カテゴリー: Diary

週間日記(2025/06/09-06/15)

2025/06/09 Mon.

 リラックスチェアに座ったら、膝の上にふくちが乗ってきた。温かくて重たくてふわふわで柔らかい。そのままふくちと二度寝した。
 お昼は、祖母のアパートへ遊びに行く。昼ごはんとおやつをごちそうになって、夕方までおしゃべりしたり、お茶を飲んだり。
 夜は、母が弦楽アンサンブルの練習に行ったので、親子丼を作って父と食べた。その後、銀英伝OVAの「回廊の戦い」の前辺りを何話か観た(「魔術師還らず」までは観なかった)。

2025/06/10 Tue.

 朝起きると、私のベッドの傍に置いた猫用ひんやりマットにとらちがいた。猫が近くに寄って来てくれると本当に嬉しい。
 今朝もまたリラックスチェアでふくちと二度寝。1時間半ほど膝の上にいた。猫と接していると、びっくりするほどリラックスできる。猫の方もそうだと嬉しいけれど。
 ベイクオフに影響されて、カスタードタルトを初めて作ってみた。タルト用の型も重石も福岡に持って行っているから、深皿や平皿で代用した。砂糖の入った甘いタルト生地はもろくて崩れやすく扱いにくかったけど、なんとか型代わりの深皿から外れてくれた。残った卵白はラングドシャクッキーにした。
 昼過ぎにまた祖母のアパートへ遊びに行った。行くと喜んでくれるので嬉しい。おやつを食べながらおしゃべりした。
 夜は母が作ってくれた晩ごはんを、父とおいしいおいしいと言いながら食べ、デザートにカスタードタルトも食べた。

2025/06/11 Wed.

 昨夜はふくちと寝た。布団の足元に長くなって、私が寝返りを打つのを阻止していた。夜中に父が見かけた時には、ふくちでなくとらちが私の布団にいたらしい。寝ていて気付かなかった。朝になるとふくちがベッドの傍で私の起床を待ち構えていて、私が起きた物音を聞きつけてとらちもやってきた。床にごろんと寝転がって、撫でるよう要求してくる。かわいい。
 本当は昨日のうちに福岡へ戻るつもりだったものの、「水曜の就労移行支援はいつもより1時間遅く開所するから、当日の朝戻ってもぎりぎり間に合う」と言ったところ「じゃあもう一日いれば」と父が言ってくれたので、今朝戻ることにした。猫達をそれぞれ撫でて後ろ髪を引かれながら、高速バスと新幹線で福岡へ。4泊5日で猫の写真を300枚撮った。彼らは何をしていても、何もしていなくても本当にかわいい。
 就労移行支援に行き、Excelの練習問題とタイピング。スーパーに寄って帰宅。のんびり荷解きをした。

2025/06/12 Thu.

 10時間寝た。昨夜飲んでみたヤクルト1000の効果があったのかなかったのかは分からないけど、ぐっすり休めた感じはある。ベッドのシーツや布団カバーを交換したり、夏本番に備えてエアコンの拭き掃除をしたり。冷房がちゃんと効くかどうか試しにつけてみたら、部屋がしっかり涼しくなって快適だった。
 昼過ぎ、就労移行支援のスタッフさんと一緒に、実習先の企業へ実習前の顔合わせに行った。顔合わせ自体はすぐに終わった。スタッフさんから緊張について尋ねられたので、初対面の時よりも、顔見知りになったり親しくなったりした後の方が緊張するという旨を答えたら、「緊張にどう慣れるかですね」と言われた。器質的な病気の痛い症状や苦しい発作の場合は「慣れる」ことが解決策だとはならないだろうに、精神的な疾患の話になると急に「慣れ」が選択肢として現れるのはどうしてなんだろうと思った。場数や経験を重ねても克服できないから、病気だと診断されているのに。

2025/06/13 Fri.

 就労移行支援。タイピングを少しと情報処理技能検定の問題。
 使っている包丁の切れ味がいよいよ悪くなり、トマトも鶏肉もまともに切れなくなったので、ハンズに持ち込んで包丁砥ぎを頼んだ。そのまま博多駅周辺のどこかでお昼を食べようと思ったものの、自分でも入りやすそうなカフェはどこも混んでいて席があるように見えない。マクドナルドはボイコットしたいし、欲を言えば今はパンよりごはんものが食べたい気分だし。空腹を抱えてしばらくさまよった挙句、勇気を出してレストランフロアの韓国料理屋さんに入ってみた。通路から見ると店内は空いているように見えたものの、奥に案内されると女性客で賑わっている。お客さんも店員さんもきれいな若い女性が多くていたたまれない。でも、注文したヤンニョムチキンとカンジャンチキンのランチはすごくおいしかった。ざくざくの衣とピリ辛な味付けがおいしくて、ごはんが進んだ。満腹になって人心地がつき、博多バスターミナルのDAISOをうろうろした。梅雨の時期だからか、防災グッズのコーナーが作られていたのでいくつか買った。砥ぎに出した包丁を受け取って帰宅。雨だから、今日はいつものように歩かず地下鉄に乗った。
 嫌々ながら非常持出用荷物の荷造りの続き。万一避難所へ行くことになった時のために、用意したスリッパに油性ペンでとらふくの絵と自分の名字を書いた。でも、避難所に指定されている小学校の体育館よりも、自分の住んでいるマンションの部屋の方が高さがあるから浸水しにくいんじゃないだろうか。ちまちま用意している荷物だけど、今後一度も役に立つことがなければ良い。部屋の隅でずっと埃をかぶってくれていますように。

2025/06/14 Sat.

 就労移行支援。情報処理技能検定試験の問題の続き。その後、全国約150ヶ所ある事業所合同での個別訓練大会があった。参加者は1,000人ほどいるらしい。せっかくだからとタイピング部門で参加してみた。1分間に正しく入力できた文字数の多さを競うルールで、15分の制限時間内に何度でも挑戦できる。すぐ隣で他の利用者さんに見られている状態だったので、それがかなり緊張した。今回、自分の中では1分当たり420字くらいが最高記録だった。上位に入れたら嬉しいと思っていたけれど、結果はなんと個人部門で2位だった。とても嬉しい。
 午後は、作りかけだった日記ZINEの原稿作り。今年の1月から6月までの日記をまとめることにしたので、ページ数がついに200ページを超えた。午前中散々タイピングをやったのに、またキーボードをだかだか叩いている。
 10年以上ピアノを習っていてほとんど毎日練習していたので指が動くのと、おそらく文章を読むのが早い方なのと、日頃から趣味でパソコンを使っているという要因とが重なって、得意だと言えるくらいにはタイピングができるんだと思う。でも、パソコンを使う事務仕事は難しそうだなとまた考えるようになった。業務自体は難しくなかったとしても、静かな職場で働くというのが難しい。静かな環境の中で、作業している職場の人に話しかけたり、他にも座って仕事をしている人がいる中を立ち歩いたりすることのストレスを思うと、ちょっと自分には無理だと思う。適度に騒がしく、外部から人が多く訪れて(お客さんなど)、毎日決まったメンバーだけで顔を合わせるということがなく、自分の姿が同僚や上司の視界に入りにくい状況で働ける仕事が良い。やっぱり、これまで通り何かのお店で接客販売業をするしかないのかもしれない。土日祝日や年末年始に休める座り仕事への憧れは強くあるけれど、長続きしないだろうなという感じがする。昔は学校の教員に憧れたこともあるけど、そもそも教壇に立てないし、生徒がいる教室に入ることもできないことは想像に難くないから、すぐに諦めはついた。博物館学芸員になってみたかったけど、実習で「(資料の貸し借りなどをするために)人とのコネが重要」と言われて、人と関わりを持つのが苦手だからと断念した。心理士も駄目だった。社交不安障害の症状に選択肢や可能性を制限されている以上、まだ治療が必要なのかもしれないけれど、このまま精神科の薬を飲み続けるだけで改善されるものなんだろうか。でも、相性の良さそうなカウンセラーを探すのも正直疲れてしまっている。得意なことを必ずしも仕事に活かさなければいけない訳ではないものの、就労移行支援のスタッフさんからパソコンを使った仕事を提案される度、私もできるものならしたいんだけどなと悶々としてしまう。

2025/06/15 Sun.

 昨夜スマホの目覚ましアラームをセットし忘れて、予定より1時間遅い8時に目が覚めた。寝坊した旨を連絡して1時間遅く就労移行支援に行くか、今から頑張って身支度して間に合うかに賭けるか迷って、後者を選んだ。洗濯や食器洗いをすっぽかすと、ぎりぎり9時の開所時間に間に合った。
 就労移行支援に通所した回数が、今日で100回になる。情報処理技能検定の1級と、コミュニケーションにおける話し方や聞き方のスキルについて学ぶプログラム。
 久し振りに暴食したい気分になって、スーパーのお弁当とスナック菓子、クッキーを平らげた。晩ごはんはおかずのお肉を多めにして、野菜スープの残りとごはんを食べた。食べることでストレスを解消しようとすると自己嫌悪が募るけど、「何も食べられないよりは食べた方が良い」「食べて気が済むならたまには好きに食べても良いんじゃないか」と大らかに捉えたい気持ちもあるので、そっちの方に目を向けるようにしたい。
 夜、すっかり書く習慣が途絶えていた10年メモを何日分か書いた。日記自体はUpNoteに書いているので、それの要約さえすれば良い。

週間日記(2025/06/02-06/08)

2025/06/02 Mon.

 「どこからそんな発想が」と我ながら呆れるような夢を見た。具体的には、実家が差し押さえになり、家の中の物が知らない人達に持ち去られようとする夢だった。私は夢の中で、ドアを開け放していたら猫達が逃げてしまうから閉めてくれと懇願していた。
 6時半に起きてお弁当を作る。ピーマンの肉詰めと卵焼き、にんじんと干し椎茸の煮物、ふりかけごはん。おかずの組み合わせを決めてしまうと楽でいいな。
 就労移行支援。面接問答集のExcelファイルの回答欄を埋めた。「準備ステージ」から「実習ステージ」へ移行したからなのか、毎週のタスクが与えられなくなったので、することがない。今さら軽作業の訓練をやったところでという気もするし、WordやExcelを使う仕事に就きそうな気はしなくなってきたし。すっかりだらけてきてしまったので、就職のタイミングをもうちょっと早めても良いかもしれない。飽きてきたと言うと良くないけれども、それに近いものがある気がする。お昼休憩にお弁当を食べて、午後はビジネス場面でのメールやビデオ通話のマナーについて学ぶプログラム。
 帰り道、不定期で営業しているらしい小さなお店に「いちご飴」の張り紙があり、気になって買ってみた。竹串に刺した大粒の冷凍いちごを、りんご飴のように真っ赤な飴でコーティングしたもので、お祭りの屋台で見かけるようなお菓子だ。見た目がかわいいだけだろうと思って味は特に期待していなかったものの、がりがりと固く甘い飴と、しゃりしゃりした食感の甘酸っぱいいちごの組み合わせがすごくおいしかった。

2025/06/03 Tue.

 就労移行支援。することがないので、「社交不安症 合理的配慮」とネットで検索して、出てきたページを眺めたり、それに飽きたら情報処理技能検定試験の問題を解いたりした。全国にある事業所で今度オンラインの全国個別訓練大会なるものを開催するそうで、それに参加しないか声をかけられたので、せっかくだからタイピング部門で参加してみることにした。久し振りにe-typingをしてみたら、見たことのないレベル「Professor」が出てきた。よく見る「Thunder」や「Ninja」より上のレベルらしい。多分、自己新記録だ。WPM(1分当たりの英数字キーの入力文字数)は、431とあった。先日、就労移行支援のスタッフさんに1分当たり何文字くらいタイピングできるか訊かれて、数字を覚えていないのでなんとなく「200字くらい?」と答えたものの、大嘘をついていたことになる。
 梅雨に備えて、嫌々ながら防災準備に取り掛かった。家族で在宅避難する時のために作った備蓄リストを参考に、自分一人用の備蓄や非常持出用荷物に必要な物をリストアップして、今用意できる物をいくつかリュックに詰めた。手回し充電ラジオや簡易トイレなどは全部実家に置いてきたので、またちまちま買い集めていかないといけない。出費もかさむし楽しい作業ではないけど、「どうせ近いうちに死ぬから何をしても仕方ない、どうなってもいい」と考えていた時期の自分と違って、災害に備えて生き延びようとしている自分でいられていることは嬉しい。

2025/06/04 Wed.

 朝、ペヨーテの小さな植木鉢を2つひっくり返してしまった。サボテン用の土がざらざらと床一面に散らばって、声にならない悲鳴を上げてしまった。もう出ないといけない時間なので、片付けは帰ってからにする。
 就労移行支援。読書の時間にようやく『ユング心理学入門』を読み終わった。前時代的なジェンダー観や男女二元論に加え、同性愛は「病的」で「異常」なので「治療」の対象だという考え方にはかなりしんどいものがあったけれど、それ以外は興味深くおもしろかった。その後、部署活動で広報誌を作る話し合いがあったので、おっかなびっくり少し発言した。
 帰宅して、床を掃いて植木鉢を元に戻した。ついでに、簡単に床の拭き掃除もした。

2025/06/05 Thu.

 11時間寝た。通勤ラッシュの満員電車チャレンジは、またしても先延ばしにしてしまった。いっぱい寝たので元気ではある。カーテンを開けたら外の日差しがすっかり夏のそれで、これからこの部屋で迎える新しい季節を楽しみにしている自分がいることに気付いた。
 企業実習先に決まったお店の下見に行ってみた。お店がある商店街は、花屋さんやパン屋さん、お惣菜屋さん、お菓子屋さん、お茶屋さんと色々なお店が並んでいて活気があった。地元のシャッター街とは大違いだ。お店の位置を確認し、店内には入らずその前を通り過ぎた。今度お世話になります。
 そのままコメダ珈琲店へ行き、カツカリーパンとアイスコーヒーを注文した。カツカリーパンはすごいボリュームなのに、ぺろりと食べられてしまった。おいしかった。期間限定のチャイのかき氷もそのうち食べてみたい。

2025/06/06 Fri.

 5時半に起きて、7時に出かけた。高速バス「ふくふく号」で爆睡。関門橋を渡る時には目が覚めて、飛行機雲や船が写り込んだ青い空と海の写真が撮れた。窓から、タイサンボクの花や枇杷の実が見えた。
 唐戸のバス停で降り、すぐ傍の唐戸市場へ。10時からの飲食イベントはまだ始まっていないはずだけど、売り場には既にずらりとお寿司が並び、人で賑わい始めていた。ふぐ、まぐろ、ぶり、鯛2貫、サーモン2貫、あぶりサーモンの計8貫を購入(税込1,300円)。屋外のベンチで海を眺めながら食べた。これ以上おいしいお寿司には、もう私の人生では出会わないんじゃないかと思うくらいおいしかった。どの魚も分厚くて、歯ごたえがすごい。特にふぐは、噛み切れないかと思うほど身がしっかりしていた。青空の下で海を見ながら新鮮なお寿司を食べるという状況がなんだか愉快で、顔がにやけてしまいそうだった。
 路線バスが来るまで少し時間があったので、近くの商店街をうろうろしてみた。出歩いているお年寄りが多く、ベンチもあちこちに置いてある。無料で自由に座れる場所があるって大事だ。
 バスに乗り、下関市立美術館へ。見たかった特別展「花の宮廷画家ルドゥーテ」をじっくり堪能した。ケシ、チョウセンアサガオ、スイートピー、イチゴ、アネモネ、セイヨウキイチゴ、スイカズラといった好きな植物の絵があるのも嬉しいし、名前も知らない初めて見る植物の絵が見られるのもおもしろい。撮影可だったので、たくさん写真を撮った。別の展示室にあった高島北海の植物画も良かった。枇杷やたんぽぽ、大豆に里芋、ささげなど、華やかなルドゥーテとはまた違ったジャンルやテイストの植物が描かれていた。ルドゥーテのチューリップの絵と、高島北海の「果蔬図」が描かれたポストカードを1枚ずつ買った。
 続いて、美術館のすぐ近くにある長府庭園に。木がたくさん植えてあって、青々と茂った葉が目に鮮やかだった。木々の間を歩いているだけで気持ちが良い。植え込みにはミヤコワスレや芍薬、ホタルブクロ、池には睡蓮と花菖蒲が咲いている。2羽の鴨と、数尾の巨大な鯉もいた。久し振りに鹿威しというものを見たので、動画に撮った。紫色の花菖蒲の写真を撮っていると、足元の芝生にミントが生えているのに気付いた。大変だ(ミントは非常に繁殖力が強いので、基本的に地植えはしない方が良いとされている)。
 再び路線バスに乗って、唐戸の方へ戻る。「壇の浦」というバス停があったり、「壇ノ浦古戦場」の看板が見えたり。海の目の前だからか、ハマボウフウがたくさん生えていた。赤間神宮の前で降り、階段を上がって境内に入ってみた。建物は真っ赤な色が目立って、なんだか偽物みたいな派手さだった。少し歩いて、亀山八幡宮も覗いてみた。「世界一のふくの像」と書かれた看板と、そのふくの像とやらの写真を撮った。さっきルドゥーテの「美花選」で見たようなハルシャギクの花が咲いていた。これはルドゥーテ展になかったけれど、八重咲きのどくだみも咲いていて珍しかった。プランターにミニトマトのような植物が植えてあると思ったら、よく見ると草いちごだった。
 カモンワーフのおみやげ屋さんで「とらふくせんべい」や「月でひろった卵」を買う。最後に、旧下関英国領事館に行った。花壇には金魚草やヤロウ、ガウラ、アルメリア、サントリナといった花が咲いている。「バラ図譜」に描かれていそうなふっくらしたピンク色のばらも咲いていた。この建物では紅茶やフラワーアレンジメントの教室も開かれているらしく、壁に貼られたポスターにはアイリッシュハープ教室の案内もある。館内のカフェで、一人用のアフタヌーンティーを注文した。紅茶は迷ってアールグレイにしてみた。ポットや砂時計と一緒に出された紅茶には、きらきらした砂糖のスティックを溶かして好みの甘さをつけるらしい。水晶のようできれいだったからぜひ使ってみたかったけれど、甘い食べ物には甘くない飲み物が欲しいので、使うのは断念した。運ばれてきたアフタヌーンティーは、上段にロールケーキ、ひとくちサイズのタルト、バニラのマカロン、マンゴーのゼリー、下段にはスコーンが並んでいる。スコーンには、クロテッドクリームとばらのジャムが添えられている。どれもおいしかった。店内では、ボサノヴァのようなアレンジがなされたクラシック音楽がずっと流れていた。最初はサティのノクターンだったので、「曲はイギリスじゃないのか…」と思っていたら、エルガーの愛の挨拶が流れ出した。でもやっぱりアレンジされていて、ギターのような楽器でぽろんぽろんと奏でられている。無印良品の店内のようだ。その後は同じくアレンジされたタイスの瞑想曲、ルロイ・アンダーソンのエンターテイナーが続いた。
 高速バス「ふくふく号」に乗り、福岡市内へ帰る。夕方の地下鉄は人が多いだろうと踏んで、西鉄天神高速バスターミナルからは歩いて帰った。今日の歩数は15,000歩になった。楽しい日帰り旅ができた。

2025/06/07 Sat.

 就労移行支援。企業実習用に履歴書を作成したり、全国個別訓練大会なるものの練習会に参加したり。
 まとまった休みが取れたので、午後に帰省。新幹線と高速バスを乗り継いで帰ってきた。猫達と遊び、母とおやつを食べた。庭には色とりどりの紫陽花が咲いている。水色、白、紫、紺色のガクアジサイ。ばらや矢車菊、キンシバイも咲いていた。夕方、スーパーで買ってきたいくつかの野菜を祖母のアパートへ持って行った。父は飲み会。
 録画してあったブリティッシュ・ベイクオフを観た。カスタードタルトの回だったので、影響されてカスタードタルトを作って食べてみたくなった。
 夜はふくちと寝た。夜中に目が覚めたので足元に伸びているふくちを撫でると、ごろごろと気持ち良さそうに喉を鳴らしていた。

2025/06/08 Sun.

 洗濯をして、掃除機をかける。ブリティッシュ・ベイクオフを観た。お肉の入ったパイがおいしそうだったので、いつか作って食べてみたい。猫達に遊んでもらいたいけど、昼間は思い思いの場所で寝ている。ちょっとした来客があったので、とらちと2階でおとなしくしていた。知らない人の声が聞こえた途端、とらちはお決まりのクローゼットの中にもそもそと隠れた。一方のふくちはというと、お客さんを歓迎すべく積極的に近付いていたようだった。

週間日記(2025/05/26-06/01)

2025/05/26 Mon.

 今回帰省してから猫達は一度も私の布団に来なかったのに、昨夜はふくちが私の布団の足元に陣取っていた。朝になってもいてくれて、撫でると目を細めてごろごろと喉を鳴らしていた。私が起きるととらちも寄ってきて、足に擦り寄りながら甘えてきた。大好きなかわいいふわふわ達。
 出勤する父に高速バス乗り場まで送ってもらって、福岡に戻る。さくらんぼジャムの瓶をいくつも詰め込んだリュックが重い。
 母が、父のお弁当のついでにとおにぎりとおかずを持たせてくれた。豆ごはんのおにぎり。塩加減がちょうど良くて、すごくおいしかった。
 他県の美術館の特別展を見に行きたくて、ちょっとした日帰り旅の計画を立てた。旅行の計画を考えるのはやっぱり楽しい。

2025/05/27 Tue.

 6時半過ぎに起きてお弁当を作る。オムライスと、炒めたブロッコリー。ケチャップで猫の絵を描いた。
 就労移行支援に行き、ネットで障害者雇用の求人を見てみたり、Excelの練習問題に手を着けてみたり。生理のせいか凄まじく眠く、頭もぼーっとして、全く集中できない。いっそ早退しようかと何度も思ったものの、とにかく頭が働かなくて、スタッフさんに言い出すまでにさえ漕ぎ着けられない。簡単な練習問題が終わったけれどもその旨をスタッフさんに報告するのも億劫で、ただただぼんやりして過ごした。お昼休憩にお弁当を食べて、ようやくなんとなく目が覚めた気がしたものの、午後はやっぱりまた眠くなってしまった。
 生理中にここまで眠気が強かったり頭がぼーっとしたりするというのは多分初めてだけど、これがもし毎月あったらたまったものじゃないと思う。

2025/05/28 Wed.

 夕べしっかり睡眠時間を確保したはずなのに、今日もものすごく眠い。相変わらずぼーっとするし、お腹と腰も痛い。痛みは薬を飲めばある程度治まるだろうものの、眠気とぼんやりはどうしようもないので、今日の就労移行支援は休むことにした。訓練開始時間にメールで連絡を入れる。痛み止めを飲むために胃に何か食べ物を入れたいけど、起き上がるのも怠くて、うとうとしているうちに二度寝した。起きたら昼だった。特に何をするでもなくうだうだしているうちに夜になって、一日が終わった。

2025/05/29 Thu.

 朝起きると、昨日までのような眠気や腹痛、ぼーっとする感じはかなりましになっている。良かった! 昨日はしたいこともしなければならないこともろくにできなかったからと、今日は有意義な一日にすべく出かけることにした。
 天神に行き、父の日のプレゼントに良さそうな物を見繕って、サーモンハラスの干物の定食を食べ、久し振りの文喫へ行った。アプリの提示で入場料が半額になるというキャンペーンをやっているのがありがたい。アイスコーヒーを飲みながら、持ってきた『金枝篇』の続きを読み進めた。飲み物のおかわりが自由なので、ホットコーヒーや煎茶も飲んでみたかったけど、2時間の間にそう何杯も飲めないので我慢した。1時間も読むと情けないことに集中力が切れてきて、有料フロアの中をうろうろして本のラインナップを眺めた。フェミニズムやLGBTQ+に関する本が色々あって、心理学の本も胡散臭そうなのがかなり少ないのが嬉しい。永井荷風の『ふらんす物語』を少し読み返したり、ユングの『赤の書』をめくってみたりした。今年の4月からつけている連用日記「10年メモ」は赤に近いオレンジ色のカバーの分厚い本なのだけど、何かに似ているとずっと思っていたら、この『赤の書』だった。文喫で2時間過ごして帰宅。読書に要る集中力や体力のようなものが昔に比べてすっかり失われてしまっているのを実感して悲しかったけど、それでも本を読もうと思えたことや本に魅力を感じられたことは嬉しかったので、良い点だけに目を向けておきたい。

2025/05/30 Fri.

 珍しく寝つきが悪かった。しかも、夜中の0時頃にマンションの近くで若者連中がわいわい賑やかにやっている声で目が覚め、それからまたしばらく寝付けなかった。いかにも夜中にありがちな、心配事や悲しい想像が次々思い浮かんでは気が滅入ってくるという状況に陥る。何か楽しい空想に浸りたいのにそれらしいものも思い浮かばないままうとうとと寝落ち、今度は3時頃に路上で誰かが盛大に戻している声が聞こえてきて(酔っ払いか何か?)いよいよげんなり。やっと眠ってアラームで目を覚ますものの、寝不足が堪えるたちなのでもうこれは日中使い物になるまい、就労移行支援は今日も休もう、そう思って再び寝ついた。すると8時だったか9時頃だったか、マンションのすぐ近くで工事が始まった。それだけならまだしも、近くの部屋(隣か?)に住んでいるらしいご老人が「工事がうるさい」とがなり立てている。私は普段怒鳴るということをしない(できない)ので、元気いっぱいに悪行雑言を喚いている様子を聞いていると、なんだか勝手に恥ずかしく、いたたまれなくなってしまった。
 十分な睡眠が取れないと、分かりやすく気分が落ち込む。就労移行支援は休んだ。仕事ではないのだから休むことで他人に迷惑がかかる訳でもなし、無理しなくても良いだろうと言い訳のように自分に言い聞かせている。
 予約していたオンラインカウンセリングを受けた。2ヶ月振りくらいのカウンセリングになる。「人と仲良くなりたいけど、人と関わると疲れてしまって仲良くなれない」という悩みを相談した。50分ほどのカウンセリングが終わると、久し振りに自分のことをたくさん話したせいなのか、なぜかへとへとに疲れてしまった。今日のカウンセリングはなんとなく煮え切らないというか、いまいち手応えがないような感じがしたけれど、そういう回もあるんだろう。

2025/05/31 Sat.

 今日は就労移行支援に行った。とはいえすることが決まっていないので、なんとなくPowerPointを操作して過ごした。扱うのは10年ぶりくらいだけど、当時とバージョンが大して変わらないので、特に目新しい所はなかった。
 八百屋さんに寄って帰宅。野菜をしこたま買い(トマト、きゅうり、かぼちゃ、ブロッコリー、キャベツ、長ねぎ、玉ねぎ、ぶなしめじ)、茎がくねくねしたおもしろいアリウムの切り花も買った。
 お昼を食べて、普段行かない方のスーパーへ行ってみた。肉類やら何やらを買い込んだ。帰ってから、野菜と肉を片っ端から切って冷凍。後は焼くだけの状態の、豚の生姜焼きとねぎ塩豚丼の具を調味液に浸けたものも冷凍しておいた。散々台所仕事をしたは良いものの、ひと段落すると晩ごはんを作る気力が尽きてしまい、残り物のスープと賞味期限が迫ったカロリーメイトの夕食になった。
 夜、懲りずにまたTinderをインスト―ルした。まだ登録はしていないけれど、おいおい再開してみようと思う。

2025/06/01 Sun.

 買ってきたトマトが完熟を通り過ぎかけているくらい熟れていたので、生で食べずにカレーに使うことにした。野菜をたくさん刻んだものと少しの合い挽き肉を炒めて、トマト1袋全部とカレールーを投入して煮詰めた。すごく適当に作ったカレーだったけど、ルーのおかげですごくおいしいものになった。随分前に買ったアーモンドスライスとパンプキンシードの賞味期限が過ぎていたので、捨てるのももったいなくて使うことにした。八百屋さんで買ってきたかぼちゃを柔らかくなるまでレンジで加熱して潰し、牛乳や蜂蜜を加えてペーストにしたものを、パウンドケーキの生地に混ぜ込む。アーモンドスライスとパンプキンシードを散らしてオーブンで40分焼いて完成。粗熱が取れたら型から外し、コーヒーを淹れてひときれ食べた。これもおいしくできていた。しっとりふわふわの生地の食感とバターの風味、かぼちゃのこく、シナモンの香り、さくさくのナッツ、全部の要素がおいしい。
 夜、実家の私の布団の上でくつろいでいるとらちの写真が母から送られてきた。実家を出て8ヶ月も経てば猫達がいない寂しさが紛れるかと思ったのに、全くそんなことはなく、とらふくに会いたくて仕方がない。でも、こんなにも大好きだと思える対象が2匹も増えたというのは、私にとって本当に良かったことだと思う。

週間日記(2025/05/19-05/25)

2025/05/19 Mon.

 10時間近く寝て、朝ごはん兼お昼ごはんにホットケーキを焼く。私にしては珍しく、生焼けじゃなかった(ぎりぎりではあった)。メープルシロップをたっぷりかけて食べた。コーヒーとよく合っておいしい。
 片っ端から家事をやっつける。今週の朝ごはん用の野菜スープを作り、これも朝ごはん用の卵を茹で、野菜各種を切って冷凍、食パンも冷凍、ごはんも炊いて冷凍、芍薬の水を換え、ハンドソープを詰め替え、床にフローリングワイパーをかけラグには粘着クリーナー、その他ちまちました諸々。部屋の中がすっきりして達成感。

2025/05/20 Tue.

 6時半に起きてお弁当を作る。ピーマンの肉詰め、卵焼き、にんじんと干し椎茸の煮物、ごはん、ふりかけ。前日に炊いて冷蔵庫に入れておいたごはんを温め直してお弁当に入れると、レンジ炊飯の乾飯(かれいい)みたいな固いごはんよりずっと柔らかくて良い。天気予報曰く今日は最高気温が30℃にもなるそうだから、午後の自分のために水出しアイスコーヒーを作っておいた。8時間ほどで抽出が終わるので、就労移行支援から帰ってきたらちょうど飲み頃になっている算段。
 就労移行支援で、情報処理技能検定試験表計算の準1級。やっぱりメモを見てカンニングしないと解けない。先週末に急遽企業実習の話が持ち上がったので、その準備。午後は企業研究についてのプログラムを受けた。
 15時に終わって、ドラッグストアでティッシュやら洗濯用の洗剤やらを買って帰宅。よく冷えたアイスコーヒーがあまりにもおいしくて、今朝の自分を褒め称えてやりたいくらい。おいしいからといって、飲みすぎないように気を付けなければ。
 夜、歯磨きとお風呂を済ませ、水筒とお弁当箱を含めた食器類を洗い終わり、洗濯物も干し終えて、なんだかすごい達成感に包まれた。はたして仕事を始めてからもこういう風に家事をやって生活していけるかは分からないけど、やってみないことには分からないので、なるようになると思いたい。「なんとかなる」より「なるようになる」の方が、肩の力が抜けてなんとなく好きだ。なんとかならなくても、なるようになる。座右の銘と言われてしっくりくる言葉が私にはこれくらいしかないけど、ひらがなばかりでちょっと雰囲気(?)が緩すぎる気もする。実際に緩い意味合いだし、まあいいか。

2025/05/21 Wed.

 就労移行支援。読書の時間に『ユング心理学入門』の続きを読んだ。時代が時代だったとはいえ、「同性愛を精神分析で治療」するという話が出てきた時はぞっとした。読書の後の部署活動では、書記の係をやってみた。前に出て、話し合いの内容をホワイトボードに書いていく係。書字恐怖らしい症状は私の場合はあまりないように感じているけど、それでも人前に立っていることには変わりないので、以前なら間違いなく避けていたと思う。スタッフさんが「分かりやすく書いてくれている」などと褒めて伸ばしてくれたのでありがたかった。毎日の訓練終わりに書く日報に「人前に出て文字を書くという、社交不安障害としては勇気の要る行動に挑戦してしまいました」と書いたら、別のスタッフさんが笑っていた。私はなんだかんだ人を笑わせるのが好きなたちなので、この日報を書く時にいつもくすっと笑ってもらえそうな内容を書こうと妙な方向に努力をしてしまう。もちろん、滑っている可能性も大いにあるけど、それについては恐ろしいので考えないでおく。
 雨なのでまた出かけるのが億劫だったけど、お昼を食べて今度は皮膚科へ。いつものニキビの薬を処方してもらった。ニキビは慢性の疾患だから治療をやめれば再発なり悪化なりするのだそうで、今後もずっと毎食後の薬を飲むのも朝晩に塗り薬を塗るのも面倒だけど(しかも塗り薬は副作用で肌荒れする)、死にたいくらいコンプレックスだったニキビが今やファンデーションを塗れる程度には落ち着いてきたので、薬で症状を抑えられるならいいかと思いたい。

2025/05/22 Thu.

 今朝は「社会人」のコスプレをして通勤時間帯の地下鉄に乗ってみるという挑戦をするつもりが、睡魔に負けてぐっすり二度寝。挑戦はまた後日にする。でも、できればしたくない。電車は通っておらず最寄りバス停からのバスは1日2便、そういう地方からやってきた人間が地下鉄もとい人間輸送コンテナの密度に耐えられるのか、甚だ怪しい。ここでいう「社会人」のコスプレは、オフィスカジュアルとかいう普段全く馴染みのない装束のことを指している。
 たまご蒸しパンとコーヒーの朝ごはんの後、歩いて天神へ出かけた。無印良品やら何やらをあちこち見て回り、イオンで辛ラーメン焼きそばの袋麺をいくつか買い(近場ではここでしか見かけないので買い溜め)、再び歩いて帰宅。結構歩いたらしく、今日の歩数は9,000歩を超えた。

2025/05/23 Fri.

 就労移行支援。情報処理技能検定表計算2級の問題を解いた後、共同で業務を進めるプログラムに参加。やっぱり2人以上の人が聞いている場面で話すのは苦手だ。
 急いでリュックを取りに帰り、帰省! 天神のアンデルセンでおみやげ用のパンを買い、博多駅へ。新幹線の中でお昼ごはんにサンドイッチをもそもそ食べた。高速バスに乗り換え、タクシーに乗り、祖母のアパートへ。お茶をしておしゃべりして、色々食べさせてもらった。祖母と実家へ移動して、猫達と遊ぶ。とらちは最初だけちょっとびっくりした様子で、ふくちは私の顔を見るなり「ミョオー!」と鳴いた。右手をふくち、左手をとらちにひたすら嗅がれる。
 畑を見に行くと、草丈が伸びすぎた矢車菊が雨になぎ倒されていて、その隙間にピンク色の金魚草の花が覗いていた。鉢植えから地植えにしたポットマムも茂りに茂って株が大きくなっている。祖母が仏壇に供える花として使うのにちょうど良いので、この調子でぐんぐん育ってくれると助かる。ゴールデンウィークに植えたさつまいもはかろうじて根付いているようで、頼りない枚数の葉っぱが地面を這っていた。
 両親が帰宅。晩ごはんに私がチキン南蛮、母が白和えを作った。アンデルセンのパンは喜んでもらえた。パンが入っていた紙袋の取っ手を切り取ったもので、猫達とひとしきり遊んだ。紙袋には入ってくれなかったけど、その取っ手を猫じゃらしのように動かすと猫達が大喜びで楽しかった。

2025/05/24 Sat.

 朝ごはんにアンデルセンのパンを食べた。今度は荷物棚に置き忘れず、無事に持って帰ることができて良かった。
 雨が降る中、歩いて精神科へ診察を受けに行く。先日描いたプリントアウトしてきた四コマ漫画を渡すと、主治医の先生が喜んでくれて嬉しかった。
 滅多に花が咲かない庭のヤマボウシに、白い花が3つついていた。さくらんぼみたいな実は生るだろうか。ヤマボウシではないけど、種を取って冷凍してジャムにし損ねていたさくらんぼが1㎏近くあったので、解凍して砂糖と煮た。一晩寝かせてジャムにする予定。
 祖母のアパートでお昼を食べたり、夜は両親と回転寿司を食べに行ったり。実家で暮らしている時は罪悪感が伴っていたけれど、今は甘やかされていることを素直に喜べて嬉しい。

2025/05/25 Sun.

 両親がスーパーで買い物をしている間に、以前働いていた園芸店へ行き、畑にまく花の種を買った(ポンポン咲き百日草と切花用アスター)。スタッフの入れ替わりが激しく、顔見知りの人が随分少なくなっていた。
 昨日作りかけだったさくらんぼジャムを仕上げる。レモン果汁とコーンスターチを加えて、とろみがつくまで煮て瓶詰め。きれいな赤色のジャムができた。
 地元のお祭りを覗いてきた父母が、鮎の塩焼きや焼き鳥を買ってきてくれたので、お昼に食べた。どれもおいしかった。
 天気が良く風も気持ち良いからと、庭に出て草取りをした。ハルジオンかヒメジョオンか分からない花、セイタカアワダチソウ、カタバミ、ムラサキカタバミ、ドクダミ、ヨモギ、スギナ、ノビル、ヤブガラシ、オドリコソウ、見慣れた面々をてみ何杯分も引き抜いて、庭の一画がすっきりした。ノビルは花が終わって実がついている頃だと、小さな玉ねぎのような根まで簡単に抜けることを初めて知った。
 ホットプレート焼き肉の晩ごはんを食べて、銀英伝のOVAやブリティッシュ・ベイクオフを観た。
 またしばらく猫達と会えないのが寂しくて、父母が寝室に引き上げてから少し泣いた。涙をだらだら流している私を、撫でられているふくちが不思議そうに見ては何度もゆっくり目を細めてくれて(猫の愛情表現らしい)、優しい生き物だなあと思った。この水は何だろうとでも言いたげに、私の顔に鼻先を寄せてふんふんと涙を嗅いでいて、思わず泣きながら笑った。

週間日記(2025/05/12-05/18)

2025/05/12 Mon.

 洗濯機で洗えないことに買ってから気付いた春物のジャケットをクリーニングに出して、その足で郵便局へ行って切手を買ってきた。郵便局のある方向へは普段行くことがないので、そのうちこの辺りを冒険してみても良いかもしれない。
 思い切ってZOZOTOWNで買ってしまった服が届いた。kutirのフリルがたっぷりした緑のチェック柄のリボンハーネス、Classical Elfのチュールでできた青いキャミワンピース、TONEのリボンの刺繍が入ったかごバッグ。どれもものすごくかわいい。「自分なんかがこんなかわいい服を着てはいけない」という卑屈な考えと「私がどんな容姿をしていようが好きな服を着て良いのだ」と己を励ましたい気持ちとで激しく葛藤している。
 日記ZINEの挿絵にしようと、ちまちました絵を描いた。こういう落書きっぽいイラストを描くのは楽しい。スキャンして、グレーの水彩筆ツールで色塗り。Wordの本文原稿に貼り付けようと思ったものの、ページのどこに配置するかが難しい。センスがない。でも楽しい。
 晩ごはんをカップ焼きそばで済ませたい欲に打ち克って、野菜と豚肉を煮たものとツナマヨごはんを食べた。狭い台所の限られたスペースにぎっしり並べて乾かしてあるお弁当箱だの水出し緑茶ボトルだのを見ると、私もなんだかんだちゃんと生活できているのかもと妙に自信が湧いてくる気がする。食器を洗って自信がつくならお手軽でいいや。
 夜、私の布団の上にいるとらちの写真が父から送られてきた。一人暮らしを決断したのは正解だと思ってはいるけれど、それはそれとして猫に会いたい。

Blueskyから
・年齢を重ねてからかわいい服を着るのももちろん素晴らしいことなんだけど、同時に50代とかになってから「やっぱり若い頃にかわいい服を着ておけば良かったな〜」という後悔をしたくない気持ちもあり
・似合う似合わないを考えてたら何も着れなくなるじゃないか!!!!と己を鼓舞して購入したのがこれ かわいすぎる(服が)
・32歳の暴走を誰か止めてくれという気持ちも決してゼロではないんだけどでもそれはおそらく世間から刷り込まれてきた価値観によるものなので、着たい服があるなら好きに着たらいいじゃんという気概の方をこそ大事にしていきたい所存
・でもまだ外で着る勇気がない あと荷物が多くて鞄が重いタイプの人間、ショルダーバッグを肩に掛けたらハーネスがずれ落ちるんじゃないかという現実に直面している
・帰省する時に着たらリボンが猫達の餌食になって終わる
・いやほんとにkutirのリボンハーネスあまりにもかわいい、眺めてるだけで幸せになれる フリルとリボンに幸せが詰まっている

2025/05/13 Tue.

 7時前に起きてお弁当を作る。オムライスと、ソーセージとブロッコリーを炒めたものを詰めた。朝ごはんだの身支度だの洗濯だのをやっていたら出かける時間ぎりぎりになったので、やっぱりお弁当の要る日は6時半に起きた方が良さそう。
 就労移行支援で、書類の並び替え訓練やデータ入力など。お昼に食べたオムライスは我ながらおいしかった。ただ、フロアがあまりにも静かで、自分の咀嚼音が周囲の人に聞こえているのではないかと心配になるほどだった。口を閉じて噛んではいるはずだから、頭蓋の中で音が響いているだけだと思いたい。午後は職場でのコミュニケーションの仕方について学ぶプログラム。テキストを音読したり、課題について自分の意見を言ったりした。凄まじい眠気に襲われていたので、緊張感と眠気が相殺されて変な心地がした。スタッフさんから、お昼休憩の時の緊張はどうだったかと訊かれた。緊張していないと言えば嘘になるけど、「初回(の終日通所)よりは緊張しなかったです」と答えた。頼むから、緊張しているように見えたとかは言わないでほしい。緊張しているように見えないように、あくまで「普通」の状態を装おうと懸命になっているので、それで「緊張しているように見えた」なんて言われたらいよいよどう振る舞って良いか分からず不安になってしまう。普通でいようとしている時点で普通ではないのだけども。
 スーパーで食パンを買い、商店街を通って帰宅。クリームソーダの絵柄が散りばめられたスカートを着ているおばあさんを見かけて、いいなと思った。似合う似合わないをどうしても気にしてしまうけど、やっぱり着たい服を好きに着るのが一番かっこいい。
 お昼休憩の時に、読みかけの『ユング心理学入門』を読んでいて、これはと思う箇所があった。

「しかし、他に悪者を作ることによって得られた団結は、みせかけの強力さにもかかわらず、きわめてもろい反面をもっているものである。」

(『〈心理療法〉セレクションⅠ ユング心理学入門』河合隼雄著、河合俊雄編、岩波書店、p.99より引用)

事務職という選択肢もありかと思うようになったけど、閉鎖的な環境で日々決まったメンバーと仕事をしていると、よほど人間関係が良くない限りメンバーの誰かがネガティブな感情のはけ口になったり、いじめられたりする可能性があると思う。それは私かもしれないし、私じゃない人になるかもしれない。でも、外部から客が多く入ってくる環境なら、嫌な客に従業員の敵意が向くことで、従業員同士でいがみ合うリスクが減るんじゃないだろうか。もちろん、そのような環境だった前職の園芸店でも、従業員同士がぎすぎすすることが決してなかった訳ではないけれども。従業員達の共通の敵というポジションに置かれる客には悪いけど、それが態度の悪い客やクレーマーなら相応の報いでもあるので、こちらとしてもあまり良心の呵責を感じなくて済む。そういう風に考えてやっぱり接客業の方が良いかなと最近考えていたところに、河合先生のこの一文が出てきたので、なんだかカウンセリングを受けていて内心を見透かされたような心地がして、ぎくっとした。でも、職場なんてたまたま集まった人達の集団に過ぎないし、そこでの団結は別に強固なものでなくても良いのかもという気もする。

2025/05/14 Wed.

 就労移行支援。ボルトを締めたり、ナプキンを折り畳んだりする軽作業の訓練。ボルト締めに至っては、一人暮らしを始めた時に散々ベッドだの本棚だのを組み立てたので、今さらという気もしないでもなかった。会社で同僚と協力して業務を進めることを想定したプログラムにまた参加することにしたので、それについての事前説明会もあった。人と関わるのが苦手だから人と関わる練習を積むためにこういうものに参加するようにしているけど、これは練習を重ねることで上達するものなんだろうか。何らかの心理療法を受けることで少しずつ改善していくものであって、ただ練習したところでいたずらに疲労や挫折経験が溜まっていくばかりなのではという気もする。
 祖母宛てに手紙を書いた。ゴールデンウィークに撮った写真を印刷したものを同封して、便せんの空いた部分にイラストを描き込んだ。「美術館のカフェに一杯2000円のコーヒーがあった」という話題の挿絵として、コピ・ルアックの簡単な説明とジャコウネコの絵を添えた。ジャコウネコって初めて描いた。

2025/05/15 Thu.

 博多駅まで歩いて、予約していた新幹線と高速バスの切符を発券した。途中に見かけた花壇は、あちこちがペンタスとアンゲロニアだらけになっている。確かに、夏の暑さに強そうではある。花壇ではないけど、カポックやラベンダーが軒下でない場所に地植えにされているのを見ると、ここは冬も霜が降りないんだなと思う。
 再び歩いて次の目的地へ。櫛田神社前という駅名なら近くに櫛田神社なるものがあるんだろうと考えて探したら、すぐにそれらしいものが見つかった。構造がよく分からない境内をうろうろ見て回った。近くに商店街もあったので、そこもぶらぶら冷やかしてみた。地元の商店街とは比べ物にならないほど店も人も多い。
 福岡アジア美術館に着いて、コレクション展「この手が未来を編み直す」を見る。ポーンチャイ・ジャイマ「イーペン祭り」にプルメリアみたいな木が描かれていて、タイのプルメリアはこんなに大きくなるんだろうか、それともプルメリアに似た違う植物だろうかと気になった。ジッヴァ・ソーマ・マーシェ「ワルリ画」には、リサラーソンの猫に似たかわいいモチーフがいた。日記の中で度々「アートのことはよく分からないけど」と弁解しているものの、誰かが思いを込めて創作したものを実際に見るという経験はやっぱり良いものだなと思う。
 一人で回転寿司に行くという初めての体験に挑戦。カウンターの席が狭くて隣の人との距離の近さが気になってしまったけど、それでもお寿司はおいしい。タッチパネルやスマホで注文できるというシステムがつくづくありがたい。また行こう。
 Loftのコスメ売り場を眺めてきらびやかな空気に圧倒され、三越のデパ地下で祖母の好きそうなお菓子を見繕う。商店街の八百屋さんで、気になっていた芍薬の切り花を1本買ってみた(220円)。薄いピンク色のピンポン玉のようなつぼみがかわいい。はたして咲くだろうか。クリーニング屋さんでジャケットを受け取り、コンビニでアイスコーヒーを買った。元コンビニ店員としてコーヒーを売ることは数限りなくあったけど、買ったことはほとんどなかったのでなんだか物珍しい。豆を挽くがりがりという音と、マシンから漂うコーヒーの良い香りに癒された。12,000歩歩いてマンションに帰り着き、コーヒーをゆっくり飲んだ。暑かったし、喉も乾いたのもあってとてもおいしい。なんだか良い休日を過ごせた。

2025/05/16 Fri.

 就労移行支援。文字起こしという訓練をやった。YouTubeにある指定の動画をイヤホンで聞いて、Wordに書き起こす。多分得意寄りの作業だったから、ひたすらキーボードをだかだか叩いた。
 久し振りに四コマ漫画を描きたい気分になって、ネタになりそうなエピソードを過去の日記から拾い集めて、くっつけてプロットっぽくした。これまた久し振りにCLIP STUDIOを開いて、文字を入力。言い回しを工夫して台詞を見やすくできた時の快感は何なんだろう。パズルがかちっとはまったような。そんな大したものは描いていないけれども。
 芍薬のつぼみがじわじわ開いている。夜、寝ている間に満開になるんじゃないだろうか。
 絶対に既出のものではあるだろうけど、ふと「園芸的な、余りに園芸的な」というフレーズが浮かんで一人でにやにやしている。どこかで使いたいけど使う機会がない。

2025/05/17 Sat.

 芍薬の花が満開になった。ふんわりしたボリュームのある花で、幾重にも花びらが重なった様子がとてもきれいだ。全体は淡いピンク色をしていて、ところどころ花びらのふちに濃いピンク色の筋が入っているのも良い。他の花に譬えるのも変だけど、蓮の花が咲いたみたいな、その花がある場所だけ天国だか極楽だかのように思えてしまうほど美しい。『知覚の扉』で、ハクスリーが服の皺を見た時の感覚はこんな感じだったのではと思ったくらいだ(メスカリンを服用してこの花を見たらどうなるんだろう)。あまりにもきれいなので、さぞ芳しい香りがするだろうと思って嗅いでみたら、そうでもなかった。いかにも花屋さんの店内で嗅ぐような、良くも悪くも花の香り。あまり良い香りとは言えなかった。
 就労移行支援で、文字起こし訓練の続き。ほとんど内容を入力し終えていたので、再度音声を聞いて間違いがないか探したり、修正したり。倍速再生という機能がある意味が今まで分からなかったけど、こういう時に便利だな。もっとも、文字起こしのような作業はもうAIの仕事に取って代わられているだろうけど。会社での共同作業を想定したプログラムに参加。誰もやりたがらなかったので係に立候補したり、意見が出なさそうだったので発言してみたり、ちょこちょこと無理をした。園芸店で働いていた時も、皆がやりたくないならと店内放送を引き受けるようなことをしていたのを思い出した。
 八百屋さんに寄って帰る。にんじん、キャベツ、小松菜、トマト、舞茸を買った。
 四コマ漫画の下書きをボールペンでなぞった。消しゴムをかけた時に紙が皺にならなかったので嬉しい。スキャンしてデータ化した。いちいちコンビニに行かなくて済むので、プリンターを買って本当に良かった。

2025/05/18 Sun.

 色が抜けて髪が明るくなってきていたので、美容室に行って染め直してもらった。焦げ茶色になるとなんとなく落ち着く。伸ばしたいので、整える程度にカットもしてもらった。
 しまむらに寄って、そろそろ着る機会があるかもしれないからと就活用のスーツを一式買った。大学を卒業してすぐ就職したジュース屋の店舗を見かけて(この店舗に勤務したことはない)、かつての嫌な思い出を克服してやろうとでもいうような意欲が湧いたので、テイクアウトのレモネードを買ってみた。店員の制服はデザインが新しくなっていたけど、基本的なメニューは大して変わっていなかった。ちょうど10年前の今頃は毎日のように泣きながら死ぬことばかり考えてこの会社に勤めていたのに、まさかその10年後も人生が続いていて、こうしてのうのうと生きているとは、当時は思いもしなかった。レモネードはおいしかった。
 帰宅して、CLIP STUDIOで漫画の仕上げ。ボールペンでなぞった時に書き損じた箇所などを修正したり、グレーで色を塗ったり。一応完成したように思うものの、一晩経つと書き直したい場所が出てくることもあるので、とりあえず今夜は寝かせておく。

週間日記(2025/05/05-05/11)

2025/05/05 Mon.

 母ときょうだいと3人で近所を散歩。タニウツギ、れんげ、たんぽぽ、白詰草、ニワゼキショウ、ヒルザキツキミソウの花が咲いていて、へびいちごの実が生っていた。小川には、水面を埋め尽くすようにクレソンがぎっしりと茂っていた。川の水を触ってみると、冷たくて気持ち良かった。
 七輪であれこれ焼いて食べる。さつま揚げ、玉ねぎ、ピーマン、チヂミ、コロッケ、ウインナー、鯖、おにぎり、お餅。
 再び3人で散歩。午前中に行ったのとは違う方向に歩いた。野いばら、すいかずら、あざみ、ナワシロイチゴの花が咲いていた。
 タルト台とカスタードクリームを作って、昨日のさくらんぼジャムを載せ、さくらんぼのタルトを作った。緑色の葉っぱを飾ったら見栄えが良くなるかと思い、畑のジャーマンカモミールの葉っぱをちぎって載せてみた。食べる時には邪魔なのでどけた。さくさくのタルトと甘酸っぱいさくらんぼ、とろりと甘いカスタードクリーム、全部が合っていておいしかった。

2025/05/06 Tue.

 母が朝ごはんにピザ、昼ごはんにカレーパンを作ってくれた。どちらもおいしかった。
 とらふくをそれぞれ撫でて、福岡へ戻る。猫恋しさに涙が出そうになった。新幹線の中できょうだいとおしゃべりして楽しかった。
 マンションの部屋に戻ってきて荷解きをし、コーヒーを淹れて飲んだ。刻んで冷凍しておいた野菜で、朝ごはん用の野菜スープを作り置き。明日は卵を買ってこないと。

2025/05/07 Wed.

 就労移行支援で、読書と部署活動の見学。『ユング心理学入門』(河合隼雄、岩波現代文庫)を読む。眠かった。スーパーに寄って帰宅。卵も買った。
 かわいい服を探して、ZOZOTOWNを眺める。32歳にもなって、リボンとフリルとチュールに夢中になろうとは思わなかった。働き出して今より経済的に余裕ができてから買った方が良いんだろうことは重々理解しているものの、せっかくかわいい服を着たいという欲が湧いてきていて、しかもそれを否定せず前向きに検討できていることが嬉しくて、「お気に入り」の登録数を着々と増やしている。別に年を重ねてからかわいい服を着ても良いのだけど、その時も同じように「かわいい服欲」が冷めずにあるとは限らない。数年前はもう少し生きるか近いうちに死ぬかと悩んでいた時期も確かにあったのに、今はかわいい服の購入について頭を捻っている。幸せな悩みだ。
 夕方、美容皮膚科へ行き、ピーリングとイオン導入。継続することで効果が出てくるらしいけれど、早く効き目が表れてほしい。顔の皮膚の具合を気にせず、外でマスクをスムーズに着脱できたらどんなに気が楽だろう。

2025/05/08 Thu.

 9時間半寝た。顔に猫のようなひげが生えてきた夢を見た。夢の中で、はたして持っているシェーバーで剃れるだろうかと考えていた。
 今日はいっぱい歩くことにした。地下鉄の駅4駅分、3km半の距離をせっせと歩く。ナガミヒナゲシやマツヨイグサ、ヒメツルソバ、昼顔、大きなしゃくなげが咲いているのを見かけた。
 福岡市美術館に着き、特別展「テレンス・コンラン モダン・ブリテンをデザインする」を見た。デザインのことは何も分からないなりに、見ていて楽しかった。野菜や観葉植物の絵が描かれた食器類がかわいかった。コンランの言葉を書いたキャプションに「どこでどのように暮らすかが私たちの幸福と創造性に大きく関わっていると、私はいつも思っている。」という文があって、私が地元を出てこうして暮らしていることは確かに私の幸福と創造性に関わっているな、と図々しく自分のことに重ねてしまった。
 コメダ珈琲店でみそカツパンとアイスコーヒー。食べきれるか少し不安だったけど、なんとか完食。やっぱりおいしい。食べ終わってから、持ってきていた本『常識のない喫茶店』(僕のマリ、柏書房)を読み始めた。喫茶店で喫茶店の本を読む。まだ読んでいたかったけど、さすがにコーヒーを飲み干してしまったので、読書は30分ほどで切り上げた。カフェで読書をする行為には憧れがあるけど、注文した飲み物をおいしいうちに飲み終えようと思うと、そう長い時間は読めない。こういう時、どうすれば良いんだろう。おかわりを注文するんだろうか。
 再び歩く。ブックスキューブリックとフライングタイガーに寄って、3km半を歩いて帰宅した。さすがにちょっと足が疲れたけど、思ったより歩けて嬉しい。今日の歩数は15,000歩になった。

2025/05/09 Fri.

 家から脱走してしまったとらちを泣きながら探し回る夢を見て起きた。猫に会いたい。
 就労移行支援で、面接練習会用に履歴書を準備したり、自分に合った仕事探しについてのプログラムを受けたり。スタッフさんに苦手なことを尋ねられて人と関わるのが苦手だと言うと、「全然そう見えない」「『普通』に見える」と言われ、「そう見えるなら良かったです」と答えたけど、なんだか自分でもおかしくて笑ってしまいそうだった。ジョハリの窓じゃないけれど、自分で知っている自分と人から見える自分はやっぱり全く同じものじゃないんだな。
 『常識のない喫茶店』を読み終えた。人と関わるのが苦手だと言ったばかりなのに、接客業をやりたくなってしまう本だった。客だろうが店員だろうが同じ一人の人間同士であることに変わりないので、世の中の接客業がみんなこうだったら良いのに。調子づいて、『日記の練習』(くどうれいん、NHK出版)も読み始めた。こういう詩的な(?)雰囲気のある日記を書けたら楽しいんだろうなあ。日記って全てを書かなくても良いし、できごとの詳細を具体的に書かなくても良いのかも。雨の音とfuzkueのプレイリストをBGMに部屋で読書に耽るのは楽しくて、良い午後を過ごせた。
 読んだnoteの記事に影響されてTickTickというタスク管理アプリを使ってみたくなったけど、多分自分には必要がなく、今使っているUpNoteと机の上のロルバーンミニで十分間に合っているんだろうなと思う。すぐ影響される。
 冷蔵庫のにんじんとぶなしめじを切って冷凍しなければならないのに、後回しにしている。明日こそやろう。
 夜、ふと思い立って筋トレの真似事をやってみた。名前は知らないけど太ももやお尻が翌日必ず筋肉痛になるエクササイズや、スクワットやら。プランクとレッグレイズにも挑戦してみたけど、腰に来そうで早々に諦めた。

2025/05/10 Sat.

 私の布団の上に陣取っているふくちの写真が母から送られてきた。猫に会いたい。
 コーヒーを淹れていて、焦がした種の浸出液がこんなにおいしいのって不思議だなと思った。「浸出」と書こうか「抽出」と書こうか迷って検索してみるも、いまいち違いが分からない。
 気休めにCBDオイルを塗ったおかげか、太ももの筋肉痛はないけれど、塗らなかったお尻には痛みがある。
 就労移行支援で、面接練習会なるものに参加する。入退室と、学歴や職歴についての問答。いつも接しているスタッフさんが面接官役をやってくれるので、つい面接っぽくない半ばくだけた雰囲気になりそうだった。実際の面接だと思うと過度に緊張するし、かといって普段スタッフさんと話す時のテンションだと気が緩むしで、これはあくまで「面接の練習」なのだと自分に言い聞かせた。おかげで、程良い緊張具合に留めることができた気がする。自分では早口だったり、しどろもどろになってしまったりした自覚があったけど、初回の面接練習だったこともあってか、スタッフさんからは「ちゃんと受け答えができていた」と言ってもらえた。休日の過ごし方という話題から派生して最近読んだ本を訊かれ「ユング心理学の本」と答えたり、現在興味を持っていることについて「チベット仏教」と言ったりしてしまったものの、スタッフさんは引かずにおもしろがってくれたので安堵した。実際の面接ではこうはいかないだろうから、適当な回答を用意しておかないといけない。
 それにしても、面接となれば死んででも回避したいと思うほど面接に対しての不安や緊張が強かった時期が長い自分が、まさか面接の練習に自発的に挑戦するようになる日が来ようとは思わなかった。面接と考えるだけで「面接は怖い」「怖いから面接は受けられない」「面接が受けられないから就職できない」「働けなかったら生きていけない」「働けない自分は死ぬしかない」という具合に考えが飛躍している状態が随分長かったのに、「苦手だから練習しておくに越したことはないし、せっかく機会があるから参加してみるか」というごく軽い動機で面接(の練習)に臨むようになるなんて、生きていると本当に何がどうなるか分からない。未だに、こういう調子で面接の練習に挑んだ自分がいることを信じられない思いでいる。練習会が終わって、別のスタッフさんから「(面接は)得意な方ですか?」と訊かれ「大の苦手です」とにやにやしながら答えると、「意外です」と言われた。「そうですか?」と変わらずにやついていたけれど、内心「そんな訳あるかよ」と普段の語彙にない返事がとっさに頭の中に思い浮かんだ。もちろん、何の気なしのリップサービスである可能性も否定できないけれども。
 帰宅してお昼を食べて、なんとなく歩きたい気持ちもあって出かけた。土日の人の多い天神に赴いて、おしゃれに気合いを入れた人々の姿を視界に入れて楽しい気分になりたかったという下心もある(じろじろ見ると失礼だし不快にさせてしまうので、ちらっと一瞬目にするだけにしているつもりではある)。またしても、人の多い場所に出かけようと思った自分の神経を疑う。一時期は確かに人混みが怖くて仕方なかったはずなのに。INCUBEで日焼け止めスプレーを買って帰る。天気が良くて、日差しが暖かくて気持ちが良い。日焼けはしたくないけれど、日光を浴びるのってなんでこんなに気持ちが良いんだろう。何か「これは日記に書きたい」と思った考えが浮かんだけど、ぽかぽかと暖かい陽光にとろけているうちに忘れてしまった。よく通りすがる花壇のチューリップとビオラとアリッサムとプリムラが、ペンタスとアンゲロニアに替わっていた。
 読みさしの『日記の練習』を読み終えた。だから影響されて今日の日記が長くなっている。読んでいて「いいな」と思った箇所のあるページをメモしておきたいのに、IKEAのリラックスチェアから立ち上がって紙とペンやふせんを取ってくるのが億劫で、手近にあったレシート2枚とティッシュペーパーをページの間に挟んだ。かわいいしおりを使うタイプの人間にはなれそうもない。恋愛の話題がちらちらと出てきて、これは恋愛だという自覚を持った状態で恋愛をしてみたいという欲が湧いた。そのうちまたTinderをインストールするんだろう。「本とパンをたくさん買って帰宅」という部分に強烈に憧れた。やってみたい。私は自分の日々に起きたできごとを「これはネタだ」と思うことでやり過ごせる時があるので、自分でそう思う分には良いものの、確かに他人から「ネタが増えましたね」と言われるとかなり嫌だろうな。「ネタが増えたね」となぜか母親の声で再生された。いや、これは実際に言われたことがある気がする。
 UpNoteに作っていたコーピングリストを整理したら、「猫を撫でる」「日の当たる窓際に行く」「庭の草むしりをする」などの現在はできない項目が色々あったので、それらを削除した。すると、今できるコーピングが40個くらいに減ってしまった。100個挙げると良いと何かで見たけれど、難しい。
 夜に出かけてみたいという憧れがある。別に私はもう良い年をした大人なのだし、一人で夜の街に繰り出す自由は十分あるのだけど、どうも面倒くささだの気後れだのが勝ってしまう。もちろん、お酒を出すお店に入る勇気はない(ほろよい1/2缶しか飲めない程度の下戸だからというのもある)。こうして出不精になってしまうのは、自分が自分にとって居心地の良い住みかを作れているからなのだとポジティブに考えることにする。

2025/05/11 Sun.

 母の日だからとこの機に乗じて、「お母さんいつもありがとう!」というメッセージと「だいすき~!」と書かれたLINEスタンプを母に送った。なんだかんだ思ってはいるけれど日頃言えないことを言ってやったと妙な達成感を得られた。
 家事を色々やっつけた。ほったらからしていたにんじんとぶなしめじを切って冷凍し、床にフローリングワイパー、ラグに粘着クリーナーをかけ、玄関を掃き、エアプランツと着生蘭のソーキング、トイレ掃除、冷蔵庫と冷凍庫の脱臭炭の取り換えなど。
 昨日は日記に書くのがはばかられるような奔放な食生活を送ってしまったので、罪滅ぼしに野菜と鶏肉を鍋いっぱいに煮込んだものを食べた。それがやたらおいしく感じられて、自分で作ったごはんがおいしいというのはかなり幸せなことかもしれないと思った。
 先日届いた「月刊みんぱく」の薬草特集号を読んだ。おもしろかった! 園芸店で働いていた時に外の花苗売り場で見かけていたミラクルニームなる植物と思われる木が出てきて、興味深く読んだ。詳細は書かないけれどものすごく恐ろしい虫の話がちらっと出てきて、思い出しては怯えている。頼むから夢に出てこないでほしい。
 日記ZINEの原稿作り。ようやく行間を好みの幅に設定することができて、思わずガッツポーズをした。ページ数は今の時点で160ページほどある。1月から4月の日記をまとめようと思っていたけど、6月までの半年分にするのもありかもしれないと迷い始めた。
 またしても筋トレごっこをしてしまったので、明日の筋肉痛が約束された。これを習慣化できたらそれに越したことはないものの、義務にしてしまうと途端にやる気を失うことは分かっているので、あくまで「ちょっと気が向いたからやってみるか」のスタンスでいたい。

週間日記(2025/04/28-05/04)

2025/04/28 Mon.

 久し振りにピアノを弾く。ブルグミュラーの25の練習曲のうち、12曲を弾いた。鍵盤を力強く叩いて大きな音を出すのは気分が良い。猫達には悪いことをした。
 近くに住む祖母のアパートに行き、お昼をごちそうになる。またしても2人で食べるとは思えない量のごはんが用意してあった。いっぱい食べて、お茶を飲み、持ってきたお菓子を食べ、一緒にクロスワードを解いて、たくさんおしゃべりした。

2025/04/29 Tue.

 さくらんぼが少し赤くなっているので、良さそうなものを母といくらか収穫した。今年はこれまでにないくらいたくさん実が生っている。摘んだ実を洗って、2人がかりで種取りをし、ひとまず冷凍した。ジャムに加工するのはまた後日。
 福岡に持っていく分の荷物をまとめて、一旦一人暮らし先に戻る。ゴールデンウィークの合間に平日が挟まっているので、就労移行支援に2日ほど行ってからまた実家に帰省する予定。猫達にはまたすぐ会えると思うと、あまり寂しくなくて助かる。天気が良くて、高速バスの窓から見た山や川、空の色が鮮やかできれいだった。窓越しの日差しがぽかぽかと暖かく、バスの中で熟睡した。
 マンションに帰ってきて、コーヒーを淹れてひと息ついた。一人暮らしの部屋に戻ってきてほっとできるようになったということが、何度経験しても新鮮に嬉しい。荷解きをして、朝ごはん用の作り置きスープとゆで卵を作った。

2025/04/30 Wed.

 就労移行支援。アイロンビーズを途中まで作った後、自分に合った仕事の探し方について学ぶプログラムを受ける。朝ごはんはいつものように野菜スープとゆで卵、トーストという具合にしっかり食べたのに、訓練が終わる12時になるともう腹ぺこだった。
 マンション前の植え込みに、アジュガとヒューケラの花が咲き始めた。クリスマスローズとツルニチニチソウもまだ咲いている。
 午後は、先日受けた市民健診の結果の説明を聞きに行く。予定より早い時間に出かけて、GUや3COINSを冷やかした。健康診断の結果は、何も異常がなかった。腹囲が理想値の範囲内ぎりぎりではあったけれど、血圧や血糖値、肝臓腎臓も問題なし。来年も健診を受けると良いとのことだったので「来年は(標準体重の)58㎏を目指します」と言うと、「(市で管理する書類に)書いておきましょうか」と担当の職員さんが笑ってくれた。自分の軽口で誰かが笑ってくれるのはやっぱり嬉しい。せっせと歩いて帰宅すると、今日の歩数が15,000歩になった。

2025/05/01 Thu.

 9時間寝た。帰省中さぼっていた日記をUpNoteに書いて、紙の10年日記にも書いた。
 母の日のプレゼントに、ナッツがごろごろ入ったちょっと良いチョコレートを注文した。今日注文して5月11日ぎりぎりに届くそうで、危うく母の日当日に遅れるところだった。国立民族学博物館のミュージアムショップのオンラインショップに「月間みんぱく」の薬草特集の回が出ていたので、それも購入した。こっちは自分用。
 スマホに挟むかわいいイラストが欲しくて、とらふくの絵を描いて写真用紙に印刷し、ステッカーっぽく切り抜いた。自分ではとても気に入っている。

自分の中でだけはものすごくウケるけど全く使いどころのない笑いのネタ
・アルメリアン・ダンス パートⅠ(吹奏楽曲「アルメニアン・ダンス パートⅠ」と植物のアルメリアを掛けている)
・路上での勧誘(ウェーバー作曲「舞踏への勧誘」と、路上での迷惑な勧誘・声かけを掛けている)
・『失楽園』、ミールトン♪(『失楽園』の作者ジョン・ミルトンの名前をベビーグッズのミルトンのCMのメロディで言う)

2025/05/02 Fri.

 就労移行支援。アイロンビーズの続きと、情報処理技能検定(表計算)1級の問題。Excelの方はやっぱり間違いが多かったけど、初回に比べれば理解できた箇所が増えていた。でも、解くのに50分かかった。
 マンションに戻り、キャリーを持って再び帰省。高速バスの中でひたすら音楽を聴く。地元が近くなってきて、窓から見えた空と山と川が色鮮やかでやっぱりきれいだった。タクシーで祖母のアパートに行き、お茶とおしゃべり。夕方になって実家に行くと、庭のさくらんぼの実がいよいよ真っ赤に色付いていた。明日は収穫を頑張らないといけない。
 キャリーケースをわざと開いて置いておくと、ふくちがもそもそと入り込んでくつろいでいた。

2025/05/03 Sat.

 朝から母とさくらんぼを収穫。鳥避けネットを外して脚立によじ登り、枝の間に頭を突っ込んでひたすら実をもいだ。果汁で手がべたべたになるけれど、とても楽しい。大きなボウルに2杯分も採れた。洗ったものを父に見せると、何粒か味見していた。
 近所を歩くと、スズメノテッポウが生えていた。草笛を吹きたい衝動に駆られる。
 収穫したさくらんぼの種取り作業。果汁で指先がふやけるほど時間がかかった。種を抜いた状態で量ると、重さがなんと3.8kgもあった。かつてない収穫量。大鍋に入れ、1kgの砂糖と適当な量のレモン果汁を加えて、ぐつぐつと煮込む。一晩置いて、続きは明日。

2025/05/04 Sun.

 昨夜はとらちが布団に来た。寝る時から2時間くらいの間足元にいて、それからふくちがやって来て、20分ほどの間だけとらふくが同時に私の布団に乗っていた。それからふくちがとらちにちょっかいを出し、とらちはベッドから降りてふくちだけになった。猫と一緒に寝る幸せを噛み締める。
 きょうだいの一人が帰省してきたので、一緒に祖母のアパートへ遊びに行く。すごい量のお昼ごはんを食べて、お茶を飲み飲み、おしゃべりやトランプ。おやつにおだんごを茹でて食べて、お腹がはちきれそうになった。
 夕方、母ときょうだいと3人がかりでさくらんぼ狩り。手が届く限りの場所のは採り尽くしたので、鳥避けネットを完全に外して、残りはやかましいヒヨドリ達にくれてやることになった。昨日大鍋で煮たさくらんぼにコーンスターチを加え、とろみがつくまで煮込んだ。初めは鮮やかなピンク色でどうなるかと思ったけど、煮るにつれて色が澄んできれいな赤になったのでほっとした。大小のジャム瓶18個に詰めた。どうしたって食べきれない量なので、ひたすら人にお裾分けしていくしかない。

週間日記(2025/04/21-04/27)

2025/04/21 Mon.

 博多駅まで歩いて行く。今度会うことになった知り合いに渡せそうな福岡みやげを探して、駅構内をさまよった。散々迷って、個人的にいちおしの「なんばん往来」を買った。アーモンド風味の生地と甘酸っぱいラズベリージャムの相性が最高な焼き菓子だ。自分用にも買おうか迷った。行きも帰りも、ケルト音楽をイヤホンで聴きながら歩いた。天気は良いし、風もあって、気持ちの良い散歩になった。歩道沿いの植え込みのつつじが満開できれいだった。ピンクと白とえんじ色。通りがかったホテルの花壇にはカンガルーポーが植えてあって、ここは地元のように冷え込んだり霜が降りたりしないのかと驚いた。園芸店でバイトしていた時に知って気に入っていた、アフリカンマリーゴールド バニラが植えてあるのも見た。バニラアイスを思わせるおいしそうな色と、ボリュームのある花がやっぱりかわいい。アゲハチョウも見かけた。蝶自体、福岡に来てから見る頻度がかなり少なくなっている。なんとなく、地元でよく見るものよりもひと回り小さく見えた。
 帰宅して、野菜を切って冷凍したり、朝ごはん用に卵を茹でたり野菜スープを作り置きしたり。玉ねぎがかなり凶悪なやつで、涙をぼろぼろ流す羽目になった。

2025/04/22 Tue.

 6時半に起きてお弁当を作る。前々回と同じ中身で、アスパラ肉巻き、卵焼き、小松菜のごまあえ、ごはん、ふりかけ。レンジでごはんを炊きながら、コーヒーをドリップしつつフライパンで肉巻きを焼くという具合に3つの作業を並行してやった。マルチタスクができるのかもしれない。
 就労移行支援に行き、午前中は電卓を使った計算問題、ワープロ検定の1級(速度と文書作成)、パズルに取り組んだ。パズルは今週のタスクにあったのでやったけど、ピースが大きく数も少ないので割とすぐに終わった。5年前まで通っていた精神科の作業療法で、1,000ピースあるゴッホの星月夜のパズルを完成させたことを思い出した。今も実家の壁に飾ってある。お昼休憩にお弁当を食べ、他の利用者さんに話しかけられておしゃべり。午後は受講したプログラムの中でグループワークがあって、5人くらいの人を前に話す羽目になった。ごくごく短い時間ではあったけど、体温が2度くらい上がったんじゃないかと思うほど緊張した。でも、何人かの利用者さんとおしゃべりができて楽しかった。他者と関わることや自分が話すことに強く苦手意識はあるものの、人とのおしゃべり自体は嫌いという訳ではないらしい。冗談を言ったり、笑い合ったりするのは楽しい。でも疲れた。
 社交不安障害をこじらせた人間にしては今日はよく頑張ったと思い、コンビニに寄って甘いものを買って帰った。コーヒーを淹れてひと息ついて、後から疲れが出てきて動けなくなったら嫌だからとまだ明るいうちにお風呂を済ませることにした。嫌いなお風呂掃除をやっつけて、久し振りに湯船にお湯を貯めた。お湯に浸かると、よそ行き用のスイッチが切れたように脱力できるので良い。
 ずっとログインしていなかったTinderのアカウントをようやく削除した。でも、またしばらくしたら人恋しさに再インストールするんだろうな。
 夜、今年の1月から4月にかけて書いた日記をZINEにするべく原稿を作った。

2025/04/23 Wed.

 就労移行支援。読書の時間に『金枝篇』を読んだり、部署活動の見学をしたり。話し合いでちょっとした発言をして緊張した。買い物して帰りたかったけど、お腹が空いていたのでまっすぐ帰宅。
 お昼を食べて落ち着いてから、八百屋さんとスーパーに行った。野菜やらお肉やらを買い込む。切ったり茹でたり冷凍したりは明日頑張る。生花を売っている八百屋さんにマーガレットやスターチスの切り花が売られていて、買おうか少し迷った。いつか気軽に花を買えるような生活ができる日はくるんだろうか。
 日記ZINEの原稿作りの続き。半角英数字を漢数字や全角アルファベットに直す作業。これまでは全文に目を通してやっていたけど、検索機能を使ったらもっと楽にできた。セクション区切りやページ番号、余白、行間などをあれこれいじってみる。もう少し行間が狭くできたら自分の好みな感じになるのだけど、使いたいフォントだとどうも理想より行間が広くなる。元々A5サイズで作り始めた原稿の用紙を文庫サイズに変えてみたら、ページ数が200ページを超えた。やっぱり行間を狭くした方が良いんだろうか。こうして試行錯誤しているのがとても楽しい。
 夜、隣町珈琲さんがやっている、安達茉莉子さんの「ZINEは誰でもつくれるよ」ガイダンスをオンラインで聴講した。先週のArt Book Fairと同じように、創作意欲が刺激されて楽しかった。日記ZINEの他にも、自分がやりたい表現で何かZINEを作ってみたいと強く思った。イベントが終わってXを開くと、日記屋 月日さんがスペース「日記を声にする」をやっていたので、匿名で聞いた。終わりの方の少ししか聞けなかったけど、スペースが「良い夜を」という一言で締められて、良い言葉だなと思った。私はもうすぐ寝るけど、今夜は良い夜を過ごせた気がする。

2025/04/24 Thu.

 9時間半寝た。しっかり睡眠を取っている今なら心理学の勉強をしても寝落ちしないのではと一瞬思ったものの、自分の何気ない一言でクライアントを死に追いやってしまう可能性のある仕事なんて、とてもじゃないが恐ろしくてできないとすぐに思い直した。ただ、「自分はそのような発言をすることは決してない」と言い切るカウンセラーよりは、自身の言葉のリスクを自覚して常に自戒しているカウンセラーの方がクライアントとしては安心できるなと思った。
 昨日買ってきた野菜をひたすら冷凍。白菜は切って冷凍、小松菜は茹でて水気を絞ってから切って冷凍、にんじんと玉ねぎはみじん切りにして半分は炒めて冷凍、もう半分は同じくみじん切りの舞茸と一緒にポリ袋に入れて冷凍(朝の野菜スープ用)。食パンと肉類も冷凍したので、冷凍庫の中がぎちぎちになった。
 年明けの冷蔵庫事件(帰省している3週間の間、冷蔵庫のブレーカーを落としてしまっていた)の時は、その話を聞いた2人の人から「自分なら冷蔵庫を買い替えたくなる」と言われたので、購入して半年も経たない冷蔵庫なのにもう買い替えを検討しなければならないのだろうかと思案した。だけど、買い替えの理由だった庫内の腐臭は、今やほとんど気にならなくなっている。何か食材を入れたらたちまち腐ってしまいそうなほどの異臭が充満していたのに、懸命な拭き掃除と大量の消臭剤のおかげでどうにかなってくれたようだ。水出し緑茶にも臭いが移らず、おいしく飲めている。一時はどうしたことかと思っていた事態も、時間が経てば案外なるようになるらしいと思えるようになるという経験に味を占めたら、いざという時も狼狽しすぎずに済む気がする。ところで、「ろうばい」と打って最初に「蝋梅」と変換した私のパソコンは、なかなか良いやつかもしれない。
 先日ZOZOTOWNで注文した服が届いたので、さっそく鏡の前で着てみた。似合うか似合わないかで言えば、おそらくこういうテイストの服は自分には似合っていないだろうと思った。でも、着てみたいと思ったかわいい服を実際に着てみたという達成感というか、自分がかわいい服を着ることを許せた満足感というか、何かそういうものは確実にあった。こっちの感覚の方をこそ大事にしたい。ロング丈の白いキャミワンピは正直レースカーテンを着ているように見えなくもないけれど、一面のレースを身に纏うことで、自分の中にいる小さい頃の自分が明らかに大喜びしている。もちろん、三十路の自分もはしゃいでいる。他人や私自身が私の容姿にネガティブな印象を抱いていようといなかろうと、私にもかわいい服を着る自由があるんだと思えたことがとても嬉しい。

2025/04/25 Fri.

 就労移行支援。健康的な食事習慣についてのプログラムを受ける。テキストを音読したけど、今日は緊張の度合いがいつもに比べれば少なかったので、かえってそのことに内心動揺してしまった。社交不安障害が身に染み付いている。
 日記ZINEの原稿作り。誤字脱字や変な言い回しを修正すべく読み返している。
 「こういう風になりたい」「こうであった方が良いんだろう」という願望や理想はありつつも、今の自分のことをこれはこれで良いと思えている。自己肯定感というやつなのかもしれない。以前感じていたような、強い自己否定の感情は特に湧いてこない。「こうでなければならない」「そうでない自分は駄目だ」「自分は死んだ方が良い」「死ななければならない」という具合に飛躍していた当時のものの考え方を思うと、やっぱり症状がひどかったのだなと思う。こんなに穏やかな気持ちで過ごせる日が来ようとは思わなかった。生きていると何かしらの変化があるものだな。
 「嫌なことがあった日は税抜300円以内の生花を買って良い」という新しいルールを思いついたので、なるべくダメージの少ない嫌なことが何か起きてくれないかなと少し楽しみにしてしまっている自分がいる。嫌なことが起きた時の回復手段はいくらあっても良いはず。

2025/04/26 Sat.

 6時に起きた。朝ごはんにコーヒーを飲み、具沢山の野菜スープと卵2個、トーストを食べた。今日はお昼ごはんの時間が普段より少し遅くなるので、空腹に苛まれないで済むよう力いっぱい食べた。
 就労移行支援で、ワープロ検定(文書作成)の1級と、効率的な仕事術についての動画プログラム。後者の間はあまりにも退屈だったので、メモを取るふりをしてプリントの余白にひたすら植物しりとりを書いていた。
 一旦マンションに戻り、帰省用の荷物を持って博多駅へ。普通にしっかりお腹が空いた。おにぎりを2個買って食べて落ち着く(明太子と鶏おこわ)。新幹線の中で、『知覚の扉』を読み返す。『チベットの死者の書』を読み終えたばかりだったので、チベットの死者の書について書いてあるくだりの内容が分かってすごく楽しかった。降りる駅が近付いてきてふと窓の外を見たら、あちこちにれんげ畑が広がっていて目をみはった。もうれんげが咲く季節だったのか。乗り換えた高速バスの窓からは、鮮やかな新緑の木々の合間に薄紫色の藤の花が咲き誇っているのが見えた。白い野いばらも咲いている。イヤホンを付けて羊文学や大橋トリオを聴きながら、外の景色を楽しんだ。
 とらふくに会えるとわくわくしながら家に入るも、猫達は出迎えてくれなかった。家の中のどこか思い思いの場所で眠りこけているらしく、呼びかけても出てくる気配は一切ない。私が帰ってきてしばらく経ってから、のそのそとそれぞれの持ち場から現れた。ふくちは私の服の匂いをひたすら嗅ぎ、とらちは「帰ってきたなら撫でなさい」と言わんばかりにごろんと床に寝転がる。ああかわいいふわふわ達。
 夜、母とホームセンターまで散歩してさつまいもの苗を買った。一昨年は安納芋、去年は紅はるかで、今年は紅あずまにしてみた。明日か明後日に、畑を耕して植える予定。帰り道、水のきれいな小川の傍を通ったら、木々の間を何か光る物が飛んでいる。蛍だった。随分久し振りに見た。

一人植物しりとり
リンゴンベリー、イヌマキ、キツネノマゴ、ゴムノキ、キランソウ、ウツボカズラ、ライラック、クサネム、ムベ、ベラドンナ、ナツツバキ、キバナコスモス、スミレ、レモングラス、スイートピー、イラクサ、サントリナ、ナズナ、ナノハナ、ナンキンハゼ、ゼラニウム、ムスカリ、リンゴ、ゴーツルー、ウド、ドクウツギ、ギボウシ、シキミ、ミスルトゥ、ウラジロ、ロシアンオリーブ、ブッドレア、アザミ、ミント、トードフラックス、ススキ、キバナノクリンザクラ、ラークスパー、アマリリス、スモークツリー、イヌホオズキ、キンミズヒキ、キントラノオ、オナモミ、ミソハギ、ギンリュウ、ウコギ、ギンリョウソウ、ウグイスカグラ、ラムズイヤー、アルテミシア、アーティチョーク、クコ、コモンマロウ、ウイキョウ、ウマノアシガタ、タンポポ、ポポー、オランダミミナグサ、ササ、サカキ、キリ、リーキ、キンケイギク、クルクマ、マネッティア、アスクレピアス、スターチス、スパラキシス、スズカケノキ、キンギンボク、クズ、ズッキーニ、ニラ、ラッキョウ、ウーリーヤロウ、ウマノスズクサ、サボンソウ、ウメ、メグスリノキ、キンセンカ、カート、トクサ、サトウカエデ、デーツ、ツツジ、ジンジャー、アカネ、ネコヤナギ、ギンバイカ、カモミール、ルー、ウキクサ、サネカズラ、ラベンダー、アイ、イヌタデ、デイゴ、ゴマノハグサ、サンフラワー、アルケミラモリス、スパティフィラム、ムシトリナデシコ、コーンフラワー、アザレア、アグラオネマ、マリーゴールド、ドクゼリ、リンドウ、ウメモドキ、キビ、ビーツ、ツメクサ、サザンクロス、スイバ、バンジロウ、ウコン(117種)

2025/04/27 Sun.

 朝、ふくちが起こしに来てくれた。ベッドに上がってきて、撫でられては喉をごろごろ鳴らしている。朝から幸せ。
 午後になると風が出てきてよく撮れないからと、午前中の内に庭で植物の写真をたくさん撮った。地元は高い建物がないから、とにかく空が広い。青空の下で春の日差しを浴びるのは気持ちが良い。日焼けはしたくないけど。実家の庭には、白やピンク、えんじ色のつつじ、ドウダンツツジ、大手毬の花が咲いていて、もみじの木も明るい黄緑色の若葉をわさわさと茂らせている。さくらんぼの実は少しずつ色付いてきていて、ジューンベリーも青い実をつけている。このさくらんぼは私が小学生の頃に祖父母とホームセンターで苗木を買ってきて植えたもので、今では3m近くあるのではないかというくらい大きく育っている。何も世話をしなくても大丈夫なようだし、桜の仲間なのに毛虫もつかない。何より、この時期に真っ赤な実をたくさんつけてくれるようになったので、とても良い庭木だと思う。市販のさくらんぼほど甘くはないけど(市販のさくらんぼ自体あまり食べたことはないが)、ジャムやタルトに加工すると素晴らしくおいしい。花もかわいい。私の小さな畑には、雑草に負けじと矢車菊やばら、アヤメかショウブか杜若か分からない青紫色の花が咲いている。こぼれ種のジャーマンカモミールもつぼみがついていた。庭に食べられる赤い実が生っているのも、見た目がかわいい花が咲いているのも、どちらも良いものだな。
 午後は畑の草取りをして、鍬を振るって耕した所にさつまいもの苗を植えた。水耕栽培で育てていた水仙とクロッカスの球根も持ち帰ったので、それも植えた。土に植えると、来年以降も花が咲くらしい。やっぱり庭仕事は楽しい。特に草取りは、疲れはするけどすごく気分のリフレッシュになる。帰省した時はなるべくやった方が良さそうだ。しゃがみっぱなしで腰に来そうだったので、申し訳程度にストレッチをしておいた。

週間日記(2025/04/14-04/20)

2025/04/14 Mon.

 人生で初めて美容皮膚科へ行く。通っている皮膚科と同じクリニックがやっている所で、通常の皮膚科のひとつ上の階にある。最初に洗顔をし、問診の後、肌診断器で肌年齢を測定。なぜか肌年齢23歳と出た。しみやしわは同年代の女性に比べて少ないらしいが、毛穴のトラブルに関してはとてつもなく数値が低かった(つまり状態が非常に悪い)。おすすめの施術や普段のスキンケアについての説明が色々なされ、同意書にサインをし、今日はイオン導入なるものをしてもらうことになった。顔に色々塗ったり、微弱な電気を流したり。最後に保湿をして完了。担当してくれたスタッフさんとの会話の中で何気なく仕事の話を振られ、これから探すところだと答えると、どういう仕事をしたいか考えているのかと訊かれた。基本的に接客業しかしたことがないけれど、事務の仕事もやってみたいと思っていると答えると、「こうやって話せるからちょっともったいないですね」と言われた。自分では人との会話にこんなにも苦手意識を持っているのに、(お世辞とはいえ)他人からはこういう風に言われることもあるのかと思うと少しシュールだった。施術が終わり、化粧ができるブースに案内されたものの、今日はもう帰るだけで出かける予定はないからと化粧はせず、会計を済ませて帰ることにした。まさか福岡市内の街をすっぴんで歩く日が来ようとは思わなかった。潤ったのか、顔の表面がやたらぺたぺたしている。肌荒れや顔の油分が気になって迂闊にマスクを外せないことについて何らかの対策を講じた方が良いだろうと判断しての美容皮膚科だけど、何か効果がありますように。保険が利かず値段が高いので、効果がないと困る。

2025/04/15 Tue.

 6時半に起きてお弁当を作る。ピーマンの肉詰め、卵焼き、にんじんと椎茸の煮物、ごはん、ふりかけ。前回よりスムーズに作れたけど、やっぱりレンジ炊飯のごはんは固い。
 就労移行支援で、体験利用者用の冊子を作ったり、職場でのコミュニケーションの仕方について学ぶプログラムを受けたり。今日のお昼休憩は、先週ほどのダメージを受けなくて済んだので助かった。
 15時に訓練が終わって帰宅し、コーヒーを淹れてチョコをお伴に飲んだ。ほっとした。Tinderにはすっかりログインしなくなったものの、明らかに気が楽になった。共通の話題があって少し楽しい会話ができていた人もいたけれど、会話の楽しさとは関係なくとにかく気疲れしてしまう。返信ひとつ書くのに何分もかかるし。

2025/04/16 Wed.

 就労移行支援。会社で働くことを想定して、他の利用者さんと協力しながら業務を進めるというプログラムに参加した。業務自体はExcelのデータ入力なので難しくはなかったものの、人と関わりながらというのが私にはとても難しい。プログラムが終わりフィードバックの際に、スタッフさんから「質問しやすい雰囲気がある」と言われて嬉しかった。
 就労移行支援が終わって博多に行き、マルイでやっていたTV魔法使いの約束放送記念ポップアップストアへ。推しCPのSSRがでかでかとプリントされたクリアファイルを買った。こんなに大きなサイズで美麗なイラストを拝めるなんてありがたい。二次元の男性が描かれたクリアファイルは買ったところで使いもしないのに、ついつい買ってしまう。

今日の就労移行支援で受けたプログラムの感想
・作業している人に話しかける難しさ、自分は集中している時に話しかけられても気にしないのに
・自分は多少軽口を叩いたり冗談を言ったりした方が、雰囲気がほぐれて仕事しやすい。人によってはそういう会話は不要だし、不真面目だと思うかも
・自分では10伝えたつもりでも7しか伝えきれていない時がある。情報を正確に伝える難しさ
・入力のスピードを気にしている相手にどういう言葉選びをするか。恩着せがましくなく手助けを提案できるか
・今回はたまたま自分の得意な業務内容だったけど、逆だったら自分は人に手助けを求められるか

2025/04/17 Thu.

 サボテン・多肉植物展があるそうなので福岡市植物園に行こうか迷ったけれど、今日は一日部屋で過ごすことにした。Webサイトのロゴやちょっとしたアイコンのようなものを描いて、スキャンして色を塗って載せた。サイトが自分の落書き帳になったようで楽しい。

2025/04/18 Fri.

 就労移行支援。データ入力、ワープロ検定の2級と準1級。
 そのままミスドに行き、お昼を食べた。久し振りに飲むアイスコーヒーがおいしかった。いつの間にか、コーヒーを飲んでもお腹を下さなくなっている。これで、今後は出かけた先でも好きにコーヒーを飲める! コーヒーが大好きだから、躍り上がりそうなほど嬉しい。
 電車に乗り、太宰府へ向かう。昨日Instagramで知ったPages|Fukuoka Art Book Fairというイベントが気になったので、せっかく行ける距離だからと足を延ばしてみることにしたのだった。太宰府天満宮は観光客と学生がものすごく多くて、スムーズに歩けないほどごった返していた。イベントもかなり賑わっていた。文学フリマに少し似たクリエイティブな空気が充満しているけれど、とにかくおしゃれというか、いかにも「アート」な雰囲気というか、私にとっては敷居が高い感じがした。でも、何かを創作したい、表現したいという意欲が私のような素人でも刺激される空間だった。オオイヌノフグリのイラストが描かれたステッカーがかわいかったのでそれを一枚買うと、お会計をしてくれた人から「雰囲気が合ってますね」と言われた。光栄です。
 あまりの人の多さにこれは博物館も人だらけだろうと思い、せっかく太宰府まで来たものの九州国立博物館は見ずに帰った。行こうと思えばいつでも行けるし。スーパーに寄って卵や食パンを買って帰宅。いくつかのプライベートブランドの扱いがなくなるそうで、商品の棚があちこち空になっていた。

2025/04/19 Sat.

 就労移行支援。今週与えられたタスクの最後の一個に着手(週の始めにいくつかのタスクが課されるので、自分で優先順位や時間配分を考えながら終わらせていくことになっている)。アイロンビーズを見本通りに作るというもの。はたしてビーズで遊んでいて就労に繋がるんだろうかという疑問や不安は飲み込んで、30分かけてすみっコぐらしのキャラクターの絵柄を完成させた。時間が余ったので、残り時間で終わりそうなデータ入力の問題をやった。帰りに八百屋さんへ寄り、トマトとぶなしめじ、玉ねぎ、いちごを買って帰った。スーパーで買うきれいに包装された野菜ももちろん良いけど、八百屋さんの店頭に並ぶ剥き出しの野菜ってなんであんなにおいしそうに見えるんだろう。
 午後、土曜日は人が多いだろうなと思いつつ天神へ歩いて行く。帰省した時に祖母と食べるのに良さそうなお菓子を探して、三越や岩田屋の地下をうろうろした。小さな和菓子を2種類、柚子を使ったものと栗を使ったものを2個ずつ買った。「歌仙」というお菓子を見つけて、推し(ゲーム「刀剣乱舞」の歌仙兼定)の名前と同じだからと自分用に1個買ってみた。帰宅してからおやつに食べる。てっきり小さなお饅頭か何かかと思っていたものの、袋から出てきたのは珪藻土のような質感のかさかさした正方形の板状のもので、食べてみるとメレンゲ菓子のような感じだった。甘くて、さくさくしてとてもおいしい。砂糖、卵、和三盆糖、寒天で作られた干菓子らしい。あっという間に食べ終えてしまった。

2025/04/20 Sun.

 床にフローリングワイパーをかけたり、着なくなった服を処分したり。かわいい服への憧れが募って、「かわいめの服を着たって似合わないし痛いのでは」「流行りのアイテムを買ったところで流行が過ぎたら着づらくなる」という脳内の声をどうにか無視して、ZOZOTOWNで散々吟味した挙句3着注文した。レイヤード用の白いレースのキャミワンピと、もこもこした刺繍の入ったTシャツ、明るい水色のデニム。普段着ないタイプの服ばかりになってしまったけど、届くのが楽しみ。せっかく「かわいい服を着たい」という欲が湧いてきたのだから、世間の目や自己否定と折り合いをつけつつ挑戦していきたい。
 夜、『臆病者の自転車生活』(安達茉莉子、亜紀書房)を読んだ。安達さんは人生を楽しむ熱量がすごいというか、全身で生を味わっているというか、生きることってもっと素直に満喫していいものなんだと気付かせてくれる。そういえば、私が一人暮らしを決心したきっかけのひとつが、安達さんの『私の生活改善運動 THIS IS MY LIFE』だった。この本を読んだ時、自分にも住みたい場所に住む自由があるんだと思えた。人も車も多い都会で自転車を所有することは考えていないけど、もしまた感化されたらどうしよう。もっとも、既にしっかり影響されて、iPadとApple Pencilが欲しくなってしまっている。自転車の神様ならぬiPadの神様は私を見ていてくれているだろうか。海辺の石垣によじ登るくだりを読んで、今日の昼間に思いきってかわいい服を注文したことを肯定してもらえたような気がした。たとえ人からみっともないと思われようと、やりたいことがあるならやってみよう。

週間日記(2025/04/07-04/13)

2025/04/07 Mon.

 洗濯機を2度回して、あちこち片付けたり軽く掃除したりし、野菜をいくつか切って冷凍し、今週食べる分の朝ごはん用野菜スープを作り置きした。お昼は残り物の野菜スープと、小松菜をたくさん入れたパスタを食べた。なんだかちゃんと生活をしているような実感が持ててくる。
 実家のペットカメラ越しにとらふくを見たら、それぞれソファと籐椅子の上で気持ち良さそうに寝ていてかわいかった。

2025/04/08 Tue.

 6時過ぎに起きてお弁当を作った。今日は初めて就労移行支援の終日通所。
 就労移行支援でプチブロック、ビジネスメール作成、書類の並び替え訓練、今度受けるプログラムの説明会。1時間のお昼休憩にお弁当を食べる。レンジ炊飯のごはんはやっぱり固い。15時に訓練が終わり帰宅。休憩時間に人とたくさん喋って、ものすごく疲れた。帰ってとりあえずコーヒーを淹れ、クッキーを貪る。IKEAのリラックスチェアからしばらく立ち上がれなくなるほどぐったり疲れた。今日はまだTinderを見ていないけど、もうやめたい。自分には人と関わるのは無理だ。人と関わらずに生きていくのは難しいから少しずつでも慣らしていかないといけないのかもしれないけど、あまりにも負荷が大きすぎる。
 今年の1月に買ったペラルゴニウム オレオフィルムは我が家に来るなりどんどん元気を失っていき、葉が枯れていったのだけど、今日よく見てみたら茎がぶよぶよに柔らかくなっていた。ペラルゴニウムを枯らすのはこれで2回目だ。花を見たかったなあ。
 早めにお風呂と夕食を済ませて寝た。

2025/04/09 Wed.

 就労移行支援。読書をする時間が隔週で設けられるようになったので、『金枝篇』を読み始めた。すごくおもしろい。メモを取りたい箇所があまりにもたくさんあるので、後々UpNoteに打ち込む作業が大変だろうな。その後、部署活動の見学。人と話すと本当に疲れてしまう。
 午後は皮膚科へ行き、ニキビの薬を処方してもらう。帰りに寄った八百屋さんで、いちご1パックと4個入りの紅甘夏を買った。前者については散々迷った挙句、「せっかく福岡に住んでいるのに、あまおうを食べずにいちごの季節を終えるなんて」という屁理屈を掲げて購入を決めた。
 マンション前の植え込みに、ツルニチニチソウの花が咲き始めた。
 昨日、日記アプリDay Oneに課金した。これでひとつの記事(日記)に複数枚の画像をアップロードできるようになったので、過去の写真をせっせと載せる。「On This Day」という機能で、連用日記のように例年の同じ日の日記を見返せるのが便利だ。Tinderで誰かとメッセージのやりとりをするより、Day Oneで自分の日記や写真を見ている方がずっと楽しく感じられてしまう。つくづく、人と関わることに向いていない。

2025/04/10 Thu.

 美術館に行こうかと思っていたけど、一昨日の疲れが取れていないので、今日は一日パジャマで過ごすことにした。掃除をしたり、祖母宛ての手紙を書いたり。エアプランツ コットンキャンディが枯れた。ソーキングをした後に葉の隙間に水が溜まっていたのか、中心が傷んでしまったらしい。ウスネオイデスも元気がない。
 紅甘夏は見た目が紅八朔に似ているからと買ったけど、食べてみると紅八朔よりずっと酸っぱかった。でも、これはこれでおいしい。いちごの方もそれなりにおいしかった。
 週末に健康診断が控えているのに、お菓子をむしゃむしゃ食べてしまった。まあいいか。コーヒーがおいしい。疲れてぼんやりしている。

2025/04/11 Fri.

 就労移行支援。書類の並び替え作業、情報処理技能検定試験(表計算)準2級。セル証明というものを初めて知った。
 帰って、白菜を切ったり甘夏を剥いたり。まだ疲れていて、自分でも笑ってしまう。笑いごとじゃないけど。「人と関わりたいけど関われない」という悩みをオンラインカウンセリングで相談しようか、でもそれも疲れそうだ、と足踏みしている。

2025/04/12 Sat.

 就労移行支援。商品のピッキングを模した訓練。ひたすら商品番号と睨み合い、園芸店での棚卸を思い出した。今週分のタスクが全て終わって時間が余ったので、今日も情報処理技能検定試験(表計算)準2級の問題を解く。昨日復習した関数はなんとかなったものの、数式の中に入力する数字「380000」を「300000」と見間違えるミスをした。数字は嫌いだ。
 少し歩こうと思って出かけた。土日の天神の人の多さを失念していて、人混みを歩くのにちょっとだけ辟易。三越のデパ地下を眺めて、今度帰省する時の祖母へのおみやげに良さそうなお菓子を探す。植え込みにピンク色のつつじとさつきが咲いていて、春を感じた。
 Tinderでやりとりしていた人達から新しいメッセージが来たことを伝える通知が表示されているけれど、アプリを開く気になれずにいる(「24時間以内にログインした」みたいな表示があるのにメッセージが返ってきていないのはなんでだろう、と思わせてしまいそうで)。本来他者と関わる経験を重ねてコミュニケーションスキルを身に着けていくべき時期に、社交不安障害をこじらせて人との関わりを避けるようになってしまったから、私がコミュニケーションに苦手意識を持つのも当然ではあるのだろうけど、今から頑張ってどうにかなるものなんだろうか。今後もまだ数十年生きていくことを思うと、少しでも人と関われるようになっておくべきだということは分かっている。でも、こんなに疲れるくらいなら、もう無理なものは無理だと諦めてしまう選択肢もありなのかもしれない。そう思わざるをえないくらいには人と関わることがきつい。
 明日に控えた健康診断を思うと、病院嫌いの人間としてはテンションが下がる。朝ごはんを食べずに、昼までもつだろうか。健診を頑張ったら、ご褒美に何かおいしいものを食べたい。コメダ珈琲店のみそカツパンが食べたいけど、しばらくものを食べずにいた状態であのカロリーを摂取したら、さすがに身体に良くないかもしれない(そもそもみそカツパン自体のカロリーが凄まじい)。健診が終わってからならいいか。

2025/04/13 Sun.

 市の健康診断。歩いて行くと少し遠いので、バスに乗ることにした。バス停に向かう途中、桜餅のような八重桜の花が咲いているのを見かけた。朝ごはん抜きの空腹の状態で、CoCo壱前の交差点で信号を待つのは辛かった。カレーのおいしそうな匂いが店先に漂っている。満員のバスに揺られて朝から疲れてしまった。これで通勤はとてもじゃないが無理だ。
 健康診断の項目は、身体測定、血圧測定、尿検査、血液検査と少ない。血圧は上が90台で下が60台。注射が大の苦手なので、採血は横になった状態でしてもらった。身長162.6cm、体重61.3kg。腹囲は、看護師さんに「意外と…」と言われたくらいのサイズなのでここには書けない。簡単な診察も含めて、健診は30分程度で終わった。
 とにかくお腹が空いているので、すぐ近くにあったうどん屋さんのウエストに初めて入ってみた。昨日はコメダに行くことを考えていたけど、とてもそこに行くまで待てない。牛肉うどんに、舞茸の天ぷらをトッピングしたものを注文した。おいしかった。うどんで正解だった。
 健診が終わって安堵しお腹も満たされたので、散歩がてら歩いて帰った(もうバスには乗りたくなかったのもある)。植え込みに散りかけの草いちごの花を見つけた。来月にはここに宝石みたいな赤い実がいくつも生るんだろう。普段行かないスーパー(引っ越してきて最初の頃に一度のぞいたきり)を久し振りに覗いてみると、やっぱり変わった食材が色々あっておもしろかった。トレビス、ビーツ、セルリーラブ、すぎたけ、はたけしめじ、食用花(菊、ビオラ、洋蘭、金魚草)、紫蘇の花、青々としたもみじの葉っぱ等々。食べ物に添えられるように管理して栽培された専用のものなのだろうけど、都会はもみじの葉っぱが売れるなんてすごい。

週間日記(2025/03/31-04/06)

2025/03/31 Mon.

 メッセージが来たことを伝えるTinderの通知が、ロック画面に何件か表示されている。それを目にしただけでもう疲れてしまった。別にメッセージをくれた人がどうこうという訳では決してなくて、単に私の対人コミュニケーションの耐性だか許容量だかが極端に少ないというだけだ。人と関わってみたい気持ちは大いにあるものの、とにかく疲弊する。一日にアプリを開く時間を30分などと決めて勤しむにしても、その時間を読書にでも費やした方がはるかに有意義な気がする。退会してしまおうかとはかなり思ったけれど、他者との交流の練習だとでも思って、もうちょっと続けてみようか。
 以前からせっせと作っていた推しキャラのぬいぐるみがようやく完成した。ぬいぐるみ本体も難しかったけど、服を作るのがまた難しかった。でも、あれこれ工夫して形にしていくのは楽しかった。まほステを観ながらぬいを作る時間はあまりにも楽しくて、Tinderをやっているのが馬鹿馬鹿しく思えてくるほどだった。無理をして他人と関わったところで、これ以上に楽しい時間を過ごせるとは到底思えない。

2025/04/01 Tue.

 就労移行支援。年度が替わって、今日から訓練開始時間が10時から9時になった。とりあえず朝起きることはできたものの、洗濯物を干していたら時間ぎりぎりになってしまった。情報処理技能検定試験の1級の問題をタスクのひとつに課されていたので取り組む。とても自力じゃ解けないので、ネットやテキストでひたすら調べながらだった。関数で頭がパンクしそう。大して関数を使えもしないのに。
 一人暮らしを始めて、今日でちょうど半年。それを口実に、ケーキ屋さんでケーキを買ってきた。大学時代に好きだったお店の支店が大丸に入っていたので、これ幸いと10年振りくらいにそのお店のケーキを味わうことにした。いちごのショートケーキと、チョコレートのケーキと、紅茶のムースと、いちごのカスタードタルト。コーヒーをマグカップになみなみ淹れて、おいしく頂いた。まさかまたこのお店のケーキを食べられるようになるなんて、少し不思議な気分。
 以前買っておいた連用日記「10年メモ」の日付が4月1日始まりなので、今日から使い始める。紙のノートに日記をつけるという習慣に憧れて、何度も試みては失敗しているけれど、またしても懲りずに挑戦している。人生ってそういうことの繰り返しなのかもしれないと、ありきたりなことを思う。数年前は、10年先のことを想像しただけで死にたくなっていた。でも、今は10年後を考えても、特に死にたいとは思わない。不安や心配はもちろんあるものの、別にまだ死ぬ必要はないかなと思える。そういう状態でいられるようになったことがとても嬉しい。

2025/04/02 Wed.

 就労移行支援。情報処理技能検定試験の問題の続きで、辛うじて最後まで辿り着けたので答え合わせをした。間違いだらけの無惨な結果で、解答には見たこともない関数(自分が知らないだけ)もいくつかあった。自分が持てるごく少ない知識を駆使してぐだぐだと書き連ねていた意味の分からない関数は、こういうシンプルな作りにまとめられたのか。ひと通り解答を確認した後、他にもあったタスクの中の誤字脱字チェックという作業をした。文章を読んで誤字脱字を探すという以前にもやった訓練だけど、ひたすら数字と格闘した後の日本語の文字は本当に読みやすくて、頭にすんなり入ってくる。楽に理解できることが嬉しくて、やっぱり自分には算数より国語、理系科目より文系科目だとつくづく思った。以前スタッフさんに経理の仕事を勧められたけど、自分には無理だと思う。
 天気が良いので、そのままバスに乗ってまた福岡市植物園へ。新年度が始まって来園者数も少しは減ったかなと思っていたものの、思いのほか人が多かった。園内のベンチに座って、コンビニで買ってきたフライドチキンとサンドイッチを食べる。青空の下で植物に囲まれて食べると一層おいしい。桜はまだぎりぎり咲いていたので、一人でお花見をしている気分。先月来た時も結構な枚数の植物の写真を撮ったのに、またあれこれ撮った。つつじの植え込みに草いちごの花が咲いているのを見つけたり、樹高がありすぎてカメラの画面に収まりきらないタビビトノキを撮ろうと足掻いたりと、とても楽しい。前回は見なかったサトウカエデの木も見つけた。ところが、葉が全部枯れていた。木自体が枯れてしまっているんだろうか。別々の場所でとかげを2匹見かけた。春だ。
 植物園を心ゆくまで堪能してバスに乗り、コーヒーを切らしていたのでスーパーに寄って帰った。八百屋さんの店頭には、少量の山椒の葉っぱがなんと500円で売られていた。480円のつくし、200円のノビル、380円の菜の花、500円のアゲハチョウの幼虫の餌。都会ってすごい。

2025/04/03 Thu.

 9時間半ぐっすり寝た。すごく心身が休まった感じがする。日中は特に何をするでもなくうだうだと過ごした。おやつに食べたステラおばさんのクッキーがおいしかった。
 夕方、仕事終わりの妹と合流して一緒に晩ごはんを食べた。スンドゥブはおいしかったし、妹とのおしゃべりはすごく楽しかった。久し振りに大笑いした気がする。21時頃に天神で解散して歩いて帰り、22時過ぎにはお風呂や歯磨きを済ませて布団に入れた。我ながら良い立地の場所に住んでいる。

2025/04/04 Fri.

 就労移行支援。先日まで悪戦苦闘していたExcelの問題の解答を見て、データベース関数なるものを学んだ。通所時間が10時から9時に変わって、今のところ(まだ3日目だし)遅刻せずに通えているけれど、お昼頃になるととにかくお腹が減る。朝ごはんの量を増やした方が良いんだろうか。
 午後は、また天神に出かけてうろうろ歩き回った。ロフトや無印の雑貨を眺めて、百均で日用品を買い足した。途中にカフェの前を通りすがった時にコーヒーの良い香りが漂ってきて飲みたくなったので、帰宅してから一杯淹れて飲んだ。いつか就職して経済的に今より余裕のある暮らしができるようになったら、気軽にカフェへ立ち寄ってコーヒーを飲むような生活をしてみたい。今日の歩数は一万歩を超えた。

Blueskyから
・他人と過ごして疲弊することはあっても一人でいて嫌になることはないのでぼっちの適性がありすぎる 正確には人と一緒にいることへの適性がなさすぎる

2025/04/05 Sat.

 就労移行支援。Excelの復習。近くの席から、度々嫌な話題が聞こえてきて不快だった。そういう話は居酒屋とかでやってほしい。
 読みかけだった『原典訳 チベットの死者の書』(川崎信定、ちくま学芸文庫)をようやく読み終えた。人が死んでからの四十九日の間にどうやれば解脱できるかという方法が延々と説かれている内容。趣旨とは全然異なるだろうけど、「この段階で仏になれなかった人は、次の段階でこのように行動すれば必ず仏になれる」と繰り返し述べられていくのを読んでいると、現在の時点で何かが思うようにいかなくても、また別の方法や機会が後にあるのだと思えてきて妙に前向きな気持ちになってくる。本の中ではそのようなことは一切言われていないし、むしろ早く解脱できるに越したことはないのだろう。ただ、どんな業を背負った人にも救いはあるというのは、やっぱり生きていく上での何かしらの精神的な支えになる気がする。最後の「文庫版解説」の中で、LSDとユングとトランスパーソナル心理学の話が出てきて俄然おもしろさが増し、思わず笑い出してしまいそうなほどだった。心理士になる夢はすっぱり諦めたけど、心理学自体にはまだ興味があるらしく、そのことに気付いて少しほっとした。巻末の「刊行案内」のページに『金枝篇』があり、いよいよ読んでみたくなってきた。大学生の頃から「いつか読んでみたい」と思っていた本だけど、いい加減挑戦してみても良いんじゃないだろうか。とにかく、久し振りに読書ができて嬉しかった。

2025/04/06 Sun.

 10時間寝た。公園のリサイクルステーションに段ボールや雑紙を持ち込みに行くと、公園内の桜がちょうど満開だった。そのまま天神まで歩いて行き、できあがった新しい眼鏡を取りに行った。ボストン型の細いメタルフレームがかわいい。ソラリアプラザ隣の公園の欅の木が明るい黄緑色の若葉を枝いっぱいに茂らせていて、それがすごくきれいで思わず写真を撮った。今度は博多駅まで歩き、ゴールデンウィークの帰省用にと予約した新幹線と高速バスの切符を受け取った。丸善に寄り、あちこちの本棚を眺め、迷いに迷って『金枝篇』の文庫の上巻を買った。いつか読みたいとは思っていても、手元に本がないことには読みようがないからと内心で言い訳しながら。心理学のコーナーで見た金剛出版の『愛着トラウマケアガイド』と、植物に関するコーナーで見かけた八坂書房の『植物学名入門』がおもしろそうだった(買ってはいない)。一万歩近く歩いて帰宅。
 『原典版 チベットの死者の書』の書き写したい箇所をUpNoteに入力した。ずっと使っていたEvernoteの無料プランが改悪された時はどうしようかと思ったけど、今ではすっかりUpNoteに頼りきりだ。サブスクでなく買い切りがあるというのも助かる。自分の脳の外付けHDDのような感覚で毎日使っている。

週間日記(2025/03/24-03/30)

2025/03/24 Mon.

 家の隣の空き地で、とらちのママである錆猫が歩いているのを見かけた。しばらく地面に座ったと思いきや、その場所の土をざくざくと掘って埋めていたので、用を足していたらしい。
 せっかく実家にいるからと、昨日はフライヤー、今日はハンドミキサーを使う。シンプルなプレーンのシフォンケーキを焼いた。ふわふわに焼き上がって満足。
 お昼ごはんは、近所に住む祖母のアパートへ行ってごちそうになった。祖母と私の2人で食べるとは思えない量のごちそうが机の上にひしめいていた。おいしいのはもちろん、私がごはんを食べることを喜んでくれるのが嬉しくて、力いっぱい食べた。炊きたてのごはんもおかわりした。
 昼過ぎには、祖母と近所の川まで散歩をした。桜がいよいよ咲き始めていた。桜の木の根元には白い水仙がたくさん咲いていて、百合のような強い香りが辺りに漂ってきていた。アパートに戻ってきて、またひとしきりおしゃべりをして、お茶を飲んでおやつを食べ、うちに来てとらふくと遊んで解散。
 ペット用クッションの上で眠るとらちがかわいくて、似たような写真を何枚も撮った。寝相がちょっとずつ変わっていくのだけど、どのポーズもとてもかわいい。ふくちは洗濯物かごの中でぐうぐう寝ていた。声をかけると、「みょーん」と鳴いた。
 夜は、パウダー状のスパイス4種類を使ってカレーを作った。スパイスカレーとは言うけれど、スパイスを使わないカレーというのも妙だし、「味噌入り味噌汁」とでも言っているような違和感がある。できあがったカレーは、父がおかわりして食べてくれた。嬉しい。タンドリーチキンもおいしくできた。
 体重を測ってみたら、また少し減って62㎏になっていた。体脂肪率とBMIも、ぎりぎり標準内に収まった。一人暮らしを始めてからの半年で、5,6kg痩せたことになる。ここ10年の間に増えた20kgを完全になくすことは難しいだろうけど、この調子で少しずつ減らしていけたら嬉しい。

2025/03/25 Tue.

 昨夜寝る時も、今朝起きた時も、私のベッドのすぐ傍にあるペット用マットの上にふくちがいた。荷物をキャリーに詰め込んで、とらふくを撫で、後ろ髪を引かれながら出発。母がふくちを抱っこして、窓越しに見送ってくれた。重たそうだった。
 父に車でバス乗降場まで送ってもらった。朝が早かったので眠いけれど、乗り換えた新幹線で寝落ちて新大阪まで行くことはなかったので良かった。
 マンションの部屋に着く。つぼみをつけていた水耕栽培の水仙は、かろうじてまだ花が開いていなかった。
 慌ただしく就労移行支援へ。よその事業所から依頼されたカレンダー作りの続き。Excelで作っておいたカレンダーをA3用紙に印刷して、ラミネートした。余った時間で、Excelの検定の問題に取り組む。一級はさすがに関数が複雑で、ああでもないこうでもないと頭を捻った。テキストを見て、時間をかければなんとかなりそう。
 すっかり暖かくなったので、ハリオのボトルに水出し緑茶を作った。

2025/03/26 Wed.

 就労移行支援。カレンダー作りの続き。裏面に糊が付いているマジックテープを小さく切って、カレンダーの日付の欄に貼っていく作業。このテープがただでさえ切りにくい上、はさみの刃に糊が貼り付いて切れ味がどんどん悪くなる。もう少し丁寧に切れば見た目がましになっただろうけど、随分雑になってしまった。
 そのままバスに乗って、福岡市植物園へ向かう。明日行く予定だったけど、雨が降るそうなので、晴れている今日のうちに。バスを降りてコンビニでお昼を買い、園内のベンチで食べた。天気も良く、至る所に色とりどりの花が咲いている。チューリップにラナンキュラス、ポピー、ネモフィラ、デイジー、マーガレット、ネメシア、プリムラ、金魚草、ストック、アリッサム、ビオラ、水仙、オステオスペルマムなどなど。春休みだからか、以前来た時とは比べ物にならないほど来園者が多い。花苗がぎっしり植えられた花壇の前で子どもの写真を撮る家族連れ、写真映えのする桜の木の下で互いを撮るカップル、花を背景に一人でぬい撮りをする若い女性。自分も負けじと植物の写真を150枚ほど撮った。Fukuoka Flower Showのプレイベントなるものをやっていたので、高い入場料を払って特別エリアにも入ってみた。おしゃれな飲食店ブースを遠巻きに眺め、手の込んだ花壇の花の写真を撮った。特別エリアを出て、蘭展や温室も眺めた。世の中にはこんなに植物好きの人間がいたのかと思うほど、どこもかしこも人が多い。春だなあ。
 夜、私の布団の上に乗っているとらちの写真が母から送られてきた。もう猫に会いたい。

2025/03/27 Thu.

 やっぱり、9時間も寝ると体調が良い。実家にいた時はそこまで寝ていなかったから、ずっと慢性的な睡眠不足状態だったのかもしれない。
 一日中雨が降るので、夜になってからごみ捨てに行った以外は部屋にこもっていた。手芸をしたり、絵を描いたり。
 水耕栽培の水仙が咲いた。透き通るような白い花びらがとてもきれいだ。ところが、香りが強い。百合に似た、むっと鼻につくような匂いがする。苦手な匂いの花は上から順にウツボカズラ、栗、百合だけど、多分そこに水仙が続くだろう。

2025/03/28 Fri.

 実家の庭でボイセンベリーを収穫する夢を見た。鉢植えで育てていたはずのボイセンベリーはなぜか地植えになっていて、株が大きく茂っている。一粒一粒実を摘む感覚がリアルで、ボウルいっぱいに収穫した。目が醒めて、もうボイセンベリーの収穫の時期だっけと考えて、ボイセンベリーは引っ越し前の庭仕事納めの時に枯らして処分したことを思い出した。枕元に、朝から水仙が匂う。臭い。
 就労移行支援。カレンダーにマジックテープを切って貼る作業がようやく終わった。
 評価面談というものがあって、今後の目標や課題をスタッフさんと話し合った。将来どういう生活を送りたいかといくつか目標を挙げていく中で、先が楽しみになるようなものを掲げても良いとのことだったので(例:「推し活をする」)、「今より広い台所のある部屋に住みたい」を挙げた。スタッフさんに「楽しみですね」と言われた。カウンセリングでも言われたな。
 午後は、予約していた眼科に行く。そろそろ眼鏡を作り直そうと思って、どうせならちゃんと眼科で視力を測ってもらおうと思ったのだった。途中の公園には桜が咲いていた。初めて行く眼科は大きな病院で、なんと診察室が12部屋もある。看護師さんが大勢いて、誰もが忙しそうに立ち働いている。週末だから患者が多いそうで、待ち時間が長くなるが大丈夫かと念を押された。結局、異常がないかの診察も含めて2時間以上かかった。度数を上げると二重に見えるからと、現在使っている眼鏡と同じ度数の処方箋が出された。じゃあ眼鏡屋さんで測ってもらっても良かったのかもという思いが頭をかすめる。対応してくれた年上の女性の看護師さんがにこにこと気さくに接してくれて、それが嬉しかった。
 帰りに郵便局へ寄り、リュックの底に詰め込んでいたゆうパックの小さな箱を発送する。郵便局のサイトで確認したら、今日の午後に出せば明後日に着くとのことだったので、そのつもりでいた。ところが、16時前頃に郵便局へ行くと、もう今日の分のゆうパックの便は回収されていて、月曜までここの郵便局で預かってそれから発送するため、荷物が到着するのは火曜日になると言われた。明後日に届けたかったので、大きい郵便局に行けばまだ間に合う可能性もあるかもとは思ったものの、眼科の2時間待ちで疲れていたし、久し振りに履いたパンプスで靴擦れした足が痛むのもあって、結局ここで発送することにした。今日はちょっとだけついていない日なのかもしれない。
 コンビニに寄ってシュークリームを買い、マンションに帰ってから紅茶を淹れて食べた。本当はコーヒーで一息つきたかったけど、16時を過ぎてから飲むとどうも寝つきが悪くなるので、我慢した。
 夜、インストールしたきり何もしていなかったTinderを始めた。画像をアップロードしたり、自己紹介文を書いて載せたり。田舎にいても就労に漕ぎ着けられそうにないから都会に出てみようと思い切ったのと同じように、人と関わるためには行動しなければと踏み切ってみたけれど、どうなんだろう。前回は初めて人とメッセージのやりとりを続ける所までいけたけれど、結局自分の方から退会して逃げ出してしまった。今回はどうなるかな。

2025/03/29 Sat.

 就労移行支援。職業検索サイトの使い方についての解説。
 昨日作ってもらった眼鏡の処方箋を携えて、眼鏡屋さんに行く。ここでも店員さんがにこにこと笑顔で接客してくれて、仕事だからそういうものなのだけど、やっぱり人から親切に接してもらえると嬉しい。私も良い客たるべく精一杯にこにこ振る舞った。できていると良いけども。
 INCUBEでキッチン用品を眺め、PARCOでステラおばさんのクッキーを買い(今日は10枚660円の日だった)、八百屋さんとスーパーで食材を買い込んだ。籠城でもするのかというほどの買い物になってしまった。明日は台所仕事を頑張ろう。八百屋さんの店頭に、480円に値上がりしたつくしに加え200円でノビルまで売られていた。都会はこういうものまで売れるのか、すごいな。ノビルなら、実家の庭に腐るほど生えているのに。
 昨日始めたTinderに課金して、自分にライクしてくれた奇特な人達のプロフィールを見ていく。自分からライクをする勇気はないので、今回もライクしてくれた人の中から「この人ならもしかしたら話せるかも」と思える人を探していく算段だ。でも、どこをどう見て私のプロフィール文からあなたの需要と噛み合う要素を見出したのかと問い詰めたくなるような御仁からのライクも少なくない数ある。一応、ライクをくれた人のプロフィールは一通り目を通すようにしているものの、もうそれらを眺めるだけで疲れてきてしまった。その上、自分の誤操作で、プロフィールを見てもいない人といつの間にかマッチしてしまっている(気付いてから慌てて解除した)。もしも誰かとマッチして実際に会うことになってしまった際、顔を見た途端に回れ右をされたらさすがに傷付くので、画像の3枚目に自分の顔が写った写真を載せている。整った顔を持っていて、それを1枚目に載せているような人は、きっと自分の何倍もの数のライクが来てさぞかし大変だろう。シスヘテ男女の婚姻ありきのマッチングアプリは馴染めない気がするし、あわよくば性別問わず友達作りもできないかという理由でTinderを使ってみているけれど、じゃあここに馴染めるかと言われると、残念ながらそんな気は一切しない。

2025/03/30 Sun.

 一昨日予約した美容室に行く。初めて行く美容室で、髪に関すること以外の話題を一切振られなかったのでありがたかった。髪を染めてもらっている間、眼鏡無しではできることが限られているので、フォントを大きくしたKindleで青空文庫を読んでいた。寺田寅彦の「コーヒー哲学序説」と太宰治の「道化の華」。
 帰宅してコーヒーを飲み、台所仕事。食パンを冷凍し、白菜・にんじん・玉ねぎ・ぶなしめじを切って鍋一回分ずつの量に分けてポリ袋に入れ冷凍し、具材と調味液を合わせて後は火を通すだけの状態にしておいた豚の生姜焼きとねぎ塩豚丼の具を冷凍した。これでしばらく自炊が楽になる。
 意を決して、Tinderで自分にライクをくれた人の中から何人かにライクを返した。右スワイプをするまでに3日かかるような人間には、マッチングアプリというものは不向きなんじゃないだろうか。2人ほどメッセージを少しやりとりして、もう疲れてしまった。