と鶏肉の煮物を味見させてくれた。味がよくしみておいしかった。
 家の前の田んぼでは、黄金色の稲穂が重そうに頭を垂れている。よく晴れた青空と映えてすごく良い景色だったので、思わず写真を撮った。地元は高い建物がないので、空が広くて気持ちが良い。彼岸花も咲いていたら赤色が加わってもっと秋らしい風景になっていたかもしれないけど、彼岸花は花期を終えて色褪せてしまっていた。

週間日記(2025/09/22-09/28)

2025/09/22 Mon.

 お弁当を作る。中身はアスパラ肉巻き、卵焼き、きんぴら、小松菜ごまあえ、ふりかけごはん。卵1個で作る卵焼きが、今日はいつもよりきれいにできて嬉しい。
 就労移行支援で、療育部門からの依頼業務を終わらせた。その後、スタッフさんとの実習と実習報告会の振り返りがあった。実習報告会は福岡県内の6つの事業所をオンラインで繋いで行われたので、Zoom越しに90人くらいの人が聞いていたことになるらしい。恐ろしい話だけど、向こうの顔や人数が目に見えなかったのでいまいち実感が湧かなくて助かった。先日の実習報告会に点数を付けるとしたら何点かと訊かれたから、発表をした時点で百点満点中120点だと答えた。以前の自分ならああして人前で発表するなんて絶対に考えられなかったのだけど、その頃の様子をスタッフさんにいまいち伝えきれていない気がする。大学生の頃は、グループワークやスライド発表がある講義はどんなに興味があるものでも受講しなかったし、ゼミで発表しなければならない時は必ず頓服薬を飲んでいた。その後実家に帰ってからは近所の人が怖くて庭に出るのも怖かったし、知り合いに会うかもしれないという恐怖でスーパーに行くのにも強い不安が付き纏った。そんな私がなんだかんだを経て人前での発表をやってのけたというのは、私が鉄棒の逆上がりや縄跳びの二重飛びをしたというのと同じくらいには物凄いことなのに(いずれも一切できない)。
 午後は、オンラインで行われる障害者採用の企業説明会に参加してみた。条件としては一般事務の経験者を募集しているとのことだったので私ははなから圏外だけど、「人材」ではなくわざわざ「人財」という当て字をスライドに使っている時点でこちらとしても少し距離を置きたい感じはした。それでも、座ってパソコンを扱う仕事への憧れはなんとなくあるので、別のどこかで挑戦してみたい気はする。仕事内容を見た限り、もう少し社交不安症の症状をましにしないと苦しいと思ったので、久し振りに「治したい」という意欲が湧いた。治さなくても治らなくても楽しく幸せに生きる権利はあると頭では理解しているけれど、治りたいという気持ちを持つことも両立できるはずなので、なりたい状態に少しでも近付けたら良いなと思う。

2025/09/23 Tue.

 就労移行支援。持参した本を読んでも良いかスタッフさんに訊いたらOKとのことだったので、『「他人の目が気になる・こわい」から抜け出す』(松本 一記、吉永 尚紀、翔泳社)を読み、本の中のワークに取り組んだ。
 そのまま天神に行き、パン屋さんでパンとコーヒーの昼食を摂り、バスに乗り込んだ。FUKUOKA EFFECTというガーデニングショップが福岡市西区にあるそうなので、今日はそこに行ってみる。「九州最大級の植物と花」とWebサイトに書かれていたのもあって期待が膨らむ。バスを降りると、大きなアガベがいくつも植えられたドライガーデンが目についた。平日だというのに、お客さんも多い。まずは外の売り場を眺めた。アンティークっぽいニュアンスカラーのトルコキキョウやジニア、コレオプシスの花苗がとてもおしゃれで目を惹く。秋らしいコスモスや吾亦紅、観賞用とうがらしもあれば、ハロウィン用のおもちゃかぼちゃも売られている。夏の名残りで、ハイビスカスや千日紅、エキナセア、ガイラルディアなども咲いている。鮮やかなピンク色のクリスマスベゴニアと、明るい黄色のダールベルクデージーの花苗がケースにぎっしり並んでいてかわいらしい。野葡萄やトクサの苗まで売られていて驚く。オタカンサスやクナウティアといった、名前も存在も知らなかった花の苗もある。ペニセタムやミューレンベルギアなど、ふくちが好きそうなグラス類もある。ハーブ苗も充実。いちごやラズベリー、ブラックベリー、クランベリーなどのベリー類、オリーブ、ジャボチカバ、姫りんご、さんざしなどの果樹もある。盆栽のコーナーもあり、小さな盆栽がたくさん並んでいる。オリーブの苔玉仕立てというものもあった。アガベや多肉植物のコーナーも広く、ドロサンテマム グロボーサムというつぶつぶした変わった葉っぱの多肉植物は、小さいポットながら1株税込5,280円という価格だった。すごい世界だ。植木鉢の売り場もこれまで訪れたどの園芸店よりも数があり、いちごやブロッコリー、あざらしなどの形をした鉢まであった。
 建物の中に入ると、観葉植物や贈答用の鉢植えなどに分けられた色々なコーナーがあり、壁際にはすごい数の胡蝶蘭がそびえ立つように鎮座している。大小さまざまな板付けのコウモリランが壁に掛けられ、あらゆる種類のインドアグリーンが所狭しと並べられている。サボテン類、パキポディウム、アデニウム、ボンバックス、玉ねぎみたいな見た目の蒼角殿もいくつもある。セントポーリアの花もかわいい。店内にはカフェもある。こんな植物に囲まれた空間で飲むコーヒーはさぞおいしいだろうと思ったものの、時間が経つにつれてどんどんお客さんが増えてくるのでぼちぼち撤退することにした。とはいえ迷いに迷ってついに誘惑に負け、真っ赤な葉っぱのアグラオネマ ビューティーと小さな板付けのコウモリラン、エノコログサのような草の穂が描かれた植木鉢を購入した。祖母のアパートにある鉢植えの植え替えを秋に頼まれているので、それ用にかわいい花柄の鉢も買う。植物を買って帰るというのは、本当に愉快な気持ちになる。アグラオネマとコウモリランを大事に抱えてバスに揺られ帰宅。便は1時間に1本程度のようだけど、最寄りのバス停と乗り換えなしで行き来できることを知ってしまった。通うようになったらどうしよう。

2025/09/24 Wed.

 就労移行支援。読書の時間に『ゲリラガーデニング 境界なき庭づくりのためのハンドブック』を読み、広報部の活動で次号のアイデアについての話し合いをした。実習報告会に挑んで多少は度胸がついたのか、話し合いの中で発言することへのハードルがほんの少しだけ下がったような気がする。パソコンで議事録を取る係を担当したら(他にやりたがる人もいないので嬉々としてこればかり引き受けている)、議事録の内容が分かりやすいと褒めてもらえた。
 午後は美容室に行き、色が抜けて明るくなってきていた髪をいつもの暗い焦げ茶色に染め直してもらった。その足で博多駅に行き、丸善と紀伊國屋書店をはしごして社交不安症に関する本を探した。お値段にかなり怯んで迷いはしたものの、これで少しでも症状が改善できてより良い就職に繋がるならという思いで『不安・心配と上手につきあうためのワークブック』(デビッド・A・クラーク、A.T.ベック、岩崎学術出版社)をレジに持って行った。今後も生きていくために何かしらの行動をしている自分に気付いて少し驚く。生きていこうとしていることがかなり嬉しい。
 夜、両親と電話をした。実習報告会で人前での発表をやってのけたこと、その後いろんな利用者さんから声を掛けられて嬉しかったことを嬉々として報告した。学校の教室に友達がたくさんいるみたいな感覚だと父母に話しながら、そんなの一体いつ振りだろうと我ながら思った。中学生以来社交不安症らしき症状が出てきて徐々に人と話すことが減っていったし、中学、高校はクラスから浮いている外れ者同士でつるんでいたから、本当に小学校以来かもしれない。毎朝登校したらクラスメイトにおはよう(ございます)を言って、合間に誰かとちょっとしたおしゃべりをしたりしなかったり、帰る時はさようなら(お疲れさまでした)を言い合う。クラスに馴染んでいる、馴染めている感じ。不思議な感覚だ。

2025/09/25 Thu.

 ぐっすり9時間寝た。休日なのでのんびり朝のコーヒーを楽しもうと思いコーヒーの粉にお湯を注ぐも、なぜかその芳香がない。飲んでみると、苦みも感じられない。どうやら嗅覚がかなり鈍くなっているらしく、醤油の香りも炊きたてのごはんの匂いも分からない。塩味や甘い味などの味は分かるけれど、風味がないので食べ物のおいしさがさっぱり分からなくなってしまっている。風邪っぽい症状もなければ、それらしい心当たりもない。体調は至って普通に元気ではあるものの、人一倍食欲が張っている自覚がある人間にとってこの事態はかなりの一大事だ。おそらく数日も経てば自然に治るのだとしても、食べ物のおいしさが分からないことで確実にメンタルの方に来る。今日一日様子を見て、明日になっても匂いが分からなかったら耳鼻科に行こう。

2025/09/26 Fri.

 就労移行支援には遅刻していく旨を連絡して、耳鼻科に行く。朝一番ではあるけれど、待合室には人が多い。診察で診てもらい、レントゲンを撮ってもらったものの、特に異常はなかった。去年の今頃罹っていた副鼻腔炎でもないらしい。とりあえず鼻炎の薬を出すので、これで治らなかったらまた来るようにとのことだった。
 就労移行支援に遅れて行く。「人が着席して授業などを受けている部屋に途中から入る」という状況に強い不安を感じるので遅刻はしない、もしくは遅刻しそうな時は出席自体を諦めるといった生活を長年送ってきていたけれど、せっかくだから今日は敢えて遅刻からの途中入室に挑戦してみようという気が湧いた。利用者のほとんどが今行われているプログラムの方に意識が向いていたので、部屋に入ってきた私に関心が向くことはほぼなく、安心と拍子抜けがないまぜになった感覚を味わった。当時と今で不安の感じ方が違うこともあるものの、あんなに怖かったはずのものなのに、実はそこまで怖がるべきものではないらしいと思えた。成功体験ではある。自分もプログラムに混ざってスタッフさんの話を聞いていると、ふとコーヒーの香りが漂ってきた(隣にいた利用者さんが飲んでいた)。昨日は全く分からなかったコーヒーの香りを感じられたことが本当に嬉しく、その場で小躍りしたいくらいだった。
 午後、コーヒーの粉を入れている缶を開けてみると、確かに香りがする。まだ万全とは言えないけれど、嗅覚がいくらか戻ってきている! 祈るような気持ちでコーヒーを淹れると、うっすらとではあるがちゃんとその芳香が感じられる。飲んでみると、いつも通りではないものの苦みもある。この調子なら、明日明後日にでも元通りになるのではないだろうか? もう治ったような気がしてきて心底ほっとした。
 今月撮った写真を何枚か選んで小さく印刷して切り取り、手帳に貼ってちょっとしたメモを書き込んだ。楽しい作業だった。
 ふと思い立って自分の誕生日の誕生花を検索してみたら、ゼラニウムとガーベラとあった。子どもの頃に調べた時はコケモモと唐辛子とあって、食べられる赤い実に目がない自分にはぴったりだと思って嬉しかったのに、いつの間にか非常にオーソドックスでありきたりな花に変わってしまっていたらしい。誕生花なんてきちんと定義されたものでもないからこういう変化はあるんだろうけど、ちょっと寂しい。

2025/09/27 Sat.

 バスに乗って、福岡国際会議場へ向かう。バスの窓から、黒と水色の蝶が花壇の千日紅の蜜を吸ってはひらひら飛んでいるのが見えた。ZINEフェス福岡に行き、会場内をうろうろ見て回った。創作意欲に溢れた人達がこんなにいると思うと、なんだかわくわくしてくる。すっかり感化されて、やっぱりいつかはこういう場に売る側として参加してみたいなと強く憧れた。
 夜は、ラテン文化センター ティエンポにフラメンコのライブを観に行った。開場時間より少し早く着いたので、近くのジュンク堂で時間を潰した。レースの白いブラウスと水色のデニム、黒い厚底スニーカーという服装をしていたら、そっくり同じ組み合わせの服を着た人がエスカレーターで前に乗っていてちょっと気まずかった。髪の長さと色も似ていれば、パーマをかけている所まで揃っている。その人は眼鏡こそ掛けていなかったけど、こういうことってあるんだ。ライブの会場に入ると、人が多くてものすごく賑わっている。おっかなびっくりドリンクチケットを提示してオレンジジュースを受け取り、空いている席に座った。ライブはものすごくかっこよかった。フラメンコのことは何も知らず完全に興味本位で来たけれど、これは観に来て良かった。ギターと歌からなる音楽は色々な曲調があって、拍子も分からなければ展開も想像がつかない。クラシック音楽とは全然違う。踊りは、とても力強く迫力がある。階下が心配になるほど(会場はビルの3階だった)、靴底で床を踏み鳴らす音が激しい。手指の動きも独特で、バレエのそれとは全く異なる。表情は笑顔の時もあるけれど、大抵は眉間に皺を寄せた険しい顔をしている。私は客席のちょうど真ん中辺りに座っていたので、目が合ったように感じる度に、蛇に睨まれたカエルのような気持ちを味わった(でも全然嫌じゃない)。曲と踊りが盛り上がってくると、客席からも掛け声が飛ぶ。とにかく踊りがかっこよくて痺れた。素晴らしい芸術を生で見て、手が痛くなるほど力いっぱい拍手をして、大満足で帰った。

2025/09/28 Sun.

 期待を込めてコーヒーを淹れる。ちょっと香りと苦みが感じられるようになってきたけれど、まだ本調子ではない。早く万全の状態でコーヒーを味わいたい。食べ物の匂いと味も、多少は分かるようになってきてひと安心。
 秋っぽいとらふくの絵を描きたくなって、大きなモンブランをつついているとらふくの絵を描いた。色鉛筆を何色も使って、ちょっとずつ色を塗り足していくのは楽しい。デジタルと違って、やり直しがきかないのもスリルがある。
 去年の10月に福岡へ来てからというもの、毎月必ず博物館・美術館・植物園のどれかに行くようにしていたのに、9月はまだどこにも行っていないことに今気付いた。危ないところだった。月曜日は大抵の博物館が休館日なので、チャンスは明後日しかない。

週間日記(2025/09/15-09/21)

2025/09/15 Mon.

 きょうだいが泊まりに来てくれて嬉しいので、浮かれて朝ごはんにフレンチトースト、トマトスープ、ぶどう、水出しアイスコーヒーを用意した。
 後から出かけるきょうだいに送り出されて、就労移行支援に行く。今日は休みにしておくんだった。実習報告会用のスライドと原稿作り。
 そのまま何年振りかの一人カラオケに行き(大学生の頃にオーボエの練習をしに行った時以来)、実習報告会の原稿を読む練習をした。マンションの部屋で練習すると近隣の元気な御老人から怒鳴られるリスクがあるので、近くにカラオケがあって良かった。Zoom越しに聞こえるようにというのはもちろん、それなりに広さがある部屋の中でどれくらいの声量で話せば声が届くのかが分からない。そもそも、自分が日頃その場に合った声の大きさで話せているかどうかすら自信がない。ところが、カラオケ用の部屋は声がよく響くので、結局適切な声の大きさというものはよく分からなかった。ボイスメモアプリで録音した自分の声を聞いてみると、自分では不自然なほどゆっくり読めば他人から聞き取りやすそうな速さになるらしいと分かった。自分で書いた文章だから馴染むのか、心なしか読みやすさはある気がする。明日はどうなるだろうな。
 祖母とメールのやり取り。敬老の日のカードとプレゼントは喜んでもらえたようで何より。

2025/09/16 Tue.

 夕べは夜ふかししたので今日はいっぱい寝ようと思っていたのに、布団に入って2時間くらい寝つけなかった。実習報告会を前にして緊張しているらしい。十分な休息を取るために気休めのヤクルト1000も飲んだのに、眠らないことにはその効果が発揮できない。困る。
 朝起きてお弁当を作る。鶏つくね、卵焼き、きんぴらごぼう、小松菜のごまあえ、ふりかけごはん。おかずを4品詰めると、やっぱり3品の時よりちょっとだけ見栄えが良い。
 就労移行支援で、企業が求める人材について学ぶプログラムを受ける。人材という言葉がどうも好きになれない(食材っぽい)。いわんや「人財」においてをや。
 その合間に、今日通所している利用者一人一人に新しくできた広報紙を配る。ものすごく頑張った。広報部のメンバーで周知係と配布係とに分かれるのだけど、朝礼の時に「新しい広報紙を配布しているのでぜひご覧になってください」と皆の前で周知する係は絶対にやりたくなかったので、そうなると配布係を引き受けることになる。ところが、私の他にもう一人いる配布係の人は一切配ろうとしないので、私一人でせっせと配る羽目になっている。人に話しかけるのは緊張するし、邪魔にならないよう早く渡してしまおうとするほど早口になってしまう。かなり無理をしたので変な汗をかいた。ただ、人の顔と名前を覚えることについて特に苦労をしたことはないという性質が、この配布作業においてはかなり役に立った(どの利用者に配布したか名簿にチェックを記入することになっている)。昼休みが終わる頃には、20人ちょっとの人に配ることができた。
 午後は、問題の実習報告会。フロアで昼礼が行われている間に、小さい別室で練習をさせてもらえた。もう直前だけど。練習が終わった途端に両手がどんどん冷たくなってきて、珍しいこともあるなあと他人事のように思った。やっぱり緊張している。実習報告会は、福岡県内にある6ヶ所の就労移行支援事業所がZoomで繋がって行なうことになっている。ここの事業所だけでフロアには利用者さんが20人ほど、スタッフさんが5人ほどいて、他の事業所の規模は知らないけれどZoom越しにも同じようにそれなりの人数がいることになる。内容は、利用者が行ってきた実習先について紹介したり、実習での学びや課題を共有したりするというもので、今日は3人の利用者が発表をすることになっている。私はトップバッターだった。スタッフさんによる挨拶や説明が終わり、私の発表の番が来て、スライドを一枚ずつ進めながら原稿を読み上げた。とにかくゆっくり、ゆっくり読む。本当にゆっくり読んだせいか、記憶している限りではどもったり噛んだりした所はなかった(と思う)。最後に、他の事業所の利用者さんから来たちょっとした質問を2問ほど回答して(これについてはちゃんと答えられたか分からない)、私の発表は終了。
 いそいそと元いたすみっこの席に戻る途中、発表を聞いてくれていた利用者さん達がにこにこと拍手してくれた。すごい、人って温かい。冷え切っていた両手にもだんだん体温が戻ってきた。それから、色々なタイミングで、スタッフさんや何人もの利用者さんからねぎらったり褒めたりする言葉をかけてもらった。「話すの上手」とか、「部屋のすみにいてもちゃんと聞こえた」とか、「アナウンサーかと思った」とか。早口で滑舌が悪くて時々どもる自分がこんな風に褒めてもらえる機会はなかなかない。「聞き取りやすかった」については、3人の人から言われた。嬉しいので、お世辞も褒め言葉も全部真に受けてしまいたい。スライドについても、分かりやすかったと言われて嬉しかった。こちらも、UDフォントを使ってみたり、読みやすい言い回しを工夫したりと頑張って作ったので、そう言ってもらえると嬉しい。
 発表が無事できたのと、今回の発表が思い出す度に恥ずかしくなるような失敗にならずに済んだのと、発表が終わってから他の利用者さん達何人もから褒めたりねぎらったりしてもらえたのが嬉しかった。まさか、この私が人前で発表してそれをプラスの経験にすることができるなんて。発表ができたらご褒美にお寿司、うまくいかなかったら自分を慰めるためにお寿司を買うと決めていたけれど、嬉しいことに前者のお寿司にありつくことができた。ちょっと良いスーパーで普段なら選択肢にない値段のパック寿司を買って帰り、心の底からほっとしながら頬張った。すごくおいしかった。

Blueskyから
・社交不安障害と診断されて約10年ずっと避け続けてきたものに挑戦したよ それっぽい症状は20年近く前からあったから、三十路の自分がこうして発表したって言ったら中学生の自分はまず信じてくれないと思う
・緊張はめちゃめちゃしたけど大学のゼミ発表の時みたいに頭が真っ白になって逃げ出したくなるほどの緊張ではなくて、原稿をゆっくり読もうと意識し続けることができるくらいの緊張だった こんなの昔に比べたら緊張とも呼べない程度の緊張
・主治医の先生〜〜〜〜!!!!!この私が頓服薬も無しで人前で発表をしてしまいましてよ!!!!驚いてください!!!!!
・かつてはあんなに恐ろしいと思ってたことなのに、やってみればなんとかなって、なんか、こういうのでいいんだ…??と若干拍子抜けもしている
・前職の園芸店でやった店内放送もだけど、他の人が嫌がってやらないならじゃあ私がとか、自分が発表することが他の利用者さんの参考になるなら引き受けますとか、人のためだと結構頑張れるのかもしれない
・発表の中で自分は社交不安症という病気だから人前で話すのが苦手って話したんだけど、社交不安症って同じ病気の人にリアルではなかなか出会えないから「この病気の人って身近にいるんだ!」って同じ病気の仲間に思ってもらえたら嬉しいな〜と

2025/09/17 Wed.

 就労移行支援。今日も一人でせっせと広報紙を配る。
 昨日の実習報告会での発表の時に隣にいたスタッフさんから、「発表が終わった時に息切れしてましたけど、大丈夫でしたか?」と訊かれて、大いに動揺した。純粋な善意と心配から尋ねてくれたことは理解しているものの、全く自覚していなかった「様子のおかしい状態」を他人から指摘されて社交不安症患者が平静でいられる訳がない。赤面恐怖の人に「顔赤いですよ」とか、書字恐怖の人に「手が震えてますよ、大丈夫ですか」とか言ってるようなものだと思う。「やっぱり人前に出ている自分って様子がおかしいんだ、不自然なんだ、変に思われているんだ」という不安を強化させるには十分な一言だ。被害妄想と言われたとしても、そもそもがそういう病気だし。昨日は発表が無事終わってほっとしていて、逃げ出さずにそれらしい発表ができてこれは自信と経験値になるなとほくほくしていたのに、今日のスタッフさんの言葉でかなり揺さ振られて不安になってしまった。悪意からのものではないだけにやりきれない。あんなにゆっくり長々と話すことなんてないから満足に息を吸えていなかったのと、マスクを着けていたから息苦しかったのとで息切れっぽくなっていたんだろうと想像はつくものの、「人前に出ると緊張して不自然に息が上がる自分」というイメージをはっきり認識させられてしまった。あーあ。
 就労移行支援のスタッフさんは皆さん優しいし、親身になろうとしてくれているのは分かっているけれど、精神疾患のことについてもうちょっとだけ知っていてくれると嬉しいなと思うことは時々ある。こういう病気で、こういう場面にこういう症状が出て、といった具合に利用者に全部説明させないでほしいと思う。医療ではないし、完璧に理解してもらえるということはないと思うけれども、利用者を教科書にしないでほしい。
 就労移行支援が終わってそのままコメダ珈琲店に行き、アイスコーヒーとドミグラスバーガーでお昼。おいしかった。天神で用事を済ませ、せっかく近くに来たからとジュンク堂書店に寄ってみた。かつてジュンク堂のフロアだった1階は洋服屋さんになっていて、本屋が洋服屋に取って代わられたことで棲みかを追われた野生動物のような気持ちを味わった。2階と3階だけになったジュンク堂をうろうろ眺める。ロビン・ダンバー著『宗教の起源』という本がおもしろそうだと思ったけれど、今の自分ではすっかり本を読めなくなっているから読むのは難しいだろうな。
 帰宅して、明日の日帰り旅のしおりを作った。しおりを作ること自体が楽しいのもそうだけど、万が一スマホが使えなくなった場合でもちゃんと帰ってこられるように交通手段を調べて手元に持っておくという目的もある。心配性の人間が安心して旅行を楽しむための策。

2025/09/18 Thu.

 以前から行きたいと思っていた日帰り旅行へ。ところが、最初に乗ろうとしていた電車が、落雷の影響による信号トラブルで大幅に遅延とのこと。同じく遅延している特急が来たのでそれに乗ってみたところ、予定より少し早く乗り換えの駅に着いた。いつまでも読み終わらない『金枝篇』の続きを読む。人間の頭が神聖なものだとされる辺り。揺れる電車の中で突っ立って本を読むのは難しい。
 久留米駅で降りて、路線バスに乗り換える。聞こえてきたバス停の漢字表記をてっきり「護国神社」だとばかり思っていたら、なんと「五穀神社」だった。「護国」なんかよりこっちの方が絶対に良い。久留米大学前駅から再び電車に乗る。車内は乗客が少なくのんびりしていて、車窓から見える山や田畑は地元の風景によく似ていた。田んぼには金色の稲穂が頭を垂れていて、ところどころに黄花コスモスと百日草の花が咲いている。柿やりんごのような実も生っているのが見える。乗車した駅の様子を思い出してふと不安になり検索してみたところ、この後降りる予定の駅は交通系ICカードが使えないらしい。しまった。交通系ICカードが使える最後の駅である善導寺駅で一度改札を通り、慌てて切符を買おうとするも券売機が見当たらず、駅員もいない。どうやって乗れば良いのか混乱し、せっかく下車したのにまたnimocaを機械に通してホームに戻ってしまった。今乗ってきた電車に戻り損ねると次の便は1時間後になる。とりあえず再び発車した電車に揺られ、筑後吉井駅で降りた。幸い駅員の人がいたので、nimocaが使える駅で手続きをするようにとの説明を受け、現金で運賃を支払った。お手数お掛けしました。駅の建物の前には柘榴の木が植わっていて、大きな実をいくつかつけていた。
 白壁の街並みを眺めながら歩き、ネットで調べておいたごはん屋さんに行ってみた。ところが、今は予約で満席らしい。諦めて第二候補のスパイスカレー屋さんへ向かうと、今度は店休日だった。3軒目でようやくお昼ごはんにありつくことができ、おにぎり屋 COMECOでおにぎり2個のランチプレートを頂いた。おにぎりはもちろん、お味噌汁もおかずもおいしかった。セットに含まれているデザートにはチーズケーキらしきものが出てきて(多分米粉が使われている)、これがしっとりした食感でおいしかった。ホールで食べたい。
 今日のうきは旅行の目的は大きく2つ、MINOU BOOKSと道の駅うきはに行くことなので、さっそくMINOU BOOKSの方へ向かう。Instagramを見ると今日は開店時間が通常より一時間遅れるとのことだったので、のんびりお昼を食べてちょうど良い時間になった。店内はおしゃれだけど落ち着いた雰囲気で、私でもゆっくり見て回れた(おしゃれな空間には逃げ腰になりがちなので)。フェミニズムやジェンダー、心身の障害、政治に関する本も色々置いてあるので、それが一層安心させてくれる。こういう本屋さんがある町っていいなあ。迷いに迷って、以前から読んでみたいと思っていたヴァージニア・ウルフ『自分ひとりの部屋』と、ネットで見て気になっていたZINE、春の野花が描かれたポストカードをレジに持って行った。せっかくだから、『自分ひとりの~』にはブックカバーをかけてもらった。きれいな風景の写真がプリントされたカバーだったので、「きれいな写真ですね」と店員さんに言うと、店主さんが撮った耳納連山の写真なのだと教えてもらった。ここに来て初めて、店名の「MINOU」という見慣れぬ単語と、今日時々見かけた「耳納」という地名とが結びついて、耳を納めると書いて「みのう」と読むのかと納得した。
 素敵な本屋さんを後にして、近くの和菓子屋さんをはしごした。ひた屋福富では、自分用のお菓子に加えて、父母と祖母へのおみやげに良さそうな日持ちのするサブレも買えた。河童菓庵あけぼのでも自分用にお菓子を買い、店内が河童だらけだったので店員さんに思わず「河童がいっぱいですね」と話しかけると、先代の方が河童好きで、全国各地の出かけた先で買い集めてきたのだと教えてくれた。すごいコレクター魂。
 街を歩いていると、石でできた河童のオブジェに時折出会う。真っ赤な花を咲かせたるこう草と彼岸花、青い実をたくさんつけたカリン、川沿いに植えられた柳、赤い実をつけたヤマボウシとハナミズキ、こんもりと咲いたボタンクサギの写真を撮った。ベンチが多いのが嬉しい。のんびり歩いて筑後吉井駅に戻り、切符を買おうと財布を開いて気付いた。小銭も足りなければ千円札もない。券売機ではお札は千円札しか使えない。慌てて5分歩いて最寄りのコンビニに行き、干し梅ひとつを買って万札を崩した。電車が発車するぎりぎりの時間に駅へ戻って慌てて切符を買うも、列車は5分遅延しているとの放送が聞こえてきた。だったらもうちょっとゆっくり歩いても良かったのかも。
 無人のうきは駅で降り、駅前にいたタクシーに乗って道の駅うきはへ向かう。福岡市から来たならここは田舎でしょうと運転手さんに言われたので、「昔ながらのお店があって、山が近くて畑があって、おしゃれなカフェができている所が自分の地元と似ている」という旨を伝えると、「それは似てますね」と笑っていた。
 道の駅うきはは賑わっていた。梨やぶどう、柿、栗などの秋の果物や地元産の野菜、おみやげ品などが店内に並んでいる。お弁当がやたらおいしそうで、この後2時間かけて帰るのでなければ買って帰りたいくらいだった。それでもここに来た以上果物は買いたいので、ずっしりと重たい梨と、大粒のピオーネを購入。展望台からの眺めがすごく良くて、何枚か写真を撮った。山と田んぼがある風景って本当にほっとする。期間限定のピオーネソフトクリームも買って食べた。旅先でソフトクリームを買って食べるのって、なんでこんなにわくわくするんだろう。
 しばらく座って休息したせいかまだ歩ける気がしてきて、うきは駅まで歩いて戻ることにしてみた。タクシーに頼めば5分で着くけれど、お金はかかるし、電話をかけるのが気乗りしない。地図アプリで見ると、徒歩42分とある。多分いける。国道210号線をひたすら歩いた。見知らぬ土地だから、物珍しくて退屈しない。田んぼ、畑、山、川、葛、オドリコソウ、アカメガシワ、チャノキ、いちじく、ぼこぼこに歪んだ歩道のアスファルト。何もかもにものすごく親近感が湧く。草刈りの後の青い匂いがして、虫の声が聞こえて、地元の雰囲気とあまりにも似ている。空気の匂いが全く同じだ。ニラやカンナ、ヤナギバルイラソウの花があちこちに咲いているのも見かけた。夏の盛りを過ぎたとはいえ歩くと汗はかくので、さっきコンビニで買った干し梅がおいしい。今にも雨が降り出しそうな曇り空の下を歩き、ぎりぎり降り始める前に駅へ着くことができた。うきは駅の近くにも柘榴が植わっていて、ここにも大きな実がいくつも生っていた。駅のホームには草いちごが生えている。今は時期じゃないけれど、野いちごが食べられる駅っていいな。
 電車からの景色は、やっぱり地元に似ている。久留米駅のホームで乗り換えの快速を待っていたら、なぜか豚骨ラーメンの匂いが漂ってくる。どこかの乗り場にでもラーメン屋さんがあるんだろうか。博多駅で降りて地下鉄に乗り、無事帰宅。今日の歩数は約16,000歩になった。お風呂と晩ごはんを済ませ、さっそく梨を1個剥いて食べた。みずみずしくて甘さも酸味もちゃんとあって、おいしかった。良い日帰り旅ができて満足。

2025/09/19 Fri.

 朝、マンションを出ると外の空気が秋の空気だった。少し涼しくなった気温以外に何がどう秋なのか説明できないけれど(日差しとか?)、秋らしい空気。
 就労移行支援で、就労移行支援の事業所と同じ会社がやっている療育部門からの依頼業務なるものをやる。子どもさん達が工作に使う材料を準備するというもので、コピー用紙に印刷された秋らしいモチーフのイラストをひたすらはさみで切り取っていくという作業。私の担当した分は全て真っ黒なコウモリのイラストだった。ハロウィン用かな。結構な枚数があるので、せっせと切っていく。Excelで数式とにらめっこするよりはずっと楽しい。
 午後は、溜め込んでいた分の日記を一気に書いた。ずぼらなやり方ではあるけれど、日記を書くと、なんだかんだ自分の日々も充実しているものらしいぞと思えてくる。

2025/09/20 Sat.

 少し前にパーマをかけたばかりなのに、髪を切りたくなった。うんと短いショートにしたい。
 就労移行支援で、療育部門からの依頼業務。ひたすらコウモリを量産する。
 午後、以前買ってまだ読んでいなかったZINEを3冊読んだ。活字を見ると目が滑るけれど、それでもなんとか読む。恋愛に関するものを読んでTinderを再開してみたくなったり、ファッションに関するものを読んでいつかピンクハウスの服を着てみたいなと思ったりした。影響されやすい。

2025/09/21 Sun.

 10時間以上寝た。ぐっすり眠って心身が休まった感じがする。喉が渇いたので、朝ごはんに梨を剥いて食べたらおいしかった。
 野菜を切って冷凍して、お弁当用に小松菜を茹でたり、きんぴらを作ったりしてこれも冷凍した。ごはんも炊いて冷凍。一日パジャマでのんびり過ごした。冷房をつけるか迷うくらいの微妙な室温。そのうち、アイスコーヒーを作って飲む季節も終わる。

週間日記(2025/09/08-09/14)

2025/09/08 Mon.

 夜中、皆既月食を窓越しにちらっと見た。その間、ふくちがごろごろと喉を鳴らしながらすり寄って頭突きを繰り返してきてかわいかった。
 午前中は2時間庭の草取りをやった。真夏だから、さすがに咲いている花が少ない。百日紅と百合だけ咲いている。畑のさつまいもにはでかくて柔らかくて脚の多い虫が何匹もしがみついていて、葉という葉が食い荒らされている。少しだけ土を掘ってみると、小さめの芋ができていた。でも、虫だらけであまり近付きたくないので、芋掘りは来月にしたい。作業を始めるまでは面倒だけど、草むしりはやり出すとなぜかおもしろい。地面から雑草を引き抜く感触がとにかく愉快だ。着ているポロシャツを絞れそうなほど汗をかき、久し振りのしゃがみ仕事で腰痛一歩手前の状態になった。
 祖母のアパートへ遊びに行き、お昼ごはんとおやつを食べて、おしゃべりしたり一緒にクロスワードを解いたり。おみやげも喜んでもらえた。
 晩ごはんは、チキンクリームコロッケとにんじんのポタージュを作った。柔らかいホワイトソースをコロッケの形に形成するのが本当に難しくて、プリンセストータよりも作るのが大変だった。
 父母が社会人弦楽アンサンブルの練習に行ったので、ひたすらとらちを構う。ころんころんと床に寝転がるのを撫で、専用のブラシ付き手袋でブラッシングをした。甘えん坊ですごくかわいい。新聞を敷いてみたら、さっそくその上にくつろいでいた。猫ってなんで新聞紙が好きなんだろう。

2025/09/09 Tue.

 今回の帰省では、毎晩ふくちが私の布団に寝に来てくれた。嬉しい。
 猫の写真を約160枚撮って帰省終了、福岡に戻る。高速バスの中で爆睡した。
 一人暮らしのマンションに戻ってきて荷解きをした後、母が持たせてくれたお弁当を食べた。使い捨てのプラ容器におかずがぎっしり詰まっていて、おにぎりが3つも添えてある。おいしかった。

2025/09/10 Wed.

 就労移行支援の事業所に行く途中にある花壇の植物が抜かれて、土が耕されていた。秋の花を植えるんだろうか。
 就労移行支援で、隔週の読書の時間に佐藤春夫の『田園の憂鬱』を読み返した。薄い文庫本ではあるけど、久し振りに本を一冊読み切ることができて嬉しい。「そこには、百合と百日紅とが咲いて居た」という一文があって、つい一昨日自分が日記に書いたばかりの文章が似ていたからびっくりした。それにしても、「神経質かつ内向的でプライドの高いインテリ青年が夢破れ恋に破れ悩み苦しみ憂鬱、苦悩、煩悶、葛藤など鬱屈とした感情をこじらせた挙句精神に異常を来たしやがてゆっくり破滅に向かっていくような文学作品」は本当に大好きだ。読書の後は、広報部のメンバーで今月分の広報紙を作る作業。私がPowerPointを操作してレイアウトを作り、それをホワイトボードに投影しながら、他の利用者の人達とああでもないこうでもないと意見を出し合った。
 生きていると何が起こるか分からないというのは本当にそうで、来週どうやら自分は人前で発表をすることになったらしい。信じられなさ過ぎて、まだ現実味がない。就労移行支援のスタッフさんから、先日行った実習について実習報告会で発表しないかと言われた。それに頷いてしまった。聞く側として報告会に参加したことはあるけれど、発表するとなると就労移行支援のスタッフさんや他の利用者さん達が聞いている状況でZoom越しに話すことになる。しかも、Zoomの先にはまた別の事業所(複数)のスタッフさんや利用者さん達が聞いている。数年前までの自分だったら恐ろしくて絶対に挑戦しなかったけど、今は「もしこれをこなせたらかなりの自信がつくし、相当な経験値が稼げるな」と目論んでしまっている。できなかった時のことは考えないようにしている。なんとかならなくても、なるようになるので(多分)。
 皮膚科に行き、帰りにミスドへ寄った。冷凍しておく用にと欲張った個数を買ったので、テンションの上がる長い紙箱に入れてもらえた。それを持って歩いていたら、通りすがりの小学生グループに「ミスドすぎる!」「ポンデリング入っとるかな」と話題のネタにされた。分かる。この箱はミスドすぎるし、ポンデリングもおいしいよね。帰宅して、さっそくドーナツを食べた。秋限定のさつまいものブリュレドーナツ?がすごくおいしかった。生地がさつまいもの味でしっとりほくほくしていて、表面にたっぷりかかったばりばり食感のカラメルもおいしい。これは期間中にもう一度食べたい。ハニーディップはレンジで10秒温めるととんでもなくおいしくなる。オールドファッションのハニー、シナモン、チョコは冷凍してまた後日食べるつもり。
 敬老の日のカードを描いた。誕生日に描いた祖母の似顔絵を祖母がいたく気に入ってくれたので、今回も祖母の絵を描いてみた。芸術の秋っぽく、歌っている祖母ととらふく、その様子を絵に描いている私という図を描いた。秋なので、コスモスやもみじの絵も添えた。ボールペンでの線画ができたので、明日は色を塗る。

2025/09/11 Thu.

 予約した美容室へ。都会は通いやすい値段の美容室があるし、何よりネット予約ができるので本当にありがたい。ウォーターパーマで髪をくるくるにしてもらい、少し梳いて量を減らしてもらった。髪がくるくるしていると、なぜか愉快な気分になれて良い。帰り道は風が強く、建物のガラス窓に映った自分の頭がドゥダメルにそっくりだった。ヒナステラの曲でも指揮しようか。昨日掘り返されていた花壇には、マリーゴールドと千日紅、アキランサスが植えられていた。なるほど秋の花だ。
 祖母宛ての敬老の日のカード作りの続き。スキャンした線画を、A5サイズに切った白い画用紙に印刷した。ポストカードの方が一般的な大きさだろうけど、こっちの方が見やすくて良い気がする。プリンターを買って本当に良かった。色鉛筆でせっせと色塗り。楽しい。

2025/09/12 Fri.

 就労移行支援で、相談支援と就労移行支援それぞれのスタッフさんと3人で面談があった。相談支援事業のスタッフさんが「生活などで困っていることはないか」と尋ねてくれるものの、3ヶ月おきにしか会わないのもあってかどうにも相談しづらく、あまりないと答えてしまった。私が心を開けていないだけなのかもしれないけど、なんとなく頼りづらいと感じてしまう。
 面談の後は、来週使うPowerPointのスライドを作った。本当に人前で発表するんだろうか。自分が?
 就労移行支援が終わって、郵便局で敬老の日のカードを発送した。敬老の日当日に間に合うそうで良かった。そのまま駅から電車に乗り、遊びに出かけた。一度行ってみたいと思っていた福岡の園芸店「平田ナーセリー」の最寄りの店舗に向かう。途中、太平閣という肉まん屋さんで温かい肉まんを2個買い、人が少ないのを良いことにそれを頬張りながら歩いた。生地がふかふかで、中にお肉がぎっしり詰まっていておいしかった。つぼみをたくさんつけたおしろい花や側溝から芽を出した朝顔、いくつも生えている大きなカラカサタケらしききのこの写真を撮り、地図アプリを見るのをさぼったせいで何度も道を間違えながら知らない土地を歩くのは楽しかった。
 平田ナーセリーに行って驚いたのは、以前2年ちょっとバイトとして働いた園芸店があまりにもここの店舗を真似しすぎているのではないかということだった。センスが良いなとこっそり思っていたけど、まさか完璧なお手本があったとは。全然関係ない会社だろうに、こんなことをして良いんだろうか。そう怪訝に思いはしたものの、園芸店という場所はなんだかんだ楽しい。アガベや亀甲竜、コウモリラン、エアプランツ、アデニウム、ユーフォルビア、フィカス、カラテア、アグラオネマ、パキラ、かつて毎日のように水をやって世話をしていた植物達がずらりと並んでいる。私が大好きな幻覚サボテン、ロホホラもいくつかある(銀冠玉という品種)。外売り場は、ジニアやマリーゴールド、千日紅、マム、トレニア、トルコキキョウ、観賞用トウガラシなど秋らしい植物にラインナップが移り変わっていくところだった。店内をうろうろ歩き回って結局何も買わなかったけれど(日当たりの悪い北向きの部屋で、しかもしょっちゅう帰省で部屋を空けるので新しい植物を育てる自信がなくなってきている)、植物だらけの場所に行くというのはやっぱり良い。
 夜、食器洗いも洗濯も終わらせて、お風呂上がりにサクレレモン(氷菓)を食べているという幸せな時間のはずなのに、Blueskyにひたすら愚痴を書き連ねた。メンタルが健康で、健全な人間関係を築くことのできる人間は、きっと愚痴や悩みも生身の人間に打ち明けることができるのかもしれない。想像がつかないけれども。

Blueskyから
・相談支援の職員さんに「困ってることはないですか」と訊かれて特にないと答えたんだけど、困ってることがないか人から訊かれて答えられないことが困ってることかもしれない 他人に相談したり頼ったりするという選択肢がそもそもないから「人に言ってもな…」みたいに思ってしまう
・困りごとを人に話して良かったという経験をあまり記憶していないので(臨床心理士の先生によるカウンセリングを除き)、勇気を出して慣れない相談じみたことをしてみたところで「そうなんだ、自分もこういうことがあってさあ云々」みたいにその人のターンに突入してひたすらこちらが聞き役に回り相槌を打ち慰めたり励ましたりするみたいな羽目に陥ることが多いから、ほんとに、人に話したところでな~~~と
・他人の話の聞き役に回ることは全然嫌とかないんだけど、私もちょこっとくらい話す側に回ってみたいなという欲がある でも話すの下手だし自分の話を長めに繰り広げる度胸もないから結局全肯定相槌botになり果てるしかない
・Blueskyをご覧の通り本当は隙自語だ~~い好きなのにね 我こそはネット弁慶
・私の性格の最悪なところのひとつは全然そんなこと微塵も思ってないのに「やっぱり人に話すとちょっと落ち着くね~」とか「話して良かった~!」とか自動で言っちゃうところ 相手にこう言ったら喜んでくれるかなみたいなご機嫌伺いをするのがデフォになってるから、そういうのはむしろ失礼だとか冷静に考える前に脳と口が勝手におべっかを使ってしまう、最悪!!!!
・相手の気持ちが分かるとかそういうHSP()的なものではなく、ただただ自分が嫌われたり見捨てられたりするのが怖くてがっかりされないように「こうしたら相手の気分を良くすることができて結果として自分を良く思ってもらえるんじゃないか」という強迫観念じみた思い込みに振り回されているだけです 相手の気持ちを考えてるんじゃなくて自分がどう思われるかを気にしているだけ
・本当に性格が終わっているので、支援者側としては困ってることはないか尋ねて「ない」と答えられれば安心したりもするのかな~とか思ってしまう 困っていることは色々あるけどそれを伝えることができないです!!でもそれを汲み取られてしまうと他人(支援者)に心配されてしまうので全力で察されないように振る舞ってしまいます!!!ピエロ!!!!!!
・ちょっとした課題について支援者の人と話していて「どうしたらそれができるようになると思いますか?こういうサポートがあればとか、こういう訓練をしていったらとか…」みたいに訊かれて、本当は「それができないのがこの病気の症状だから専門家に心理療法を受けるしかないんじゃないかと思う」と答えたいんだけど結局相手の顔色を窺っちゃうから「就労移行支援の訓練中にこういう練習をしていったらいいのかなと思います」みたいなことを言っちゃう
・田園繋がりでさっそく隙自語すると数年前に自殺未遂を図った日の翌朝目が覚めた時に頭の中で流れてた曲がベートーヴェンの田園の冒頭だった 今検索したら第1楽章のタイトルが「田舎に到着した時の愉快な感情の目覚め」とあって愉快
・私の中ではむちゃくちゃおもしろいできごとなんだけど迂闊に人に言えない話、服毒した時に頭の中で流れてた曲がパドストウのライフボート(救命艇) 未遂に終わる気満々すぎる

2025/09/13 Sat.

 就労移行支援を休んだ。というのも、数日前から両のふくらはぎに筋肉痛のような痛みがあり、なかなか治らないためだ。階段の昇り降りのようにふくらはぎに力を入れる動作ではかなり痛むものの、平地を歩く分にはそこまで気にならないので構わず歩き回っていた。とはいえ、筋肉痛にしては長引いている気がするし、それらしい心当たりもない。今日の午前中を逃してはまた月曜日まで病院に行けないので、初めて行く整形外科を受診してみた。問診があり、神経痛の可能性もなくはないからと腰のレントゲンまで撮ってもらい、結局出た診断は「筋肉痛」とのことだった。数日経てば治るらしい。処方された湿布の枚数に慄く。毎日貼っても1ヶ月分はある。こんなに要る?
 単なる筋肉痛だと分かれば心なしか痛みも軽くなり、当初の予定通りうきうきと護国神社の蚤の市へ向かった。護国神社という場所だからそれもそうなのだけど、「知っていますか 命をかけて私たちを守ってくれた人たちのこと」というキャッチコピーのポスターが掲示されていて、ぎょっとしてしまった。調べてみると(あまり調べたくなかったけど)、全国護国神社会なるもののポスターらしい。本当に、他国を侵略しに行った側の国が何を言っているんだろう。私なら「知っていますか 自分達は安全な場所で生き延びておきながら大勢の人々を死に追いやった人たちのことを」みたいに言い換えたいかもしれない。あまりうまくもないか。
 護国神社という存在にもやもやしたものを抱えつつも、蚤の市自体は楽しかった。焼き菓子やハンドメイド作品、食器、紙小物などの売り場をひと通り眺めた後、いかにもおいしそうな匂いを周囲に漂わせているお店でパエリアを買って食べた。前回の蚤の市に来た時には長い行列ができていて買うのを断念したのだけど、今回はちょうど列ができていないタイミングで買うことができた。いかや海老、パプリカなどの具が載ったパエリアはすごくおいしかった。特にムール貝がやたらおいしい。これだけをいっぱい食べてみたいくらい。お値段はしたけれど、後悔はないおいしさだった。スパイスカレーや大鶏排(いつか食べてみたいと思って憧れている)、魯肉飯、ちまきなどおいしそうなごはんが他にも色々あってすごく目移りするものの、あのパエリアを食べたのだからと穏やかな気持ちでいられた。一連のお店を再度眺め歩いて、自分用に焼き菓子を2個(キャロットケーキ、メープルとオールスパイスのサブレ)、祖母へのおみやげ用にと羊毛フェルトで作られた小さなだるまの人形を買った。木いちごやブルーベリーの小さい盆栽がすごくかわいくて、いつか私は盆栽に手を出してしまう日が来るんだろうかとちょっと思った。サボテンや多肉植物を売っているお店では、ロホホラ(銀冠玉)も何鉢かあった。自分の部屋に5鉢あるのを毎日見ているとはいえ、2日続けて違う場所でこの幻覚サボテンを目にすることができるなんてラッキーかもしれない。せっかくこういうイベントに来たのだからプロの淹れるおいしいコーヒーが飲みたいと思い、コーヒー屋さんで水出しのアイスコーヒーを一杯買って木陰で飲んだ。苦みの少ないすっきりした味わいでおいしかった。屋外で飲むと一層おいしい気がする。境内の芝生に生えた小さなきのこを写真に撮って、地下鉄に乗り帰宅。
 夜、実習報告会の発表用の原稿を作った。大体できたので、練習として読み上げてみた。ボイスメモアプリで録音してみて、おっかなびっくり聞いてみたら、あんなにゆっくり読むことを心掛けたのになあと思う速さだった。滑舌も悪い。

2025/09/14 Sun.

 家事を色々。野菜を切って冷凍したり、きょうだいの一人が泊まりに来るからとあちこち片付けだの掃除だのをしたり。見栄っ張りなので、人が来てくれるとなると嫌いな掃除のモチベーションになるので助かる。
 夜、駅まできょうだいを迎えに行く。こんな時間だというのに外はあちこちに若者が出歩いていて、居酒屋や焼き肉店の窓から漏れ出る光が明るい。きょうだいと落ち合うと、お互いにおしゃべりが止まらなくてすごく楽しかった。